« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

2016年6月26日 (日)

NHK美の壺へ出演と「軍装・服飾史カラー図鑑」刊行にあわせ公式サイトリニューアルしました

お知らせ:7月8日19時30分に辻元よしふみがNHK番組「美の壺」出演(NHKBSプレミアム)と、7月にも新刊『軍装・服飾史カラー図鑑』(イカロス出版、フルカラー230頁以上、予価3500円)が出る、さらに7月初めに前著『図説 軍服の歴史5000年』3刷が出るのに合わせ、辻元よしふみ・辻元玲子の公式サイト http://www.tujimoto.jp/ をリニューアルしました。20160626183750



 新刊書については、来月以後、情報を加えていく所存です。
「美の壺」では、明治3年の日本海軍の制服制定が、「ボタンの日」の由来になっていることにからんで、英海軍、幕府海軍、日本海軍の金ボタンを取り上げます。20160626183915



 『軍装・服飾史カラー図鑑』は、古代ローマから現代の自衛隊(儀仗服)までさまざまな戦士や軍人の服装を後ろ姿や勲章、軍刀まで詳細に解説するほか、同時代の一般の紳士服とのかかわりや影響まで考察して、ミリタリーとファッションの両面で服飾史を概観します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月24日 (金)

7月8日(金)「美の壺」(NHK BSプレミアム)に辻元よしふみが出演します!

 

20160623225719


 服飾史・軍装史家の辻元よしふみ(佳史)でございます。

 さてこのたび、私は下のようなNHK・BSプレミアムの番組に出演します。

 明治3年11月22日に、日本海軍は制服を制定し、金ボタンを定めました。これを記念して毎年11月に「ボタンの日」がございます。わたくしは、この番組中で英国海軍、徳川幕府海軍から日本海軍に至った金ボタンの歴史を語っております。

 ぜひご覧になってみてくださいませ。
 ご多忙と存じますが宜しくお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ※NHK 美術番組「美の壺」 タイトル「ボタン」

 放送日 NHK BSプレミアム 2016年7月8日(金)19:30~19:59
 再放送                7月12日(火)11:00~11:29
 再放送                7月14日(木)06:30~06:59

備考:これ以後、3年以内に少なくとも6回は再放送する予定です。

 宜しくお願い申し上げます。

 ※追記:辻元よしふみ、玲子の新刊『軍装・服飾史カラー図鑑』(イカロス出版)が
2016年7月半ばに刊行の予定です。
 ※前作『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)も7月中に3刷となります。
 併せて宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月22日 (水)

辻元夫婦の『軍装・服飾史図鑑』イカロス出版より刊行決定!

Photo


 速報です! 本日、発売になりました「MC☆あくしず vol.41」(イカロス出版)の111ページ「萌え軍@インフォメーションズ」欄に掲載されましたように、辻元よしふみ、辻元玲子の新刊書籍『軍装・服飾史カラー図鑑』(オールカラー、税込予価3500円)がまもなく刊行されることになりました! 現在、編集作業が進行中です。古くはローマ帝国の百人隊長や十字軍の騎士から、ポーランドの騎士やオスマン帝国の兵士、ルイ13世やルイ14世の時代の華麗な軍服、ナポレオン軍の軍服、それにプロイセン~ドイツ帝国の歴代の軍服、第二次大戦時のドイツ親衛隊や戦車兵、昭5式軍衣の日本軍将校、さらに現在の陸上自衛隊302警務中隊の儀仗服まで、さまざまな軍人や戦士の軍装を紹介。ご要望の多い後ろ姿や、勲章、装飾、肩章、徽章などのディテールと、当時の階級システムなどの詳細解説、軍刀やサーベルの吊り下げ方などまで、徹底的に精緻なイラストと文章で示します。
 そればかりか、各時代の紳士服の歴史も詳細に解説。ボー・ブランメルやアルバート公など稀代の洒落者たち、シャーロック・ホームズ時代のダンディーな紳士、それに現代のスーツの着こなしなども詳細に取りあげ、軍服や軍装が紳士服の歴史の中でどういう位置づけになるか、軍装と一般の服の間の影響、なども考察しています。 
 イラストは辻元玲子の手描き水彩画による、全点フルカラーです。さらに詳細が固まりましたら、続報を書きます。
お知らせ:辻元よしふみは下のようなNHK・BSプレミアムの番組に出演します。

