2009年10月18日 (日)

リオとブラジルとポルトガルの話。

 ぜんぜん何がどうということではないですが、オリンピック開催地がブラジルのリオデジャネイロということになり、けっこう「それでブラジルって何語だっけ?」という話が周辺にありましたので・・・南米ではブラジルだけがポルトガル語なんですよ。あとはスペイン語です。
 トルデシリャス条約というのを結んだスペインとポルトガルは、基本的にアメリカ方面はスペイン、アフリカ、インド方面はポルトガルの縄張りと決めたんですね。しかし、たまたまだが故意にだか、ペドロ・カブラルのポルトガル船団はアフリカ南端を目指す途中、大西洋を渡ってしまって今のブラジルに着いちゃった。で、ここだけポルトガル領になっちゃったんですね。1500年のことです。
 ついでに、ブラジルというのはポルトガル語で「赤い木」といって、ブラジル木という樹木があるんですが、その木の名前が国名になったらしい。
 それから・・・ナポレオンの時代、ポルトガルの王室は欧州を追い出されて、仕方なくリオデジャネイロに逃げ出したことがある。したがって、ナポレオン時代の数十年、ポルトガルという国は欧州にはなくて、ポルトガル女王はリオにおいでになり、ポルトガル王国とはブラジルのことでありました。
 いえ、今ちょうどスペインやポルトガルのことを調べて居るんでついでに書いてみました、はい。

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2009年10月 4日 (日)

急逝、無常。

 何にも知らずに出社しましたら(というのは起きてすぐに食事も取らずに出社しました)中川昭一さんのお話で大騒ぎでありました。
 事件性は今のところない、と言っているようですね。しかしまあ・・・つい数か月前までは閣僚だったわけですが、今は要するに無職の人だったわけで、人生は無常といいますか、ご冥福をお祈りします。

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2009年9月19日 (土)

出版美術家連盟/WEN/新浦安アルル

 ひとつご報告を。うちの妻の辻元玲子さんが、このたび日本出版美術家連盟の会員になりました。商業画家、挿絵画家の伝統ある団体で、かつてはあの小松崎茂先生も在籍しておられました。今も上田信先生、大西将美先生、水野行雄先生ら錚々たるミリタリー系の先生がいらっしゃいます。先日、入会審査・面接を受けて合格したそうで(面接があるんですね、ペンクラブとか文藝家協会では面接というのはなかったですが)なにはともあれ、本人は喜んでおりますし、私もますます頑張ってくれるのじゃないか、と思っております。
 ◆  ◆  ◆
 このほど、新しいシャンプーを買い込みました。アメリカの「ハリウッド・セレブ御用達」といわれる(ホンマかいな)WENという商品です。前から気になっていたので、今まで使っていたものが切れたところで購入・・・さてそれで、使い心地ですが、これはなかなかすごいんじゃないですか。ほんの2回ほど試しただけですが、ものすごく効いています。具体的には・・・私は若いころ、かなりきつい天然パーマだったのですが、年を取って髪が弱々しくなると、ウエーブも自然になくなっておりました。が、今回、WENを使ったらたちまちウエーブが復活! それだけ髪が勢いを増したのだと思います。非常によいので少なくともしばらくこれで、と思っております。
 ◆  ◆  ◆
 先日、新浦安のマンション街にあるフレンチのお店「アルル」を訪れました。5年程前に今の家に引っ越すまで、新浦安のご近所にいたので、よく行ったお店ですが、とにかくシェフの腕前は確か、素材はいいし、満足感はあるし、いうことなし、なのであります。で、久しぶりにそちらに行ったのですが・・・あれ? なぜかシェフ一人だけ。前はかなりスタッフがいたと思うんですが・・・シェフが自分でメニューを持ってきて、お皿を並べて、料理して、片付けて、と大変そう。「実は、秋の就職活動とかで、バイトの子がみんな出払っちゃってまして」というんです。そうか、学生さんたちがみんな秋のシュウカツというやつなんですね。私らのころは基本的に春にやるもんでしたが。
 なにしろ今年なんかものすごく厳しくて、50社、60社受けるのは当たり前、なんて聞きますし、5次面接、6次面接・・・と8次面接まであるような会社もあるとか。そりゃいやになりますね。シェフも「ほんの1、2年違うとこうも違うんですかね。ちょっと前は売り手市場だったのに」と仰っていました。

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2009年8月14日 (金)

亡くなった方々・・・とフリードリヒ大王(?)

 結構、色々な人が立て続けに亡くなりまして・・・。先日の大原麗子さんは驚きでしたし、今日の山城新伍さんも驚きました。それから作家の海老沢泰久さん、まだまだお若いと思っていましたが、この方は確か、私の母校である茨城県立下妻第一高校のOBだったと思います。まあ、そのことしか存じ上げないのでなんですけど、母校の物書きの出世頭という人が亡くなったのは残念です(ちなみにもっと古い世代だと、横光利一などと一緒に新感覚派でならした龍胆寺雄さん、なんて先輩もいらしたように思います。
 もうお一方、レス・ポール氏も亡くなりました、といってもあまり一般的にはピンとこない人名でしょうが、今、世の中に出回っているソリッド型エレキギターというものはほとんど、プロトタイプは2種類しかなくて、レオ・フェンダーさんが作ったフェンダー・ストラトキャスターという種類と、それからこのレス・ポールさんが作ったギブソン・レス・ポールというもの、なんですね。有名なレッド・ツェッペリンなんてバンドもこのギターがなければ、ジミー・ペイジの出したような、ああいう音にはならず、ああいう音にならなければ、ああいうバンドにならなかった、という具合です。
 ◆  ◆  ◆
 いよいよ終戦から64年の8月15日。終戦時に20歳の若者でも80代半ばでありまして、ある程度、責任ある立場にあって状況が分かっていた人となるともはや90代以上ということになりました。「今次大戦」という言葉もそろそろ死語でしょうね。
 ◆  ◆  ◆
 そして、ひとまず歴史の世界にお蔵入りしてしまうと、急激に記憶が薄れて分からなくなっていくものです。今、次の本向けに妻がフリードリヒ大王の時代の服装なんかを調べていますけれど・・・このへんの時代になると、かなり資料が多いようで・・・案外に多くない! みんな分かったつもりになっているけれど、分かっていないことが多かったりします、ディテールとなると。
 ふと調べていて、妻が戦前のドイツで作ったらしい白黒映画「フリードリヒ大王」Der Groß Königをドイツのサイトで発見。http://www.forutv.de/forutv/mobymovies/content/video_main_mobymovies.php?in_Video_ID=000389なんと太っ腹に全編90分以上を完全公開していまして、驚きました。どうもこれ、ゲッベルスがヒトラー総統を喜ばせようとして作ったものの一作みたいですね。大王がなんか、ヒトラーそっくりにアジ演説するんです。あんな人じゃないと思いますが・・・。それはそれとして、当時の敬礼の作法として、帽子(当時は三角帽というハットです)を脱いで右腕をまっすぐ横に突き出すようなことをしておりました。脱帽するのは知っておりましたけれど、ああいう風にしたんですかね・・・なんか、あれも帽子を手に持っていないと、例のハイル・ヒトラーになっちゃいそうですが。
 もっとも、ナチス式敬礼、などといわれているものも、本来は古代ローマ以来、存在している右手を掲げる敬礼が起源ですので、別にナチスがオリジナルじゃないのですが。
 それにしても、ものすごい数の兵隊さんが出てくる映画で、一瞬、CGかと思いますがあの時代にあるわけはなく、本物の兵隊が何百、何千人単位で出演していますが、あれもおそらく当時の本物のドイツ軍でしょうね、服装はコスプレしていても。戦闘シーンが迫力ありすぎますし。付記:後で注釈を見たら「1942年のプロパガンダ映画」とドイツ語で書いてありました。やっぱり。

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2009年7月18日 (土)

夏山で遭難・・・。

 大雪山系での事故、本当に痛ましいことです。10人が亡くなられたといいます。それにしてもああいうことにまるで興味のない私は知りませんでしたが、あのぐらいの山に行くのって、旅行会社が企画してツアーとして行くものなんですね。ぜんぜん、そのへんは知りませんでしたが、なんか旅行会社のパッケージだと思うとなにか、緊張感がない感じもしますよね、自分で企画してアタックするのに比べて。
 でも観光旅行じゃない、リスクがあるよ、というわけです。なにしろガイドの方まで亡くなっています。最後は誰も他人をかまう余裕がなくなり、散り散りになって下山したという話でした。要は、最後は自己責任、ということ。
 厳しい話です。私はどうもそういうリスクをおかす気はしませんが。
 それにしても、なぜ中高年の登山好き、という方たちが多いのでしょうか。やはり暇ができてくるから? そのへんもどうも私などには理解しにくいですが・・・ま、趣味ってものは、ご本人が好きでやることでどうにもならないものですから。
 しかし夏山で凍死なんて・・・いや、確かに思いもつかないことで、恐ろしいことです。亡くなられた方の無念を思うと、やりきれません。

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2009年5月23日 (土)

盧武鉉・前大統領。

 これはまた驚きました。産経新聞によれば「韓国の聯合ニュースによると、盧武鉉前大統領は遺書を残していたもようだ。盧前大統領はこの日午前、側近1人と登山をしていたところ、山の麓に落下、病院に運ばれたが死亡したらしい。前大統領は頭を強く打つなどしており、韓国南部・慶尚南道金海市内の病院に運ばれた後、釜山大病院に移されたが死亡が確認された」ということですが、なんとも悲しい最期です。正直に言って、在職中の政策はなんだか「?」という点もあり、特に日本としては危なっかしくみえることもあった前大統領ではありますが、それにしてもこういう人生の終焉は悲惨ですね。
 ◆  ◆  ◆
 インフルエンザとか、民主党の代表選とか、まあいろいろあったわけですが、そこらは何を書いても面倒くさそうなのでパス。それよりなにより、私はとにかくなかなか脚力が戻りませんけれど(やはりちょっと出歩くと足が痛くなりますね)、元気にやっております。まもなく完全復帰する見込みであります。
 ただひとつ書いておくと、今回のインフルエンザはとりあえず弱毒なので、まあこんな感じですんでおりますが、もし強毒になるとこれではすまないな、と。予行演習としてはあまりうまくいかなかった、というか教訓にしないと大変なことになりますね。なんとしても高校生の発症が多いのは事実で、学校単位で行くとどうしても集団で感染するわけです。米大陸に近くないのにこんなにあっという間に蔓延したのは、日本独特の集団行動の結果でしょう。やはりそのへんは学校というものがもっとシビアに考えてもらわないと。本当に命にかかわる場合、旅行どころじゃないと思うわけです。そもそも海外に行きすぎに見えるなあ。私が高校生時代には海外に行くなんて、ごく一部の私立の話だったんですが。

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2009年4月11日 (土)

現在、治療中です。

はて、3月半ばから更新が途絶えているが、どうしたのか? というお問い合わせを結構、いただいております。少し前の記述でお察しの方もおられましたが、実は体調を崩しまして、家と病院を行ったり来たりしています。
 ともかく重篤な病気ではなく、まもなく完治する見込みです。ではありますがもう少し治療に時間を要しますので、すべてがはっきり決着してからご報告いたします。
 ご心配をおかけしておりますが、もうしばらくお時間をいただきたいと存じます。

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2009年3月14日 (土)

胃痛。バナナリパブリックの赤いパンツ

先日ですが、夜になって神経性の胃痛が・・・けっこう2時間以上、続きまして。リラックスすると治りましたのでやはり食べたものとかじゃなくて神経でしょう。
 毎日、毎日、「時間がない、まだかまだか」と叫んでばかりいるような仕事をしております。本当にもう、そればっかり。やはりストレスってのはあるのかな、と自覚。
 やっと1年がかりで書いた原稿が手を離れて、少しほっとしてるんですが。
 当年42歳。無理はできませんね、もはや。
 ◆  ◆  ◆
 バナナリパブリックであまりに見事な真っ赤っかのカラーパンツを発見。それから真っ白のベストも。なかなか春先から使えそう、そしてお安かったので衝動買い。
 今季は私も諸般の事情もありけちけちモードですので、こんなもんでおしまいかな、と。

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2009年3月 6日 (金)

ダイバスター。コンボイ閉店。

 昨日の「ダイバスター」を見ていて・・・といっても分からない人も多いでしょうか。深夜番組です。ガッチャマンを茶化したようなノリの・・・ま、それはいいんですが、感心したのは「シャンプーってのはなあ、髪を洗うふりして、実は爪の隙間をきれいにしてるんだ」というセリフに「おお、なるほど」と思いました。
 確かに、シャンプーやら化粧水やら、まずみんな手につきます。一番効果があるのは手じゃないのか、と思うことがある。
 ◆  ◆  ◆
 もう一つ感心したのは、これはある人が言ったのですが、殺人とか暴力とか明瞭な犯罪以外の場合、悪というのは量子論的なものである、つまり観察者がそれを確認しないと量子の位置が確定しないのと同じく、検察がそこに悪があると認定しないと悪は生じない、ということであります。
 逆に言えば、検察がそれは悪です、と繰り返せばもはや悪になってしまうということでありまして、鈴木宗男さんでもホリエモンでも、まあ別に神様が天罰下しているのでないのだから、とにかくある人間の意思が存在しないとそこに悪が発生しない。
 ま、どうでもいいですが、私としては。
 ◆  ◆  ◆
 浦安市で25年間、親しまれてきたホビーショップ「コンボイ」が4日、店を閉じました。最終日は名残を惜しむファンが、人によっては子どものころ以来、ごぶぶさたしていて、遠方からやってきた人もいたようです、大挙やってきて大にぎわいになっていました。
 あんなに愛されて惜しまれつつ終業できるのは素晴らしいことです。店主もそのへんをお考えになったのでしょう。
 私たちも、うちの本が売れ残っていたら引き取ろう、と思って行きましたが、幸いにも全部売り切れていました。よかった。
 記念に写真を撮りましたが、本当にいい表情をされていました。コンボイさま、本当にありがとうございました。
 

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2009年3月 1日 (日)

ゴーストタウン化

 ゲンダイによれば「国際政治経済学者の浜田和幸氏もこう言っていた。・・・麻生首相は、得意の英語でオバマやホワイトハウスの連中を和ませ、報道陣にはリップサービスしたつもりだったのでしょう。でも、・・・ホワイトハウスの公式発言録を見ると、麻生首相のスピーチに〈聴取不可〉の部分が出てくるのです。祖父・吉田茂が、サンフランシスコ講和条約の際、英語で演説する予定だったのに白洲次郎の猛反対で全部日本語に切り替えたことを忘れたのでしょうか・・・ワシントン・ポストは〈支持率は1ケタ、政治的に防戦一方〉、ボストン・グローブは、〈国民に非常に不人気で権力維持に苦闘している〉と紹介した。共同記者会見も昼食会も、米側の意向でソデにされた麻生首相。これ以上恥をさらすのはやめてくれ!」とのことですがまことに同感です。
 漢字は読めないが英語は出来る、といいたかったのでしょうがムダのようですね。
 ◆  ◆  ◆
 近頃はまた近所のお店が何軒か撤退とか、閉店しました。地方でゴーストタウン化といってきましたが、いよいよ首都圏も、と思います。
 まあこういう政権が居座っているようじゃ・・・いや、むなしいです。

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2009年2月17日 (火)

不景気ですね本当に。

妻が創刊から応援していたある漫画雑誌がひっそりと休刊しました。そういえばうちの会社も二つの雑誌を休刊しました。編集部があった部屋にはもう、スペースが欲しかったほかの部署が入っています。出版界は厳しいです。
 そういえば今日もふと街を歩いていると、いつのまにかかつての都銀の本社ビルが取り壊していました。またこの間まで米系の投資会社が入っていたところも空き室に、自動車のショールームだったところも郵便局に・・・なんか急激に変化しています。
 年率13パーセント近いGDPのマイナスと聞くとさすがにぞっとします。アメリカ発の経済危機などといっていましたが、気がつけば、アメリカや欧州が立ち直っても日本だけ立ち直れず潰滅している、ということになりはしないかと・・・。
 選挙一つやれないでぐずぐずしている政府がありますが、なんかもう目障りです。二日酔いの大臣と漢字の読めない首相と・・・。

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2009年2月13日 (金)

ボンバルディア。

 今日はバンクーバー五輪の開会一年前ということで、聖火リレーに使うトーチを発表していました・・・カナダに本社があるボンバルディア社が制作した、なんていってましたが、おや、途中で折れたりしないだろうね、ボンバルディアってあの事故の多い飛行機でしょ、と言ってたんですが、そしたらまたまた本当にアメリカでボンバル機が墜落して50人近くが亡くなった、というニュース。
 日本の地方空港はボンバル機だらけだそうですが、いや本当に問題が多い飛行機ですね。実用の旅客機でこれだけ事故が多い飛行機ってすごくないでしょうか。
 ◆  ◆  ◆
 郵政の民営化には賛成だが、あの民営化案には反対、という人は実際にいたのじゃないかと思うのですが、その意味で「あのときの選挙の争点は民営化するかしないかだけだった」というのは、必ずしも間違った話じゃない、と実は私は思っております。
 が、そうであっても、そのへんも込みで出した郵政民営化法案をもとにしてやった選挙で今の自民党の議席がある以上、それを否定するというのは自民党総裁の言うべきことじゃないでしょうな。否定するなら総選挙やるべきでしょうから。
 で、小泉さんがなんか言ったといってまたまた動揺しているみたいですが、まあ面白くはなってきましたね。
 もっとも面白がっている状況じゃないのかもしれませんが。これでまたまた首相変えるなんて話になったとして納得できるんだろうか。私はできません。

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2009年2月 7日 (土)

御縁。

にわかにネット上のこういう書き込みも、ちゃんとした内容でないといけない、という流れになってきました。いいかげんな思い付きや伝聞の垂れ流しはダメ、ということです。たとえば自分が個人的に気に入らなかった店、気に入らなかった商品、嫌いな人間・・・なんてことを安易に書き込むのはダメ、そのものを批判するなら相当の裏付けが必要である、ということですが、まあそもそも当然なのでしょう。
 私もかつてはかなりいい加減に個人的好き嫌いを書きましたが、さいきんは書きません。書くにしてもぼかしたり、一般論にしたり。特定の誰それのことは書かないことにしています。それにそもそも私は匿名を使いません。ハンドルネームすら使わない。匿名でなければ言えないことは言わない。人の一生でちゃんとつきあえる人数なんてせいぜい数百人じゃないでしょうか、立場、職業で違いますが。その出会いを大切にすべきで、広く薄く、透明人間みたいな匿名の知り合いなど何万人いても、いざというときにはどうせ何もなるまい、というような考えが昔からあるからです。
 ◆  ◆  ◆
 ハロッズ丸の内店で数年、お世話になったSさんが栄転されると聞いて、お店にうかがいました。で、すごく安くなっていたグレーのベスト・・・裏地が素晴らしいボルドー色でいいんです、それと絹の入ったいい光り方のシャツを買いました。で、妻が来店者名簿に書き込んでいると、「おお、私と誕生日が同じですね!」と大声を上げるSさん。妻と同じ誕生日だったんですね。まあ単に偶然・・・といっても、不思議と御縁のある人というのは限られたものだな、と思うことが多いこの頃です。

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2009年2月 6日 (金)

早乙女貢先生お別れの会

ちょっとご無沙汰してしまいました。なにかこう、いろいろある1月でしたが・・・まあその、一連のいろいろの最後というのか、先日、早乙女貢先生の「お別れの会」に参列させていただきました。実は生前、先生からいただいたお便りに「美人の奥さんも連れてペンクラブの総会においでください」などとありまして、そんなこともあるので妻も参列いたしました。ああ、「美人の」うんぬんはお世辞というものでしょうが、しかし先生のお便りにそう書かれていたのは事実です(!)。
 こういう会で「盛会」という言い方はないのでしょうが、もうそういうしかないほどの参列者で、東京会館のいちばん広い会場が人でいっぱい、大変な状況になりました。いかに先生が慕われていたか、よく分かります。本当に号泣しておられる方もいました。
 しかし、会に参加して、先生に近い所におられた人の話によりますと、先生は昨年夏に奥様を亡くされ、ほかにはご家族というものはなく、親族もまったく付き合いがない、ということだったそうで、亡くなった後の密葬も、編集者など近しい人たちがなさったそうであります。そういう自分の身辺のことはあまり言わない方だった、とのこと。もちろん私のような末輩は知る由もありませんでした。
 阿刀田孝先生と、伊藤桂一先生が心のこもったお別れの言葉を述べられました。伊藤先生が「あなたは自分は人に頼らず、常に人を助ける人だった。本当に立派な人生を生きられました。偉い人だった、と思います」と仰いましたが、心を打たれました。
 早乙女先生の名は畢生の大作「会津士魂」とともに不朽と思います。まったく末席も末席の私ですが、ご縁がありましたこと、本当に光栄でした。
 

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2009年1月25日 (日)

なにか続きます・・・。

 うーん、今年はやはり相応に寒い冬だからなのか。中西先生、早乙女先生の訃報を書いたばかりですが、今度は妻が子供の頃に絵を習っていた先生が亡くなった、との連絡がありました。いまだ59歳。お若かったのですが。なんか悲報が続きます。
 そういえば、これは訃報じゃないですが、ご近所でお世話になっていた模型店も急に店を閉める、という話になりました。私どもの本もおいていただいていたのですが。ご主人はホビー店経営25年、62歳にして、第二の人生を歩まれるとのこと。
 なんかこう、1月早々からいろいろありまして。かなり夫婦二人してショックを受けております。不思議と立て続くものですね。
 

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2009年1月24日 (土)

あの時代がひとつのピークだったんですね。

近頃、小中学生の全国体力テストをやったら、ものすごく低下していた、というのが話題になっていた。全国学力テストのほうはここ数年、話題になっているが、体力のほうも低下している、ということで・・・一体、いまどきの子供はどうするつもりなのだろうか。どんどん世界的に厳しい世の中になりそうだ、というときに、学力は低い、体力はない、ではほとんど勝負にならないような気がするが。
 それで、どんな調査をしても1980年代が体力、学力ともにピークだったというのであるが、ほう、つまり我々ぐらいから少し後の世代、まあ今でいえば40代から30半ばぐらいまでの人だろう。
 思えば、我々ぐらいというのはなかなかバランスがいいのは確かで、生まれた頃はまだ蒸気機関車が走っていて、1ドル=360円とかいっていた時代であった。もちろん高校生ぐらいまで、最新のテクノロジーといってせいぜいインベーダーゲームにラジカセぐらいのもので、多少、金のかかる道楽と言えばエレキギターぐらいなもの。それすら不良の音楽とか言われた時代がわずか20年ほど前にはあったわけです。要するに本質的には古い時代の教育を受けて育ったのですね。
 で、大学生ぐらいでCDとかワープロ、社会人になってケータイ、パソコンが出てきた。そんなわけで、若い頃は古い教育、大人になって最近の技術を両方とも手にすることが出来たから、古い感覚も理解できるし、最近のものも分かる。年寄りの言うことも理解できるし若い衆の言うこともまあ、分かる。60~70年代のバブル前の敗戦国気分がまだ残っている時代も、80年代バブルも、その後の崩壊もすべて知っているともいえます。
 けっこう面白いポジションなのかもしれません、このぐらいの年齢の人たちは。

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2009年1月18日 (日)

早乙女貢先生。

明日あたりから少し気温が上がりそうな予報ですが、今年はなかなか、ちゃんとした冬です。それで先日は中西立太先生のことを書きましたが、今冬、私としてはもうお一方について触れておかなければなりません。「会津士魂」で知られる作家の早乙女貢先生です。年末、がんで亡くなっておられました。もちろん私は知らなかったので、年賀状など例年通りに出してしまいました。投函後に訃報を知ったのですが・・・。
 先生にはペンクラブ入会に当たり推薦人になっていただきました。返す返すも残念です。
 来月、ペンクラブと文芸家協会の合同でお別れの会が催されます。
 ◆  ◆  ◆
 いよいよオバマさんが大統領になります。彼が就任するというだけで経済効果が何百億円もあるそうです。
 翻って日本ですが・・・いえねえ。消費税を上げる話だけ、順調に決められてもねえ。なんかもう政治の話は聞きたくない感じです、といって仕事柄、毎日、聞かざるを得ないのですが。

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2009年1月16日 (金)

中西立太先生。

 毎日新聞の訃報に「中西立太さん74歳(なかにし・りった=画家)11日、肺炎のため死去。葬儀は15日午後0時半、東京都東久留米市大門町1の3の4の浄牧院大空会館。喪主は妻元恵(もとえ)さん。歴史復元画を多く手がけた。1964年、シリーズ「人類の誕生」で産経児童出版文化賞大賞を受賞した」と報じられましたように、中西先生が急逝されました。
 実は昨夏以来、妻共々ご指導をいただいておりました。14、15日と東久留米までうかがいお見送りさせて頂きました。
 この冬は暖冬傾向の続いたここ数年と違い、かなり本格的な冬。そのためかと拝察しております。皆さまも御身体くれぐれもご自愛ください。

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2009年1月12日 (月)

本当に・・・?

 私事ですが、昨日、あるイベントに参加しまして非常に楽しかった・・・のですが、その最後になって、ある方から、私たち夫婦が師と仰いでいる方が亡くなったのではないか、という情報が入ってショックを受けているのです。未確認ですのでいまだ詳細不明、真偽そのものが不明。うーん・・・。なんだかはっきりしないとどうにもならないし。
 ◆  ◆  ◆
 毎日新聞でこんな記事を見ました。「温暖化の犯人は何か。「エネルギー・資源学会」(会員約2000人)は学会誌最新号で、人間活動で排出される二酸化炭素を主因とする研究者と、その懐疑論者ら計5人の意見を戦わせた特集「地球温暖化‥その科学的真実を問う」を掲載した。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が、20世紀後半の温暖化は人為的との報告書を公表して2年。今も対立する両者の主張を比べるのに役立ちそうだ。・・・IPCCの「大気や海の温度の上昇、氷河の溶解など温暖化には疑う余地がない」との指摘には、全員が部分的を含め同意した。一方、「20世紀半ば以降の気温上昇のほとんどが人為起源の温室効果ガスの増加である可能性が非常に高い」との見解は、江守室長以外の4人が否定した。赤祖父名誉教授は「二酸化炭素の排出は増え続けているが、気温上昇は01年ごろから止まった。気温変化は自然変動の寄与が大きい」と主張した。伊藤教授は「米国での気温測定の精度に課題がある。地球全体を観測する衛星データは79年以降しかない」と観測自体の問題を指摘した。誌上では5人が主張の根拠としたデータを示し、インターネット(http://www.jser.gr.jp/)でも公開している。【田中泰義】」というようなものです。
 要するに地球は間違いなく温暖化しているが、実は最近は止まっている。そして、その原因が二酸化炭素なのか、自然現象・・・いま、よくいわれるのが太陽の活動である、そのためなのか実ははっきりしていない、ということだ。
 したがって、アメリカ人のような借金までして物を無駄に作り、消費し、使い捨てる生活はもう駄目なのは明らかだが、かといって二酸化炭素、二酸化炭素ばかり騒いで、ましてその取引権ビジネスでまたひと儲け、なんて話はまったくナンセンスなのではないか、ということである。
 実のところ、今度は太陽活動が低下していくのではないか、という説すらあり、そうなると意外なことに、またこれから10年、20年かけて温度が低下するかもしれない。
 歴史上も何度も暑くなったり寒くなったりしている。恐竜の時代には二酸化炭素だらけでものすごい高温だった。環境という点では実は温暖な地球は悪いものではない、本当は。寒冷な氷河期の地球よりずっとましなのは明らかだ。
 とにかく大騒ぎして、悲観して、ヒステリックに煽る人が多いが(それでまた氷河がとけた、白クマがかわいそう、みたいな番組が多いが)もし自然現象なら仕方ない、環境の変化で動物が滅んだり逆に繁栄したりを何億年も繰り返しているのである。どうにもならないレベルのことを人間ごときの力でなんとかできると思い込むのはむじろ傲慢である。

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2009年1月10日 (土)

かなり寒い冬。

「ドイツ南部ニュルンベルクの動物園で仏頂面を見せるサル。同国は100年に一度の厳冬に見舞われており、南部の山間部では氷点下34・6度を記録した」などと通信社の記事を見ました。ドイツでも南部は割と温かいはずですが、マイナス34度じゃロシアなみですな。そりゃ、天然ガスの停止問題で困るわけです・・・。
 今年の冬は、どこからも暖冬という声は聞こえてこない。日本でも、まあ厳冬ではないと思うが少なくとも暖冬ではない、というところでしょう。とにかく、なにもかも一直線に温暖化するというようなのは単なる思い込みだと思う。
 ◆  ◆  ◆
 ある画家の先生から年賀状を頂いたのですが・・・なんと手描き。小雪の中、荷物を運ぶ牛と、それを宰領する人の姿が日本画タッチで見事に描かれ、絵具で散らした雪まで吹いてある・・・これを全員に手書きで? さすがです先生。プロの方は違う・・・。

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2009年1月 8日 (木)

障子の張り替え。

平成廿十一年も・・・いや、廿一年も一週間が経過しました。それにしても、俺は本当はちゃんと習字もできるんだ、と言いたかったのにまたしくじるんだから本当に教養がない人なんですね。周りの人もぜんぜんしっかりしてないんだろうし。それはまあいいとして、明日は関東でも雪だ雪だ、と騒いでいますが本当だろうか。もうちょっと積もるとぜんぜんダメなんで、このあたりって。
 そういえば、ふと先日行ったホームセンターで、障子用の紙を見つけて出来ごころで購入しました。で、今頃になって家の中の障子を全部張り替えました。本当は年末にやるべきことでしょうが。
 最近のは、アイロンで加熱して貼り付けるんですね。糊は無用。まあ、よく見るとしわが寄ったりしてますが、こんなもんでしょう。

