2008年3月28日 (金)

ディズニー映画「魔法にかけられて」

ディズニー映画「魔法にかけられて」を見て参りました。このところ忙しくて遅ればせですが・・・。しかし最近、映画封切り多いですね。興味合っても間に合わないです。
 もうすでにどんな映画かは知れ渡っていると思いますので多くは語りません。ディズニーアニメと実写の融合という試みで、アニメ世界で恋に落ちたヒロインと王子様が、実写のニューヨークにやってきてどたばた喜劇を繰り広げる、という筋です。2D世界で夢のような世界観から3D世界に来てどうなるのか、というのが見物です。
 で、お姫様役のエイミー・アダムズは本当にアニメそのもの、というかアニメの人間化のような演技。それから、「ヘアスプレー」であまりにも見事な歌とダンスを披露していて主演級の人らを食っていたジェームズ・マースデンも見事。ちょっと出番が少ないが。
 ま、それで、あとはなんだか「プリティ・ウーマン」調の現実世界とのかかわりがあって話が進んでいくですが。
 これ、落ちとしては誰でも二つは思いつくはずですね。で、どうなんでしょう、私はちょっと、エンディングにかけては、現実が勝りすぎかな、と思いましたが。
 「現実に適応する」=「成長する」ことって、そんなに素晴らしいことだろうか?
 まあ、ちゃんと現実に背を向けてアニメ世界に飛びこむ人物も出てきますけど・・・。
 それ以上はまあ、何をどう書いてもネタばれにつきご容赦。
 それにしても王子様の服装はあれですね、スラッシュ入りのパフスリーブのダブレットに下半身はタイツ。刀は鋭いタイプ。まあ十四、五世紀ぐらいのファッションです。
 王子様ってだいたい、このへんのイメージなんですね。
 いや、ついつい服飾史の本など書きましたので
。「スーツ=軍服 彩流社」
 http://www.bk1.jp/product/02976958

 と、またしても最後は宣伝入れますがすみません。
 しかし面白い映画でした、はい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 3日 (月)

ついに拙著「スーツ=軍服!?」刊行します。

 雛祭りでございます・・・私は子どものころ、実はおひな様ってのに憧れてましたね。うちは男の子一人だから。それにひな人形というのは、男は束帯、女は女房装束でしょ。私は昔からそういうコスチュームに興味がある子どもだったんですが。
 それでどうしたかっていうと、五月人形の武者人形にわざわざ、束帯とか狩衣風の上着を着せたりしてね。まあ変なことをしてました。
 だからって、後々、服飾の本なんか出すことになるとは夢にも思わなかったですが。
 その「スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった」(彩流社、2200円)http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-7791-1305-5.html
ですが、早いところでは8日か10日には書店様の店頭に並ぶ予定です。
 また、5日の読売新聞一面、9日の朝日新聞書評面などに書籍広告を打つ予定です。
  ◆  ◆  ◆
 ざっと、目次から見出しだけ並べてみます。