 明治3年11月22日に、日本海軍は制服を制定し、金ボタンを定めました。これを記念して毎年11月に「ボタンの日」がございます。わたくしは、この番組中で英国海軍、徳川幕府海軍から日本海軍に至った金ボタンの歴史を語っております。

 ぜひご覧になってみてくださいませ。
 ご多忙と存じますが宜しくお願い申し上げます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 NHK 美術番組「美の壺」 タイトル「ボタン」

 放送日 NHK BSプレミアム 2016年7月8日(金)19:30~19:59
 再放送                7月12日(火)11:00~11:29
 再放送                7月14日(木)06:30~06:59

お知らせ2:在庫切れしています私どもの前著『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)の3刷が7月上旬に流通する予定です。お待たせいたしております。

宜しくお願い申し上げます。
Photo_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月19日 (日)

浦安市で「三社祭」開催中。

 

Photo


昨日から今日にかけて、千葉県浦安市では4年に1度の「三社祭」が開かれています。市内にある三つの神社の御神輿が市街地を練り歩きます。その数、80基とも90基ともいいます。今年は好天に恵まれて盛り上がっていますね。Photo_2


Photo_3

Photo_4


Photo_5

Photo_6

Photo_7



Photo_8



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月17日 (金)

スノーホワイト―氷の王国―

 Photo


公開から時間がたってしまいましたが、「スノーホワイト―氷の王国」という映画を見ました。原題は全然、邦題と異なりまして、
THE HUNTSMAN WINTER’S WARといいますが、直訳すれば「猟師 冬戦争」といった感じ。あくまでも中心人物は「猟師」だったりします。この映画の前作にあたる「スノーホワイト」(2012年)も原題はSnow White & the Huntsmanつまり「白雪姫と猟師」でした。要するに、日本ではスノーホワイト(白雪姫)シリーズとして認知されていますが、基本的にはハンツマン(猟師)シリーズなわけです。

 実のところ、本作ではスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、前作の映像を使った回想シーン以外では登場しません。セリフの端々に上っているので、健在であることは間違いないのですが、今回の冬戦争にはあまり関与していない、という扱いです。

 ということで、ハンツマン・シリーズである、ということは、これは猟師エリック役のクリス・ヘムズワースのシリーズ、という理解でよいのか、ということになります。何しろマイティ・ソーのヘムズワースです。彼がヒーローであることは間違いない。

 しかし、どう見てもこのシリーズはシャーリーズ・セロン演じる悪の女王ラヴェンナの物語ではないでしょうか。本当のところ、前作は「ラヴェンナと白雪姫」であったし、今作は、あえていえば「ラヴェンナと雪の女王」のような気がします。

 

 スノーホワイトが邪悪な継母ラヴェンナを打倒した戦いからしばらくたった頃。相変わらず独りで隠遁の生活を送る猟師エリックのもとに、スノーホワイトの恋人ウィリアム王(サム・クラフリン)がやってきます。ラヴェンナが残した魔法の鏡のせいでスノーホワイト女王は精神を病み、鏡を聖地に移送することにした、というのですが、その移送の軍隊が戻ってこないというのです。

 エリックは、ウィリアムが連れてきたドワーフのニオン(ニック・フロスト)とグリフ(ロブ・ブライドン)を伴い、鏡の行方を追います。スノーホワイトの軍が全滅し、鏡が奪われたことを悟った一行は、宿屋で刺客に襲われ絶体絶命のピンチに。しかしそこに現れた謎の女戦士サラ(ジェシカ・チャステイン)に救われます。彼女を見てエリックは驚愕します。それというのも、サラはかつて愛し合った仲であり、すでに7年も前に死んだと思っていたからです。

 話はかなり以前に遡ります。スノーホワイトの王国にやってくる前のラヴェンナは、すでに持ち前の魔力を使って多くの国を滅ぼし、玉座を乗っ取って暴虐の限りを尽くす悪の女王でした。その妹のフレイヤ(エミリー・ブラント)は心優しい女性でしたが、あることを契機に魔力に目覚め、冷酷な氷の女王に変貌してしまいます。北の国に自分の帝国を築いたフレイヤは、近隣の村から子供を連れ去って自分の親衛隊ハンツマンとして育成しました。その中に、幼いエリックとサラの姿もあったのです。