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2009年1月 3日 (土)

福袋。

ということで、今年もよろしくお願い申し上げます。私は今日から出勤でございますが・・・とにかく、大晦日、元旦、二日と休めましたのがラッキーでございました。まあ、なんとか世間並みな気分でございます。
 そういえば遅ればせですが、暮れのコミックマーケットでは妻うかがいましたが、年来の知人にご挨拶できてよかった、とのこと。お世話になった皆様、ありがとうございました。今回のコミケは大過なく無事にできたようですね。物騒なことも多いこの頃、なによりです。
 ◆  ◆  ◆
 大晦日は舞浜に用事があって(お節料理を取りに行っただけですが)まいりましたが、すごいですね。年末カウントダウンの人の波。やっぱりここだけは、パワフルですね。
 で、紅白歌合戦が終わったあたりで近所の神社に行きました。よく、元日終夜運行の電車で帰宅してから(こういう日は、私は車なんて使いません)初詣に行くことも多いのですが、今年は12時からお参りできました。
 元日に再び舞浜に行き福袋など買いましたが、あるお店のもの、帰宅して中を見たら子供向けで、小さすぎて頭に入らない帽子とか、笑ってしまいました。
 で、二日は丸ビル、新丸ビル、大丸などをめぐりまして、昨年同様、大丸の肌着コーナーで紳士物下着の詰め合わせを二袋、購入。これがいいんですよね。なかなかいいものが3000円で5枚買える。お値打ちです。それから、妻も恒例、大丸の福袋を買っていましたが、思った通りのもの、案に相違するもの・・・しかしこれが福袋の面白さなんで。あとは通りすがりのバナナリパブリックでベストを一枚。半額だったので購入。
 ま、こんな感じで私の正月は終わりました。
 今日から会社の仕事も、自分の仕事もありますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
 
 

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2008年12月31日 (水)

今年も大みそか。

 ということで、2008年もいよいよおしまいですが、今年はなにしろ彩流社さんから新刊「スーツ=軍服!?」を出しましたし、想像以上にあちこちに書評も紹介していただきまして、本当に光栄なことでした。1月に出る「タミヤニュース2月号」にも載せていただく予定です。
 その出版が縁で、またいろいろな方と知り合うことができました。結局、世の中のことは何事も素晴らしい出会いから始まる、と思います。多くの方々にお世話になりましたが改めて御礼申し上げます。
 来年も出版準備している企画もありますし、またよい出会いがあることを祈っております。皆様もよい新年をお迎えください。

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2008年12月22日 (月)

タミヤプラモデルファクトリーと、うちの本

あることが契機となって、新橋にある「タミヤ・プラモデルファクトリー」さんに、私たちの出した書籍『スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった』(彩流社)を置いていただくことになりました。書店に本を置く場合、また模型屋さんに模型を置く場合と違い、モデルショップに本を置くには、書籍の流通ルートと違う手続きが要るので、この場合はタミヤさんと版元の彩流社さんが直接、契約する必要がありましたが、このほど調った次第です。
 このタミヤプラモデルファクトリーというのは、タミヤの全製品、約4000種類がすべて手に入るという田宮の直営店で、新橋と横浜にあります。

 彩流社の担当の方も、だいたい私と同世代で、まあ30後半から40代、50代なんて人にはこたえられないというか、懐かしさがこみ上げるというか、そんなところだと仰っていました。私はまだ行っていないのですが、これは行ってみませんと。
 考えてみれば、私が最も模型を作っていたのは中学生時分です。高校、大学ではやめてしまったのですが、社会人になって3年目ぐらいだったか、たまたま5月に3連休かなにかをもらったので、リラックスして、その当時、すんでいた千葉市の郊外を散歩しまして、ふと一軒のおもちゃ屋さんに遭遇したのです。
 十数年ぶりの懐かしさに、ふと立ち寄りまして、それであまりの存在感にふと出来心で買ってしまったのが、当時のタミヤの最新作だった「タイガーⅠ後期型」でした。いわばこの製品で、タミヤの戦車模型のリバイバルが始まったとされる傑作です。
 それから、出戻りモデラーとなって、昔、作った物、昔はなかったのに製品化された物、を夢中で追いました。ほんの数年でおそらく100や200は作ったと思います。
 最近はまた、執筆に忙しくてあまり作っていませんが、押し入れにはタミヤやらイタレリやらの箱がぎっしり。それに新製品が出るとついつい買い込んでしまいます。
 実際、イラストレーターである妻のイラストの資料になるので、必要に迫られると作っています。ただ、絵の資料用には、ディテールが分からなくなるので塗装はしないことにしています。
 最近の若い人は模型を作る人が少ないようですが・・・しかしなんですかね。ケータイとネットばかりやってても、日本なんて本当に何も生産性がないと思いますけどね。だってネットなんて金にならない商売の典型でしょ? 
 なんとかした方がいいと思いますがね。

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2008年11月24日 (月)

本当にペットが原因?

もうすぐお正月・・・というのは早いですが、餅を焼くのがうまい人、というのがいます。せっかちで、イライラしているような人が上手である。つまり、癇性に「まだかまだか」といってひっくり返してばかりいる。おかげで餅はけっして焦げ付くことなく、裏表とも綺麗な配分で焼ける・・・で、うちの祖父がそういう人だったのですが、この人が、ある年の正月に、なかなか年賀状が届かないのでイライラしだした。で、怒った揚げ句、たまたまやってきた新聞配達の人に「おい、新聞屋、早く年賀状もってこい!」と怒鳴りつけたというんですが、いやあ、驚いたでしょうね、言われた方は。もちろんこれは、分かっていての八つ当たりで、不合理なことは承知の上だったんでしょう。
 しかし、たとえばですね。正月に年賀状が来ないのに怒る。で、30年以上もたって、なぜか郵便局じゃなく新聞社の幹部を殺してやろうと思う。それも、もう10年も前に退任したOBを探し出して、実行する。それで「いやあ、30年前に年賀状が来なかったから、新聞社のOBを殺してみました」と言う。こんな話があったとして通用するだろうか?
 例の、厚生省次官襲撃事件の小泉容疑者の言い分って、そんなもんですよね?

 毎日新聞によれば「逮捕された小泉毅容疑者(46)は動機について「以前飼っていたペットを保健所に殺され腹が立った」と供述しているとされるが、被害者の勤務先だった厚生省(現厚生労働省)は保健所設置の根拠法「地域保健法」を所管するものの、保健所自体は直接所管していない。このため、筋違いの怒りが被害者に向けられた可能性もある。 保健所は衛生の向上や栄養改善、伝染病予防などを目的に、都道府県や政令指定都市、特別区など自治体が全国約500カ所に設置している。ペットの処分も同省ではなく、保健所のほか「動物愛護センター」などの名称で設置された自治体の施設が行っている」とのこと。
 私も保健所で犬や猫がかわいそうに殺処分されることには大いに憤りを感じていますけれど、保健所に対して腹が立つのではなく(彼らも嫌々ながら持ち込まれるものを処分しているので、好きこのんでやっているのではなく義務だからやらされているわけです)、そのように処分するしかないほど溢れかえる原因であるところの無責任な飼い主やら、どんどん生き物を量産しては売れないとなると処分してしまうペット産業やらに怒りが向くのであって、まして保健所の統括をしている中央官庁の事務次官、なんてものを思いつくかといわれるとなんか違うとしか思えず、しかも実際には管轄が違うとなればなおさら筋違いで、要するに簡単に言いまして・・・この人、ちょっとあれですかね。救いようがないほどものが分からない人? 本人の言い分を信じれば、ですが。
 おそらく精神状態に問題あり、でしょうが最近の傾向として、これだけ計画的になにかやった人間には酌量はつかないので、それで逃れることは出来ないでしょうが。
 なにか、あまりに言っていることが的はずれなので、こちらがイライラしてきます。

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2008年11月22日 (土)

みなさん本当に裁判員なんてやるんですか?

 いろいろ事件があります・・・しかしコメントしたくないことばかりですね。漢字が読めない首相に、考えのない航空幕僚長に(どんな意見を持つのも自由。しかしそういう考えがあるなら、無責任に放言して終わるのでなく、自分の信念を実現するよう努力せよ。いいかげんな口舌だけなら何もしないより悪い。これは前の放言大臣も同じ)、逆恨みなのか厚生省OBへのテロに(最大の厚生族はこんど議員を辞める某元首相じゃないの?)、・・・今日はヒラリーさんが国務長官だとか。これはもう、むこう何年も日本は全くアメリカから相手にされないでしょうけど。
 ◆  ◆  ◆
 裁判員制度がいよいよ始まりますけど、皆さん本当にいいんですかね。たとえば「裁判員候補者名簿に登録されたことを公にすること(インターネット等で公表するなど, 裁判員候補者になったことを不特定多数の人が知ることができるような状態にすること。 )は法律上禁止されていますので,ご注意ください」と周知用のサイトにあります。
 だから私が裁判員に選ばれても、こういうブログなんかには書けません。書くと処罰されます。毎度、拘束されていても書けません。
 しかしそんなこといって、みんな守ると思います? 「おれ、いま裁判所だぜ、写メで送っちゃうぜ」てなのが続出するのは間違いないな。
 飲酒運転で裁判所に行くヤツとか出てくるだろうし。
 なんか国民ってのをちっとも分かってないような、これを決めたヤツらって。
 それに裁判員の秘密は守りますっていっても、今までも裁判所やら役所の公務員やらがどんだけプライバシー漏洩してきましたよ。どうせまた「○○裁判所の職員がファイル交換ソフトで裁判員の住所氏名を100人分、漏出」なんてのがすぐに出てくるですよ。間違いないよね。で、有罪なんか出したら逆恨みされて、裁判員が殺されるとか、本当にないんですかい。アメリカじゃ陪審員を殺して回った実例がありますぜ。
 それに今時のにんげんって、たかが40分の授業時間をじっとしていられなかった若い衆なんかが面白くもない裁判なんてじっと話を聞くとでも思っているんだろうか。
 それにはっきりいって、うちの会社の人間みたいなマスコミの人なんか、重要事件の裁判員になったらぜったいに秘密守りませんぜ。おそらく。罰金払おうが罪になろうが記事にしますよきっと。
 裁判官とか法曹関係者とか、好きこのんで司法試験受けて勝手にやってるわけで、職業なんだからそれでいいが、関係ない者には他人が死刑になろうがなんになろうがどうでもいいことだし、それははっきりいわしてもらって。そうじゃないっていうのは偽善だわな。
 私は、次の選挙についてはどうでもいいが、選挙と一緒に行われる裁判員審査で、裁判員制度の導入に熱心だったおかげで最高裁長官に特進したという竹崎博允・次期長官は「罷免すべし」というほうに印を付けますから。
 

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2008年11月17日 (月)

軽自動車・大仏刑事

 あるサイトで「彼氏が軽自動車に乗っていて恥ずかしい。隣にでかい車が並ばれるとうつむいてしまう。車のために別れることも考えている」などと書いた女性がいて、それで「今時、車がステータスなんて馬鹿なんじゃないの」といった批判が2000件も寄せられ炎上した、という話を読んだ。おそらく、その彼氏というのは軽自動車だから、というだけではなくて実際に、そのほかの点でもスケールが小さいから愛想を尽かされてるのじゃないかと推察した。 というのも、けっこうな金持ちなのに軽を乗り回している人も今時は多いからである。ウチの会社でも意外に多い。節約の問題もあるが、最近の軽は性能がいい、それで小回りが利くとなれば、外車信仰の明治時代みたいな旧弊な人でない限り、軽にわざわざ乗り換えるのはむしろ理の当然であろう。 浦安などに住んでいると、よそもののベンツやらBMWやらが、のろのろと走っているものである。それを勝手知ったる軽自動車で豪快に追い抜くのは実に爽快である。ことに幅を気にしてすぐに動けなくなる大型車をすりぬけ、市民しか知らない細いぬけ道など行くのは腹の底から快感で、それをまたついてくる県外車などをバックミラーで見ながら「バカだねえ、こっちにきてもとんでもないところに出ちゃうぞ」と言いながらぶっ飛ばす。けっこうなことである。 なぜか知らないがうちのミラ・ジーノ旧型は非常によく伸びる。ぐっと踏み込むとえらくスピードが出る。推測だが、もう生産打ちきりが決まって最後の受注、というときに頼んだ車なので、ほとんど注文生産に近く、工作も丁寧で、同型のものより性能が若干、高いのではないかと思う。それでベンツやらアルファロメオやらを追い抜くのはまことに面白い。エンジンの性能ではなく、道をよく知り信号の位置を知っているから出せる高速、というものがある。 思うに、上記の彼氏というのは、このような確信犯でなく、金がないので軽、などという発想の男だからバカにされるのだろう。人間にはなんにせよ信念が必要である。 ◆  ◆  ◆  さいきんポプラ社のコミックブンブン連載の「大仏刑事」というマイナーな漫画を発見して愛読している。このぐらいマイナーだと(しかしブンブンでは人気が高いそうだが)私も安心して読める。漫画など読むのも久しぶりだが・・・ブラックジャックとかトイレット博士以来じゃないだろうか。私は小学校の低学年まで漫画を大いに読んだけれど、高学年ではもう卒業してしまった。それ以来であろうか。

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2008年11月 7日 (金)

映画館貸し切り。

オバマ大統領の当選でアメリカの新聞が軒並み売り切れ、なんと新聞の増刷というあり得ないことまで起こったとか。なるほど・・・新聞ってのは今や「流れない」媒体の代表ですから。流れ去らないで居てほしいことは新聞で保存したい、のですね。
 ◆  ◆  ◆
 ぜんぜん関係ないですが、日本のウィキペディアの「英国の軍服」という項目で拙著「スーツ=軍服」が参考図書として挙げられていてびっくりしました。いやあ、驚いた。やっぱり日本じゃこういうことを書いている人っていないんですね。どなたか存じませんが取り上げていただいた方、嬉しいです。
 ◆  ◆  ◆
 ぜんぜん関係ないですが、なにかの記事で「入場者が本当に一人もない場合、映画館は上映を中止する」というのを読みました。ただ、自動的にフィルムを管理しているので途中で映写中止とかは出来ない、単にスクリーンを映さないそうですが。
 一度、ある映画で、ある映画館で、私と妻の二人だけ、貸し切り、ということを実際に体験しました。後にも先にもそれ一回きり。十人ぐらい、というのも何回かあります。
要は、そういう映画がすき(つまりマニアック)なんでしょうが。
 ◆  ◆  ◆
 新丸ビルの会員になって約一年、得点をためたタダ券が4000円ほどたまったので、それを握りしめてオーストラリア料理のレストラン「ソルトsalt」に行きました。
 いやあ、最高ですね。ちょっとエスニックなんだけど洋風、というオセアニア調がいいです。いちばんいいのは、真っ先に「なにか苦手なものやアレルギーはありませんか」と向こうから聞いてくれたこと。あれはえらいです。妻が「チョコ・アレルギーです」というと、非常に気の毒がってくださいました。「ほとんどのお菓子に入ってますものね」。
 で、最後のデザート・・・よくあるお皿に色づけで描いてあるソース。チョコかな、と思うとなんと「バルサミコ酢です」とのこと。なるほど。見た目はそっくり・・・ちょっと酸っぱいですが。

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2008年11月 4日 (火)

どいつもこいつも、奢れるものは久しからず。

ゆうべのニュースは小室哲哉一色でした・・・毎年2億円の定期収入があってもあんなていたらくなんですか。それに、あれほどの売れっ子だった人でも、そんな程度の収入なんだろうか、という感じもいくらかあります。いずれにしても「奢れるものは久しからず」というだけのことですが。しょせん20世紀の音楽だったな、という感じもありますし。
 それでいよいよ今日はアメリカの大統領選挙ということです。普通にいけばおそらくこうなるだろう、というのはどなたもあるでしょうが、それはしかし結果は分かりません。
 日本じゃ麻生さんの不支持率が支持率を上回ったなんて話も。小沢さんが「選挙を打つなら就任直後、国会冒頭しかなかった。彼は機を逸した」と批評したそうですが、その通りの展開の模様。まあどう考えても条件がよくなることはあまりないだろうし。
 

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2008年10月27日 (月)

ブッシュよ、あなたはすごい大統領でした!

いやあ・・・選挙どころじゃないことになってきましたね。ウチの会社、オリンピック期間は夏休みはダメ、とあって秋休みを設定していた人が多いんですが、それも選挙がらみで返上・・・だったのだけど、株価が7000円割れ目前では選挙どころじゃないのは明らかで。「いったいいつになったら休めるんだ」という人もあるようですが。だから、休めるもんは早く休まないと、ねえ。私は梅雨時にとっちゃいましたが正解でした。 ところであと1週間で米大統領選挙ですけど。ブッシュ大統領もいよいよ最後ですが、すごい大統領でしたねえ。たった8年間で政治、経済、軍事のすべてでアメリカを完全にダメにしてしまった、これは凡人ではできません。すごい才能だと思う(笑)。2000年ごろにはアメリカ一極の二十一世紀、ということで、小泉政権なんかがあんな調子で自由主義と対米べったりを通したのもある意味、無理もない選択だった。 ところがそれからわずか数年でこのざま。経済はほったらかしで金持ちの好き放題にしておいて戦争ばかりしていた。そしたらこう。おまけに戦争もほぼ負け戦。完全に中東から追い出されグルジアにも手が出せなくなりました。パキスタンも離れてもう打つ手無し。 アメリカの時代って、もう終わりかもしれませんな。 よくいうショーニー族の呪い、というのでブッシュは暗殺か変死するのでは、という話があり、実際に菓子を喉に詰まらせて死にかけましたが、ひょっとしたらショーニー族の怨霊たちは「このアホは生かしておいたほうがアメリカをつぶしてくれる逸材かもしれない」と判断したのかもしれない。 新自由主義の時代も終わりか。堀江、村上も過去の出来事。レーガンはすべてを忘れ去って世を去り、サッチャーもまたすべてを忘れつつあり。 きっとブッシュJrもそうなるんじゃないかしら。

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2008年10月25日 (土)

「手ぶら」はお勧めしません。

なんだろうか、昨日は近所のホームセンターに行きまして、食事などもし、いい機嫌で帰宅しまして、「ちょっと一休みする」といったきり・・・ふと目を覚ますと時計は4時54分だかを指していまして。「ん? これ、朝なの、夜なの」と一瞬、理解できず、さらには一体現在は何曜日で、自分はなにをしているのか分からないという案配に。どうも、明け方の5時だったんですね。それからまた気絶しまして・・・今度は目が覚めたのは、お昼の時報でした。翌日の昼ですね。
 なんかざっと数えると14時間ほど寝ていたらしい。しかもほとんど途中の記憶がない、つまり夢もあまり見ていない。なかなかこんなに長く寝られるもんじゃないと思いますが、よほど疲れているのか。
 まあ前日まで、会社の健康診断があるというのでかなり熱心に運動したり、食事を軽くしたりしましたので、けっこうストレスになっていたのかも。ウエストまわり83センチという結果になりました。
 ところで、ここ1年半ほどかなり意識的に運動しておりますが、ウエストなんかは絞れるんですが、体重そのものはかえって増えてきたりする。ひょっとしてある一線を越えたのかしら、筋肉が増えて体重そのものは増えるところまできたのかもしれない、という気はします。
 ◆  ◆  ◆
 なにかの記事で、手ぶら通勤の勧め、というのを読んだことがあります。その趣旨は、手ぶらだと軽快だし、満員電車でも便利、そしてなんでもかんでも持ち歩くよりも合理的になって、本当に必要なものだけ携帯するようになる。必要な場合は会社に鞄を置いておいて、必要なときに使用すればよい・・・そんなことでした。
 これはよく分かるし、実は私、十年ほど前には手ぶら派でした。雨の日の傘以外は基本的になにも持たない。それどころじゃない、クールビズなんていわれる前から私は通勤時にはネクタイもしないし上着も着ない、ジャケットは会社に起きっぱなしにしておくという典型的な・・・まあ今時のにんげん、よくいえば合理的人間、悪くいえば合理化かぶれのだらしない人間でした。
 ところがこれ、駄目だな、と思った。弊害の一つは、基本的にだらしなくなる。軽快というよりものにこだわらない人間になる。面倒くさがりになる。
 二つに、これはてきめんに出ますが、握力や腕力が低下する。間違いなく下がります。
 三つ目、これが私の中では大きいのですが、まったくの手ぶらの場合、万が一にも暴漢に襲われた場合に身を守ることも、攻撃することもできない。逆に金属製のケースでも持っていればそれだけでかなりのことができます。
 四つ目、これはまあどうでもいいようなもんですが、家人にこっそり何かを買うことができなくなる。いつでも手ぶら、という前提だと、少しでも手に何かを持って帰ると「なにを買ってきたの?」とばれやすい。
 私は上記のなかでも主に二と三を重視しまして、かえって重いぐらいの鞄を常用するようになりました。なんでもかんでも軽くて合理的なものがいい、という風潮は違うのじゃないかと思っています。
 握力、筋力が格段に上がりました。これはもう確実に自信があります。手ぶらの頃はとにかく体力がなくて太っていました・・・。

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2008年10月18日 (土)

看護師さんの憂鬱。武装商船

またちょっと新しい原稿に取りかかったりしてまして、そうなるとこういうブログなんかに書く暇がなくなって間遠になる・・・もうばれているかと思いますが、そんな感じでございます。ところで先日、26歳の看護師さんが26時間ぶっつづけの手術室勤務の後、急逝したのを労災認定した、という話題がありました。なんでも最近、ときどき行っている近所のスーパー銭湯で、夜の12時すぎに近くの病院の看護師さんが二人、いたそうでありますが、やっぱり「手術室勤務がつらい」「ああ疲れた」「彼氏から連絡があったけど、疲れすぎて会いたくない。そんなこと分からないのかな」「・・・ああもう駄目。あまりに疲れすぎたので、もう上がろうか」といって上がっていったとか。もう見るからに疲労しきって顔色悪いお二人だった、と妻が申しておりました。
 人を救おうと思ってこういう仕事に就かれたのに、自分たちがもう、命の危険すら感じるほど疲労している。それでもって、患者たちはわがままばかり言う。いやもう頭が下がります。
 ◆  ◆  ◆
 最近、インド洋の海賊が増えて困っており、海上自衛隊も派遣しようか、という話が出てきましたが、本当にひどいらしいですね。しかも身代金はテロリストに流れる。これ、、昔のような「武装商船」とか、「仮装巡洋艦」とかいうのは駄目なんだろうか。商船と思って近寄ると、いきなり大砲が出てきてドカンとやる。昔はそういうのもあったんですが。

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2008年10月11日 (土)

三浦元社長の自殺

三浦和義元社長が自殺した、というので号外を出します。まあ最後まで目立つ人でしたけれど・・・この方、日本では無罪なわけで、アメリカでもこれで終わっちゃうわけですがそれにしても、まあヒールというか、「悪い人」である、という前提で有名人になった人の走り、まあ悪いセレブの走りだったような気がいたします。それも確信犯的で悪いことをあくまでも悪くやってのける極悪人、というイメージのまま有名になった。
 そういう意味では、後の宮崎死刑囚とか、最近の金川、加藤といった容疑者たちにも悪影響を与えた人物といえるかもしれません。
 その金川容疑者が加藤被告に対して産経新聞でコメントしていたそうですが、つまり彼は「死んで別の人生なり異界に行きたかった」のだが「自殺するのは怖い」ために、他人を殺して死刑になりたかったのだと。つまりあくまでも殺人は手段であり、被害者など「関係ない人たち」で、徹頭徹尾、自分のことだけを考えてやったのだ、と彼なりの主張があるそうであります。それだから彼に影響を受けたという加藤被告のことは「あれは周囲への不満から、なんでも他人のせいにして、最後は八つ当たりした人間でつまらない」というような反応だそうです。
 要するに金川というのはもはや人間ではないのでしょうな、精神としては。加藤はただのアマちゃんである、という結論そのものは分からないじゃありません。いえ、別に共感を覚えるというのじゃありません。しかし確かに金川はすべての他人を拒絶しているのに対し、加藤は二番煎じでもあるし甘えっ子の駄々のようでもある。さらに三番、四番を演じているその後のアホな連中・・・最近の連中でいえば個室ビデオ放火のあいつですか、ま、こいつらは悪人としても二流、三流なんだと。
 悪にもオリジナリティーってのはあるのか。ま、それはあるのでしょうね。

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2008年10月10日 (金)

大和生命と徴兵保険

連日、株またまた暴落、の連発。昨日も株を持っている知人が「サブプライムなんて日本は関係ないのに、ザマミロ、日本のバブルのことを笑っていたから天罰だ、というべきところなのになんで、日本もここまで落ちなきゃいけないのか。どうしてこう、日本の株価というのはアメリカの前日の動きを真似するだけなんだ」と憤っていました。
 ところで大和生命というの。あれ、迷惑というか、保険業界の人たちは「こんなタイミングでやめろよ」と言いたいのじゃないでしょうか。もともとずっと以前からリスクの高い保険会社だったはずです。今回のことがとどめになっただけ、と思います。あまり騒がないことです。すぐに慌てふためく人がいるので。それで恐慌ってのは起きるんですから。
 ところで大和生命の前身は「徴兵保険」という会社なんだそうですが、これは別に、兵隊さんになって戦死したら遺族がもらえる、というわけではない。一種の学資保険で、お子さんが生まれたときにかけ始めて、徴兵検査で合格すると満額もらえる、というものでしたそうです。これそもそも、明治時代に一年志願兵制度があったころにできたものだとか。
 一年志願兵というのは、職業軍人にはなりたくないけど、有る程度の高学歴のヒトが平時に自ら志願して下士官候補生となっておく、有事となると下士官に任命される、といういわば予備下士官の養成システムで、これは本人が志願する者で徴兵じゃないから、被服装備のたぐいは自弁となっておりました。つまり自己負担。軍もちゃっかりしてたんですな。
 これをやっておくと、いざというときにも平の兵隊は経験しないですむから有る程度の有力な家の子弟はけっこう志願した。そういうわけでした。が、まとまったお金がいる。そこで徴兵保険、というのができたそうです。ま、私も今回の破綻でこういう保険があるのを知ったのですが。

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2008年10月 8日 (水)

ノーベル賞。

 最近ろくなことがないのですが、ここにきて連日、日本人がノーベル賞受賞。まあこれもオリンピックみたいなもので、まるで関係ない自分たちなどからみても慶賀だけれども、皆さん、30年も40年も前の研究がここにきて認められている、というのはちょっと気になるところかもしれません。というのも・・・そのころの日本の研究レベルが高かった、ということだと、今後はどうなんだろう、と。それで言いますとノーベル賞をもらうにはやはりある程度の長命が必要だ、ということも思いますね。基礎研究の評価には時間がかかるわけで。若くしてもらった、というのは田中さんだけですね。
 いやあ。なんにしましても、こう毎日悪いニュースばかりだと、とにかくほっとします。

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2008年10月 7日 (火)

緒方拳さん。

ゆうべは、アメリカの株価暴落の話一色で・・・と思っていたわけですが、1時すぎて毎日新聞が「訃報・緒形拳さん 71歳」というのをサイトで速報したわけです。ところがまもなく削除されちゃって、うちの会社も「載せるのか、載せないのか」と大騒ぎの末、確認がとれずに載せなかった・・・のですが、どうも2時半ごろには確認がとれた模様。
 本当ですか。71歳。お若いですよね、今の感覚だと。それもつい先月まで倉本聡の新作ドラマなんかが発表されてたような。
 2、3か月前にみた「鬼太郎」の「ぬらりひょん」役、映画としてはあれは最後なんでしょうか、それとも後があるのか。ともかく驚きました。
 私個人としては、NHK大河の「太閤記」のころはまだ生まれていませんので、「風と雲と虹と」の藤原純友役とか、「黄金の日々」の秀吉役、それから「峠の群像」とか印象深いです。ああ、「風林火山」でも宇佐美定満でしたね。ファッション誌にもよくでておられて「ブリオーニ」を愛用されていたとか。とにかくまだまだこれから老け役でいいお仕事ができそうなところだったと思います。ご冥福をお祈りいたします。

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2008年10月 4日 (土)

もうてんやわんや。

いやあ、選挙が延びちゃうわ、なんだかんだでもうなんか・・・大変です。予定立たないですね。変な失言大臣も政界引退するそうですし・・・アメリカでは金融安定化法案が通ったようだし、しかし毎日毎日めんどうくさいですなあ。
 次の本の準備で、もう連日、6時間も7時間もコンピューターに向き合っていました。なんか段々、精神的に悪くなります。が、なんとかこのほど、まとまりそう。本出すのって大変です。

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2008年9月26日 (金)