◆本当に「スーツは男の戦闘服」である
◆文明開化当時、スーツは最新式の服装だった
◆基本を知らなければ崩すことも出来ない
 ◆我々の身近にあるミリタリーファッションの影響
一、スーツの章
①スーツまでの歴史を概観する
 ◆西欧の衣服は本来「ひらひら」
◆長く続いた「ワンピース」の時代
 ◆半ズボンとボタンの登場
 ◆ルイ14世の「紳士服革命」
 ◆ナポレオン時代は軍服花盛り
 ◆ヴィクトリア朝に登場する今のスーツ
②背広の襟(ラペル)について
 ◆背広の襟はもともと詰め襟
◆2ボタンスーツと3ボタンスーツ、どっちが正式?
 ◆ダブルのスーツはフロックコートから
 ◆ボタンが広まるまで
 ◆男も女もレースの襟飾りの時代
 ◆襟は自然発生したもの
 ◆ポーランド騎兵とハンガリー騎兵の制服
◆紳士服にも「左前」があった時代
 ③フロックコートの時代
 ◆2人の「アルバート」とヴィクトリア女王
◆質素倹約の父親、ファッションリーダーの息子
 ◆フロックコートは「乗馬用上っ張り」
 ◆「プルシャン・ブルーの軍服」の流行
 ◆モーニングの登場
 ◆そして現代型スーツの誕生
 ◆フロックコートの退場
 ◆タキシードも本当は英国海軍生まれ
◆日本の閣僚が夜でもモーニングを着る理由
 ④軍服が背広に近づいてきた時代
 ◆ドイツ空軍の「背広軍服」
 ◆日本軍の折り襟軍服はドイツ軍の真似?
 ◆世界的に大流行した折り襟
 ◆フランス陸軍式の学生服、英海軍式のセーラー服
 ◆軍服が「ドレスダウン」したころ
⑤センターベントとサイドベンツ
 ◆「馬乗り」と「剣吊り」
 ◆シングルにはセンターベント、ダブルにはサイドベンツ
 ◆軍刀を下げるのに便利?
◆ノーベンツの方がフォーマル?
⑥袖の仕様「本切羽」その他について
◆「切羽」とは日本刀の部品だが
◆英語では「リアル・カフ・ホールズ」
◆ナポレオンも袖口のボタン外し
◆ドレスシャツを袖から覗かせる習慣
◆ズボンの折り返しがあるほうがフォーマル?
⑦007はなぜイタリアン・スーツを着るのか?
◆ボンドは第2次大戦に従軍した海軍中佐
◆ブリオーニのスーツは一着50万円也
◆注文あつらえにも段階がある
◆コネリーのボンド
◆レイゼンビーのファッショナブルな007
◆ロジャー・ムーアはエグゼクティブ風
◆「マイアミヴァイス」のようなダルトン時代
◆ブリオーニが採用された背景
⑧「クールビズ」が気に入らない理由
◆気になった「政治的ユニフォーム」
 ◆制服効果の悪しき前例
 ◆そもそも時代遅れな発想ではないか
 ◆見せかけではなく本当の環境対策を
 ◆やめるべきはネクタイではなく「衣替え」
◆古来、偉い人ほどラフな格好を好んだ
 ◆スーツを駆逐する服装はあるか
 ◆たかがネクタイ、ですまない場合も
 ◆「涼しいだけ」では正装といえない
二、ブレザーの章
◆色違いの「替え上着」ではすまない
◆「ブレザー」に二つの系統
◆ケンブリッジ大学のボートクラブ
◆英国軍艦「ブレザー号」の逸話
◆「セーラー服」は1857年に制式に
◆平和任務で名を残した名艦
 ◆4代目「ブレザー」号
 ◆海軍士官のジャケットはダブルのブレザーに
 三、コートの章
◆コートが必要になった時代
◆チェスター・コートに名を残した伯爵
◆水兵用のピーコート
◆モントゴメリー将軍が流行らせたダッフル
◆アクアスキュータムのトレンチ
◆クリミア戦争とファッション
◆ラグラン男爵とカーディガン伯爵
◆塹壕で生まれた数々のもの
◆そして「塹壕」コート
◆軍用コートには不可欠な肩章
◆肩章の長い来歴とは
◆「小さな肩」を頼もしく見せたい
四、ネクタイの章
①クラヴァット普及までの謎
◆真相はルイ13世か、14世か?
◆ローマ軍のフォカーレ
◆クロアチア兵、フランスに現る
◆クラヴァットの流行