 フレイヤの軍では恋愛はご法度でしたが、2人は愛し合い、逃亡を決断します。しかしフレイヤに知られ、残酷な仕打ちを受けて引き裂かれてしまいます。

 その際に、もう死んだと思っていたサラが現れたことが、エリックを驚かせたのでしたが・・・。

 

 というような展開です。なんというか、雪の女王とロード・オブ・ザ・リングを足して2で割って白雪姫とくっつけた感じのお話、といえばいえるのですが、まあそういう展開的な部分はそんなに重要ではないでしょう。本作の魅力は何しろ豪華な出演陣、特に3人の女優の熱演ぶりです。アカデミー賞女優のセロンはとにかく美しい。もう本当に魔女ではないかというほどの妖しい美貌。これを見るだけで一見の値打ちありです。そしてとことん邪悪です。気持ちがいいほどの悪人。ここまで悪いキャラも珍しいぐらいですが、映画史に残る悪の女王になったと思います。

 そして、もともとは優しい女性だったのに、姉の影響もあって残酷な氷の女王になってしまったという、ちょっと可哀そうな要素もある役をエミリー・ブラントが好演。こちらも美しいですね。「ヴィクトリア女王 世紀の愛」や「プラダを着た悪魔」で有名になり、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」ではアクションにも進出したブラント。ますます芸の幅が広がりそうです。

 ここに、さらに近年では最も活躍している女優の一人、ジェシカ・チャステインが最強の女性戦士として花を添えています。こういう娯楽作品のアクション・スターを演じるのは彼女にとって珍しいと思いますが、これが実にカッコいいです。

 撮影現場では、パワフルな美女3人に圧倒されて、ヘムズワースはいじめられっぱなしだった、とか。まあそりゃそうでしょう。とにかく強い女性たちと、ちょっと間抜けだが最後には頼れるナイスガイ、という構図は、いかにも今時の設定ですが、見ていて安心できます。

 今作の設定で、どうしてエリックが前作の初登場時に、飲んだくれてダメな人になっていたのか、という謎も明かされることになります。

 細かいところを見れば、いろいろあるのでしょうが、とにかく前回のような陰惨さより、ドワーフ2人組の狂言回しも加わって、今作はかなり明るく痛快な娯楽作品になっていると思いますし、素敵なラブストーリーにもなっています。ぜひ大画面で、最強の美人姉妹と女戦士の活躍を見ていただきたい一作でございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月11日 (土)

デッドプール

20160610002512


 マーベル・コミック・シリーズの新作映画「デッドプール」を見ました。主に「アベンジャーズ」シリーズの世界観と、「
X-MEN」シリーズの世界観の二本立てで展開している現在のマーベル関連の映画化ですが、デッドプールはX-MEN人脈のキャラクターです。すでに「ウルヴァリンZERO」でライアン・レイノルズ演じるウェイド・ウィルソン(後のデッドプール)が登場していました。しかし、あくまでウルヴァリンの引き立て役であり、この作品の冒頭で「ウルヴァリンにとにかくゴマをすってスピンオフを作ってもらおうと運動した」とありますように、実際にいろいろ紆余曲折を経て、本作の映画化が実現した、という次第です。

 何しろデッドプールというのは、ミュータント・ヒーローの世界でも決して保守本流を歩んでいるキャラクターではなく、かなり型破りな人物です。一匹狼的なアウトローという意味ではウルヴァリンも幾分、そうなのでしょうが、デッドプールは正真正銘のアンチヒーロー的な存在で、しかもコメディー・ヒーローです。優等生的な要素はかけらもない、常に減らず口をたたいて暴れまくるとんでもない男です。さらにこのキャラは、原作コミックでも「第四の壁を破る能力」を持つ特殊キャラとして描かれています。つまり、物語の進行を無視して、突然、読者に語りかけるという、つまりその世界から超越しているというか、相対化しているというか、作品の中の役柄を演じながら自己批評しているメタ的なキャラなのです。よって本作でも、デッドプールはしばしば周囲の人間を無視し、物語の展開から逸脱して、観客に向かって説明を始めてしまいます。

 この特異な世界観を、どのように生かして描くか。デッドプールの映画化はその点が初めから注目されていたようですが、本作は見事にうまくいっているようですね。

 

 かつて軍の特殊部隊のエリート兵士だったウェイド・ウィルソン(レイノルズ)ですが、今はその日暮らしの何でも屋稼業で、旧友ウィーゼル(T.J.ミラー)の経営する酒場を拠点にして、ちょっとしたトラブルの解決から、しばしば傭兵として危ない仕事まで請け負っています。ある日、街で出会った高級娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)に本気で恋をしたウェイドは、ついに結婚の約束までしますが、幸せな日々は長くは続きません。突然、倒れたウェイドは医師から末期がんであることを告げられます。