さよなら小泉さん。血液型性格診断・・・。

小泉元首相が政界引退だそうだが、通りすがりの新聞の見出しで「投げだし引退」とあって苦笑させられた。ま、良くも悪くも格好良さが行動原理のヒトなので、このまま自民党にいて影響力を落としていき、さらにかつてやったことを否定されていく中で、年を取るまでしがみつく、なんてのはしたくないのは分かる。老齢を理由に中曽根さんを首にしたこともあるし、まあ、驚くには当たらないと思う。
 いつまでも「小泉再登板待望論」みたいなことをいうヒトがいたが、私は100%ありえないと思っていた。あの人は6年間だけ、なんとかもつようなスタイルを築いたのであって首相を辞めた後、後継の人たちが苦労するのは分かっていたはずで、その責任感もあるからここまで引退しなかったのだろう。
 いうまでもなく、世界情勢が全く異なり経済情勢が全く異なる今、小泉さんが仮に再登板したとしても、以前と同じようなことをやるわけにはいかず、引き受けるはずがない。要するに自民党を6年間、延命させるのに成功した、というのが彼の最大の仕事であった。だから、いつまでも終わってしまったヒトを懐かしんでいるのは馬鹿げている。
 普通の国では、貧乏人と金持ちは利害が一致しないから、二大政党を建てれば片方が金持ち向き、もう片方が貧乏向きなのは当然である。小泉さんの時代には、まだ有権者は自分が貧乏人だと認めたくない心理が強かったのかもしれないが、金持ちと大企業を徹底優遇して地方と貧乏人を切り捨てる、というアメリカ共和党風の政策を掲げる小泉政権を、なぜかそれで一番、苦労しそうな地方の人や低所得層、お年寄りが応援するという奇妙なことが起きた。そして、いつまでも「純ちゃん」待望をいうのもそういう人らの一部であろう。
 あのとき、純ちゃんを応援しておいて、今更、後期高齢者制度やら格差問題やらで文句を言うヒトは、要するにナイーブなヒト、ものの判断が出来ないヒトなのだろう。
 ◆   ◆   ◆
 コンピューター血液型性格診断をやってみた。思った通りというか、「あなたはB型ですね?」と出た。自分勝手で他人を顧みず、集団行動が嫌い、人の上に立つのは好きだが、命令を受けるのは嫌い、論理的で合理的で秩序を重んじるが、案外に思いやりがあるところもある・・・ま、そんな結果がいつやっても出るから、そんな人間性なのだろう。そして、そういう人間はB型なのだという。
 いうまでもないが、こんなことを書くのだから、外れている、ということである。私は血液型性格診断を信じない人間なので、当たらない。
 しかし、固く信じているヒトを判断するには有効である。A型のヒトは自分を神経質で穏和で型にはまった人間、B型のヒトは気ままで奔放、などとセルフイメージを作っている場合が多い。そういう手合いを判断するには明らかに有効である。
 ただまあ、はっきり言って、座興の範囲なら問題もないが、極端に血液型に振り回されるヒトはひとつ、こういう人間だと見切ることが可能であろう。
 すなわちあまり論理的でなく、洗脳されやすい人間、ということである。

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2008年9月22日 (月)

やはり母親か。元首相たちは邪魔。もう衣替えしましょうよ。

 毎日毎日いろいろニュースがあっててんてこ舞いである。会社中ちょっと浮足立っていたりする。パキスタンのテロもあるし金正日氏の健康状態も気になるし、アメリカの経済は大混乱だし、事故米もメラミンもあるし、殺人事件は多いし。それでざまをみろなのが、自民党総裁選なんてものが消し飛んだことである。完全にみんな忘れてしまった!
 福岡の小学生殺人・・・実は最初から考えた可能性ではあったが、やはり母親が容疑者。なくなった子供について「やんちゃな子供」という評が多いのも気になっていましたが、まあ想像はした範囲なんですが、本当にそうだとなると残念。
 ◆  ◆  ◆
 福田さんが政界引退という話すら出てきて、まあまだ決まった話じゃなかろうが、辞め方のいかんによらず、本当は首相を終わった人なんて政治家を辞めるべきじゃなかろうか。アメリカ大統領みたいに引退後は口出ししないで政治活動から手を引く、というのが本当では? だって元首相なんて代議士としちゃもう役立たずなだけでしょうに。
 それとも麻生新首相には、元首相どもを再利用していただくか。安倍をのろわれた農水大臣に、小泉を厚生労働大臣か国交大臣に、森は何をやらせるか、まあ要するに自分のときに放り出してちゃんとやってなかったことのしりぬぐいを自分でやらせる、というのはどうでしょうか。自分がやってる間はうまくごまかし続けて、逃げ切ってしまえばあとは野となれ山となれ、という小泉さんの態度がいちばんよくないんですよ、その後の政治を見ていると。
 ◆  ◆  ◆
 まだTシャツにサンダル履きみたいな人を見ると滑稽に見えます。衣替えは何も10月にならないとしちゃいけない、というもんじゃありません。
 私は昨日あたりから完全に秋向けにしました。夜勤が多いのでチョッキまで着込んでいますがこれでちょうどいい。社内では風邪ひいた人が結構、続出。上着も持たず夏服で出かけちゃもういけません。

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2008年9月16日 (火)

リーマン・ブラザーズ一色。TULBのEさん。

話題はリーマン・ブラザーズ一色である。それで「事故米」の発表があったのだけど吹っ飛んでしまった。うちの会社じゃ社会部はがっかりし、経済部は紙面を全部、獲得してあたかも経済新聞状態、である・・・。
 ま、軽く4,5万人がレイオフされるというから規模がでかい。それにしても、ほんの5、6年前には無敵を誇っていたアメリカ経済である。で、日本の山一証券なんかを見て笑っていた連中である。「日本に学ぶことなんてもはやない」とか豪語して、アメリカの場合はバブル崩壊などなく、不良債権も金融工学的に処理しているから大丈夫、これつまり、なんかあった場合もアメリカは被害を被りません、ということで、だからアメリカの市民は安心して右肩あがりの資産価値を楽しんでいて、上がった分はどんどん消費に回していると聞き、なんでこれがバブルじゃないというのか合点がいかず、グリーンスパンまで「これは新しい経済現象であって、おそらくIT化のためだろう」とかいい加減なことを解説し、そういう話を聞く度に、きっと日本がまた損するように出来てるんだろう、くそったれ、一度アメリカもひどい目に遭えばいいや、と思った人は私だけじゃあるまい。
 で、そんな中で例の9/11テロが起こって、「それみよ天罰だ」と密かに思った人もいたはずである。
 ま、結局バブルだったというのがここにきて鮮明になり、山一証券なんかと全く変わらない仕儀だというのがはっきりしました。
 なんでほんの10年で人間は何もかも忘れちまうのでしょう。
 小泉・竹中時代を懐かしんでいる人は、もはや決定的に環境が変わっていることを理解した方がよいでしょう。
 ◆  ◆  ◆
 麻布のTULBに行きました。そしたら、以前からお世話になっていたEさんがおやめになると聞いて驚きました。わざわざ電話をいただいたので伺ったんですが。ショックのままなんとなくドゥシャンのネクタイを買いました。残念です・・・いや、ドゥシャンが、じゃなくておやめになるのが。
 

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2008年9月13日 (土)

ポール・スミスとリプセットでチョッキを買った。

 なんか総選挙は10月26日なんですってね・・・。いや、どうせやるならさっさとやってもらいたいですが。面倒くさいですけど。
 自民党総裁選が・・・ま、全くどうでもいいですが、当意即妙の、気の利いたコメントを言えるかどうか、みたいなことばかり気にしているのは馬鹿げているとは思います。だったら吉本の芸人でも立候補させておけばいいじゃありませんか。
 まして某水泳選手の台詞とか、アメリカ大統領選挙の某候補の真似してる人なんて最低というか。なんか最近の政治家は時事ネタのパロディーみたいなことを言いたがるのがいますが、そんなにそんなことを言いたきゃ芸能人になればいい。
 ま、ぜんぜん興味ないのでどうでもよろしいですが。もうちょっと真面目にやれよ、とは思います。
 ◆  ◆  ◆
 ああ、この時期になるといろいろ、ダイレクトメールがいろんなお店から届きます。しかし予算がありません。無い袖は振れません。困りますねえ・・・。
 ◆  ◆  ◆
 このころになると、ファッション雑誌などみてると秋冬のモードを一生懸命、読者に押しつけようとしております。今年は英国調、なんですと。たしか去年はアメトラ、でした。しかしその前の年はやっぱり英国調、だったと思いますが。その前はまだクラシコ・イタリアでしたか。なんにしても、その三つぐらいしか選択肢がないわけで、どんなに煽ったって意味があるようには思えないのですが。
 私は今年は、秋冬対策としてポール・スミスとリプセットで新しいウェストコート(ベスト、チョッキ)を買いました。とりあえずこれでいいかな、今年は。
 実はこのところ、次の本の準備に入っております。それで相当に厳しいであります。

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2008年9月 8日 (月)

総裁選。

誰がどうとは言いませんが、一般的な感想です。政治家はすべからくマキャベリストである必要がある、つまりどうしてもやらなければならないことがあるのなら、手段を選ばず目的を達する必要がある、現実的で狡猾である必要があり、ある程度に置いて詐欺師である必要もある・・・。
 それはその通りなのだが、・・・まあおおむね言って特に小泉政権以後の日本の政治家には、マキャベリストであることを隠さない人が多くなりすぎたのが気に入りません。
 しかしそれはまた、ダメじゃないでしょうか。
 すなわち、マキャベリストでありながら、一応、マキャベリストでない振りができるような人物が政治家であるべきである、と私は思いますが。
 非常に安易なたとえで言えば、改革を叫んで無茶を通し、結局は頓挫する信長タイプは所詮それだけで、穏やかな振りをして結局は裏で無茶をとおしてしまう家康タイプがやっぱり真の大政治家なんだろうと思います。要するに腹芸です。
 ここで解散すれば人目を引いて、馬鹿な人がたくさんだまされるだろう、というようなことが見え透いてしまってはやはりダメですね。素人にも分かってしまっては。
 瞬間的にテレビや新聞がたくさん取り上げてくれるだろう、それで人気が上がるだろう、という思惑だけで辞任した首相の判断は、数年前、小泉時代なら通ったんだろうし騙された人も多いのじゃないかしら。
 だがそういうのは、広告代理店とかテレビ局の人の発想ですね、政治家の使うべき頭ではありません。
 ここ数年、あまりにもそんなことばっかり気にしてパフォーマンスする政治家が増えすぎたと思います。アメリカかぶれなのか何か知りませんが、いいかげん、うんざりですけど。

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2008年8月24日 (日)

ジミー・ペイジ氏と北京五輪終幕

ふーん、胸いっぱいの愛を、できましたか。女性ヴォーカルって新鮮。ジミー・ペイジ氏なんと64歳ですか。老けたなあ・・・でもしっかり弾いてますね、さすがに。まさかこっちは口パク、というか弾きまねじゃないでしょうね。
 なんかでかい二階建てバスが来たからこんなとこかな、と思いましたが本当だった。このなんか真面目なような不真面目なようネノリにほっとします。ロンドンらしいというか、北京のノリじゃなくていいな、というか。
 ということで北京五輪が終わりました。大健闘した人、ぜんぜん期待はずれだった人さまざまですが、国威発揚なんてことを今更いわないですむ日本は、少しは大人になったのでしょう。今回はマスコミ、ことにテレビがいつものようなあおり方を比較的しなかったというか、全体としてあまり新顔がいないから地味だったというか。ま、それも良かったように思いますが。
 これから中国がどうなるのか・・・それはまた別のテーマです。でもあれだけ楽しみにしていたイベントが終わって、反動は間違いなくあるだろうけど。
 ◆  ◆  ◆
 関係ないですが近所の盆踊り大会がありまして、今年はコメ2キロ、景品でいただきました。昨年はなんにももらえなかったのでラッキーであります。
 そういえば昨年はこんな地元の会に当地選出の自民党代議士が来ました。今年はいなかったみたい・・・いやよく分かりませんが。
 実はこの代議士という人、うちの会社の元後輩です。いえ、直接のかかわりはないですがとにかく元政治部の人。
 次は厳しいと思うけど、なかなか。

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2008年8月21日 (木)

また冷戦時代? マケイン大統領?

 アメリカの大統領選挙で、ずっと劣勢だったマケイン候補がオバマ候補を上回った、とのことです。直接的影響はグルジア情勢のようです。
 どうも時計の針が逆回りをはじめ、冷戦時代がまたやってくるかもしれません。
 ロシア軍の電撃的進撃と、「自国民保護のため」という大義名分は、どこかで聞いたような、と思った方も多かったはず。確かにこれは、20世紀前半の様相、すなわちナチスドイツの繰り返した手法に似ております。欧米でも「これは21世紀のヒトラーによるチェコ進駐ではないか」という声があります。こういうことにきわめて敏感なポーランドは、それまで否定的だったミサイル防衛システム配備を肯定する声が急に沸騰。ロシアが嫌がっていたMD配備があっさり認められ、ますます状況が難しくなってきました。
 これで冷戦となればマケインだろう、ということのようですね。
 つい数年前、アメリカ独り勝ち、グローバリズムの時代などといっていたのがうそのようでありますね。
 ◆  ◆  ◆
 終盤にきて日本選手が健闘している北京五輪。・・・しかしまあ。仕事柄、自分の仕事との絡みでしか見られません。正直言って、早く終わってくれ、というのが本音。明日の野球を乗り越えればまあ、なんとか・・・。もちろん選手の皆さんには奮起していただきたいですが。

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2008年8月17日 (日)

了徳寺学園って・・・。

 北京五輪ネタなどあまり書かないつもりなのだが、ひとつ気になったのが・・・浦安市民ならだれでも知っている路線バスの行先。海沿いのマンション街に向かうそれは「了徳寺大学」行き、なのです。昨年だったか、おととしだったか、誘致された大学でして、はっきりいって当地でもなんの学校かよく知らない、ただバスの行先として名前は知っている、という感じでありました。が、思いがけないところでこの名がこんなに有名になるとは。
 日刊ゲンダイの14日の記事で、とうとう見かけました。「北京五輪で日本柔道は金3個に銅2個(13日時点)と、まずまずの成績だ。でも平岡拓晃、金丸雄介、佐藤愛子、小野卓志、泉浩の5選手は、メダルを期待されながらも、いいところなく敗退だ。実は泉浩を除いた4人には、ある共通点がある。五輪初出場なのに加え、そろいもそろって所属先が「了徳寺学園」なのだ。聞き慣れないが一体どんなところなのか。「了徳寺学園は、千葉県にある理学療法士などを養成する学校法人です。柔道部創部は2000年と歴史は浅く、内柴正人が所属する旭化成や中村美里が所属する三井住友海上などの名門実業団に比べれば新興勢力。でも学園理事長の了徳寺健二氏が、企業スポーツに限界を感じ、五輪でメダルを取れる選手育成のために設立しただけあって、アテネ五輪前年の03年あたりから急激に頭角を現しはじめたんです。谷亮子に2度勝った実績を持つ福見友子も所属しています」(柔道連盟関係者)」
 ブログや掲示板では「それで了徳寺ってなんなの?」という声がひとしきりあったようですが、まとまった記事ははじめてみました。続きには「同学園に所属する選手は「学校職員扱い」だが、その待遇はプロ選手並みだ。「五輪に出場するような実力選手は、年俸1000万円以上もらっています。さらに大きな試合で優勝するとボーナスも出るともっぱらです」(実業団通)・・・成績が悪いままだと、契約を打ち切られることもあるんです。だから選手は、他の実業団チームに比べて必死です。まあ今回五輪に出場した4選手は、メダルが取れなかったからクビ……なんてことはないでしょうが」(同)とあります。
 うーん、これだけではなんだか分かりませんが。しかしまあ、確かに柔道二日目から「あの学園職員ってのはなんなの」というのは素人でも思っていました。しかもそろいもそろって、成績がよろしくない(!)。そう言われてもいたしかたないかもしれません。ま、浦安にある大学は、一応、別法人だそうですが。
 今回の柔道は、バルセロナで男女正式種目となって以来、メダル数としては最低。まあなんか考える必要はあるでしょうね。

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2008年8月15日 (金)

コミケ災難・・・。

 終戦の日、そしてコミケの日でありますが・・・時事通信によれば「インターネットの掲示板に、東京都江東区の東京ビッグサイトで開催のコミックマーケットを爆破する予告を書き込んだとして、警視庁東京湾岸署は15日、威力業務妨害の疑いで、兵庫県加古川市、無職陰山浩章容疑者(20)を逮捕した。容疑を認め、「世間に注目されたかった」と話しているという」とのこと。他の新聞にも今回のコミケの「緊急手荷物検査」の件は載っているようですが、・・・明日、あさって参加される方はお気を付けて。秋葉原の一件以後、模倣犯は頻発、おまけについ先日、ワンフェスのエスカレーター事件があったばかり。それでなくとも色眼鏡で見たがる人も多いので・・・。
 私はワンフェスもコミケも、30代の間はさんざんお世話になったので、ことにコミケの方はコスプレも出店も何度も経験しております。40の声を聞いて、朝早くから重い荷物を引っ張りながら猛暑の会場に行き、設営し、午後まで店番する気力・体力が失せました。オリンピックでもアテネのメダリストが次々、予選で脱落しておりますが、やっぱり年齢的限界を感じるときってあるもんです(と、こんなレベルで五輪のトップアスリートを引き合いに出すな、と自分でも思いますが)。
 しかしコミケについては、ちょっと大きくなりすぎた、中途半端に有名になりすぎた、という気もしております。
 妻はスクリーントーンを買いがてら、知り合いのサークルに挨拶回りでも、と思っていたようですが、手荷物検査の話を聞いて、今夏は断念したそうです。
  

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2008年8月10日 (日)

グルジアの戦争

 いよいよ夏休みシーズン。政界も経済界も活動休止してニュースは夏枯れ、とりあえず北京五輪と高校野球でスポーツ一色・・・のはずだったのだけど。思いがけず戦争状態の国ができてしまいまして。読売新聞の記事では「ロシアは死んでも許さない。命令があれば死ぬまで戦う。・・・8日に空爆を受けた、トビリシの南東15キロにあるワジアーニ陸軍基地。ダビッド・クトシア大佐(43)は、ロシア軍への怒りをぶちまけた。国軍精鋭の陸軍第4師団が駐屯する同基地では9日、私服を着た若者が次々に建物の中に入っていった。急きょ招集された予備役だ。「ロシア野郎め!」。少年ぽさが抜けない20歳の若者はこう吐き捨てた」ということで、グルジアとロシアの戦争なんてものが出てきました。アブハジアでも戦闘開始ということで大変なことに。
 南オセチアはグルジア領だがオセット人の国でグルジアとは言語も違います。だから住民7万人のうちの7割がロシア国籍であるとか。グルジアとしてはここでロシアの介入を招いてロシア軍の非道を世界にアピールし、アメリカの援助を引き出して、あわよくばNATO加盟までこぎつけるつもりで、はじめから勝ち目のない進攻をしてのけたらしい。ロシアはロシアで、自国民の保護で介入しました、とこれは古今東西の宣戦布告の理由の圧倒的ナンバー1の大義名分で攻め込んだのですが、かといってグルジアから南オセチアを奪うことはできない。なぜならこれを認めると、自分の国の中のチェチェン独立も認めなければならなくなるから。ほかの国も静観の模様、というのはコソボでもチベットでも、みんな分離独立を認める理屈になるから、いつもは親露的な国も口出ししない。一方、アメリカはアメリカでいつもは分離独立派を支持することが多いのに今回は逆。グルジアはこのへんで最も親米的な国だからほってはおけないが手出しもしにくい。
 非常に思惑を眺めるとややこしい話です。歴史的にみれば、あのあたりにいろいろな民族があってごちゃごちゃしている最大の理由は、13世紀のモンゴル帝国のせいなんですってね。チンギス・ハーンがどんどん攻め込んで、ほかの民族に移動を強いた。フン族の移動、モンゴルの遠征。歴史を大きく動かしたのはいつも遊牧民ですね。
 ◆  ◆  ◆
 北京五輪は思いっきり日本にとっては盛り上がらない出だしのようで。ま、なんとなく思ったとおりですが。と思ったら新疆でまた爆弾テロとか。こっちもまだまだ、これからですな。ということで、なんか物騒な話が多く、のんきな夏枯れモードじゃないようです。

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2008年8月 4日 (月)

テロと竹島と世論調査と。

中国の爆弾テロですが・・・ま、いろいろ言うことはないですが、「大丈夫なの?」とは正直、思います。今までの開催国ではあまりこういうケースは・・・とにかく無事を祈るのみですが。
 ◆  ◆  ◆
 竹島の問題で、これについてもいろいろ言うことはないですが、一つだけ思うのは、韓国の人々が日本の「教科書」というものを理解していないのじゃないか、という点。あちらの国では権威があるわけですが、日本では検定はあるにしてもあくまで民間出版社の出版物。そして日本の学生のやる気のない者は教科書など見ることもなく、やる気のある者は自力であるいは塾や家庭教師から教わる・・・要するに公教育なんてものの権威は全くゼロ。そのへんを理解していないのかな、とは思います。日本人がなんで関心がないか、というと、結局は「教科書なんでどうでもいいものじゃないか」ということに尽きるような気がします。
 ◆  ◆  ◆
 福田首相の内閣改造について。これについてもいろいろ言うことはないのですが(笑)、ひとつ挙げますと、マスコミの意識調査の話。あるマスコミの世論調査担当の人から聞いたのですが、少なくともそこの会社では全く数字の操作なんてしていない、出たのは正直な数字だ、と言います。今時、あからさまなことをやって通用するわけがない、という。それはそうでしょうね。
 ではなんで会社によってかなり、支持率の数字が違うのか。なんとなく与党を応援しているメディアのほうが支持率が高く、逆の場合は低いのか。
 実のところ、その担当者さんも困っているのですって。つまり幹部から「なんでまた高く出るんだ、どうしてだ。またお前の会社の調査なんて信用できないと批判されるじゃないか」とお叱りを受けるのだそうです。だから、情報操作なんてとんでもない、できれば操作するなら、穏当な数字に操作したいのが本音だそうです。
 おそらくですが、結局、日本人は相手の社名を聞いて迎合するのではないか、それしか理由が思いつかないのですって。A社の調査と聞くとA社の喜びそうな、B社と聞くとB社が喜びそうな答えをしてしまう・・・ということは、日本人には世論調査なんてできない、というか、はっきりいえば日本人には世論なんてない、ということなのかもしれません。
 要するに空気を読んで迎合する、自分の意見などない人ばかり、ということなんでしょうな。小学校の学級会で、みんな顔を見合わせて先生の意見を支持する・・・文句があるヤツは後で休み時間になってぶつぶつ愚痴を言う。日本ってのはそういう国ですな。威勢のいいことが言えるのはネットだけですか。それも大抵は虚勢ですが。

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2008年7月27日 (日)

若い者より老人が馬鹿。

最近の若い者は、という言い方をする年寄りほど、たいていの場合、くだらないヤツだと思うことが多いものです。戦後の教育を受けた人間なんてみんな似たようなもので、その戦後教育を受けた世代の先頭が70代に差し掛かって居るんだから、あまり威張るんじゃない、と思います、しばしば。
 前にも「マッカーサー元帥の帥の字がおかしい。師なのではないか」と聞いてきた70代とか、「田舎教師の引用でげんげの花、とあるがれんげの間違いではないか。自分は80年間生きてきたが、げんげなんて知らない」と偉そうに言ってきた老人とか・・・八十歳だろうがなんだろうが、田山花袋よりは最近の人間だろうになにを偉そうに、と思いますけど(ちなみに、げんげは紫雲英、レンゲのことですがちゃんと辞書にも両方正しい、と載っています)そんな傲慢で「自分は長生きしてきたから、若い者より物知りだ」と思いこんでいる醜い年寄りのことを書いたことがあります。「高が知れる、高をくくる、は間違い。多寡が知れる、多寡をくくるのはず。訂正を出せ」と言ってきた老人もいました。調べてみれば「高」のほうが正解だとすぐ分かる。どうしてたかだか数十年の己の人生の知識を絶対視するのだろうか、理解できません。人類の文化は何千年何万年もあるんですけどね。
 今度はこんな投書がうちの会社にきました。なんと匿名です。卑怯なヤツですが、字といいはがきで書いてくる姿勢といい、まず老人の仕業です。若い人ならメールですから。匿名だからここで引用しても構いませんよね、もちろん。これはある外部の文学者の文章についての文句なのですが・・・。
「袖擦り合うも他生の縁、は、袖振り合うも、であり、他生の縁も間違いではないが多生が正しい。学生のためにもよく調べてから活字にしていただきたい」
 居丈高でしょう? しかしこれ、よく調べてから、はそのままお返ししたいですね。
 日本最大の辞書である日本国語大辞典を見れば、「袖擦り合うも他生の縁」「袖の振り合わせも他生の縁」「袖の振り回しも縁」「袖振り合うも他生の縁」の四つがバリエーションとして載っており、確かに基本形は「袖振り合うも他生の縁」となっているがほかの言い方もすべて正解扱いであります。また、「他生」「多生」どちらもOKです。要するに、よく若い人が間違えているような「多少の縁(笑)」でなければ全部、正しい。目くじらたてて自分が知っているものだけ正しく、ほかは「学生のためにもよく調べてから活字にしろ」などといって偉そうに否定できるようなものではない。実のところ、新聞社で決めている文章スタイル規則集には「袖振り合うも多生の縁」を採用しています。だから普通の記者が書いた記事なら自動的に、全部この書き方になります。しかし最初に書きましたが、今回のものは外部の文学者の文章中のもの。間違いでない限り、どのバリエーションで書いてきてもOKなのはいうまでもなく、そして辞書的には全く間違いではない。「よく調べてから」投書してもらいたいものです。それもちゃんと自分の住所と名前を書いて。
 これ、輪廻転生の考えで、袖がふれあう程度の通りすがりの人も、他の人生(他生)、あるいは他の多くの人生(多生)で御縁がある、つまり来世や前世でかかわりがあるのだ、という意味合いです。そこが分かっていればすべて正解、です。
 とにかく自分の知識を絶対視して、調べもせず否定する、しかも匿名で・・・これ、若い者の掲示板の書き込みみたいなやり方でしょう。相手の反論を一切、聞かないわけだから。感心しませんな。
 若い者は、というベテランの人は、本当に自分らは間違いを犯していないか、あるいは若い者が馬鹿なのだとしたら、その原因は自分たちにあるのじゃないか、というような考えは持たないものなのでしょうか。ま、そういう謙虚な人は馬鹿な投書してきませんがね。

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2008年7月25日 (金)

LUSHの石鹸・「誰でもよかった」者への処罰

LUSHという石鹸屋さんをご存じの方も多いと思います。というか、まあ女性のほうがご存じの方が多いかも。私は最初、カナダのプログレッシブ・ロックのバンド名かと思いました(そっちはつづりがRUSHですが)。
 で、先日、市川市のコルトンプラザに立ち寄ったときに衝動的にLUSHのソープを買ったのだが、そのあまりのすばらしさに感動し、再び行って、今度は洗顔剤やパックまで買い込んだ・・・夫婦二人で1万5000円ほどもセッケンや洗顔剤を買ったのですけど、いや素晴らしいですね。本当にこう、効果甚大という感じです。
 とにかく自然の成分を手作りで、という英国のブランドだそうです。まさに生もので、一切の添加物のたぐいがないので、長持ちはしません。パックなど冷蔵庫に保管し、1か月半の間に使い切ることになっている。食べ物同然の扱いです。
 逆に言えば、そのへんの大手メーカーの商品ってどれだけ化学的な処理されて、添加物やらなんやらが混ざっているか。そういうもので顔や頭を洗っているから禿げたり皮膚に症状が出たり、なんてことなんでしょう。
 そのLUSH社の主張は「私たちは動物実験はしません」というもの。身体を固定されたウサギの目に化学薬品を差し続け、どのぐらいで「目が腐敗するか」を調べる実験の写真など掲げて「私たちは自然派なので、動物で危険な実験などしません、自信があるから人間で試します」とのこと。立派なポリシーです。
 ◆  ◆  ◆
 それで思いますがね・・・。
 とにかく近頃、「誰でも良かった」といって人殺しするヤツが居ますね。しかも30歳を過ぎてまで、若い者の真似して「親の関心を引きたかった」なんて言っている馬鹿者が出てきました。20代の加藤某ですら幼稚だと思いましたが、世の中、とことん赤ちゃんみたいなヤツばかりなのですね。
 それで、捕まった後で「誰でも良かった」というセリフを吐いた段階で、通常の殺人犯より罪を一等重くしたらどうでしょうか。特定の人物を恨んで意趣晴らし、という場合はまだしも相手との関係で考慮すべきことも出てくるかもしれないが、誰でもいい、はそういう発想自体が罪です。はっきり言って計画的殺人犯よりも罪深い。そういう者は存在そのものが罪を犯しているといえましょう。そこで、そのような者はやった人数にかかわらず、単なる死刑でもなく、「人体実験に使用する」というのがいいのじゃないか。
 で、人体実験として身体を差し出すことで「君は生まれてきて最後に役に立ったのだよ、社会に貢献したのだよ、ありがとう」といってあの世に旅立って貰う。けっして死刑ではありません。生命をかけて償いをするボランティアである。
 さもなくば、臓器を提供する。ただの死刑ではなく生きながら臓器を取り出す。これも死刑ではない。いわゆる死刑のような、犯罪者を殺すことが本旨ではないのであります。
 誰でも良かった、というセリフを吐いたその瞬間、そのような「生命をかけてつぐなう」ことにしたらどうかと思うのであります。

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2008年7月22日 (火)

「陸上総監」と「モーツァルト作曲つぐない」

読売新聞の一面トップにも出ていた、陸上自衛隊の方面総監部廃止と陸上総隊設置、という話題。さすがに(?)産経新聞の方がよく書けている、というか本質を掴んでいるような気がします。「・・・組織再編に絡み陸上自衛隊各方面隊の上に「陸上総隊」を新設する方向で検討に入った。総隊司令官を海上自衛隊の自衛艦隊司令官、航空自衛隊の航空総隊司令官とともに各自衛隊の指揮命令系統のトップに位置づけ、陸海空幕僚長はスタッフとして防衛相補佐に専従させる。これに伴い、各幕僚監部は廃止も含めて大幅に縮小する。同再編案は石破茂防衛相の指示で省内に設置された改革推進チームで検討されている有力案の1つ。ラインとスタッフの区分を明確化し、指揮命令系統を簡素化することで、有事に機動的に動く自衛隊に改編する狙いがある。現在の機構では大臣スタッフである陸海空幕僚長が事実上の各自衛隊トップとして指揮命令系統にも介在する形となっている。同案では、陸海空各司令官を現場の指揮命令系統のトップに位置づけ直すことで首相、防衛相からの命令を迅速に実施に移す態勢の実現を目指す。このため、5方面隊に別れ、全体を統括する組織を持たない陸自に陸上総隊を創設する。各司令官の呼称は陸上総監、海上総監、航空総監に改めることも検討する」というような次第。
 まあしかし、何人も将官のポストがなくなるわけで、企業で言えば重役がごっそりなくなっちゃうのだから、嫌がる声も当然出るでしょうし、それに軍事的組織では伝統とか、その組織に対する愛着とかいうのも重要なことで、ただただドライにリストラすればいい、というものでもないわけですが。産経さんの記事でいいのは、現在の組織だとスタッフつまり参謀である幕僚長が指揮系統の事実上のトップを兼ねている、という指摘です。参謀部と司令部の分離が出来ていない。そこらへんをこの短い記事でおさえているのは立派。読売ではぜんぜん書いていませんから。なんとなく組織図を載せても、防衛大臣直轄の中央即応集団(昨年、発足したテロ対策などの専門部隊)が陸上幕僚長の下に入っているような書き方になっているし。ま、難しいんでしょうけどね、そのへん。
 それで、陸海空各自衛隊の司令官は全部、総監にしちゃおう、というのもこちらにしか書いていません。個人的には海上自衛隊の自衛艦隊司令官がなくなっちゃうのは、なんか連合艦隊司令長官の後継ポストがついに消滅する、というイメージで寂しいような。もっとも、社内でも「自衛艦隊と護衛艦隊は何が違うんだ」という質問があるようなこのごろですので、わかりやすいといえばわかりやすいですか。
 ・・・それでふと思いましたが、「司令長官」という言葉も今や死語ですね。日本じゃもちろん、アメリカでも太平洋艦隊の司令長官が90年代に司令官に・・・まあ格下げ、というか実態が低下したので見合った呼称になっています。今時はプロレス高田軍の「アン・ジョー司令長官」ぐらいですか。
 ・・・とまあ、ちょっとマニアックな話題でしたかこれは。
 ◆  ◆  ◆
 先日のNHKの番組(音楽探偵、でしたっけ)で、モーツァルトのピアノ協奏曲20番を取り上げていました。当時としてはピアノ協奏曲をマイナーコードで作曲すること自体がかなり異例だった、などなかなか面白かったのですが、いちばん興味深かったのは、この曲の出だしがテレサ・テンの「つぐない」に似ているということ・・・本当にほとんどそのままですね確かに。作曲者は三木たかしさんですが、意図的かそうでないか、影響を受けているのは間違いないでしょう。しかし別にモーツァルトには訴えられませんしね。意図的ならうまいですね。テレサ・テンのファンとモーツァルトのファンがそんなに重なるとも思えないし、気が付く人がいれば「ああ、なかなか巧いな」ですむ話だし。
 で、うちの奥さんに「20番って知ってる?」と聞いたら、「ああ、あれなら演奏したことがある」とあっさり。知ってるとか聞いたことがある、じゃなくて一曲通しで演奏したそうです。さすがに音大出の人は違います。

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2008年7月18日 (金)

「地球に優しい」嘘くささ

毎日新聞でこんな記事を見かけたが、要するに世間で「地球に優しい」のなんのといっているエコというかけ声、実はほとんどエセではないのか、というのである。ようやくこういう話が出てきたかと溜飲が下がる。「<割りばしを使わずマイはしを持つのはただのエゴ><温暖化は二酸化炭素(CO2)削減努力では防げない><ペットボトルのリサイクルは環境に良くない><冷房28度の設定は温暖化防止に意味なし><古紙のリサイクルは良くない> 中部大総合工学研究所の武田邦彦教授(資源材料工学)は、5月末に発売された著書「偽善エコロジー 『環境生活』が地球を破壊する」(幻冬舎新書)の中で、これまで常識として受け止められたエコ活動を、真っ向から否定してみせる。・・・「レジ袋は、もともと石油の成分のうち使い道がなく焼却されていた成分(エチレンなどのオレフィン成分等)からできている。いわば石油の“廃品”を有効利用しているもので、環境には特によい」と主張。返す刀で、レジ袋削減や代わりに使うマイバッグについても「石油の中で貴重な成分(BTX成分)でできていて、使う石油の量はレジ袋の比ではない。また、これまで家庭で生ゴミを捨てる際などにレジ袋を活用してきたが、レジ袋を追放すれば代わりに専用ゴミ袋を新たに買わねばならず、結果的に石油の消費量はほとんど変わらない」と切って捨てる・・・武田教授は「レジ袋を減らしても新たに物を買えば結局ゴミは減らない。国民は石油やCO2の削減になると思って取り組んでいるのだから、精神論ではなく数値で効果を示すべきだ」と反論する。・・・市民団体「食品と暮らしの安全基金」(さいたま市)の小若順一代表は、「ゴミの排出量を抑制するにはレジ袋削減などよりも、新たな消費を作らないことが一番重要。そんなことは誰でも分かるが、消費が低迷すれば景気低迷につながるので大きな声で言う人はいません」とレジ袋削減による効果には懐疑的だ。さらに「新たな消費をあおるもので環境にいいものはない」と言い切る。・・・「地道に取り組んでいることが本当にエコになるのかという疑問は、反論が出るたびに、みんな感じている。そろそろ冷静に、本当に環境にいいことなのか悪いことなのかを検証する時期にきているのではないか。そうでなければ、腰を据えて取り組むことはできない」と話す」というわけだが全く同感である。
 エコと名付けると商品が売れる。それだけのことである。嘘くさい話ばかりだ。また環境を持ち出すと票が取れる。科学的根拠が有ろうとなかろうと、である。
 そう思っていると、今度は読売の記事でも「クールビズでは、設定温度を28度にして軽装するだけでは、作業効率が1度上がるごとに2パーセント低下し、試算によれば、1平方㍍辺り1万3000円のマイナスになる」というのが出てきた。
 何を今頃言っているのか、と思う。
 クールビズに郵政改革、医療改革、年金改革、非正規労働者改革、後期高齢者医療制度・・・どれもこれも小泉改革とやらの結果だが、いったい国民は何を見ていたんだろうか、と思う。頭が悪いにもほどがあるのではないか。どれもこれもエセ改革であった。それでいちばん手を付けにくい公務員の問題をほっといたから今になって無茶苦茶になっている。・・・まあいい、そういう話はもう書かないはずであった。
 それはそうとしても、エセエコはいい加減にしてはどうかと思う。私はそもそも温暖化と人類の二酸化炭素の問題も本当に因果関係があるのか疑っている。いやあるとしたら、温暖化しているので結果として二酸化炭素が膨張して増えているのではないか? 恐竜の時代には二酸化炭素が多かったのだろうが、もちろん当時、人類など居なかった。本当に地球に優しくするにはどうしたらいいか。簡単である。人類の数を減らし、経済活動を縮小することに尽きる。少子化はどう考えても地球レベルで考えれば望ましいことである。そういうことをタブー視しないでそろそろ率直に語ってはどうか。きれい事とエセ精神論はばかばかしくてもう聞きたくないものである。  

 ◆   ◆   ◆

 追記。上記の記事について、武田教授がいかにいいかげんな学者か、ということをどこやらの掲示板のアドレスを張ってご紹介頂いた方がいらっしゃる。前にも書いたのですが全く無記名の方の書き込みの類は無条件で削除しますのであしからず。それから、武田教授という方が正しいのかどうか、という話には興味がありません。だいたいこれだけ反主流的なことを主張している先生なら否定的に見られることの方が多いのは自明の理でしょう。私は自分自身が直感的にエコ論議の一部にいかがわしさを感じており、反主流派である武田先生の説がいやしくも毎日新聞の記事になって紹介される、ということはそれ自体、注目される、と申し上げたい次第です。個々の問題はともかく、武田さんの問題提起には重要なことがあると思うのであります。すなわち、みんなが言っていることが常に正しいのかどうか、世の中の主流的な意見がいつでも正しいのか、という視点です。私はひねくれ者ですので、おおむねひねくれ者に加担します。それだけのことです。
 ◆   ◆   ◆
 野茂英雄選手の引退と聞いた。スポーツ選手についてはほぼコメントしない方針だが、私は野茂選手だけは別格で尊敬している。「それまでやったことがないことをやった。初めてその道を開いた」人間は無条件で賞賛するというのが私の考え方だからである。二番煎じ以後はどれほど成績的に立派でもあまりなんとも感じない。
 これからどうするのか存じ上げないが、これからも群れない生き方をされるに違いないと思う。 
 外国では、せっかちでアグレッシブな人に心筋梗塞が多いが、日本ではまったく逆で、一見すると円満な人のほうが発病するという。つまり外国ではアグレッシブな人が普通で、のんびり屋は天然な人である。天然なのんびり屋は発病しないわけだ。しかし日本では殆どの人が無理をして円満を装っているからで、むしろ一見して攻撃な人は、日本社会では変人であり、いわば我慢したり世間に合わせることなく自分に正直に生きている人なのだそうである。だからかえってストレスはたまらず健康である。円満タイプは我慢を重ねているのであって、天然ののんびり屋とは限らない、ただ周囲に合わせているだけなのでストレスが多く発病する、ということである。
 バカな国だ。まあ、野茂選手はいち早く外国で成功したことから見ても、こういう社会が嫌いな人なのだろう。

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2008年7月15日 (火)

自動車の時代の終焉?

どうも今年は西の地方がとりわけ暑いみたいですね、今のところ。ことに東海地方がヒートアップしてきたみたいな。私も岐阜の生まれで親の実家の一つが名古屋ですから、あのへんの夏の妙にどーんと熱気の塊がのしかかってくるような暑さは知っております。
 関東はというと、少なくとも私の感じでは夏だからこのぐらいの暑さは当然だろうという程度の暑さじゃないでしょうか、今のところは。8月はどうなるか分かりませんが。しかし去年みたいな40度連発と言うことはなさそう、という話を聞きます。
 インド洋の温度がどうのこうのという話がこのところ出てきますが、こういう場合、西の方があつくて東の方ではやませが吹いて、かえって温度が上がらないことがあるような話も聞きます。ま、そんなに単純なもんじゃないのでしょうね、地球の温度なんて。
 地球の歴史上はもっと暑い時代も寒い時代もありました。要するに人類はたまたまこの数万年ぐらいの気候が望ましい、と思っているだけで、地球環境は人間のことなど考えてくれない、ということなんじゃないかと私は思っておりまして、例のCO2がどうの、というエコ系のお話も、本当に人類のCO2で温暖化しているのかそうでないのか(つまり人類がいようがいまいが今は温暖化の時期なのかもしれないということ)あやしいとは思いますが、それはそれとしても化石燃料に頼らない文明であるべきなのは確かで、アメリカ型消費社会なんて物はやめるに越したことはなく、いかがわしいビジネス的、政治的な話ばかりであったとしても、まあそれはそれである程度はいいかな、とは思っております。
 その中でも今時、目立ってきたのが「車離れ」なんですってね。
 実際、ちょっと渋滞が減ってきているかもしれません、都心など。ただ浦安じゃあまり感じないですが・・・なにしろ観光地ですので。日頃から他県の車が多いわけなんで。
 いやあ、ガソリン自動車の時代はなんにしてもそろそろ終焉です。というか思ったより長く続いております。自動車会社や燃料業界の思惑もあるんでしょうし、なにしろ長きにわたって化石燃料が安かったから当然ですが、私自身も、今の軽自動車を買い換えるときにはもうガソリン車じゃないかもしれない、と思います・・・しかしなんですね、軽自動車の大きさで電気自動車ってまだ作れないですかね。電池を何とかして小さくして。
 とにかくでかい外車を見栄で乗り回すような時代じゃないですね。たとえ金があっても、無駄に大きな車など乗るべき時代じゃないような気がします。

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2008年7月12日 (土)

大分県の教員試験

大分県の教員採用試験でいろいろ揉めています・・・が、どうなんですか。私の就職活動はもう20年も前のことになりますが、まあ都会は知らず、地方などではコネがない者は諦めた方が無難、と言われていたような気がします。
 教員一家、なんてものがあって、親兄弟親戚縁者がみんな教師、という家が珍しくありません。そういうところの子弟が、一応、どこでもいいから教員免許さえ取得すれば、なんとかもぐりこめる。教職ってそもそもそういうイメージだったような気がいたします。
 私はだから、実習は母校のある茨城県で受けましたが、実際に試験を受けたのは東京都でした。まあ、都会なら成績が良ければ一定数は合格するだろう、と判断したんですね。地方だと本当に年に数人しか取らない場合もあるから、そんな場合にはもう満点とっても採用されない、全部「指定席」の人らで定員オーバーかも知れない、というわけです。
 案の定、東京の高校教員の採用試験では無事に合格しました・・・が、私はそっちには行かなかったことになります。しかし懐かしいですね。私はまだ有楽町にあった旧庁舎まで書類を取りに行った覚えがあります。もう二昔のことになりますが。
 ここにきて世間の目が急に厳しいわけです。それはタクシーの無制限利用にしろ天下りにしろ、かつてはお役人のやるいいかげんなことに世間も寛容だった。民間も右肩上がりの時代には色々いいかげんだったし、役人の役得もまあ、そんなもんかな、ですんだのです。
 それが今は一切駄目。昔からやって来たこと、かつては問題にならなかったことがどんどん駄目になる。これは空気の変化です。
 民間の人らがほぼ、日本国の先行きについて敗北を予感しているのですね、今や。こういう時にいまだ、景気がいい時代の夢を見ているようなお役人に無性に腹が立つ。しかもおまえらが日本国の大本営参謀じゃないか、おまえらがバカだから日本はこうなったんじゃないか、と恨みの矛先が彼らに向かうのであります。
 ま、当然ですわね。
 お役所の人たちは本当に敏感になった方がいい。世間の変化に、です。なんで今まで問題にならなかったのに、もう何十年もやってきたことなのに・・・でも通らないことが多くなったのであります。
 

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2008年7月 5日 (土)

今更ながら光過敏?

ポケモンショック、という言葉をご存じでしょうか。今となっては旧聞ですし、ポケットモンスターも昔のような猫も杓子もという人気はないようですが、1997年12月、テレビ東京で放送したアニメ、ポケットモンスターの「でんのうせんしポリゴン」の回で、それを見ていた子供などが光過敏で吐き気やめまいを起こし、病院に駆け込むという騒ぎになった、という話です。ほぼ10年前、当時の子供さんもそろそろ大人になっていらっしゃると思いますが。
 私は当時、30代に入ったばかりでしたが、少し前からどうしたものかアニメのポケモンを見ていて、この「ポリゴン」の回も見ました。赤と青の明滅が激しくあるシーンが確かに多かったと思いますが、何事もありませんでした。
 それで、後で聞けば、この騒動がきっかけでかえってポケモンの注目度がいや増し、世紀の変わり目ごろには国民的、さらには世界的なヒットとなったそうですから、どういうものも乗り越えるべきハードルというか、試練というものがあるのかもしれません。ま、その話はそれとして。
 ところでゆうべのことですが、私は最近、購入したPS3の新しいゲームをやっておりました。ま、少し前に書いたように、近頃はやるにしても初代PSのものばかりやっていて、しかしさすがに32ビット機のころのゲーム、まさにポケモンショックのころの、3Dポリゴンを使っていればすごい、といわれたころのゲームでPS3をやるのはあまりにもったいない、というのもあり、久々に比較的新作を買ったんですが・・・。
 で、問題はそのゲームにはないと思うので、なんというタイトルか書きません、しかしその中のミニゲームで、いわゆるリズムゲーム系のもの、音楽に合わせて○ボタン、△ボタンや□ボタンをうまく押すとクリア、というものでしたが・・・これをやっていて、なにしろ緑色の△と、ピンク色の□をじっと見つめていたら、ふらふらめまいがしてきました。
 それどころじゃない、だんだん立っていられなくなり、吐き気がして、ちょうど子供のころに車酔いしたような感じに。最初は単なる3D酔い、つまりあまりに最近のゲームの立体表現が良くできているために、自分がここにいるのかゲームの中にいるのか分からなくなり三半規管が混乱してめまいが起こる、というものかと思いましたが、だいたいこんなのは目を離せばすぐに直ります。車酔いが車から降りればまもなく治るのと同じ。しかし、今回はひどいんですね。一晩寝て、次の日になってもまるで「二日酔い」のような感じがのこっているんですが、確かに、酒を飲んでいないのに酔っているような感じにも近い。
 これ、やられたんでしょうね。光過敏というの。子供はじっとアニメを見つめるからなりやすい、といいますが、大人もゲームをクリアしようとするとじっと見つめてしまう。それにあのPSのボタンはご存じのように緑、赤、ピンク。それが画面に出てきて、あまりにそれの光ったり消えたりばかりみつめていると、補色ですからおかしくなる可能性があるわけですが・・・いや、参りました。かなり苦しいです。なるほど、これで10年前にも騒いだのか、と今更ながら思いました。
 あんまり真剣にゲームなどやらなきゃいいわけですが、いい年をして不覚でした。

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2008年6月24日 (火)

日本と北朝鮮はどっちが・・・。あと服の話題。

 昨日は犬吠埼沖の漁船転覆でもちきり、のはずでした。死者4人、行方不明13人というのは重大事故です。しかし夜の10時過ぎから、北朝鮮とアメリカが手打ち、という話が出てきてまたまた大騒動に。いやまあ、分かってはいた話ですが、実際に飛び出してみるとなかなか・・・。で、例の寧辺の核施設の爆破を全世界テレビ中継する、というのは本当にやるんでしょうか。
 話が変わりますが「信長の野望」という有名なテレビゲームがあります。自分が織田信長なり武田信玄なりになって、ほかの大名家を滅ぼすか、または臣従、従属させて天下を統一するものです。この中で、どれほどお金を持っていようが軍事力があろうが、領地が広かろうが官位が高かろうが、他家に臣従してしまった大名はまったく何もできなくなります。外交はいっさいできず、戦争も主家の方針に従うことに。逆に独立を維持している大名はどんなに小さい規模で金がなく、兵力が少なくとも文字通り一国一城のあるじ、堂々と外交ができます。
 日本って国は結局、従属国であって、北朝鮮は堂々の独立国、ということなんだろうなと、ふとこんなゲームを思い出しました。サミット議長国をやろうが、G8メンバーだろうが関係ない。何事も主家しだい・・・。そんな感じでしょうか。
 ◆   ◆   ◆
 ゲームといえば。私は高性能のPS3を使って10年も前のPSのゲームをやっています。このところずっとそう。結局、あのぐらいの時代の、まだまだやりたいことが技術的にできないけれどアイデアで勝負、という時代のゲームが面白くてならない。
 「ゼルドナーシルト」「大航海時代」に「シヴィライゼーション」。ことにシヴィライゼーションは最近のものではない、96年の初代のものです。わざわざオークションで取り寄せました。
 ◆   ◆   ◆
 服飾史の本など書いていますので、さぞファッションにも一家言あるかと思われて、好きなブランドはなんですか、などと聞かれることが出てきました。いやいや、服飾評論家ではないので、仕事として50万、100万円の服でも手に入れて着る、という立場の方たちとは違います。あくまでも日常の仕事や交際の範囲で着るべきものしか買わない主義です。私は何事も・・・軍事にしても音楽、あるいは文学、それにファッション、それから仕事にしても「専門家」はともかく、「マニア」と呼ばれるのが嫌いな人間です。その一分野に閉じこもってオタクとなることが出来ない人間なのです。だから身につける物も、いまの自分のポジションに相応のもの、という感覚で考えます。偉い人や芸能人のコスプレみたいになることは好みません。
 それはそうとして、よく使っているブランドを挙げれば。
 スーツは結局、バタクハウスカット、リチャードジェームスです。私の体形は胸囲が1メートル以上、ウエストは84センチ、身長1メートル60というまあ、太くて短いものです。よくいわれる「日本人の体形は前肩でアームホールは細く、肩が小さくて腰回りも細く・・・」などというのが一つも当てはまらないので、身長が低いにもかかわらず、そんな日本人向けアレンジなどしていない服の方が気やすいのであります。痩せてからは既製服で大丈夫になったのでカスタムはしません。ブレザーはブルックスブラザーズ、カジュアルなジャケットはもういろいろなブランド。中には西友の安売りものまであります。気に入ればなんでもいいのです。スラックスはロータやインコテックスが確かにいいので愛用しています。あとはダニエルクレミュなど。
 靴はトリッカーズ、チャーチ、クロケット&ジョーンズとヨシノヤが多いです。アレン・エドモンズ、ヤンコもよく履きます。いずれもあまりに高いものは買いません。実用品ですから20万も30万もする物は使わない。足については今のところ特注は必要ないようなのでしません。
 カバンはBREE、RIMOWA、万双、グローブトロッターなど。あと全く安物のトートバッグをカジュアルなときに。
 タイについては、逆に、タルブで注文したセッテピエゲが気に入っております。あといくつかありますが、あまりこだわりません。3万円のから100円ものまであります。最近買ったのはリプセットの夏用ツィードのタイです。しかし夏になると私はスーツの時以外はタイはしないでショールやリボンもよく使います。何もしない、ということはあまりありません。
 シャツは、これはタルブでの注文が気に入っております。それから新浦安駅前アルマディオであつらえたシャツもいいです。帽子は安物ばかりですが、近頃は癖になったのでほぼ常になにか帽子をかぶっています。野球帽はかぶりません。ああ、軍帽のたぐいもかぶりません、いっぱい持っていますが(笑)。またカフスボタンはこれも30セットは持っていますが高い物で3万円ほど。安い物となると3000円のたぐい。これもこだわりはありませんけれど、お気に入りといえばポールスミスでしょうか。時計はブライトリング、ハンハルト、チュチマ、ラコー・・・こう見るとみんな軍用時計ばかりですね。それからオリエントの機械式をいくつか。これも身につける物だからあまりに高いものは身につけません。傘もいつなくすか分からないものだから、国産の1万円ほどの16本傘を愛用。
 そんなとこでしょうか。全体に「落っことしても惜しくない程度で、そこそこいいもの」というのがポリシーですかしら。

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2008年6月21日 (土)

兵学校と士官学校。迫撃砲と追撃砲

新聞社のようなマスコミには、いろいろと真っ当なご意見から、はっきりいって意味不明な言いがかりまで届くものであります。
 最近では、米大統領選の共和党マケイン候補の経歴について、「海軍士官学校卒、とあるが海軍兵学校の誤り。記者は若いのだろうが不勉強だ」と非常に高飛車なおしかりのメールが来ました。しばしばこういうとき、とにかく絶対に自分が正しくて相手は間違っている、という態度で書いてくる人が多いんですけどねえ・・・。この場合も、別にそういう問題に無関心で「士官学校」と書いているわけではない。ただ、アメリカのアナポリス・ネーヴァル・アカデミーの訳語としては「士官学校」でもいいのではないか、ということで、必ずしも日本の記事では兵学校とは書かないのであります。まあ、記者、外部筆者などの書いてきた原文のままでいいのじゃないか、わざわざ統一するには及ばないのではないか、ということです。もちろん「兵学校」と書いてきたものはそのままでいきます。
 陸軍士官学校も英語ではミリタリー・アカデミーで、要するにもともと概念に違いがあるわけではない、あくまで旧日本海軍の兵学校にならっただけの訳語ですから。
 言うまでもなく、もし、旧日本海軍の話題で「海軍士官学校」などと誰かが書いてきたらイヤもおうもなく兵学校に直すべきです。
 旧海軍の場合、成り立ちとして士官以外に下士官兵の教育も担った時代があること、それから兵科学校、機関学校、経理学校と分野別の士官学校という意味合いでもあったから、兵学校と呼んだわけですが、外国の海軍士官養成学校については当てはまらない話だろうと思いますので、士官学校という翻訳でもまあ構わないのではないか、という次第です。
 そういえば先日もある新聞の記事で、ある船の船長さんが取材を受けて「ブリッジ」と言ったのを、記者が勝手に和訳して「艦橋」としてしまい訂正を出していました。英語ではブリッジはブリッジなんですが、日本では軍艦だと艦橋、普通の船だと船橋などと言い分けしなければならないので面倒が起きます。航空機のランディング訓練でも降りる場所が陸地か空母かで日本語では離着陸と、離着艦などと言い分けしなけりゃならない。英語じゃぜんぶ同じです。このへんも面倒です。しかし元々、原語じゃ同じ概念なんですからね。日本人特有の問題です。
 最近は戦艦と軍艦はマスコミではあまり間違えなくなりました。湾岸戦争のときに大いに問題になったからです。バトルシップとウォーシップは概念が違うのだから、一緒にすべきではないでしょう。軍艦は軍用の船全般、戦艦はその中で大砲を主な兵器とする軍艦の一種ですから。軍用機をなんでも戦闘機と呼ぶ傾向はいまだありますが、現在のジェット軍用機はほとんど戦闘機なのでまあ、実態からいうと不都合は少なくなりました。それでもB(ボマー)がつく飛行機、たとえばB1だとかB29だとかを「アメリカの戦闘機」などと書いてきたらちゃんと爆撃機と直すしかありません。
 ◆  ◆  ◆
 戦争当事者の話だから大丈夫か、というと最近はそれも怪しくなってきました。太平洋戦争から実に63年です。終戦時に20歳でも83歳。ある程度、責任ある立場にあった人となるともはや90歳以上です。だから、70ぐらいの人と言っても実は、終戦時には子供だったので、年配者だから正しい記憶とは限らない。以前にも「うちに兵隊さんが何人か泊まりにきて、指揮官は軍隊長さんだった」という投書がありました。投書者は終戦時に3,4歳だったそうです。それでも今では67歳なんですが。「軍隊長」なんて言葉はどうもおかしいでしょう、これは「分隊長」じゃないんですか、ということになりました。
 そういえば年配の方で「マッカーサー元帥の、すい、の字が間違っている。教師の師という字ではないのか」と問い合わせてきた人がいます。終戦時に20歳ぐらいの人のはずなんですが、この人はいままで「元帥」の「帥」と教師の「師」が違う字だと知らなかったらしいから驚きです。戦中派でもこういう人もいるから頭から信用できません。
 最近の例では、「迫撃砲」のことを「追撃砲」だと思っている人がいるらしい。字が似ているので間違えるのでしょうか。前者は「はくげきほう」後者は「ついげきほう」ですね。
 まずもって、20世紀以後の話題で出てくるのはほぼ100%「はくげきほう」の方ですから。ただし、帆船時代の話題なら「追撃砲」もあり得ます。帆船の場合、大砲は脇腹に砲列甲板というのを設けて並べておりました。前方と後方を撃つ大砲は原則的になかったわけです。しかし逃げる相手を撃つには、艦首に大砲を移動して撃った。逃げる方は艦尾に砲を置いて撃つ。で、この艦首の大砲をバウ・チェイサーなんて呼んだ。艦首の追い掛けるための大砲、ですね。日本語で「追撃砲」という。「ついげきほう」というとこれだけです。
 たとえば太平洋戦争で兵隊さんが馬に乗せて運んだ、なんてものは絶対に追撃じゃなくて、迫撃砲のはずです。
 が、こんなことをいちいち説明するのが面倒なんですね、知らない人は知らないですましてしまいますから。それにしても、字が似ているゆえの間違い、というのは日本だけの問題でしょうね。

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2008年6月20日 (金)

鳩山大臣。浦安のお祭りとトルコ人の屋台

このところは岩手・宮城内陸地震に宮崎死刑囚の刑執行、と相変わらず世の中、いろいろ多事多難です。ニュースがなくてなくて困ってしまう、という日はないもんでしょうか。いや、局地的にはなくもないんですが・・・。
 宮崎死刑囚について、鳩山大臣が朝日新聞の記事に不快感を表明したとか。「問題となった記事は朝日新聞18日夕刊1面コラム「素粒子」。執行再開(93年3月)以降の法相で最多の執行数となったことに触れ、「またの名、死に神」などと表現した。鳩山法相は「マスコミは(執行数を)野球の打率のように論評するが、私は粛々と正義の実現のために法相の責任を果たしている」と述べたうえで、「人の命を絶つ極刑を実施するのだから、私も心境穏やかではないが、社会正義のために苦しんで執行した。恐ろしい事件を起こした宮崎死刑囚にも人権も人格もある。軽率な文章だ」と話した」(毎日新聞)ということですが、この大臣はいろいろ失言もありますが、少なくとも正直に思った通りを言う方です。そしてこの件については大臣の言われるとおりと思います。
 死刑という制度は現在の日本では正規の法制度として機能している以上、そして終身刑がない以上、待機中の死刑囚が100人を超えている状態は異常であって、やはり、法務大臣には任期中に一定数を執行する義務がある、ということでしょう。前に全くやらない大臣も居たので、ここでやるということかもしれません。
 冤罪の可能性がある事件、ことに昔の事件など、警察もまだ戦前の体質でしたから、確かに本当にこの人が犯人なのかためらわれるものもあると思います。しかし宮崎死刑囚とか、今回の加藤容疑者のような、その犯罪事実そのものでは争っていない者の場合、大臣が執行すること自体は全く問題ないというか、義務でしょう。
 私は、個人的な見解では徐々に死刑廃止すべきでは、と思っていますが、現状ですぐに出来る状況とも思いません。終身刑を設ければ設けたで、どんどん数が増えていく受刑者をどうするのか体制を整えないといけません。そんなに簡単なことばかりではないかと。
 ◆@  ◆   ◆
 ところで、先日に浦安市でお祭りがあったのですが、4年に一度の大きなもの、と前にも書きました。
 この4年の間に、私の妻の実家が市内で引っ越しをしたのですが、その理由というのが、旧市街の静かなところで暮らしたい、ということでした。で、ある神社のすぐそばの閑静なところに転居したのですが・・・。
 ところが、今回のお祭りで分かりました。4年に一度、とんでもない大騒ぎになるのですね。静かに暮らす、どころかもうフルに引っ張り出されて町内会でフランクフルトだか焼きそばだかを焼く羽目になったそうであります。家の前も露店がずらり並び、その数は少なく見ても数百件。朝の5時からトルコ人がやってきて、「お騒がせしマース」といって手ぬぐいおいていったとか。
 4年前と比べ、トルコ人の屋台の多さが目に付きました。もっともトルコ人以外もいたかもしれない、外国人の屋台。みんなトルコ料理ケパブの屋台なんです。この露店の国際化は新しい傾向。でもなぜかみんなケパブ。ほかのものはないんですね。
 最近は露店も種類が制限され、おそらく仕入れなどの問題があるんでしょうが、規格化されてつまらないな、と思いました。

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2008年6月10日 (火)

秋葉原の無差別殺傷事件

 会社に行きましたら秋葉原通り魔事件「加藤智大」の話題一色。たまたま犯行当日が新聞休刊日だったこともあり、いい加減になりがちなリアルタイムの初報よりも、かえって重く厚く扱うのでありました。そういえば8日というのは大阪・池田小事件の日、なんですね。似たようなヤツが似たようなことをしたような。
 ま、なんとかかんとかコメントする気も起きませんが、たとえば読売新聞のコラムでは「世の中が嫌になったのならば自分ひとりが世を去ればいいものを、「容疑者」という型通りの一語を添える気にもならない」と書いていまして、まあその通り、というところです。
 こんなことをしでかすところを見ると容疑者は、秋葉原を知ってはいてもアキバ系というような人間でもないのでしょう。かえって「みんな楽しそうに歩いてやがってむかつく」といった感性なんだろうから。アキバを愛する人からすれば憎むべきヤツでしょう。なんでもいいがつまらんヤツです要するに。あんまり、近頃の格差社会の問題と結びつけて、なにかこの男が一定のメッセージを発しているかのような論調にはしないほうがいいと思われます。実際、それほどの考えがあるとも思われず実にくだらないヤツなんでしょう。なんでも小中学校では優等生、でもその後は優秀な人に囲まれて挫折というありがちなコース(そんなの誰でも経験することじゃない? 高校、大学、社会と進むに連れ、ちょっと出来る人はみんな、小学校じゃ首席でしたみたいな人ばかりだと気づいて愕然とする、なんてのはどんな人でもある年齢で経験することでしょう)、そんで今の職場じゃ「会社に居場所がない」とか勝手に首になったとか思いこんだのが原因。こんなのは、「俺、もうダメかも知れない、首になるかも」と思って落ち込むなんて社会人なら何度か経験有るのは当たり前、どんな人でもトラブル起こしたり、左遷や解雇の妄想が膨らんだりして、一度や二度は会社に行く気がなくなるほど落ち込んだことぐらい有るでしょう、それ、どんな恵まれた会社の正社員であっても同じです。ことにこの容疑者、格別に酷い目にあっているとも今のところ思えず、やったことから見て、派遣だから、不安定だからかわいそうみたいなことで同情したり酌量したり出来る範囲にはないですわね、このケースの場合。
 おそらく「自分は結構、大した人間なのかも」と小さいころに思いこみ、その後、世の中、甘くないと知って墜落していく・・・本当に見ているとこの手の通り魔犯人の類型は似ています。本当にみんなそういう連中。初めから劣等生でした、というのはこういう犯罪はしない。簡単に言えば世間知らず。元優等生。ひとつの特徴として、人生もうダメだと諦めるのが非常に早い。小さいころになまじいスケールの小さい栄光を味わっているのでものすごく打たれ弱い。泥水すすってもなんとかしよう、というほどの迫力はないくせに世の中を逆恨みする。本当は自分の器では大して通用しないということが客観的には分かっているが認めたくない。
 何をするにしてももう少しなんかないのか、とは思います率直に言って。意味がなさすぎる。またまた「死刑になりたかった」と言ってるみたいですが(それにしても犯罪の発想まで人真似しかできないとはつくづくくだらないヤツです)、本当にこういうのはコロシアムで猛獣に喰わせて、見せしめにしたほうがよろしいのではないか、と。あ、古代ローマの闘技場では、午前の前座で犯罪人の「処刑ショー」をやったんですね。猛獣に喰わせたりプロの剣闘士と戦わせたり(もちろんなぶり殺しになります)。野蛮なようですが被害者が私刑するよりはずっと文明的、と理解されていたらしい。教育的にも公開処刑はむしろよいこととされていた。「見せしめになって死ぬのは、役立たずな犯罪者の唯一の社会貢献」と当時はされていた。厳しかったのである。で、午後のプロのショーでは、案外、思われているほど剣闘士は死ななかったらしい。いい試合をして負けた闘士は助命が普通だったそうなので。
それにしても、今の日本の死刑ってのも、実はあまり楽な死に方じゃないそうですよ、聞くところでは。絞首だから決して安楽な死に方では・・・。特に、朝、突然に「今日、執行するから」と言われて2、3時間以内、昼にはやってしまう。いきなり読経の鳴り響く部屋に入れられ仏壇を礼拝した後、目隠しされて・・・死刑囚はもちろん、頭では分かってはいても、その時が来るとあまりのあっけなさに、みんなびびりまくるそうですが。
にしても、うかうか歩いていられませんね。今回のように歩行者天国にトラックで突入されたらどんな人でも避けられないでしょう、ゴルゴ13みたいな人ならともかく。しかし、あくまで一般論として、日ごろから日本の街では、人は皆、あまりに無警戒に歩きすぎるとも感じています。ことにヘッドホンしてケータイなど見ながらのろのろ歩いている若い衆って大丈夫なんだろうか。もう世の中、殺伐としてきてるんだから、相応に緊張感もってないといけないんじゃないかとも個人的に思います。そのへんの他人を信用しきっているのは危険じゃないかと思うのであります。

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2008年6月 6日 (金)

タクシー接待

6月6日です。ノルマンディー上陸作戦の日ですね、とほぼ毎年、書いております。私のような「病気の人」にはなんでもかんでも、その手の話題になりがちなので、今日はよしておきます。
 ところであの「タクシー接待」っておかしいですね。東京新聞によると「町村信孝官房長官は六日午前の衆院決算行政監視委で、深夜タクシーから金品の授受を受けていた中央省庁の職員数が計五百人余、乗車回数が延べ約七千九百回に上る調査結果を明らかにした。職員が乗車中に運転手から手渡された金品数の合計は、約一万二千四百件だった・・・福田康夫首相は接待の実態について「びっくりした。国民から疑念を抱かれることを一切すべきではない。当たり前のことを、どうして守れないのか」と官僚の体質に強い不快感を表明した」とのことでした。
 しかし、びっくりした、といって、こんなの大昔からあったことだと思いますが。にしてもすごいですねえ・・・なんでも毎回、商品券もらっていた人がいるそうで。年間150回で30万円とか40万円とかになるとか、ねえ。
 そんで、まあ中央省庁の公務員の皆さん、お忙しいのだとは思います、思いますが、別にどこの会社の人も忙しいんですけどね。毎夜のように深夜までいてタクシーで帰る、それも公費で、というのは本当に意味のあることでやっておいでなのか、なにか慣例でやっているのか・・・どうなんでしょう。
 そういえば、橋下大阪府知事のリストラ案について、ある大阪の女性教諭がブログで「知事は月給130万円、私は手取り34・5万円。こんな薄給ではやっていけません」などと書いて「炎上」したとか。まあ手取り35万円で「薄給」というのは書かない方が良かっただろうなあ、確かに、と。今の大阪の状態からいって、やがて夕張市みたいになったらそれどころじゃないはずですが。月給10万円とかになりかねないのでは?
 いえ、まあなんというか、ずーっと官の経験しかない人ってのは、なんかずれているなというふうに思うだけです。

 ライブドアにもこんな記事がありました。「とにかく、退庁時間が過ぎても役所に残ってさえいれば、残業代は貰える。その結果、新聞を読んだりテレビニュースを見たりしながら、過ごしているのである。さらに悪質なのは、勤務時間中にダラダラ仕事をして、退庁時間を過ぎてから突如熱心に仕事を始める職員である。これで大手を振って残業代を稼げるばかりか、仕事熱心な人と評価されたりする。なんのことはない、勤務時間中にダラダラしているか、残業時間にダラダラしているかの違いだけである。なにしろ税金で給料をもらっているから、身銭意識がない」まあどこのどういう役所の話かは特定されていませんがこれね、実際20年ぐらい前は民間企業もこうでしたよね確かに。ずっと会社にいる人間を評価するアホな部長が居たりしましてね。まあ90年代の半ばぐらいまでは。今じゃ、仕事があっても残業は許さない、というのが普通なわけでしょう。まあ、なんかいろいろな点でお役所って20年ほど前の感覚のママなんですよね、おそらく。

 

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2008年6月 3日 (火)

終身刑と犬。

 超党派の国会議員が「量刑制度を考える超党派の会」という議連をつくって、年内にも「終身刑」を作る法整備を目指す、という話があります。これ、どうも前からあった「死刑廃止議連」がなかなかうまくいかなくて、それなら「終身刑議連ならどうよ」と募ったところ、こっちは案外、たくさんの議員が集まったということだそうで。
 つまり「死刑廃止」はあんまり議員の間で人気がないが、「終身刑設置」はいい、ということのようです。ことに来年の5月、今ごろには既に裁判員制度が始まっているので、その意味でも選択肢を増やしておかなければ、ということだと。確かに、日本の制度では死刑と無期懲役(ということは、無期といっても服役10年以上たつと釈放もあるということで、最短ではわずか懲役10年と同等です)の間にはギャップがありすぎる、とは誰しも思ったことがあるはず。もっとも実際には仮釈放はきわめてハードルが高く、光市事件の元少年が書いたような甘いものではない。さいきんでは50年以上も服役している無期囚もいるそうな。これは既に、ほぼ終身刑と同等ですね。
 私はまあ、自分の好みで言えば終身刑は賛成、死刑は徐々に廃止、という感じです。しかしまあこれについてはいろいろ意見があります。死刑になりたいといって殺人する者まで出てきていますので一概に言えないのですが、逆に死刑を厳しくする、という話だけは出ませんね、さすがに。いえ、古代ローマみたいに重大犯罪者はコロシアムで猛獣に食わせて見せ物にする、というのも一案じゃないでしょうか。ローマ帝国では「犯罪者は市民として役立たずな者どもだが、最後に死をもっていくらかの社会貢献ができるのである」と説明していたそうです。厳しいですねえ・・・。
 それで、問題も山積の中でひとつ、議論になっているのが、「絶対に釈放の望みがない終身刑の囚人が自暴自棄になるのでは」ということだそうです。受け入れる看守としては、確かに今まではそういう制度がなかったのだから気になるのでしょう。
 それで、最近アメリカのテレビ番組で見たのですが、アメリカのある州では、終身刑の囚人で犬好きの人たちに、虐待されて心身の傷ついた犬の世話をさせているのだとか。これがなかなか感動的で、人間不信に陥っている犬たちを、殺人などを犯した囚人たちが献身的にケアし、ちょっと病気になったというと涙ぐんだり、里親探しには必死になったりして・・・「こんな優しい人たちが本当に重大犯人なの?」と思われます。
 期限内に犬をケアし、しつけをして、見事に里親に引き渡さないと、その犬は殺処分、つまり処刑されてしまいます。だから囚人たちはもう涙ぐましいほど努力します。
 彼らは二度と社会には復帰しないのですが、おそらく、壁の中で初めて人間らしい心に目覚めたのでしょうね。あれ、いい話だと思いました。日本では出来ないでしょうか。

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2008年5月30日 (金)

川田亜子アナウンサーと「鬱」について。

 なんか寒いんですが、東京近辺。涼しいと言うより、薄ら寒いほどですが。こういう暑いのだか寒いのだかはっきしりない時期は気を付けないと本当に、また風邪ひきますね。 先日、自ら亡くなった川田アナウンサーの最後の出演番組、というのを私もユーチューブで見ましたが、そもそも精神的に不健康だったとすると、あの内容(青木ヶ原樹海の自殺者の特集)はこたえたかもしれません。しかし仕事だから、内容を選べませんしね。 実はあの日はいくぶん元気だった、と共演者が言っているようですが、あれは本当で、鬱の状態が最悪の場合は自殺すらする気力がなくなるそうです。だから、「お、ちょっと元気になったかな」と思ったときが実は危ないのだとか。 私も、数年前、何をやってもうまくいかない、とかなり鬱状態に陥ったことがあります。きっかけはある編集者の態度が気に入らなかったのと、時を同じくして仕事上でトラブルが複数あったこと、そんなことが2、3重なると「どうして自分は何をしてもうまくいかないんだろう」とか「なんで他の人は順調なんだろう」とか後ろ向きな発想にはまってしまいます。で、後で考えると、客観的に見てそこまで悩むようなことではなかった、しかし一つの考えに固定してしまうんですね。そういうところにはまりこむと、傍目には「何であの程度のことで悩むのだろう」と思われるような、一見して幸せそうな人がどんどん鬱に落ち込んでいく。私の場合は、特に病院に行ったりする前に、ある本を読んでいて「おや、つまりこれは鬱なんじゃないのか」と自分で気が付くことで、呪縛が解けました。急に「考えてみると大したことないじゃないか、もっと面倒なことは幾らでもある」と冷静に思えました。だから外野から「あの程度で悩むなんて贅沢だ」的な批判をするのはきわめて馬鹿げていると思います。主観的な地獄なので所詮、他人には分からないのです。 良家に生まれて誰しもあこがれる大手局のアナウンサーになり、仕事も順調、美貌にも恵まれ・・・そういう華々しい人生を歩む人でも、その人としての悩みは深いという、当たり前のことですが改めて人生それぞれ、の思いを強くしました。本当のところ、仕事が少なくなっていたから、とか、あるいは四川の大地震やミャンマーの災害などというこの時期に、報道をやりたかった自分がこんな仕事をしていていいのか、といった焦りや、ほかに男性の影とか・・・いくつか原因が憶測されていますが、おそらくは複合的なもので、しかし、あの最後の番組がちょっと刺激が強すぎたのは確かかもしれません。 実際の所、むやみに他人の境遇をうらやむのは馬鹿げている、と近頃は思うことが多いのですが、この場合もそのような一例なのかな、と。

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2008年5月25日 (日)

酒とメタボとパワーポイント

 先日、というか金曜日にある人の異動に伴う送別会があったのですが・・・しかし酒に弱くなりました自分。2日たったのにまだ疲労が抜けません。近ごろは全く、ほぼ飲酒の習慣がなくなりましたので、あの程度の飲酒でももはやついていけない。30代前半までは仕事上も週に3,4日飲むのが当たり前でした。ここまで受け付けなくなるとは・・・。 体質変化といえば、まえにも書きましたが本当に冷房が嫌いになりました。このところさすがに気温が上昇してきましたが、私はまだ冷房は勘弁してほしいです。本当にのどが痛くなる。今日などもわざわざ冬のベストなど着込んでおります。深夜になって社内の人数が減ったころにはこれでちょうどよくなる。 先日の健診でも医師から「メタボじゃないですね、大丈夫ですよ」と言われました。ほんの1年前にはウエストが94センチぐらいあったわけで、1年で10センチ以上、腹の脂肪がなくなったのだから寒く感じるのは当然でしょうか。それに全身の無駄毛もそり落とすようになりまして(運動には邪魔ですから)、おそらくですが、かつての私より体感温度が3度とか4度とか、それ以上下がっているかも知れません。これは大きい。以前の25度か今の私には21度とか、以前の30度が私には26度でしかないとかいうことです。 どうも今年も私はクールビズには無縁のようです。逆にどこまで自宅で冷房を使わないでいけるか、のほうが問題かも知れません(昨年も35度ぐらいになるまで入れませんでした、そういえば)。 ◆   ◆   ◆  パワーポイントの話、というのが話題になっています。トヨタの渡辺社長が「パワーポイントの資料なんて時間と経費の無駄だ、とおっしゃったらしい。実際、社外プレゼンならいざしらず、社内向けには一種の虚礼のようにも思えます、パワーポイントの資料。ライブドアにはこんな記事が。「2008年5月20日付けの「ダイヤモンド・オンライン」には、トヨタ自動車の渡辺社長のこんな発言が掲載された。「今は何でもパワーポイント。枚数も多いし、総天然色でカラーコピーも多用して無駄だ」もっとも、トヨタ自動車は「パワーポイントを使用するなという意味で発言したのではない」と釈明、「円高や原材料高で業界全体が厳しい中、今こそ原点に帰り、仕事の効率を見直すべきだという意味で伝えた」と説明している。渡辺社長の意図がどこにあるにせよ、世界的大企業のトップの発言で、仕事の効率にかかわる事柄ということもあり、反響は大きかった。記事には400件を越すコメントが寄せられている。「パワーポイントで会議レジュメを作る奴 ほんと多くなった。はっきり言って無駄が多い。普通にワードでまとめた方がいいものができる」「パワーポイントって、単なる文字情報でいいものに、ゴテゴテとデコレーションを施して大した事もない情報を素晴らしいものであるかのように見せる為の粉飾技術の事」さらに、「資料造りが仕事だと勘違いしている奴が増えている事は事実。見た目は良いけど内容が薄くて見るに耐えないものもある」といったコメントも載っている」 ま、私は実際の所、社内会議ではA4の1枚紙に入る情報で十分、社外用のプレゼンなら、いろいろ見せ方の工夫としてあるだろうとは思うけれど、今の企業の幹部たちは世代的に言ってもこういうものの技術や一見した見た目で、判断を左右されないような気はします、そもそも大して興味がないというか。ITものではったりがきく時代はとっくに終わってますし。それに、今のオフィスでは「資料造りが仕事だと勘違いしている奴」はいるんでしょうね、実際。役所なんかもそうでしょう。役所というとなにごとについても、無駄に分厚い資料がいろいろな省庁とかなんとか会議とかなんとか委員会、検討会議だかから、次々に回ってきます、うちの会社なんかでも。それを見るたびに、忙しい忙しいと彼らは言うが、要するにこんなペーパーを作って偉いさんに見せることに忙しいんだろうな、と推察するわけです。

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2008年5月23日 (金)

ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛

 「ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛」を見て参りました。話題作の第二弾です・・・見終わっての感想を言いますと「なんか、すごい戦争映画になっちゃったな」と。これは悪い意味じゃありません。よくまあかくも立派な活劇に仕立てたものと感心しました。

 といいますのも、実は原作のほうはけっこう地味というか、読んでみるとシリーズの中ではやや、盛り上がらない感じといえばいえるんです。これ、「指輪物語」でも緊迫感ある第一部、クライマックスの第三部と引き比べて、ガンダルフが行方不明になっている間の第二部がちょっと間延びしている、のと似ているかもしれません。また、原作の展開が、本筋の大事なところを登場人物の回想、会話で処理している部分が多いところもちょっと似ています。映画でもロード・オブ・ザ・リングの第二部はいまいち話題にならなかったですよね。なにしろサルーマン軍の壊滅のくだりは原作じゃ、全部、回顧談に出てくるだけという有り様ですから。

 さてそれで、今回のナルニア第二部もそんなところがあって、原作では、久々にナルニア国に舞い戻ったペベンシー兄妹が「おや、ここは昔我々が暮らしたケア・パラベルの城の廃墟だ!」と気が付くまでに相当なページが割かれますし、その後も、捕虜になっていた小人から一部始終か語られるのですが、その中でカスピアン王子の話もあかされる、といった展開。けっこう読んでいてまだるっこい。そしてこの話、全体に何か牧歌的。

 なんでもC・S・ルイスは第一部だけ単発の予定だったが、好評につき第二部以後を書き足したそうで、あとで全部をつなげるとなんとなく一部が浮いている感じがするのもそのため。で、第二部は以後の展開のためのつなぎ的な役目を負ったんですね。

 そういう訳なので、映画化に当たっては原作そのままだとけっこう冴えないことになりかねない、という部分でかなり苦心しています。しかし、後で読み返してみると、確かに大筋としては映画に出てくる通りなので、決していい加減にオリジナルをいじくっていることもなく、なかなか巧妙だと思います。というか、「ああ、つまりこういう話なんだな」と映画を見て見直したような感じ。

 とにかく非常にシビアな戦争シーン満載の娯楽作品に仕上がっております。ファンタジーと言うより中世の合戦映画もののよう。ベン・バーンズ演じるカスピアンは、話の筋からいってちょっと頼りない人物、ということなので、前宣伝のイメージに比べて案外、活躍しない気がします。しかし、この人物は次の第三部のほうが本当の主人公なんでこんなものでしょう。4兄妹は前作同様の熱演ですが、上の二人、ピーターとスーザンがこれで引退なのが残念・・・。どうなんでしょう、ちゃんと原作通りに映画化するなら、ピーターは最後の弟7部でまた登場するはずなんですが、ちょっと役者としては間があきすぎになりはしないかな、と。そして、スーザンは本当に二度と行かない、わけですね。

 原作では話題しか出てこないティルダ・スウィントンの魔女がちょっとだけ出てくるのも、うれしいサービス。この人も、むしろ後の章でまた出てくるはずなんですが・・・。

 

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2008年5月19日 (月)

ポテトチップス50周年!それと「水着問題」

 あのポテトチップスの湖池屋さんが創業50年なのだそうですね。で、私が知らないうちに妻が、その50周年記念プレゼントに応募していたのですが・・・突然、コイケヤのポテトチップスやカラムーチョが満載の段ボールが我が家に届いてびっくり! 見事、当選したのだそうです。その当時のコイケヤ・チップスの復刻品が入っていまして、透明な袋なんです。懐かしいな、たしかに昔はこんな袋でした。今は、保護を考えて中身は見えないのが普通ですが、当時はチップスに皆さんのなじみがなく、中身を見せる必要があったに違い有りません。
 創業者の方がポテトチップスに出会ったのが1960年のことだそうです。私が生まれる7年前のこと。昭和30年代半ば、ですね。まだまだ「戦後」という印象が残っている時期だったでしょう。考えてみますと、私も幼稚園や小学校時代にポテトチップスなんてあまり食べた覚えがありません。むしろ「かっぱえびせん」のほうが記憶にあります。当然のように食べるようになったのは中学生ぐらいからのような気が致します。
 飽食の時代のなんのといいますが、案外、底が浅い話といいますか、カップヌードルなんてものも私が小学1年ぐらいの時に出現して、当時はもれなくフォークが付属していましたが、非常にもの珍しい食べ物だったのをよく覚えております。
 そういえば、そのころ読んでいた漫画はジャンプの「トイレット博士」でしたね。ジャンプも、この漫画のヒットまでは大した雑誌じゃなかったような記憶もあります・・・。
 当年41歳。今の世の中じゃまだまだ若い部類に入ると思います。しかし、子どものころには蒸気機関車も3輪自動車も見ております。1ドル=360円でした。
 結局、日本が今のような文化にどっぷりと浸ったのはせいぜい、ここ20年ぐらいのものなんだな、と思うと大したことないんだな、と思います。
 それを思えば、さらに短期間で繁栄してきた中国が、どこか上っ面というか、足が地に着いていない感じなのも無理もないのでしょうね。

◆   ◆   ◆

 最近「水着問題」とよくいいますが、こんな話なんですね。「イギリスに本拠を置くスポーツ・メーカー、スピード社が開発した水着「レーザー・レーサー」は、抜群のフィット感に加え、縫い目のない製法を取り入れたことより、200mで約1秒のタイム短縮が実現できると言われており、これを着用した選手が相次ぎ世界記録を更新。その成果が話題となっているが、日本水泳連盟公認メーカーは、ミズノ、デサント、アシックスのみで、スピード社は使用できない、いわゆる「水着問題」。18日には、中村礼子ら、一部の選手が国内大会でスピード社の水着を着用すると、自己ベストに迫る好タイムをたたき出し、スピード社導入の声に拍車を掛ける結果となった」・・・なるほど。英国発といいますと、かつて英国海軍がドレッドノートという新型戦艦を開発し、世界中の戦艦が時代遅れとなってしまったことがあります。そのあまりにもひと時代すぐれた性能にショックを受けた日本人は、以後、ものすごいもののことを「超弩級」(ちょうどきゅう)といいます。「超ド級の衝撃」なんて今でも新聞の見出しなんかでありますね。水着の超弩級という感じですね。そういえば、以前はスピードスケートでも新型靴で同じような話がありましたが、日本の水着メーカーさんは8月までにスピード社並みのものが作れるのでしょうか。

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2008年5月17日 (土)

四川地震のこと、それとすっかり風邪引きました。

皆様、お久しぶり・・・実はあの後、風邪が悪化。おまけに妻にもうつってしまいまして声が出なくなる始末で、もうこのところ活動停止状態でした。少なくともこの5月、「冷春」でしたね。私はちょっと、まだ冷房は勘弁して欲しいと電車なんかでは思いますが・・・。
 その間、ミャンマーでああいうことがあるし、四川でああいうことがあるし、あとはもうなんでしたか、殺人事件も多いし、エスカレーターが止まるし、まあいろいろありましたけれども。少々、熱があろうがなんだろうが、会社はそうそう休めないし、しかし大事件があるたびそりゃもう振り回されますし・・・いやあ。
 それはそうと、そろそろ次の本の執筆にもかかっていまして。今度はかなりミリタリー寄りな内容になるかな、と思っておりますが、もちろん、一般的な服飾ファンの方にも読んでいただければ、というような感じのもの・・・まあ、おおむね世界の軍服の通史、というようなものです。なかなかそういう本がないんですよね、驚くことに。ドイツ軍の本、米軍の本、そういう個別専門分野の本は山のように汗牛充棟しているんですが、トータルの流れや由来を知りたい、となると案外、こたえてくれるものがない。詳しい方は多くいらっしゃるはずなんですが、やはりかえって詳しい人ほど面倒になってしまうのだと思うのです。同好の人がうるさいとか、いろいろ考えてしまうこともあるでしょう。
 そうなると、不完全でも何でも、素人の自分でやるしかない。不足は読者や後に続く人に補って頂くしかない、と思う次第です。
 ◆  ◆  ◆
 それにしましても、つい4月に都淵江に旅行した、という人からメールが来たんですが、あのときお参りした廟もみんな倒壊してしまった、と嘆いていました。
 日中、いろいろいきがかりがありますが、向こうはどう思うか知らない、日本人はこと地震については、日頃どう思っているとかいないとか関係なく、なにしろ他人事じゃない国柄ですので関心も高く同情もします。ここは妙にうがった見方をせず、こちらが援助したいという申し出には素直にこたえていただきたい、と思うところです。

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2008年5月 4日 (日)

日経新聞さんのハイヤー

皆様、連休のことと存じます。もちろん私は出勤です。
 ところで情報誌Factaの記事でこんなのを見かけました。日経新聞さんのハイヤーに関する話題です。

「深夜の自宅送りが、3人相乗りになってしまっては、帰宅が遅れて仕事になりません」「ハイヤーがあるだけでもいいと思え。俺が若いころにはタクシーで夜回りして取材先に馬鹿にされたものだ」日経新聞の社内報に載った座談会でのやりとりが、社内でひとしきり話題になった。「3人相乗り」に不満を言うのは若手女性記者。これに反論するのが杉田亮毅前社長(現会長)だ。同社では、帰宅が深夜に及ぶ記者職には以前から本社発の自宅送りハイヤー制度がある。ヒヨッコ記者まで黒塗りで自宅に送ってもらうこと自体、時代錯誤と言わざるをえないが、そんな優雅な日経でも経費節減は緊急課題。従来は、自宅が同じ方向にある人が2人集まった時点でハイヤーが発車していたが、今後は3人集まるまで待たなければいけなくなった。さらに、これまで随時発車していたハイヤーも30分おきという、バスのような運行方式に変わり、記者たちから不満噴出という。記者が自由に使えるタクシーチケット制度が残っていた大阪本社編集局でも昨年秋、ついに廃止になり、記者は自腹でタクシーに乗り、いちいち精算しなければならなくなった。

・・・というんですが、いやあ、本当に優雅ですなあ、そりゃあ。同業者とはいえこれほどよかったとは。2人そろえばいつでも好きなだけハイヤー乗り放題、だったのですか。そりゃ最高ですね。 いや、別にどうということもないのですが、なんでこれで不満が出るのかな、と思った次第ですが。(以下、当初書いていた文章を削ります。会社のことはもう基本的に書かないので)。

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2008年4月27日 (日)

本を出版する方法

それにしてもウィンドウズ・ビスタ、使いにくいですね。なんでこう面倒なものにしたのかな。普通のユーザーは性能や安全性はは高めてほしいが、機能や操作はあまり変えてほしくないのじゃないかと思いますが。
 ところで、身近の人から「本というのはどうやって出すものなんですか」と聞かれました。それで、ご存じの人にはありきたりの話ばかりでしょうが、こういう世界に無縁な人とか、漠然と「いずれ著者になってみたい」という方もいらっしゃるでしょうから、自分の経験の範囲で少し書いておきます。
 いわゆる自費出版については自費出版専門の版元があるのは今では誰でも知っていますし、それがこのところ経営破たんしたり、大変であることも知られています。要するにハードルが低くて誰でも出版してくれる反面、後の面倒は全然みてくれないので、著者の不満が高まったのは当然です。そもそも基準が甘いのだから、仕方ないとは言えます。
 大体のところ、ああいうところで全額自費で出版すると、まあ100万円ぐらいが最低出資額だと思います。企画によってもっと安いところもあるでしょうが、まあ宣伝を万全にやり、豪華な造りにし、部数を増せば上限はいくらでも上がるでしょう。200~300万円出した人もいると思います。
 次に、ちゃんとした商業出版社からの企画出版をするにはどうするか。まずは、一番、王道なのはなにかの文芸賞をもらってデビューすることです。しかし、これは才能がある人であっても一生の間に受賞できるかどうかは相当に運次第なのは明らかで、その僥倖を待っていてはいつまでたってもデビューできません、というかなにがなんでもデビューしたい、というなら、30代半ばぐらいまでの若い内はともかく、受賞を前提にしているわけにはいかないでしょう。それに、どなたもお気づきのように、世間に出回っている書籍のほとんどは別に文学賞をとった作家が書いているわけではありません。著者になるには文学賞は必須条件ではないことになります。
 文学賞タイトルが絶対必要なのは、文芸作品の企画出版です。だから、無名の人が文芸作品の原稿を版元に送ったり持ち込んでも、まあほとんどの場合、何事も起こりません。見てもくれません、通常は。漫画と違い、持ち込まれても簡単に概要を理解できないので、時間を作ってくれないのが普通でしょう。ごくまれにそれでうまくいった、という話がありますが、それはいい編集者と縁があったためで、まれだからそういう話が有名になるんですね。
 もし文芸でとにかくデビューしたい、という人は、実は小説よりも詩歌のほうが本そのものは出しやすいのですが、ただしこれはほぼ100%が自費出版となります。流通することはゼロではないが、ほとんど期待できません。しかし、詩歌については自費出版が昔から常識なので、ほかの分野と違い自費だから格が低いとは言われない、というメリットがあります。つまりちゃんと実績になる。詩歌の世界の文学賞の審査対象にもなるし、詩歌の世界で一人前として扱われる。ただし、そういうわけだから詩歌の専門の版元は、お金の面では自費なのに、けっこう審査基準は厳しく、なんでもいいから出してくれる普通の自費出版社のようにはいきません。通常は、既に実績のある先生の下でしばらく様子を見て、その紹介を得る、といった手順を踏んだ方が確実です。
 さてそれで、本当に版元の企画出版として出してもらうにはどうするか。こちらは、文芸を狙わない方が間違いなく有利です。小説のたぐいはあまり相手にされません、どうしても小説家に、という人はなにがなんでも文学賞をとるしかないでしょう。しかし「とにかく著者になりたい」ということなら、文芸じゃない分野でまずは何か原稿を書くことです。
 次に、その原稿を持って多くの版元を大きいところから小さいところまで回ってみることです。私の今までの経験ですと、非文芸でそれなりの内容の原稿だと、大抵の版元は読んでくれます。50~60社ぐらい打診すると内容次第でしょうが、10社ぐらいから前向きな返事が来たりしましてその後は具体的な条件交渉に入ったり、あるいは、この企画はこのままじゃ駄目だけど、別の企画で書きませんか、という話になったりします。まあこれはあくまで私の経験です。
 一度、それで軌道に乗ると、少しずつほゥの話も見えてきたり、ものによっては空中分解したり、という中で、形になるモノが出てきます。そして、やっと企画出版できるというわけです・・・。この場合も、いい編集者と縁があるかないか、が最も重要になります。自分に惚れ込んでくれるような編集者に巡り会えばいうことはありません。逆に大手版元から声がかかっても、担当編集者と反りが合わず駄目になる、ということも私自身経験していますので、結局は人の縁ほど大事なモノはない、というのはどこの世界でも真理です。
 これも、ある程度の買い取りを求められることが珍しくないですが、しかし経験的にいって著書は100冊以上は手元に残しておくべきです。その後、次の企画の売り込みやらなんやらで、けっこう2、3年もするとなくなってしまいます(50社に売り込むなら50冊ななくなりますから)。新聞社や雑誌社に売り込みをするならもっと必要でしょう。だから200冊ぐらいを買い取りしても後で見ると、別に無駄にはなりません。
 その買い取りをしても、20~40万円ほどですから、100万円以上かかる自費出版とは全く次元が違うし、宣伝もしてくれるし、流通もちゃんとしてくれます。従って、なにがなんでも自費ではなくて企画出版しないといけない、ということです。
 印税なんてものは実に微々たるモノで、入ってきてもお小遣い程度です。これで生活できる著者は部数10万部を超える人だけで、今の出版不況下でそんなに売れる人は、そういません。1000円の本が1万部売れて売り上げ1千万円、印税5%なら50万円。まあこれなら赤字にはならない、お小遣いとしてはいいかな、というところ。10万部売れれば500万円、こうなると職業として意識できるでしょう。本の単価が高ければ印税も増えるでしょうが、それだけ部数は伸び悩むのは言うまでもありません。
 にしても、ロングセラーとなるような内容で、増し刷りにこぎ着ければ、れっきとした著者としてやっていけることになります。少なくとも赤字のない程度にやれれば、活動としては成り立つことになる。ただ、プロのライターだけで暮らすというのなら、常に1万部以上、できれば10万部を超えるような売れるような本を出す必要があり、大変でしょう。
 また、著書があると、ほかの雑誌などの依頼がある場合がある、また文芸家協会やペンクラブに入れる(著書3冊以上が最低条件で、いずでも理事の先生の推薦が必要)といったことがあります。ここまでくれば、一応、どこに行っても「私は文筆家です」と名乗れるレベルには達するわけです。当然、次の売り込みがしやすくなります。儲かる、儲からないという次元ではなく、その方面で一応の見識がある人、専門家、ということも言われるようになります(内容次第ですけど)。
 それ以後は、本人の努力次第でしょうし、私も目下、努力している次第です。
 とにかく、こういう時代でもいわゆる活字をやってみたい、まずはデビューしてみたいという方は、ベテラン世代にも若い人にも多いと思います。しかし上記のようなわけで、最初の1冊を形にするまでに相当な信念と行動力が必要なようで、著者の皆さんはそこを乗り越えてこられた方ばかりということです。
 参考までに書いてみました。お役に立つことあれば幸いです。
 
 

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2008年4月26日 (土)

聖火リレーは終わり、ビスタPCはやって来た。

 仕事の関係で、昼夜逆転した生活がどうしても多くなる私としましては、特に用事がない日の昼の12時過ぎに起きるのは早起きのほうなんですが、テレビをつけたらのどかな普通の土曜日の番組。「ああ、要するに大したことはなかったのね、聖火リレー」と思ってほっとしました。ま、5人逮捕ということだから、全くなんにも無いわけではないが、大事にもならず、ということでしょうか。
 ◆  ◆  ◆
 コンピューターが壊れていましたが、本日、ようやくわが家に新しいのが届きました。NECので、ウィンドウズ・ビスタを搭載しています。がしかし、なんか慣れないと使いにくいですねビスタ。なんでもそうですが、技術的に進んでいるものが使いやすい、というわけではないんですよね。古来、武士や軍人というものも決して新しいもの好きではありませんでした。性能は高いけど使い慣れないし機能も安定しない新兵器より、少し古くても、信頼できる使い慣れたもののほうが安心なんですね。
 私も今もって、ただ単に文章を書くだけなら昔のワープロのほうがタフで使いやすかったと思っています。確かに長い文章の管理や、編集者とのやりとりの便利さなど、総合的な機能では比較にならないとしても、です。
 また慣れるまでいろいろ、イライラさせられるのでしょうね。しかも、また来年にもマイクロソフトは新製品を出すような話もありましたが・・・。
 ケータイも、私がなんと2001年の秋から愛用しているフォーマがそろそろ寿命を迎えまして、更新を考えざるを得ないのですが、なんでもまもなくムーバ系じゃないと使えなくなるそうですね、詳しくないので人から聞いた話だけなのですが。
 あれも、私は携帯電話は本当にトランシーバーとしてしか使わない、メールもケータイでは使用しない派ですので、とにかくいろいろな機能は無用なんですが(だから7年も前のを平気で使えるのですが・・・)。
 ◆  ◆  ◆
 宣伝でございます。辻元よしふみ&辻元玲子著「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社)発売中。これについては、姉妹作の企画もそろそろ出ておりますので、ご報告しておきます・・・。
 http://shopping.hobidas.com/shop/gunjisenshodo/item/3923013407.html

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2008年4月25日 (金)

「ネカフェ」でわかる年齢

今日、うちの会社の新聞のある記事で、若い編成記者が「ネカフェ難民対策、与党が研究会」といった見出しを付けてきた。で、「ネカフェというのはネットカフェだよな、しかしこいう略語って普及しているの?」という話題になった。当然ながら、41歳の私はこのような略語が知らなかった。で、2000年入社で8年目の、ということは30歳ぐらいの比較的若い記者に聞いたが、やはり「知りません」。さらに2003年入社で20台後半の記者も知らなかった。
 が、2006年入社、3年目になったばかりで24歳の人は「ああ、いいますよ」と即答しました。なるほど、その数年の差でなじみがある、なしが分かれる言葉なんですな。
 しかし新聞というのは小学生から明治・大正時代生まれの方まで読むので、これが通じない。まあさすがにコンビニエンスストアをコンビニと略するのはいいのですが、以前にファミリーマートを「ファミマ」とやったら、偉い人から「こんな言い方は自分は知らない」と言われて没になったことがあります。嘘だろう、と思いましたが、最近聞いたら、70代以上の人だとコンビニ自体、行ったことがない、という人がいるらしい。信じられないが「ああいうのは若い人が行くところで、恥ずかしい」のですと。まあ、ある世代から上ではそういう感じがあるのかもしれませんな。
 ま、私もあまり世間の流行、若い人の風俗に興味がある人間じゃありません。気を付けないとただの時代遅れになってしまいます・・・ま、歴史の研究家にとってはあまり関係ないのですけど。
 ◆  ◆  ◆
 久々に宣伝です。「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社)発売中。あるいは好評在庫中?
http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1305-5.html

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2008年4月22日 (火)

食糧危機はついにやって来るか?

 J-CASTニュースにこうありました。「世界銀行の推計によると、過去3年間で世界の食糧価格は平均で83%上昇。これが原因で、少なくとも1億人が食糧不足にさらされるとみられている。その原因としては、気候変動による収穫量の減少や、中国やインドの食糧需要が増大したことなどが挙げられている。さらに、ここ数ヶ月で、基本食品の値上がりが加速しており、世界各地で食糧をめぐる暴動にまで発展している。エジプト、フィリピン、コートジボワール、セネガル、イエメン、メキシコなどで暴動が発生。カリブ海の島国・ハイチでは、商店の略奪が1週間以上続き、事態を収拾できなかったとして国会が首相を解任するという事態に発展している。それ以外にも、苦肉の策を取らざるを得なくなる国も多い。例えばパキスタンでは食糧の配給制が復活し、ロシアでは卵などの価格を固定。インドネシアでは補助金を増額し、インドでは高級米以外の米の輸出を禁止した」これ、以前から危惧されてきたことが現実化してきましたね。
 近所のスーパーで愕然としました、最近。パスタとバターについて「安定供給できませんので、在庫がない場合はご容赦下さい」と張り紙があるのです。
 飽食の時代、とやらもついに終わりかも知れません。終わりの始まりか。
 ポール・マッカートニーが「あとは出来るだけ人類が菜食主義になるべきだ」と提言したそうです。これ、基本的には正しい。問題は、産業界が本記になるかどうか、だと思いますが。味覚や嗜好として菜食を強要してもまずうまくいかないので、やはり代替素材の肉のようなもの、を開発するべきなのでしょう。もうそういう時代に入ってきたと思われます。
 日本ではなんかのんびりと少子化は問題だ、年金が、ということばかり騒いでいますが人類とか地球という視点では、人が増えすぎて困っているのも事実です。
 実に嫌な予兆を感じますね。

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2008年4月14日 (月)

スーツ=軍服!? 朝雲新聞に登場

 さて、拙著も刊行以来、ちょうど1か月たちましたので、そろそろこの話題も打ち止め・・・と思ったのですが、これは自分の記録としてもぜひ載せておかないと。自衛隊関係者向けの専門紙「朝雲新聞」様4月10日号の新刊紹介に載ってしまったのです。本当に驚きました。http://www.asagumo-news.com/
 
「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」
 http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0277911305
 日本人の男性がふだん着ている洋服は、元々は西欧の軍服から発展したということはよく知られているが、スーツはフランスのルイ14世時代の軍服に由来し、ブレザーは英海軍の軍艦名であり、トレンチ・コートは塹壕戦用の野戦服だったと認識している人はそうは多くないだろう。
 本書は今日の洋服のルーツを歴史的に明らかにし、漫画家の著者夫人が描いたイラストと共に、古今東西のさまざまなミリタリー・ファッションを体系的にまとめた軍用被服の研究書だ。
 スーツ、ブレザー、コート、ネクタイ、ブルゾン、靴、帽子などの項目別に分かれ、それぞれの由来やその後の発展について詳述。カーディガンはクリミア戦争が起源で、タキシードは英海軍の礼装から生まれたことなどが紹介される。英国人男性が今も色や柄の美しいレジメンタル・タイに特別な関心を寄せるのはそれがレジメント(連隊)識別用のものだったからというのは興味深い。
 このほか階級章や勲章の歴史、敬礼の裏話など逸話も抱負に盛り込まれ、さらに随所に挿入されたナポレオンやマッカーサー、ロンメル将軍などのイラストはとてもファッショナブルで、眺めているだけで楽しい。

 これまで「産経新聞」様のほか、アパレル専門紙「繊研新聞」様、銃器専門誌「アームズ・マガジン」様などに取り上げて頂いて、専門的なお立場からご紹介頂いたことは本当に光栄です。この場を借りまして御礼申し上げます。

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2008年4月12日 (土)

アームズマガジンに拙著掲載!

ホビージャパン社の「アームズマガジン」誌5月号の206ページ「ARMS BOOK REVIEW]の中、「今月の一冊」といういちばんいい扱いで拙著「スーツ=軍服!?」が掲載されました。http://www.hobbyjapan.co.jp/armsmagazine/ 以下引用します。

 なんとも「そうなのか!?」というタイトルで始まる本書は、現代日本でもよく使用されているスーツなどの衣類のルーツが、もとは軍用であったことを解き明かしていくという異色の書籍です。・・・考えてみれば、軍服を「歴史的」に眺め、その由来がなんであったか、なぜ現在の形となったのかという点に目線を向けた書籍はあまりありません。そうした点を考慮して、今回はこの書籍をオススメとさせていただきました。

ということで、大手他社の本などを押しのけて堂々の大扱いで驚きました。専門誌の中でもきわめつきの専門誌に評価してもらったのは嬉しいことです。いや、本当にマニア受けな内容なんですかね、何処へ行っても玄人受けは非常にいいんです、この本。ファッション関係でもセレクトショップの人なんかにけっこう受けるのは確かです。http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.html

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2008年4月11日 (金)

遅刻のいいわけ?

アメリカの管理職が、部下の遅刻のいいわけで珍しいものを挙げているのを見かけた。それは 1.通勤途中に川を船をこいで渡っていたら霧の中で迷った。2.スイセンをすべて盗まれた。3.「アメリカン・アイドル」のオーディションに行く必要があった。4.元夫に通勤に使う車を盗まれた。5.大統領を乗せた車の車列に通勤路がふさがれていた。6.間違えて前の職場に行ってしまった。7.証券詐欺罪で今朝起訴された。8.スターバックスで客の列が長かった。9.警察から自分の銃を取り戻そうとしていた。10.すべての質店が閉まっていたため、車にガソリンを入れる金がなかった。
 というのだが、「スイセンをすべて盗まれた」というのは何でしょうか? お花? なんかどうも・・・。ほかはしかし、絶対にないとも言い切れないような。ま、オーディションを受けたり、スターバックスに行ったりは、本人の身勝手なので理由になっていないと思うのですが、6の「前の職場に行ってしまった」これ、全くないことだろうか。私はけっこう同じ会社の中でも、異動すると半年ぐらいの間は、つい前の部署のあるフロアーでエレベーターを降りてしまったことがある。引っ越した後、ついつい前の家に向かう電車に乗ってしまったことも・・・。特に酔っていたときなど。
 ぼう、としているとあり得ないことではないようにも思うのですが。
 7とか9は、こんな人は遅刻より前に、解雇の理由にされちゃうかも。
 ◆   ◆   ◆
 拙著「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社)発売中。よろしくお願いします。
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9983054663

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2008年4月 9日 (水)

糞尿で開城・・・するか?

 なにかトラブルの多いTBSですが「TBSが今年2月に放送した『歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!』の中で、戊辰戦争の鶴ヶ城開城の理由を「城内に糞尿が城にたまり、その不衛生さから」が正解とされたことに地元福島県会津若松市が抗議した問題で、TBSは本日(8日)午後1時前に謝罪放送をしました」(ニュース畑)というのが地元で大きな話題になっているとか。
 それで、この「糞尿が城にたまって開城」という説が、どこから出てきたか分からないらしいんですね、どうも。出典として挙げてきた本も、どうもそんな本がないというお粗末さ。じゃあ全部、いい加減だったのかしら。それはいけない。なにか根拠があるんなら示せばいいが、たぶん適当にネット情報からとってきたか、何かに書いてあったような気がする、という話をうろ覚えで出してきたか・・・ともかくクイズの出題がそんなことでは歴史王なんて企画自体、成り立っていない気がしますが。
 そりゃ地元の人は怒るでしょうね。そんなに郷土ナショナリズム的な人じゃなくても怒るでしょう。まして、会津の歴史というのは、これで片付けちゃ可哀想だと思いますが。
 篭城すればいろいろ環境悪化するのは当然ですが、それだけの理由で開城するか、というのもなんか違うと思うし、もうちょっと真面目に調査するべきだったろうと。
 ◆  ◆  ◆
 前にも書きましたが、私の勤めている新聞で、ゴールデンブリッジ(昨日、チベットの北京五輪聖火反対の活動家が横断幕掲げた、あれです)の開通年月日がぜんぜん違う記事が掲載されかけたことがあります。おかしいな、と思い調べると、なんと日本国内のネット情報はほとんどその間違った年月日が載っている。それで英文のサイトを調べて分かったのですが、ゴールデンブリッジの近くに似たような名前の別の橋があり、そっちの開通年月日が出回っていたようです。おそらく出所は一人で、それが誰も確認しないまま、広まったんでしょうね。
 ネットを見ていて「みんな同じような文章だな」というときは気をつけないといけないなと思った次第でした。
 会津城のことはどこで出回っていた話か知りませんが、どうせなにかの掲示板に載っていたとか、そんな話の一つじゃないでしょうか。
 ◆  ◆  ◆
 拙著「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社)アマゾンでは初期の在庫完売となったようです。もちろんすぐに補充するでしょうが。よろしくお願いします。http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9983054663

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2008年4月 7日 (月)

チャールトン・ヘストン逝く

チャールストン・ヘストンが逝った。「【サンフランシスコ=松尾理也】5日、84歳で死去した往年のハリウッド・スター、チャールトン・ヘストン氏は晩年、全米ライフル協会(NRA)会長を務め、強硬な銃規制反対論者として、保守化する米世論に大きな影響を与えた存在でもあった」(産経MSN)という通り、ブッシュ政権に至る流れの中で重要な役割を果たした人物だと思う。アメリカの歴史を調べると、米軍というのは独立戦争のときの民兵のなれの果てのようなものだと分かる。市民による、自分たちの国土の防衛、という意識が強い。だから保安官も市民の中から選ぶし、軍も州ごとに州軍があったりする。日本のように明治以後、中央集権的にまとまってきた国から見ると異質なわけですが、銃規制がなかなかできない理由の一つも、こういう「市民には武装して自衛する権利がある」というのがあったりしまして、刀狩りされて何百年という日本人にはなかなか分からないのも事実でありますが・・・しかし刀狩りだって確かに、それでお上に反抗できなくするという趣旨だったわけで。ま、ひとつの時代がまた終わり、ブッシュ流の保守もそろそろ店じまい。
 ◆  ◆  ◆
 辻元よしふみ著「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社)販売中。http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.html

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2008年4月 6日 (日)

片瀬平太『スーツの適齢期』

このところ自分の本の宣伝ばかりして、というのが自分でも気になっていましたので(笑)他人の本の話ですが、片瀬平太『スーツの適齢期』(集英社新書)を読みました。http://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0433-h/index.html何よりも「ファッションの情報に敏感だから格好いい」「一流品をよく知っているから装いの達人」といった価値観を否定している、という姿勢がいいです。ファッション雑誌など読んでいると、まさに上記のような価値観が普通なのかな、と思ってしまいます。仕事でファッションを扱う業界人の人々が、これでもか、とばかり最新モードを繰り出し、四半期ごとに「○○は時代遅れ、これからはコレ」ともてはやし、その値段を見ると「40万円~50万円当たり前」といった感じ・・・どう考えても現実的でなく、私自身、たとえ自分が億万長者であったとしてもそういう服を買うのに毎月のように投資するか、と思うとどうもそうは思えず、まああくまでも動向の分析とか、情報の一端として見ればいいのですが、落ち着かないものです。
 「男の場合、自分のために装っているうちは、年はどうあれまだ子どもだ」とか、「アメリカ男は・・・世界中のどこでも自分のスタイルを貫いている人が多い。場や人に対する敬意が込められていない。アメリカ人の装いを日本人は忘れるべきだ」という主張、きわめて共感します。アメリカ人が世界何処にいっても現地語をまったく覚えようとせず、でかい声で英語で話しかける傲慢な光景は実に醜いものです。彼らのたるみきったバカンスファッションも同じこと。旅行先を馬鹿にしているのだとしか思えない。まあ、9・11テロ以後、少しは変わったかもしれないが。
 だから、傲慢の塊だったマッカーサーの真似から始めた戦後日本人が品がないのは当然なのだと自分は思っております。彼に日本人の精神年齢は小学生だ、といわれたわけですが、当のアメリカ人はどうなんでしょうか。
 ◆   ◆   ◆
 ということで、自分の本の宣伝もよろしく。ネット書店を見ていると、拙著「スーツ=軍服!?」は、上の「スーツの適齢期」と「この本を読んでいる人はこっちもチェックしています」でしばしば登場しております。
http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.html

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2008年4月 5日 (土)

「後期高齢者」・・・。それと「スーツ=軍服」の宣伝

 それにしても、なんでかしら、大変なことになる、大変なことになる、と脅かす人がいますよね、テレビなんかで。いつでも暢気ではバカだけど、だからといって大変だ、大変だと騒ぐほどこのこともない、ということも多いような。インド洋の給油が途切れたって何事もなかったし、ガソリンのこともまあ、関係者には申し訳ないんだけど一般レベルではそれだけのもんだし、日銀総裁なんてのは本当に大勢になんら影響ないし。
 なんかこう、あまり過剰に騒ぎなさんな、と思うことがあります。一般論として。
 ◆   ◆   ◆
 「後期高齢者」という名称に怒った方が多いと思います。確かに事務的というか機械的です。厚生労働省さんですが、あそこの職員さんは皆さん、必ず結婚していて子どもが3人以上おり、お腹の周りは85センチ以下で、70歳ぐらいまでで死んで、年金はもらわず辞退し、という「模範的な健康的かつ見事な産む機械払う機械」ばかりなんでしょうか。もしそうなっているなら、国民に色々言う資格もあるでしょう。
 ◆   ◆   ◆
 「スーツ=軍服!?」http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.htmlですが、けっこうゆっくりと・・・まあ、ロングセラーねらいなんですが筆者としては。どうかまだ読んでらっしゃらない方、よろしくお願いします。アマゾンの在庫があと2冊だとか。どうかここは一つ(まるで選挙みたいでございます)。
 実はもう、聞けばびっくりするような大物の方からご激励をいただきびっくりしています。名前は秘しますが。御縁のある方はいらっしゃるんですね。
 すべての御縁のある方といい出合いがあることを、心から願っております。
 

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2008年4月 1日 (火)

繊研新聞さんに掲載されました。

4月に入りました。今日から社会人という方も多いと思いますが・・・なんかけっこう肌寒いですね。サクラ台無しですね。なんでも北海道じゃ大荒れの大吹雪とか。どうなってんでしょう。
 大荒れといえば、ガソリンですね。福田政権、3回目ですね。ねじれ国会といっても前から分かっていることなのに・・・なんで何にも出来ないのですかね。
 ◆  ◆  ◆
 今日も一つご報告ですが、アパレル業界の専門紙「繊研新聞」http://www.senken.co.jp/の新刊書コーナーに私どもの新刊「スーツ=軍服!?」の書評が載りました。なにしろ業界の専門紙ですので、本当に光栄です。この手の本を見慣れているプロの方たちにご評価いただけるというのことは何よりのことでございます。
「ミリタリーファッションの影響など、服飾の歴史から男の服装を見直す。・・・由来やエピソード、史実など詳述。イラストや写真も豊富で男の服飾と服飾雑貨の事典としても有益な一冊。」ということで、感動しております。

 なにとぞ、まだ御覧になっていない方はお手に取ってみてくださいませ。内輪で恐縮ですが、妻の描いたイラストも美麗です。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84-%E8%BB%8D%E6%9C%8D-%E2%80%95%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%9C%AB%E8%A3%94%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E8%BE%BB%E5%85%83-%E3%82%88%E3%81%97%E3%81%B5%E3%81%BF/dp/4779113059
 

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2008年3月31日 (月)

妻がテレビ出演。私は産経新聞に。

今日、ある編集者から教えられまして、30日日曜日付の産経新聞13面読書コーナー中の「手帖」という欄で、拙著が紹介されていたとのこと。確かめてみたらありました、ありました。
「ファッションに関するウンチク満載なのが、辻元よしふみ著「スーツ=軍服!?」(彩流社)。私たちが身につけているスーツもブレザーもトレンチ・コートも、その源流をたどれば軍服に行き着く。」
 まあ、こんなものなんですが、新聞に載せて頂くのは本当に嬉しいことです。ありがたいことでございます。http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1305-5.html
 ◆  ◆  ◆
 ところで、もう一つ驚いたことがありまして。
 昨日の明け方、午前4時ごろ。私が夜勤から帰宅しまして、テレビを見ておりました。月曜の深夜ってあまり放送をやっておりません。ショップチャンネルをぼう、と見ていましたら・・・。
 前から欲しかった西川のヒツジの抱き枕「メルくん」を売っていたのです。これ、人気商品でなかなか手に入らない。
 で、妻に「すぐに電話したら」と申しました。ちょうどそのとき、あの手の通販番組でよくやっている「お客様からのお電話がつながっています」というのをやっていました。
 直感的に、なんか、予感がありまして、「早く電話しなよ、前から欲しかったんじゃないか」とせかしました。で、妻が「メルくん」を注文しましたら・・・「ええ!」と妻が声を上げます。「お、ひょっとして」と思いました。案の定、本当につながるといいます。
 おお、全国放送テレビ出演!! 声だけとはいえ。
 以下は妻の話ですが、まずはオペレーターにつながり、それから説明する人(ADさんでしょうか)から商品番号とか、「千葉県のレイコです、と名乗るように」と指導され、最後に厳しい声の女性(きっとディレクターさん)につながれて、「そのままお待ち下さい。・・・はい」ということで、出演中の小柳津キャストと会話がつながりました。
 もう心臓が飛び出しそうなほど緊張したそうであります。が、なかなか上手に受け答えしておりました。おお・・・妻、テレビデビューです、一応。私もラジオには出たことがありますが(会社がらみの出演でした)テレビはまだないなあ・・・。
 どうも、生の声とテレビから流れる声は3,4秒時間差がありますね。それは当たり前ですか、よくニュースでも外のレポーターとやりとりに時差があります。
 いやあ、いい経験しました。私も横で見ていただけで緊張しました。
 

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2008年3月30日 (日)

柳町弘之さんの工房訪問

今月の10日に出版した「スーツ=軍服!?」(彩流社)http://item.rakuten.co.jp/book/5502033/で、もう一つ、意外な御縁が出来ました。いやあ、こういうことがあると、出版して良かったな、と思います。
 靴が好きな皆さんならご存じの、日本を代表するビスポーク靴職人・柳町弘之さんのことであります。先日、発効されたエスクァイア・マガジン社の靴専門誌「LAST」巻頭の情報コーナーにもあるとおり、柳町さんは99年以来、店舗を置いていたワールドフッドウェア・ギャラリーから、この2月、ほど近いところに独立店舗を構えられたのであります。http://www.wfg-net.com/order.html
 で、それで私と何の関係が、と思われるでしょう。実は私、大学生時代に、千葉市稲毛駅前の「千葉進学塾」なる塾でアルバイト講師をしていました。で、その当時のバイト仲間に柳町先生、という人がおいでになった。千葉大学の理科系の大学院においで、ということでちょっとクール、というか理知的、だけど穏やか。われわれはバブル時代のお馬鹿学部生でしたので、まあ乗りが違うというか、際だって紳士、大人に見えました。まああのぐらいの時期に3、4歳の差は大きいですよね。
 さてそれから十数年後。私はたまたま、靴というものに関心を持つようになり、35、6歳になってそれまで愛用していたギョーザ靴が急に嫌になってしまった。実は、私はそれまで軍装や戦史には大いに興味があったけれど、現代のファッションにはまるで関心がなく、靴なんかも3000円のオヤジ靴で平気でありました。
 が、気になり出すと気になるもんで、手始めにクロケット&ジョーンズ、それ以後、いろいろとそれなりの靴を買うようになりまして。で、靴を良くするとスーツもネクタイも全部それなりにしたくなりまして。で、紳士服飾の本を落合正勝さんほか、出回ってるものを片端から読みあさり、雑誌も月に6、7冊は乱読し、今に至っております。ついに上記のような本まで出す始末です。
 で、そんなある日、ある雑誌(メンズEXかbeginだったと思いますが)で、日本を代表する靴職人ヒロ・ヤナギマチなる人物を知ったのでります。
 ところが、その時点ではなんとも思わなかった。その後、なにかのサイトで柳町さんの顔写真を見て「お?」と思ったのです。これはあの塾の仲間だった人じゃないのか。
 さらに経歴を見れば、千葉大学大学院修了後、電機メーカーに就職、その後に渡英、などとあり年齢的にもますます「ひょっとして」との感を強めておりました。
 が、人違いであったら困ってしまうので、WFGの店舗の前を通っても思い切って柳町さんのブースを訪れることはかなわなかったのであります。
 が、上記の本を出したことで、私も一種の大義名分が出来たというか、著名人に献本するのは普通のことだし、それで思い切って柳町さんの新店舗に新刊をお贈りし「ところで、ひょっとしてかつて、千葉市で塾の先生をなさっていませんでしたか」と書きましたら・・・数日後「驚きました、千葉進学塾の柳町です(笑)」というメールが届いた次第。
 ということで、私、柳町さんの新店舗にお邪魔しました。国立競技場のほど近く、閑静な場所柄で周辺は服飾関係の卸しをしているようなお店が多いところ。柳町さんのお店は、いい感じの落ち着いたテナントビルの二階にあります。たまたま外に出ていた柳町さんが「あ、辻元さん」と声をかけてくださいました。実に20年ぶりの再会。
 「ああ、そのお辞儀の仕方、昔から辻元さんはそうでしたね」と仰る。そんなに特徴あるお辞儀を自分はするのかしら。どうも軍人風に素早く頭を下げる癖があるので、そのへんが変わって見えるらしいのですが、それ以後、なんか20年ぶりというのがウソのように話し込んでしまいました。かれこれ1時間半もお邪魔しましたか。
 「これからの時代、使い捨てではないものが普及してほしい」と仰る柳町さんに満腔の共感を覚えました。安いものを外国人に作らせ、石油を消費して輸送する、トータルで値段を抑えて大量生産浪費・・・。結果として、日本人の生活水準が低下し格差が拡大しても、外国製の安いものを買っていれば貧乏人は文句を言わないだろう。これが竹中路線のグローバル化の一側面ですが、これ、なんか違うんじゃないか、と私も思っています。
 「靴のビスポークは初回で25万円ほど、2回目からは平均して20万円ほど。これを量産品と同じ靴として比較されると高いということになるのでしょうが、切実に足に合う靴がほしい、というお客さんは安いと仰る。結局、価値観の問題」。まさにそう思うし、現にその場で作業している二人の若い職人さんを見ていると、全部ここで手作りして20万円前後は非常に安い、と思うのは確かです。月あたり生産数を聞きましたが、それで考えてもこれは安すぎるのかも、とすら思いました。
 それにしてもいい感じのお店です。落ち着いたカフェのような佇まいで明るく、採光も行き届いていて、工房という雑然としたイメージとは違います。柳町さんのお人柄でしょうし、実際「そのへんはこだわっています」とのことでした。
 私が今後、何か書くときにはぜひ教えてください、と言いましたら「靴作りの実務に関してならなんなりと。でも歴史については、靴は分かんないんですよね、19世紀以前というのは」とのこと。そうなんですよね、靴の体系的歴史って書かれていません。
 これは、ゆくゆくまた、自分で書くしかないのかな・・・などと。
 とにかく本当に有意義、そして楽しい20年ぶりの再会でした。
 

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2008年3月29日 (土)

サローネ・オンダータ訪問

思いがけないことだが、スタイルクリエーションズ社のパーティーというのに招かれた。それは、滝沢滋代表からご招待があったからで、当ブログを前からご存じの上、小生の新刊「スーツ=軍服!?」http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0277911305もご覧になったから、なのでありますが、会の趣旨はピッティ・ウオモ出展報告会、ということで、小生としてはそれはもう、何しろ嬉しいのだが、冷静になるとはて、と困ってしまった。私は服飾評論家、ではない。要するに自分自身がオシャレだったり、いいものをたくさん持っているわけではない。あくまで歴史の研究家であったりするので、ことに、実のところは今時のかっこいいスーツ(いや、余裕があれば欲しいのはいうまでもないが)よりは、イラストの研究用に買い集めたあやしげなどこやらの軍服みたいなものでクローゼットはいっぱいであったりする。
 おまけに、大いに困ったことに、私は目下、肝心のタキザワシゲル・ブランドの服を一つも持っていなかったりする。しょうがないので、まさかどっかの軍服でいくわけにもいかず(ブラックタイなんてこともないが、仮装パーティーでもなかろうし)リングヂャケットのそこそこのものを着て、あとはまあ、きっと会場も暗いであろうから、といいかげんな服装で出かけました。
 妻も招かれたのだけど、こちらも、ステージに立っていたころなど今は昔で、ドレスの類など一つもない、というかあっても古すぎるし、まあなんにもない、といって困った揚げ句にまあ、なんかそれらしい普段着を適当に組み合わせて出かけたようだった。
 サローネ・オンダータhttp://www.style-creations.jp/salone/ondata/noon.htmの常連さんにとっては、あほらしい話だろうが、私はなにしろいきなり乗り込んだため、銀座・虎屋ビル8階と聞いていたので、ついつい松坂屋の通りの方から羊羹の虎屋の門前にたどりつき、はて、どこから入るのか、困惑してぐるぐる巡り、ああ、これは搦め手から入るに違いない、と合点して裏に回った。
 のだが、これがまた、初めて飛び込むにはなかなか入りにくいもので、逡巡しつつ、いつもはそんなことを全く気に掛けないのに、極度にレディファーストを押し通し、要は妻に先に立って貰い、私はその背後に影のごとく隠れて入場したのでありました。
 滝沢さんは、よく最近の雑誌で着ておられるカーキ色のジャケット姿で出迎えて下さいまして、というかエレベーターの蓋、ではないドアを開けるとそこにすう、と立っておいでになって、いきなりびっくりしつつご挨拶しましたが、いやあ、スマートな方。カニみたいな小生とはだいぶ違う。
 以後、スタッフの方々をつかまえては、訳の分からない軍装談義をいたしまして失礼いたしました。さぞかし皆さんげんなりされたと思う。
 とまれ、非常に有意義な時間を過ごせましたことをこの場を借りて滝沢代表と皆様に御礼申し上げます。

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2008年3月28日 (金)

ディズニー映画「魔法にかけられて」

ディズニー映画「魔法にかけられて」を見て参りました。このところ忙しくて遅ればせですが・・・。しかし最近、映画封切り多いですね。興味合っても間に合わないです。
 もうすでにどんな映画かは知れ渡っていると思いますので多くは語りません。ディズニーアニメと実写の融合という試みで、アニメ世界で恋に落ちたヒロインと王子様が、実写のニューヨークにやってきてどたばた喜劇を繰り広げる、という筋です。2D世界で夢のような世界観から3D世界に来てどうなるのか、というのが見物です。
 で、お姫様役のエイミー・アダムズは本当にアニメそのもの、というかアニメの人間化のような演技。それから、「ヘアスプレー」であまりにも見事な歌とダンスを披露していて主演級の人らを食っていたジェームズ・マースデンも見事。ちょっと出番が少ないが。
 ま、それで、あとはなんだか「プリティ・ウーマン」調の現実世界とのかかわりがあって話が進んでいくですが。
 これ、落ちとしては誰でも二つは思いつくはずですね。で、どうなんでしょう、私はちょっと、エンディングにかけては、現実が勝りすぎかな、と思いましたが。
 「現実に適応する」=「成長する」ことって、そんなに素晴らしいことだろうか?
 まあ、ちゃんと現実に背を向けてアニメ世界に飛びこむ人物も出てきますけど・・・。
 それ以上はまあ、何をどう書いてもネタばれにつきご容赦。
 それにしても王子様の服装はあれですね、スラッシュ入りのパフスリーブのダブレットに下半身はタイツ。刀は鋭いタイプ。まあ十四、五世紀ぐらいのファッションです。
 王子様ってだいたい、このへんのイメージなんですね。
 いや、ついつい服飾史の本など書きましたので
。「スーツ=軍服 彩流社」
 http://www.bk1.jp/product/02976958

 と、またしても最後は宣伝入れますがすみません。
 しかし面白い映画でした、はい。

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2008年3月22日 (土)

銀座松坂屋ヘンリープール展

昨日の話の続きであるが、英国大使閣下からの書簡には、「銀座松坂屋でヘンリープール展をやっているのでぜひご覧を」とあった。
 そう言われては、見に行かずばなるまい。
 ということで、銀座松坂屋の「UK-JAPAN2009公認イベント ヘンリープール展~サヴィル・ロウ、スーツの源流」http://www.matsuzakaya.co.jp/ginza/fair/m080304.html3月19日~24日、というのを見てきました。
 ヘンリープールはロンドンの紳士服街サヴィル・ローでも最も古いテーラーで1806年創業とか。ナポレオン戦争の時代ですね。そしてナポレオン3世、エドワード7世、チャーチル首相、吉田茂首相、昭和天皇の服を作った老舗中の老舗。
 まず銀座松坂屋に行きますと、1階のショーウインドーにいきなりでーん、とネルソン提督の軍服の復刻がある。トラファルガー海戦で彼が着用していたネイビーブルーの燕尾服の精密再現だそうで、写真や肖像画では分かりにくいディテールがよく分かります。中央の隠しボタンはホック留め、左右の折り返し襟は肖像通りに非常に先端がとがっていて、ああ、おそらく後のピークドラペル(剣襟)はこの海軍の様式なんだろうな、と納得されます。
 その折り返し襟と、袖口のボタンホールは想像よりも大きくかつ細い。しかしちゃんと開閉できるのは当然であります。正肩章エポレットはベタ金で格別な飾りはなく、これが将官の階級を表して、袖口の金線は二本。海軍中将を表すのでしょう。二角帽は中央に金色の組みひもがぶら下がっており、珍しいディテールがよく分かる。
 その隣にはエドワード7世の夜会服。ぱっと見は普通のショールカラーのタキシードだが驚いたことに、前合わせがダブルになっていて、ハンガリー風の綴じ紐がついている。つまり軍服の肋骨服の仕様になっているのに驚きました。
 5階に上がるとヘンリープールの店内に展示あり。
 まず目を見張ったのがガーター騎士団のガウン。例の「人を笑うものに災いあれ」を刺繍した深い紫のガウンで、中央に下がる見事な太い組みひもの装飾は目を引きます。
 隣には1820年ごろの御者の制服。派手な縞柄でやはり前合わせはホック。金ボタンは飾りです。これはダブレットスタイルの最後の生き残りだと思われますが、おそらく1850年ごろまでに廃止された大礼服の類はこんなものだろうと納得。
 それから1900年代初頭の赤い英陸軍のジャケット。これは総督の着る礼服で普通の軍服じゃないらしい。エポレットの付け方がよく分かりました。留めボタンを受ける金具が、肩の生地に直に埋め込むのでなく、台布を置いて盛り上げて取り付けている。またエポレット本体も金属製の芯がついており、旧日本軍の正肩章と同じスタイルであること、など見て取れます。裏地は当然ながら白、また燕尾服の裾にまで王室紋章があるのは総督用の意匠でしょう。
 チャーチルのストライプのグレーのスーツの復刻もありました。ああ、こういうのを着ている写真もあるなあ、と思いました。もうちょっとダークな印象もありますが、明るいグレーも着たんですね。
 それから日本の明治時代に制定した枢密院侍従長の大礼服。見事な刺繍で、やはりこれも金ボタンは装飾、ホック留めと軍服の仕様なのがよく分かります。
 ほかに吉田茂や昭和天皇の注文台帳の実物も展示されています。そこらの電話帳よりずっと分厚い代物です。
 ということで、私みたいな者には面白いのですが、ちょっと店内展示なんでもっと大規模にやってくれればいいのに、とその点は残念というか、もっとたくさん見たかったですね。
 そして、やはりというか、こういう軍服のディテールとか仕立て技術が、そのまま紳士服の仕立て技術に応用されたのだな、ことにナポレオン戦争以後にサヴィル・ローが勃興して今のスーツの原形を作っていく、という流れは本当であるな、と実物展示で納得できるものでありました。
 私も「スーツ=軍服!?」http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.htmlなどと言う本を出した手前、しかしこういう本物を手元に持っているわけではなく、本当にいい勉強になりました。
 この展示は、3月26~31日には名古屋の松坂屋本店に移る予定だそうです。
 
 
 

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ライラと黄金の羅針盤・サイトリニューアル

 映画「ライラと黄金の羅針盤」見てきました。遅ればせですが・・・。いや、面白いですね。細かい話は既に出回っていると思いますから書きませんけれど、要はパラレルワールドもので、現実世界とちょっと違う世界のお話。人の魂が実体化して主人にペットのようについて歩く世界が舞台。そして、独裁的宗教機関「教権」の抑圧が存在する社会。そこに登場して世界を変えていくのは一人の型破りな少女の勇気である・・・と。ものすごく速いテンポで、複雑な話を裁いていて、その手際が見事と思いました。ファンタジーは世界観を理解するまでが難しく、そこでついていけないと面白くなくなってしまいますが、今作はうまいですね。ダコタ・ブルー・リチャーズという子役、この人はすごいですね。大物になる予感がします。時代劇なんかもってこいと思う。007コンビのダニエル・クレイグにエヴァ・グリーン、そしてニコール・キッドマン、いい仕事しています。いちばん心動かされるのは、この第一話(3部構成)ではやはりシロクマ・・・じゃなくてヨロイグマの逸話。父を殺され王位を簒奪された王子の復讐劇はハムレットそこのけ、いいですよね。
 さすがに「ロード・オブ・ザ・リング」のニューライン・シネマ。手堅い。いい映画化ですよね。原作ファンも納得じゃないでしょうか。ぜひ第二部(現実世界が描かれるとか)も見たいです。
 ◆  ◆  ◆
 大阪市営地下鉄で男性会社員が痴漢にでっち上げられた事件後、「男性専用車両を導入してほしい」という申し入れが市交通局に相次いでいることが21日、わかった。「痴漢に間違えられたくはない…」。同様の要望は事件前から鉄道各社にも寄せられていたという。今回の事件を契機に鉄道各社も「導入を検討したい」としている。(ゲンダイ)
 これ、前から思ってました。男性にはそう思う人も多いのでは? 痴漢は論外ですが、絶対に冤罪もあるとみんな思っていたはず。こういう計画的な悪人が出てきたことで、警察も頭ごなしに犯人扱いするばかりでなく、こういう可能性もあるのでは、と少しは見方を変えてはどうか、と思います。
 ◆  ◆  ◆
 新刊書「スーツ=軍服!?」が出たので、サイトをリニューアルしました。
 http://www.tujimoto.jp/
 一応「戦史・服飾史研究家」というのを表看板にして見ました。いかがでしょう。http://www.hanmoto.com/bd/ISBN978-4-7791-1305-5.html
 ◆  ◆  ◆
 その新刊書について、いろいろご感想なども戴きました、意外な方からいただいてびっくりすることもあります。今日はなんと、英国大使館グレアム・フライ駐日大使閣下から、直筆サイン入り書簡が! まあ謹呈したからですが、返事があるとは思いもせず。
 今年は英国年なんですね。いま、松坂屋銀座と新宿伊勢丹でサヴィル・ロー展をやっているとのこと。こりゃ見てこないと・・・。
 

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2008年3月15日 (土)

「靴の日」といろいろな感想

 3月15日は「靴の日」なんだとか。大村益次郎の命令で、伊勢勝造靴場が陸軍の軍靴製造工場として創業したのが1870年の今日なんですと。この伊勢勝造靴場、というのは今のリーガルのことです。
 このことは、私の本にも触れましたが、しかし創業記念日は知りませんでした。
 という次第で・・・このところ宣伝ばかりじゃないか、とお叱りを蒙るかもしれませんが、なにしろ自分で宣伝しなきゃ誰もしてくれませんのでどうかお許しを。ということで、10日に発刊しました拙著「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」ですが、http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32035383あのスタイルクリエーションズ社代表で、タキザワシゲル・モデルのスーツで有名な滝沢滋さんや、高橋洋服店の高橋純社長からご激励をいただき驚いております。
 なんとも驚いたことに、滝沢先生はなぜか当ブログを以前からご存知だったとのこと。いやもう驚くばかりです。
 それから今日、幾多の戦記文学の名作で知られる直木賞作家の伊藤桂一先生からもお便りがあって、「私は軍人生活(兵隊)が長く、あわせて戦記も多く書き、軍服世界育ちです。軍事をスーツから考えてみられていてたいへん面白いです」とご激励を賜りました。ほかにも多くの皆様からご感想を戴いております。厚く御礼申し上げます。

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2008年3月13日 (木)

「スーツ=軍服!?」意外な表紙に意外な反響

 日銀の総裁人事でもめています・・・しかし。まあ最悪の場合、理事が代理で担当しても大勢に影響なし、というか、利上げなどできず、利下げしたくても下げる幅もなく、要はなんにもできないのであり、決定会合のたびに「何もしません」というだけのことなら私にだって出来そう。つまり、今の日本の日銀総裁なんてどれほどの影響力があるのか、という感じは率直に言ってあり、「早く決めないと大変だ、大変だ」と脅かしのようなことを繰り返す向きもありますが、まあどうなのでしょうか。
 ◆  ◆  ◆
 さて、私が10日に出しました新刊「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」http://books.yahoo.co.jp/book_detail/32035383
 の打ち上げ会を昨日、担当編集の方と私と妻とで、都内・神楽坂の某料理店で開きました。それで、あの本を買われた方は、カバーを外してみていただきたいのですが、表紙に使っている紙は、紺色地に白の薄い立てラインが入っており、ちょうど白墨で縞を描いたような柄になっております。どうみても、いわゆる英国系の渋い背広のチョークストライプという生地のようです。
 そしたら、編集さんの言うには「あれは、セビロという名前の紙です」とのこと。ああ、本当にセビロを意識した紙なんですね。紙見本を見ていたら偶然、発見したのだとか。なかなか粋な配慮で著者としても嬉しいです。
 今日、銀座の某有名テーラーの方からメールがあったりして、思いがけないことになかなか評判もよろしいようで・・・いや、自分で言うのも変ですが。
 とにかく、ファッションの専門家はファッションのことしか書かず、軍事の専門家は軍事にしか興味がなく、ミリタリーの視点から男の服装を考える、といった類書がなかなかないのが現状でした。だったら自分で書くしかない、と思い立ったわけであります。
 そういう動機なので、ともかくこういうことにご興味のある皆様に少しでもお役に立つことがあれば、と思っております。拙い部分も多々あると思うのですが、ぜひご指導を賜りたいと存じます。ご縁のありますすべての皆様にお手にとっていただけますことを念願しております。

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2008年3月10日 (月)

3月10日、ついに発売日!

今日は・・・「東京大空襲の日」ですよね。「東京大空襲から63年にあたる10日午前、空襲や関東大震災の犠牲者を弔う法要が、東京都墨田区の都慰霊堂で営まれ、常陸宮ご夫妻をはじめ、被災者や遺族ら計320人が参列」(読売)というわけですが、しかし考えてみるとわずか63年前、ですよね。そんなに大昔という話でもない。
 世の中、変わり果てました。犠牲になった方が今の日本を御覧になったらどう思われるだろうか、と思います。もちろん平和でよかった、と思うでしょうが、しかし「うーん、こんなはずでは」ということも多いのでは・・・。
 たとえば。国交省の皆さんには悪いですが、しかしそんなにマッサージチェアが必要なんですかねえ、とは誰しも思います。なんとかならんですかね、もう少し。
 ◆  ◆  ◆
 この3月10日というのは私にとりまして。
 「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社、本隊2200円)の一般発売日であります。
 http://www.bk1.jp/product/02976958
 著者としまして、すべてのご縁のある方にお読みいただきたい、そして、少しでも皆さんのお役に立つことがあれば、と切望しております。
 歴史ファンの方、特に西洋史にご興味のある方、また服飾史、ファッションに関心の高い方、軍事史、ミリタリーファンの方、プラモデルがご趣味の方・・・などぜひ、お手に取っていただきたいと存じます。
 なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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2008年3月 3日 (月)

ついに拙著「スーツ=軍服!?」刊行します。

 雛祭りでございます・・・私は子どものころ、実はおひな様ってのに憧れてましたね。うちは男の子一人だから。それにひな人形というのは、男は束帯、女は女房装束でしょ。私は昔からそういうコスチュームに興味がある子どもだったんですが。
 それでどうしたかっていうと、五月人形の武者人形にわざわざ、束帯とか狩衣風の上着を着せたりしてね。まあ変なことをしてました。
 だからって、後々、服飾の本なんか出すことになるとは夢にも思わなかったですが。
 その「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社、2200円)http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1305-5.html
ですが、早いところでは8日か10日には書店様の店頭に並ぶ予定です。
 また、5日の読売新聞一面、9日の朝日新聞書評面などに書籍広告を打つ予定です。
  ◆  ◆  ◆
 ざっと、目次から見出しだけ並べてみます。

◆本当に「スーツは男の戦闘服」である
◆文明開化当時、スーツは最新式の服装だった
◆基本を知らなければ崩すことも出来ない
 ◆我々の身近にあるミリタリーファッションの影響
一、スーツの章
①スーツまでの歴史を概観する
 ◆西欧の衣服は本来「ひらひら」
◆長く続いた「ワンピース」の時代
 ◆半ズボンとボタンの登場
 ◆ルイ14世の「紳士服革命」
 ◆ナポレオン時代は軍服花盛り
 ◆ヴィクトリア朝に登場する今のスーツ
②背広の襟(ラペル)について
 ◆背広の襟はもともと詰め襟
◆2ボタンスーツと3ボタンスーツ、どっちが正式?
 ◆ダブルのスーツはフロックコートから
 ◆ボタンが広まるまで
 ◆男も女もレースの襟飾りの時代
 ◆襟は自然発生したもの
 ◆ポーランド騎兵とハンガリー騎兵の制服
◆紳士服にも「左前」があった時代
 ③フロックコートの時代
 ◆2人の「アルバート」とヴィクトリア女王
◆質素倹約の父親、ファッションリーダーの息子
 ◆フロックコートは「乗馬用上っ張り」
 ◆「プルシャン・ブルーの軍服」の流行
 ◆モーニングの登場
 ◆そして現代型スーツの誕生
 ◆フロックコートの退場
 ◆タキシードも本当は英国海軍生まれ
◆日本の閣僚が夜でもモーニングを着る理由
 ④軍服が背広に近づいてきた時代
 ◆ドイツ空軍の「背広軍服」
 ◆日本軍の折り襟軍服はドイツ軍の真似?
 ◆世界的に大流行した折り襟
 ◆フランス陸軍式の学生服、英海軍式のセーラー服
 ◆軍服が「ドレスダウン」したころ
⑤センターベントとサイドベンツ
 ◆「馬乗り」と「剣吊り」
 ◆シングルにはセンターベント、ダブルにはサイドベンツ
 ◆軍刀を下げるのに便利?
◆ノーベンツの方がフォーマル?
⑥袖の仕様「本切羽」その他について
◆「切羽」とは日本刀の部品だが
◆英語では「リアル・カフ・ホールズ」
◆ナポレオンも袖口のボタン外し
◆ドレスシャツを袖から覗かせる習慣
◆ズボンの折り返しがあるほうがフォーマル?
⑦007はなぜイタリアン・スーツを着るのか?
◆ボンドは第2次大戦に従軍した海軍中佐
◆ブリオーニのスーツは一着50万円也
◆注文あつらえにも段階がある
◆コネリーのボンド
◆レイゼンビーのファッショナブルな007
◆ロジャー・ムーアはエグゼクティブ風
◆「マイアミヴァイス」のようなダルトン時代
◆ブリオーニが採用された背景
⑧「クールビズ」が気に入らない理由
◆気になった「政治的ユニフォーム」
 ◆制服効果の悪しき前例
 ◆そもそも時代遅れな発想ではないか
 ◆見せかけではなく本当の環境対策を
 ◆やめるべきはネクタイではなく「衣替え」
◆古来、偉い人ほどラフな格好を好んだ
 ◆スーツを駆逐する服装はあるか
 ◆たかがネクタイ、ですまない場合も
 ◆「涼しいだけ」では正装といえない
二、ブレザーの章
◆色違いの「替え上着」ではすまない
◆「ブレザー」に二つの系統
◆ケンブリッジ大学のボートクラブ
◆英国軍艦「ブレザー号」の逸話
◆「セーラー服」は1857年に制式に
◆平和任務で名を残した名艦
 ◆4代目「ブレザー」号
 ◆海軍士官のジャケットはダブルのブレザーに
 三、コートの章
◆コートが必要になった時代
◆チェスター・コートに名を残した伯爵
◆水兵用のピーコート
◆モントゴメリー将軍が流行らせたダッフル
◆アクアスキュータムのトレンチ
◆クリミア戦争とファッション
◆ラグラン男爵とカーディガン伯爵
◆塹壕で生まれた数々のもの
◆そして「塹壕」コート
◆軍用コートには不可欠な肩章
◆肩章の長い来歴とは
◆「小さな肩」を頼もしく見せたい
四、ネクタイの章
①クラヴァット普及までの謎
◆真相はルイ13世か、14世か?
◆ローマ軍のフォカーレ
◆クロアチア兵、フランスに現る
◆クラヴァットの流行
②結び下げネクタイの謎
◆フォー・イン・ハンド・ノットの謎 
③レジメンタル・タイと「大佐」の権威
◆レジメンタル・タイの特別な意味合い
◆軍服の「カーキ色」化
◆軍隊における「連隊」の格
◆古代以来の由緒ある呼び名
◆レジメントが最高の編成だった
◆将軍にはなれるが大佐にはなれなかった
◆日本軍向けにすっきりと翻訳
◆海軍の階級の由来
◆キャプテンの由来は「斬り込み隊長」
◆無理な陸海軍のすり合わせ
◆ストライプはなぜ英国と米は逆なのか
④水玉ネクタイの不思議
◆水玉タイはなぜ格が高いのか
◆ブラックスーツを結婚式で着るのは日本人だけ?
◆水玉とは「ポルカ・ドット」
五、ブルゾンの章
①戦闘服とブルゾン
◆「硫黄島からの手紙」への妙な難癖
◆鬼の首を取ったようなブログの滑稽
◆戦闘服が登場したのはごく最近
◆Tシャツも米軍が普及させた
◆今の若者にも大人気のM65ジャケット
②ヒモ飾り「飾緒」の歴史
◆「参謀職緒」は参謀専用ではない?
 ◆むしろ「副官=秘書」の印である
 ◆もともとは「馬の手綱」
 六、勲章の章
 ◆勲章の歴史をたどってみる
 ◆ガーター勲章と金羊毛勲章
 ◆新時代の勲章レジオン・ド・ヌール
 ◆あまりにも有名なドイツの鉄十字勲章
 ◆ヴィクトリア十字勲章、メダル・オブ・オナー、金鵄勲章など
七、靴の章
◆謎だらけの「靴の歴史」
◆とんがり靴とミッキーマウス靴
◆靴に名を残したワーテルローの英雄
◆19世紀に花開くさまざまな靴の様式
◆靴の手入れは自分でするに限る
◆10足の靴を交互に履くほうが長持ち
◆老舗「トリッカーズ」の由来をたどる
◆創業時は「バルトロップ」社だったか
八、鞄の章 
①旅行用トランクとルイ・ヴィトン
◆日本にはなかった「カバン」の概念
◆旅行が盛んになる時代が前提
◆世界最古のトランク業者
◆日本の家紋の影響というが
◆世界最大の巨大ファッション財閥に
◆ドン・ペリニオンの由来
②奇跡のような紙のトランク
◆ゾウが踏んでも壊れないトランク
◆ヴァルカナイズという名の共通点
◆靴のグッドイヤー・ウェルト製法とグッドイヤー氏
◆薄幸の天才チャールズ・グッドイヤー
◆マッキントッシュとヴァルカナイズド製法
◆なぜか紙から生まれた素材もヴァルカナイズドに
◆漱石も見た? グローブ・トロッターの流行
③金属製のトランク
◆ドイツ空軍仕様のリモワのケース
 九、帽子の章
  ①二角帽までの時代
 ◆装飾過剰の時代まで
◆三角帽、そして二角帽に変化
◆軍帽から生まれたさまざまな様式
②敬礼と脱帽の歴史
◆ネルソンの麦わら帽子
◆現代的な「官帽子」の成立
③シルクハットの時代
◆さまざまな帽子が出そろう19世紀後半
◆帽子の消滅と復権の兆し
十、腕時計の章
◆最初の懐中時計はヘンリー8世か
◆航空機と世界大戦が普及させた腕時計
十一、その他のこぼれ話
◆まずはリーバイ・ストラウスから
◆レイバンの軍用サングラス
◆オールデンのコードバン靴
◆英陸軍発祥のカジュアル・シューズ
◆一旅行者が流行させたサンダル
◆沈没船から引き上げられた帝政ロシアの幻の革
◆万年筆と鉛筆の四方山話
◆エルメネジルド・ゼニアの先見の明
◆パラシュートから生まれたナイロン傘
◆チャーチルの「特別製のもの」を守った特製の下着

 あとがき

主要参考文献・参考サイト

 まあ、こんなような内容です。ご興味をお持ちになった方はぜひぜひ、お手にとって
ごらんになって下さい。
 イラストも100枚ほど入っております。妻の玲子による描きおろしです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。以上、宣伝でした・・・。

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2008年2月23日 (土)

電車止まる・「あたご」と「愛宕」

浦安に住んでいると、年に2回ぐらい、つまり春一番とか木枯らしとかいう時期に「強風のため電車全滅」ということがある。つまり、浦安市内を走っている東京メトロ東西線と、JR京葉線がすべて運休してしまう、という事態である。
 今日は春一番じゃないようだが(その後、やっぱりこれが春一番だった、と聞いた)、そういう悪夢の事態となった。
 いやそればかりか、海沿いからちょっと離れればなんとかなるだろう、という発想で、より内陸の総武線、さらにずっと内陸の常磐線などに回ろうと思っても、そちらに向かうべき武蔵野線や、肝心の総武線、常磐線まで止まった、というわけなので、午後3、4時ごろにどこかに行こうと思っていた海沿いの千葉県民は完全にアウト、というわけだった。こういうことも珍しい。
 まあ、多くの人は土曜休み、ということだっただろうが、私は夕方出勤なのでもろに困ってしまった。
 でまあ、私はこういう場合の奥の手として、徒歩で旧江戸川にかかる橋を渡り、江戸川区葛西まで出て、ここから都バスで最寄りの都営線一之江駅まで出る、ということを想定している。いつもよりちょっと時間はかかるが、まあバスの時間によるが、1時間~1時間半ほどで都心に出られる。
 というわけで、本日もそのようなルートでなんとか出社に及んだ。いつもより1時間強の遅れだが、なんとかなった次第だ。
 しかし後で聞けば、都営線も今日の場合は一部区間で運休していたそうで、もし自分の乗るべき区間がそうなっていたら、今度こそ完全に打つ手なしである。いやもう、危ないところだった。 
 ◆  ◆  ◆
 中国ネタがうんざりである。サッカーの話もギョーザの話も、もう触れたくもない。日本人が気に入らないのはもう分かった。しかし、それだけ言っていればなんでもかんでもいいという話は、聞き飽きた。
 ◆  ◆  ◆
 イージス艦の話もうんざりである。初報以来、私らも仕事上、振り回されているが、まあ詳細はおいておく、それにしても海上自衛隊、これだけ世間の民間企業の危機管理がなっていない時期に、準軍隊であるこの組織がこのていたらくで大丈夫なのか、しょせんあなた達もその程度の「並の組織」なんだな、とがっかりさせられる。
 そして、都合の悪いことを直視できず、悪い話を前向きに対処できず、悪い情報が正確に表に出ず・・・これでは昔の日本海軍と変わらないではないか。
 軍機の名の下になんでも秘密にするような軍隊は、今の時代では弱い軍隊である。悪い事態を直視し適切に対応できるのが強い軍隊である。いや軍に限らず、組織全般である。悪い情報を正直に公開するほど株価が上がる、というのが今の時代だ、と民間企業のまっとうなところはすでに理解しつつある。駄目なのは古い体質の所だ。
 自衛隊も、そのへんの考え方を変えるいい機会とは思う。大本営発表など通用する時代でないのは言うまでもない。今の自衛隊は天皇陛下の軍隊ではないからであって、あくまで税金で養われているただの公的組織だからである。
 そして、俺らは世界最新鋭の主力艦だ、そのへんの漁船は自分でどけ、という意識があったことはまず間違いない。こういう慢心があるようではとてもこの時代、やっていけないと危惧する。「あたご」というのは旧海軍の巡洋艦「愛宕」の名を継ぐのだが、その愛宕も戦前は最新鋭の名を欲しいままにしたが実戦では非常に芳しくなかったように記憶する。たしか最後はレイテ突入時の栗田艦隊旗艦だったが、あっけなく潜水艦の魚雷で沈没、これがケチのつきはじめで、栗田提督は結局、訳の分からない反転をしちゃった、という戦史があるが、どうも最初の愛宕の沈没が思い切り、みんなの士気を阻喪させたように思う。
 旧軍の慢心まで継承しないようにしてもらいたいものではある。

 ◆  ◆  ◆

 9時すぎて、ロス疑惑の三浦和義氏がサイパンで逮捕された、と言い出した。しかし、今更じゃなかろうか。若い人は全く知らない事件だろう。ちなみに同氏はアメリカの裁判でどうなろうが、すでに日本では無罪なのである。

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2008年2月16日 (土)

アイアン・メイデン

 今でも健在も健在なのだな、と思った。アイアン・メイデンである。
 「英ヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンの世界ツアー日本公演が15日、横浜市のパシフィコ横浜で開幕した。来日は1年4カ月ぶり12回目だが、今ツアーの“足”は、チャーターしたボーイング757だ。バンドのロゴを塗装し、ボーカルのブルース・ディッキンソン(49)が自ら操縦している。飛行機好きのブルースは、趣味が高じて90年に旅客機操縦免許を取得。今ツアーでは他のメンバーや70人のスタッフ、12トンもの機材を載せ、欧米、インドなど10カ国、約7万キロの空を飛ぶ。ブルースは映画「オーメン」の不吉な数字にかけて「ボーイング666、だぜ」と命名するなど上機嫌で、この日夜の初日を迎えた。ライブは、演奏曲を80年のデビュー盤から7作目までのアルバム内に限定。「魔力の刻印」「鋼鉄の処女」など、日本では14日にDVD化されたばかりの、85年のライブビデオ「死霊復活」の曲目に準じた、代表曲ばかり17曲を披露。超満員4500人のファンを感激させた。」(サンスポ)ということで、私にとってはそりゃポリスの来日よりずっと感慨深いものである。
 ヤニック・ガースが加入した直後のステージをNHKホールで見て以来、私は見ていないが・・・というか、近頃はコンサートに行くこと自体、ないのだが、メイデンならもう一回見てみたいような気がいたします。
 しかし・・・とにかくロックスターの死因でやたら多いのが「飛行機事故」。薬物死と飛行機事故死がとにかく目立って、ちょっと思い出してもバディ・ホリーにポール・コゾフにランディ・ローズに・・・枚挙にいとまがない。それだけ移動が多いわけだが、気をつけてもらいたいものである。
 ◆   ◆   ◆
 アメリカの選挙はそろそろ絞れてきた、ということでいいんだろうか。クリントン陣営の特別代議員抱き込み工作も限界か?
 ◆   ◆   ◆
 ギョーザはあの騒ぎ、皇室はがたがた、政治家たちはなんとも弛緩しているのに、アホな利権ばかりちらちら。うんざりである。
 ◆   ◆   ◆
 「スーツ=軍服!?」ついに入稿した。よって、月末には初刷り、3月はじめには刊行の予定です。http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1305-5.html
 さらに、この後もいくつか、出版の話が来ておりますので、それについてはおいおい。

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2008年2月13日 (水)

新型戦車

 「防衛省は13日、平成22年度からの装備化を目指し国産開発中の陸上自衛隊の新型戦車(試作車両)を、神奈川県相模原市にある同省の研究施設で報道陣に公開した。ハイテクを駆使し味方の戦車同士で瞬時に情報を交換、共有するシステムを搭載しており、敵の戦車だけでなく、ゲリラや特殊部隊による攻撃など新たな脅威にも対処できるのが特徴。開発費用は約484億円で、一両の値段は約7億円と世界最高レベルだ」(産経新聞)というのですが、なんか前の90式がレオパルトのちょっと遅れパクリ、という感じだったのと同じく今度も「レオパルト2の周回遅れパクリ」という感じも・・・またまたそっくりですもんねなんだか。いまどき主力戦車なんて、軽装甲車の機動部隊のほうが時代じゃないのか、という声も一部にあるようだが、しかし戦車の自力開発能力というのも先進独立国のバロメータなので、一応、維持したほうがいいとは思います自分などは。米軍の機動展開戦略にしても、イラクであのとおり頓挫して以後、なんだか尻すぼみだし。
 ◆  ◆  ◆
 35歳で羊水が・・・みたいな話も一段落したかと思いますが、まああれはここまで順調にきた歌姫への初の本格的バッシング。ここを乗り切れれば一流に、ここでダメになるようならここまで、という気が致します。
 ◆  ◆  ◆
 江原某氏に対する大槻某氏のバッシング本が出る、と話題になっておりました。江原某氏についてはどうも英国スピリチュアリズムの成果のいいとこ取り、というかシルバーバーチとかインベレーターとか元ネタがわかる話が多いな、と前から思っております。能力のほどはわかりません。
 しかし大槻某氏というのもなんか「?」な人ですから。「オーラは光の三原則に従えば化学的に見えない」「霊は科学的には存在しない」という話のようだが、それもまたあまり科学的とも思えず、あくまで我々の科学はこの時空、この宇宙の法則を明らかにするもので、そうじゃない世界の存在を前提にした話をする場合に、この時空の法則とこの時空での人間の五感の範囲を根拠にした否定は意味がないとしか思えないのですが。「オーラが見える」というのもそれが見えると前提した場合、必ずしも肉眼で、という意味とは限らず、ただ江原某氏が本当に見えているのか見えていないのか、は本人以外には分かりません。
 結局、死んで見ないとわからない、としか言えないのでは?

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2008年1月 5日 (土)

おめでとうございます。

 少し遅ればせですが、明けましておめでとうございます。2008年もよろしくお願い申し上げます。
 大晦日は結局、会社で年を越すことになりました。が、宿直ではなかったので、電車も動いているので元日の早々に帰宅いたしました。柿安に頼んでおいたおせちというのがあったので、味見・・・と思う間もなく夫婦で完食。というわけで、1月1日の日の出を迎える前にわが家のおせちは消滅いたしました・・・。
 で、近所の神社に行って初詣で、ということでしたが、私は結構、月に一度は参拝しているので特に初詣でだからどうこうとも思わず、そもそも、初詣でというのは、その年の最初の参拝、その一回きりで、次は来年ね、というのでは初詣でではないですね。年一詣でといったものでしょう。
 で、翌日は東京表まで出まして、昨年末までに銀座に立ったという3大ブランドの本拠地、アルマーニタワー、ブルガリタワー、ダンヒル本店、を覗いてみました。
 が、正直の所、そんなに感銘を覚えず、まあそもそも買う気もない冷やかしなのでそれも当然か、ただしダンヒルのものはいいですねえ確かに。
 それから丸の内を通過しまして、しかし丸ビルや新丸ビルはほとんど毎日、通過しているのでパスしまして(そういえばバタクのスーツを頼んでいましたが、もうすぐ出来るのだっけ)、大丸へ。
 昨年に新装なった大丸東京店も今や立派な新名所の一つですが、まあ、本日は福袋が目当てだからこういう百貨店らしいところがいいかな、と。
 で、妻がトレンチコートがほしいというので、トレンチも入った5点セットだかの福袋を、私は下着が5枚入ったのを買いまして・・・と思えば、前からちょっと欲しかった茶色のダレスバッグ(DAKS製)を発見、3万円の福袋扱いでして、おそらく定価は5~6万円のもの、なかなか感じもいいので買いましたです。
 で、上階のポール・ボキューズへ行きまして食事。正月はコースしかないのですがなかなかお安くてよろしい。なんかほかのお店に妙に列をなして群がっている人も多かったが、はて、フレンチは高いという先入観でもお持ちの方もいるのかも、と思いましたが。こっちは待たせることもなく、非常によい感じでありました。
 と言う具合で、正月も瞬く間に過ぎ去りまして、もう仕事しております。
 要するに、休みは3日あったわけですが、うち2日はそもそも公休の曜日なので正月は無関係。いやあ、世間じゃ9連休なんて人もいるようですが、いいですなあ。
 ということで。とにかく本年もいろいろ考えておりますが、なんだかさほど正月らしくもなかったのですが、よろしくお願いいたします。
 

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2007年12月31日 (月)

さて大晦日・・・。

 というわけでして、ついに大晦日を迎えました・・・まあ、今現在はまだ丸一日前ですが。にしても31日ですので、ついに2007年も終わりでございます。
 私は会社で年を越すことになりそうであります。
 妻が30,31日と久しぶりにコミケに行っております。ここ数年、行っていなかったので新鮮だとか申しております。
 さて、2007年を振り返りますと、個人的にはなかなか、実のある1年になったのではないか、と。出版計画も進捗しましたし、連載もこなしましたし。少し新たな展開、ということもありました。まあ、「なにもなく、あっという間に終わってしまった」といった機械的な1年ではなかったように思います。
 来年以後、さらにいろいろとやってみたい、と思っている次第です。
 ということで、本年はこのあたりで。どうか皆様よいお年をお迎え下さい。
 

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2007年12月23日 (日)

あれこれのこと。

 天皇誕生日である。ついでにいえばうちの母親の誕生日でもある。なんでも陛下が近頃の報道、というのはおそらく女性月刊誌などのいい加減な報道のことなのだろうが、そしてその内容というのは専ら皇太子ご一家との不仲、といったものだが、異例の不快感を示されたとのことである。
 まあいい加減な憶測で書かれた記事が多すぎて、ほとんど芸能人相手のゴシップ記事のような内容ばかりなのをさすがに怒っておられるのだと思う。
 いや、本当に個人的な意見を述べることはまずないはずの方が、こういうことを仰るのは珍しいことである。
 ◆  ◆  ◆
 昨日辺りからこんな話が出回っている。つまり、「講談社の漫画雑誌「週刊少年マガジン増刊 マガジンドラゴン」(1月11日増刊号)に掲載した漫画作品に盗用があったとして、同誌編集部はおわびを21日付でホームページに掲載した。問題となったのは、豪村中(たけむら・あたる)さんの雑誌デビュー作品「メガバカ」。同誌編集部が、読者から複数の漫画作品の盗用をしていると指摘を受け、調べたところ、豪村さん本人が認めたという。インターネット上では、人気漫画「デスノート」などとの類似が指摘されていた」(読売)とうのだが、しかし審査した人たちは気が付かなかったのだろうか。
 模倣から勉強するのは当たり前で、コミケなどいってみれば模倣、パロディー黙認の世界である。それはプロの作家や出版社から見ても、ある程度の模倣は新人育成に必要と理解しているからである。が、コミケの作品ならそれでいいが、商業誌に載るとなると話は別問題で、この作者は自分の作品がここまで勝ち残ることを想定していなかったのかもしれない。
 ◆  ◆  ◆
 福田首相が「政治決断」とやらを遅まきながらするとかしないとか、聞こえてきた。
 まあ詳しいことを知らないが、たとえば小泉首相の政権があれだけ人気を得たのも、そのきっかけは思い起こせばハンセン病救済の政治決断だった。あれと、その後の北朝鮮問題であの政権は求心力を上げて、その後の郵政選挙につながったわけだ。
 福田政権がいつまで続くのか知らないが、このぐらいは何とかしてはどうかとは思う。

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2007年12月20日 (木)

存在しない、という根拠がないもの

自民党も今の政権も評価しないが、石波防衛大臣の言うことは面白い、という人も多いのではないだろうか。筋の通ったことを言う人だからである。
 例のUFO問題について。
「--UFO論議が注目を浴びているが、ご所見を 「存在しないと断定できる根拠がない。個人的に信じる、信じないの問題はあるのだろうが、そういうような未確認飛行物体、それを操る生命体が存在しないと断定しうる根拠はない。防衛省としてというよりも、私個人の話だが、存在しないと断定し得ない以上、いるかもしれない。少なくともないと断定するだけの根拠を私は持っていない。そういうものはあり得るだろうということだと私は思う」とコメントしたという。きわめて正しい考え方だ。
 これはたとえば、霊界、あの世の存在とか、目に見えないものへの考え方全般にもいえることだ。
 そういうものはない、と断定すべき根拠がないものについては、ないと断定することは非科学的なのだ、ということだ。
 UFOなどくだらない、幽霊など馬鹿げている、と断定的に言い放つ人間というのは、なんの根拠もなくそういうものがある、あると言っている子どもと同じく、非科学的だということである。それはそうだろう、「ない」と決め付けるだけの理由もないはずで、ただ直観で言っているだけなのだから。
 たとえば死後の世界は、実際には死んで見ないとあるかないか分からず、決して根拠がない以上、ないと断定することは馬鹿げているわけである。
 死んでしまえば逃げ切れる、と思って自暴自棄な乱射事件などする馬鹿がいつでも出てくるが、死ねば逃げ切れるのかどうか、実はわからない。まさに死後、永遠の地獄に落ちる事態もあるかもしれず、被害者からまた永遠に責めさいなまれるのかも知れず、ということである。

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2007年10月24日 (水)

映画「ヘアスプレー」

 映画「ヘアスプレー」を見てきました。元々はカルト的人気を誇った映画があり、それを元にしたミュージカルを作ったところ大ヒットしてエミー賞受賞、そこでその劇場版を再び映画にした「凱旋映画」ということで、「プロデューサーズ」とよく似た経過を辿った作品です。
 あらすじを簡単に述べれば、ときは1962年、黒人公民権運動が盛り上がりつつある米メリーランド州ボルチモアが舞台。古き良きアメリカの最後の黄金の日々、という時期です。この後、ベトナム戦争の泥沼に入っていくわけですが・・・。
 で、ボルチモアの一人の少女トレーシーは、大人気のダンスとヒット曲を紹介するテレビ番組に夢中なわけです。やがてはこの番組に出演して、やがては映画スターに、と夢を膨らませるわけです。歌もダンスも自信ありで、実力は申し分なし。でも一つだけ難点あり。彼女は背が低くておデブ。彼女は白人ではあるけど、デブと言うことでやっぱりマイノリティー扱いなわけ。すくなくとも、芸能界デビューには難あり、なんですね。
 が、持ち前の楽天的性格と、何者も差別しない公平さからぐんぐんと人生を切り開いていくわけ。そして、司会者のコニーの目に留まり、めでたくテレビ・デビュー。当然ながら絵に描いたような古くさい差別主義者(なんとミシェル・ファイファーが熱演)のイジメなんかがある中もどんどん人気上昇。折りから、テレビ番組では当時月1回だけの「ブラック・デー」(黒人の日)が打ちきりとなる。さて、人種差別に怒ったトレーシーたちは立ち上がるわけですが・・・。ということで、ネアカで面白く楽しく、なんですがアメリカの社会が抱える非常に重いテーマもしっかり描いている作品であります。
 いやもう、難しい話は抜きにして面白いですわ。話題となったジョン・トラボルタの女装は掛け値なしにすばらしいです。ものすごい存在感ですね。それと旦那さんの愛のあるシーンは感動的です。
 音楽も見事。上手に50~60年代ロックンロールのエッセンスを取り込んでおります。
 トレーシー役の人は新人ですが、なにしろ歌えて踊れてかわいくて、しかしデブじゃないといけない、という要素にここまではまっているのはすごい。そして歌唱力たるや半端じゃなく見事であります。冒頭からなんとも見事な響きの声だな、と久しぶりに思いましたです。
 ロックンロールというのはなんであったのか、そしてレイ・チャールズとかエルビス・プレスリーとか草創期の人たちがなんで苦労したのか、わずか40年ほど前の状況なのにこんなんだったのか、と若い世代など衝撃を受けること請け合いであります。
 今時のヒップホップなんてのもこういうものの延長であると分かるわけであります。そして、味噌も糞も一緒になってしまった世界一生ぬるい国ニホンの人間にはなんでロックにしろヒップホップにしろ、表面的な理解しかできないのか、というのも分かる映画でありますね。
 いやあ2時間10分一瞬も抜かりなし。すかっとする映画です。爽快です。

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2007年10月17日 (水)

よしなしごと

ちょいとインターバル空きすぎ、と自分でも思うのだが、すみません、なかなかいろいろありまして・・・。
 とはいえ、一応、私の「戦史・服飾史研究家」としての新作書籍は、来年早々には出るものと思います。すでに書店さんに版元さんが営業をかけており、まあ、なかなか反応もよいようなお話をいただいております。もう少しはっきりしたらネット上でもせんでんさせていただきます、はい。
 なんかボクシングネタで一般メディアまでいろいろ書いており、とうとう一般新聞の社説にまで登場するような案配。
 まあなんてんですか、小泉・竹中時代に吹き荒れた「手段を選ばず結果さえ良ければなんでもいい」というか「人生いろいろ」主義と言うんですか、堀江さんも村上さんもそうであったし、この亀田父子というのもそういう時代の産物ともいえるでしょうが、まあこういうのもそろそろ時代遅れって言うんですか。
 どんな手を使っても結果を出すのが合理主義、みたいなのは世界的には終わってきてるわけですよね。中国ですらそろそろ見直さなきゃ、なんて言い始めている。総本山のブッシュ政権が終わりなんだし当然ですわね。
 ◆  ◆  ◆
 関係ないが、先日、ふと東京タワーに行ってしまった。実はこの年までいったことがなかった。なんだ・・・なかなか面白いじゃないか。特に水族館ね。あのナマズの質と量は半端じゃないですね。亀も多いし。
 しかし噂では、第2東京タワーの計画に焦っているそうで。そりテレビの本業はもちろん観光客も逃げちゃうから。頑張ってほしいんですが。
 もう一つ、逃げちゃうと言えば。まあ逃げちゃうのじゃないが、あの、あきるの市にある「ムツゴロウ動物王国」今度は北海道に戻る、という話。11月で閉園して北海道に帰るという。今度は本当ですかしら。首都圏で見たい人は今のうちですな。
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 今度、日本ペンクラブというのにも加盟することになりました。作家の早乙女貢先生のご推薦をいただきました。

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2007年10月 9日 (火)

パンズ・ラビリンス

 わざわざ有楽町シネカノン(ビックカメラの上階の映画館)まで行って、ギレルモ・デル・トロ監督のアカデミー賞3部門受賞作品「パンズ・ラビリンス」を見てきました。それにしても全編スペイン語だから、なのか有名人が出ていない、からなのかこれだけアカデミー受賞した作品がほとんど近所では上映されないのだから困ってしまう。現に昨日も、あまり広くない劇場はすべての回が満員御礼であった。監督はハリウッド作品でも有名な人だし、評価は高いのだし、商業上の安全主義は理解できるとしても、もうちょっと考えてもらいたいものである。
 なにしろ1944年フランコ独裁が完成しつつあるけれども、ナチスドイツなんかは敗北しつつある時期、という微妙な時代設定である。で、ゲリラ狩りに勤しむフランコ軍の大尉のもとに、身重の奥さんと、その連れ子の女の子がやって来るところから始まるのですが、この女の子、というのが普通の人間じゃなく、実は地下の魔法の王国の王女なのだが地上で記憶を失っている、という設定でありまして。
 で、ふとしたことから地下の国の使者の妖精や牧神(パン)が現れ、彼女に試練を課して、これをクリアしたら王女としてお迎えします、という話になる。
 なにしろ現実世界の方は、残虐冷酷で人殺しと拷問が趣味というファシスト軍人の義父と、それにへつらうばかりで連れ子の自分も疎むようになる母親・・・しかも母親は徐々に病状悪化し、危険な状態に。さあ、ヒロインはどうなる? そんなわけです。
 で、ファンタジーとしての見せ場も多々あるし、そのすばらしさでアカデミー賞をとったのは事実ですが、しかし現実世界の義父と、ゲリラとの戦いというのが非常に壮絶なんですよ。なんか半分以上、パルチザンものの戦争映画みたいになっている。後で思い返してもファンタジーの部分より現実の部分の方が重くて暗くて、すごいのであります。
 まあエンディングなど語りませんが、しかし・・・まあ見ようによってハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか分からないようなエンディング、とだけは言ってもいいでしょう。なんかもう救いのなさにどっと疲労します。
 でまあ、上述の戦闘シーンとか拷問シーンとかが非常に残酷なもので、ファンタジーなのに12歳以下はダメの指定となっております。まあ、徹頭徹尾大人向けのファンタジーなんですね。
 それにしてもフランコ時代のスペイン軍なんて真っ向から描く映画自体珍しく、そしてどの評者も「誰が化け物といって義父の大尉がいちばんの化け物」という、この人物描写がものすごく、靴を磨き、髭をきれいにそり、身だしなみも行儀作法もきちんとしたこの軍人がまさに悪魔の化身に見えてくる・・・まあ大抵のナチスもの映画で出てくるナチ軍人よりも悪いです。が、彼にしてもなかなか見ようによっては、業を負っている描き方なんですね、いろいろと。彼の父親は著名な将軍で、そのコンプレックスがこの男を歪めているらしいのですが。実際、いい年して大尉止まりというのはぜんぜん出世遅いです。
 いやあ、ダークなお話ですが、一見の価値大ありです。なかなかどこでもここでも上映していませんが、お近くでしたらぜひ。

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2007年10月 3日 (水)

どうでもいいことで恐縮です。

 郵政民営化すれば世の中はみんなよくなる、なにしろ改革の「本丸」なのだから・・・というのに乗せられて自民党に投票した人がたくさんいましたよね。
 で、民営化しましたけど、どうです?
 妻が昨日、おととい郵便局に行って、帰ってくるなり一言「二度と使わない」とのこと。いきなり振り込み手数料が210円から五百いくらかだかに大幅値上げしたから、だそうであります。
 今に、たとえば沖縄にはがきを出すと500円、とかになるんでしょうね。
 ◆  ◆  ◆
 ひとつ大事なお話です・・・いや、私にとってですが。私、このほど「詩人」という看板を本式に下ろします。ここのブログ名はまあ、「元ロック詩人」という意味でお願いいたします。わけあって廃業することにいたしました。
 いやあ、すっきりしました。いやいややりたくないことを引っ張るのはよくないんですね。

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2007年9月29日 (土)

ヤンゴンってラングーンなんですか。

改革は必要だ、とはいいつつ、なんでも自由化すればいいものではない、というのは今や世界の常識で、日本でもようやく「改革してもいいことなし」という実例がはっきりあらわれてきているのが、この手の話。「東京都北区の総合病院「東十条病院」(馬場操院長、350床)が医師の確保ができなくなったとして、27日に突然、新規患者や救急搬送の受け入れを休止していたことがわかった。同病院は、10月31日を最後に全科で診療をやめるとしている。同病院の常勤医は、6割が日本大学医学部から派遣されている医師で、病院側は「日大が医師を引き揚げてしまったため、運営が困難になった」と説明している・・・地上7階、地下2階建てで、内科、外科、整形外科、産婦人科、小児科など16の診療科があり、北区内では最もベッド数が多い。都の災害拠点病院にも指定されている」(読売)ということで医療の方面での小泉改悪の結果は今や手がつけられないことになってきましたな。
 まあ、結局、小泉-竹中路線で行けば、金のない人は死になさいというような、アメリカ型が理想なんでしょうよ。
 どうするんですかね。いったん自由にしちまったものは、元には戻せませんよ。医者だってそりゃボランティアじゃないんだし。
 ◆   ◆   ◆
 昨日、内の会社の新入社員と話していて、ふと「水島上等兵って知ってる?」と聞いてみたら「ああ、ミャンマーのことですね。でも僕の世代だと生まれた時からビルマじゃなくてミャンマーですね」とのこと。ああ、そうだろうねえ。じゃあ、ラングーンってのは知ってるか、と聞くと、それは聞いたことがあるけど、どこか分からないとのこと。「ヤンゴンのことだよ、今、騒動になっている」というと「あ、ヤンゴンがラングーンなんですか」と初めて知ったらしい。ま、そんなもんだろう。
 すでにして、新入社員はビルマも知らず、ソ連も知らず。湾岸戦争だって子どものころの話である。また、小学生など9・11テロも知らない。そりゃそうだ、6年たったのだから6年生でも記憶がない。
 太平洋戦争の記憶が風化している、どころではない。教育というのは後の世代への、要は知識の引き継ぎである。引き継いでおかないと無知のままでいってしまう。
 小学校で47都道府県を教えるようにするとか、縄文時代を教えるようになるとか、台形の求積が復活するとか聞くとずっこける。なんだ、都道府県すら知らないで小学校を出るのか。そりゃバカになるわ・・・。悪いけれど。
 政権など何党でもいいが、まともな教育はしてくれ、と思う。

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2007年9月25日 (火)

自民党さていかがなりますか。

いやもう、なんだかんだと忙しくて最近・・・。現代詩人会の会合はあるし、ミッドタウンでちょっと商談がてらの会合もあったし、その合間ぬって新刊書籍の準備をしなければならないし、そんでもってこの、政局が動きに動いて今日はまあ、めでたく、なんですかね。福田首相がおそらく誕生しますがとにかく、こっちにも振り回されてますし。
 疲れます。烽、いい加減にしてくれや自民党。
 そういえばですが、私は麻生さんがローゼン閣下などと呼ばれていることは最近、知りました。ローゼンメイデンのファンだから、だそうですが。
 しかし首相は笑わん殿下、というのは昔の人ですが、かなりむっつりした福田さんになりましたですな。
 非常にこの、分かりやすい自民党になってくれました。古来からの自民党ファンは安心して応援できますし、小泉さんの時にだまされた人たちもこれで目が覚めますし、わかりやすくて非常によろしいです。
 自民党は既得権益の党です。それを「ぶっ壊し」ちゃったら、本当に党がなくなるだけなんで、実際にはできゃしない。小泉さんだってそんなことは百も承知で、期限付きなら国民をだましてみせるよ、でも長くはもたないので、任期が来たら絶対にやめるよ、ということだった。だからもう一度、なんてやるわけないんですな。
 そりゃ民主党だっていろいろあるわけです。一番いいのは、既得権党と改革党に政界再編して、自民と民主の左右両派がそれぞれ分裂して新党を再結成した方がもっと分かりやすいです。
 そうなってしまえば、保守党とやや革新党、という二大政党制に近付くわけだ。
 私が「小泉改革」なんてものを支持しなかったのがそういう理由です。改革は必要だが自民党の延命なんて時間の無駄です。

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2007年9月17日 (月)

タイゾー君パフォーマンスもまた、いいか。

時事通信で「小泉チルドレンと呼ばれる自民党の当選1回衆院議員らでつくる選挙塾「新しい風」(会長・武部勤元幹事長)は16日午後、党本部で総裁選対応を協議した。このうち、メ