②結び下げネクタイの謎
◆フォー・イン・ハンド・ノットの謎 
③レジメンタル・タイと「大佐」の権威
◆レジメンタル・タイの特別な意味合い
◆軍服の「カーキ色」化
◆軍隊における「連隊」の格
◆古代以来の由緒ある呼び名
◆レジメントが最高の編成だった
◆将軍にはなれるが大佐にはなれなかった
◆日本軍向けにすっきりと翻訳
◆海軍の階級の由来
◆キャプテンの由来は「斬り込み隊長」
◆無理な陸海軍のすり合わせ
◆ストライプはなぜ英国と米は逆なのか
④水玉ネクタイの不思議
◆水玉タイはなぜ格が高いのか
◆ブラックスーツを結婚式で着るのは日本人だけ?
◆水玉とは「ポルカ・ドット」
五、ブルゾンの章
①戦闘服とブルゾン
◆「硫黄島からの手紙」への妙な難癖
◆鬼の首を取ったようなブログの滑稽
◆戦闘服が登場したのはごく最近
◆Tシャツも米軍が普及させた
◆今の若者にも大人気のM65ジャケット
②ヒモ飾り「飾緒」の歴史
◆「参謀職緒」は参謀専用ではない?
 ◆むしろ「副官=秘書」の印である
 ◆もともとは「馬の手綱」
 六、勲章の章
 ◆勲章の歴史をたどってみる
 ◆ガーター勲章と金羊毛勲章
 ◆新時代の勲章レジオン・ド・ヌール
 ◆あまりにも有名なドイツの鉄十字勲章
 ◆ヴィクトリア十字勲章、メダル・オブ・オナー、金鵄勲章など
七、靴の章
◆謎だらけの「靴の歴史」
◆とんがり靴とミッキーマウス靴
◆靴に名を残したワーテルローの英雄
◆19世紀に花開くさまざまな靴の様式
◆靴の手入れは自分でするに限る
◆10足の靴を交互に履くほうが長持ち
◆老舗「トリッカーズ」の由来をたどる
◆創業時は「バルトロップ」社だったか
八、鞄の章 
①旅行用トランクとルイ・ヴィトン
◆日本にはなかった「カバン」の概念
◆旅行が盛んになる時代が前提
◆世界最古のトランク業者
◆日本の家紋の影響というが
◆世界最大の巨大ファッション財閥に
◆ドン・ペリニオンの由来
②奇跡のような紙のトランク
◆ゾウが踏んでも壊れないトランク
◆ヴァルカナイズという名の共通点
◆靴のグッドイヤー・ウェルト製法とグッドイヤー氏
◆薄幸の天才チャールズ・グッドイヤー
◆マッキントッシュとヴァルカナイズド製法
◆なぜか紙から生まれた素材もヴァルカナイズドに
◆漱石も見た? グローブ・トロッターの流行
③金属製のトランク
◆ドイツ空軍仕様のリモワのケース
 九、帽子の章
  ①二角帽までの時代
 ◆装飾過剰の時代まで
◆三角帽、そして二角帽に変化
◆軍帽から生まれたさまざまな様式
②敬礼と脱帽の歴史
◆ネルソンの麦わら帽子
◆現代的な「官帽子」の成立
③シルクハットの時代
◆さまざまな帽子が出そろう19世紀後半
◆帽子の消滅と復権の兆し
十、腕時計の章
◆最初の懐中時計はヘンリー8世か
◆航空機と世界大戦が普及させた腕時計
十一、その他のこぼれ話
◆まずはリーバイ・ストラウスから
◆レイバンの軍用サングラス
◆オールデンのコードバン靴
◆英陸軍発祥のカジュアル・シューズ
◆一旅行者が流行させたサンダル
◆沈没船から引き上げられた帝政ロシアの幻の革
◆万年筆と鉛筆の四方山話
◆エルメネジルド・ゼニアの先見の明
◆パラシュートから生まれたナイロン傘
◆チャーチルの「特別製のもの」を守った特製の下着

 あとがき

主要参考文献・参考サイト

 まあ、こんなような内容です。ご興味をお持ちになった方はぜひぜひ、お手にとって
ごらんになって下さい。
 イラストも100枚ほど入っております。妻の玲子による描きおろしです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。以上、宣伝でした・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (3)