 死を覚悟して絶望するウェイドですが、ウィーゼルの店を訪れたあやしげなエージェントから「がんを治す特効薬があり、うまくいけば不死身の肉体になれるが、その実験台にならないか」と持ちかけられます。迷った末に実験台なることを決めたウェイド。しかし、実験の責任者エイジャックス(エド・スクライン)は、自らも超人になる血清を肉体に投与してミュータント化した恐るべきサディストであり、瀕死の人々を集めては超人化実験をし、うまくいった者は売り飛ばす、といった非道な行為を繰り返す悪人でした。

 ウェイドも血清を投与された後、エイジャックスと、その手下の怪力の女性エンジェル(ジーナ・カラーノ)からなぶりものにされ、拷問のような虐待を受け続けます。そしてついに彼の肉体の中で超人因子が発動し、肉体が変化しますが、二目と見られないような恐ろしい顔に変貌してしまいます。

 怒りを爆発させたウェイドはエイジャックスの施設を破壊し、逃げ出しますが、恐ろしい化け物となってしまった姿でヴァネッサの前に現れる勇気が出ません。まずはエイジャックスを探し出し、復讐するとともに、顔を元に戻させなければ。ウェイドは自ら作った赤いコスチュームに身を包み、ウィーゼルの店で流行っていた死を賭けた賭博にあやかって、デッドプールと名乗り殺戮と破壊を開始します。しかしそんな彼の非凡な能力に目を付けたX-MENメンバーのコロッサスと、その教え子のネガソニック(ブリアナ・ヒルデブランド)が介入してきて、デッドプールをX-MENに勧誘してきます・・・。

 

 ということで、本作で主人公本人が何度も強調するように、「これはラブストーリー」です。実際のところハチャメチャなキャラによるギャグや、かなり陰惨な殺戮シーン、それに拷問シーンなどが延々とあって、中盤は決して明るいコメディーではなく、それにもかかわらず全編のトーンは純愛ものと言ってよい。何しろ、最後の決めはWHAM!の名曲「ケアレス・ウィスパー」だったりします。それがまたぴったりのムードの映画です。

 今まで、スカーレット・ヨハンソンの元夫、というイメージばかり強く、知名度の割に今一つ代表作のなかったライアン・レイノルズにとって、デッドプールは、はまり役にして当たり役となったようです。レイノルズ自身も、デッドプールの人格は非常に自分の地のままに近いと言っているようです。

 ヒロインのモリーナ・バッカリンはブラジル出身。これまでテレビ中心で活躍していた人のようですが、すごい美人! ハリウッドには、こんな人がまだ埋もれていたんだな、と驚かされます。これは本作で一躍、注目されるでしょう。

 「トランスポーター」シリーズで主演するエド・スクラインと、本物の武闘家で女優でもあるジーナ・カラーノの2人の悪役コンビが魅力的です。

 おふざけやパロディー満載の本作ですが、先ほども申したように中盤はかなり陰惨です。しかしここを乗り越えないと、最後が利いてこない。最後はとてもいいお話だった、と素直に見られる久々の快作です。

 ところで。デッドプールは背中に2本の日本刀のような刀を装備していますが、原作コミックではなんと、日本で修業したことになっているとか。しかもなぜか「相撲部屋」で修業したのだそうです。どうもそのへんは日本人から見ると違和感がありますが、彼が日本的な武器を操るのも、そういう背景があるからだと言います。

 さらに、デッドプールの戦闘中だろうが、シリアスな場面だろうが構わず放言を繰り出し続けるあのキャラ設定には、先日、亡くなったばかりの偉大なボクサー、モハメド・アリ氏が参考にされているのだとか。アリ氏もファイト中、ずっといろいろ相手を挑発するような放言を続けることで有名でした。もちろん口だけでなく、実力も伴っていたので人気があったわけですが、デッドプールもアリ氏の「有言実行」スタイルを引き継いでいるわけです。

 それにしても、私ぐらいの世代だと、久々にWHAM!を聞いてみたくなるような作品でした。なにがなし古き良き時代と、殺伐とした今とがクロスオーバーするような感覚を味わえる作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »