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2015年9月27日 (日)

仲秋の名月、なんですね。

 

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 今日は仲秋の名月ということですが、お月様は出てくれるでしょうか。
 ところで、今年はがんで亡くなる方の話題が目立つ気がします。愛川欽也さん、今井雅之さん、岩田聡さん、斎藤仁志さん、今いくよさん、黒木奈々さんに川島なお美さん、とぱっと思いつくだけでもたくさんのお名前が浮かびますね。さらに、つんく♂さんが声帯を失った話題や、北斗晶さんの手術の件もあります。
 科学が進歩した、進歩したという割には、要するにスマホだのアプリだのという、本当のところどうでもいいような技術ばかり進んでいて、今の人類はがんも治せなければ、実は普通の風邪ですら治せません(風邪のウイルスを退治する方法は、実はありません。だから自然治癒しか方法がない)。それに歯も根本的には治せない、目も治せない、なんにもできないに等しい。
 そして、少なくとも公式的には、お月様にやっとたどり着くぐらいの能力しかなく、それだってもう半世紀も前のことで、結局、21世紀も序盤が終わりつつあるのに(何しろ、100年前にはもう第一次大戦をやっていた時期ですから)地球から一歩も出られないでいる。
 そのくせ、コンピューターだけはどんどん進化していて、あと20年もすれば、今の人間がやっているような職業は、ほとんどみんな人工知能に奪われるのではないか、という話があります。日本では少子化だ高齢化だと言っておりますが、全人類的にみれば世界人口100億人に達するのはいつなのか、で脅えているわけであります。
 お月様が「まあ、お前らなんてそんなもんじゃないの」と笑っている気がいたします。

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2015年9月17日 (木)

キングスマン

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「あなたはスパイ映画は好きですか」
「最近のシリアスなスパイ映画は苦手ですな。でも、子供のころは好きでした。昔のああいうスパイ映画では、とにかく悪役が魅力的でしたね」
 こんなセリフににじみ出る、最近のやたらとシリアス路線に走った、国際テロ組織と闘うバイオレンス・アクション満載の国際スパイ映画の数々への苦言・・・。まあはっきり言って、近年の007シリーズなんかへの不満、と受け止めて間違いないですよね。同シリーズがシリアス路線に舵を切ったときには好評だったものの、そのうち「普通のアクション映画とどう違うの?」という声が強くなったのも事実。もっとお色気あり、おふざけあり、きついジョークあり、おバカなコミカル・シーンあり、そんな不謹慎と言っていいような初期の007シリーズみたいなスパイ映画が見たい! そんな声に対する回答の一つと言っていいのが、今回、私が見てきた映画「キングスマン」Kingsman: The Secret Serviceじゃないでしょうか。実際、当の007シリーズも原点回帰して、年末に封切の新作では、ついにあのスペクターが敵として復活するそうです。シリアスな国際テロリスト集団との戦い、はもう現実世界のニュースで見過ぎておなかいっぱい、という昨今を象徴しているのかもしれません。
 メガホンをとるのは「キック・アス」で世界中を驚かせた、「不謹慎なアクション映画」を撮らせたら当代一と言っていいマシュー・ヴォーン監督。主演は「英国王のスピーチ」でアカデミー賞受賞のコリン・ファース、脇を固めるのがサミュエル・L・ジャクソン、80歳代になっても大活躍のマイケル・ケイン、「スターダスト」「キック・アス」以来、ヴォーン監督のお気に入りであるマーク・ストロング・・・と実力派の名優で固めてはおりますが、ほかの出演者はほとんど無名の新人クラスで、決して話題性で人が入る映画ではありません。しかし、蓋を開けてみると、1月末に英国で公開以来、すでに4億ドル以上の世界的メガヒットを飛ばす快作となりました。
 私が行った浦安市内の映画館も、国内封切から1週間もたっていないのにパンフレットは売切れとなっていました。場内では「今年見た映画の中で文句なしのナンバー1だ!」といたく感動している方もいました。
 はっきりいって、ケレンミの塊みたいな映画です。サヴィル・ロー仕立ての高級な英国スーツにこうもり傘、オックスフォード・シューズに指輪、万年筆・・・そのどれもが実際はいろいろな仕掛け満載の「秘密兵器」という、いかにも昔のジェームズ・ボンドを思わせる設定。ことに後半になると、初期の007映画どころか、人々が体内に埋め込んだ小型爆弾が爆発して小さなキノコ雲が立ち上る、という完全に漫画的な、とぼけた演出などもあり、このへんは明らかに007シリーズの中の番外編、異端作として有名な「007カジノロワイヤル」(ダニエル・クレイグのシリアスな「カジノ・ロワイヤル」ではなくて、60年代に作られた伝説的おふざけ映画)へのオマージュと思われます。ここまでやるか、とにんまりさせられる作品です。
 ◆  ◆  ◆
 「キングスマン」はどこの国にも所属しない秘密諜報組織で、表向きはロンドンのサヴィル・ローの高級紳士服店として正体を隠しながら活動しています。今から15年前、中東で作戦中のキングスマン・メンバーは、ハリー(ファース)、ランスロット(ジャック・ダベンポート)と正式メンバー候補生を加えたチームで敵の基地を奇襲しますが、ハリーのミスで、優秀な候補生が戦死してしまいます。責任を感じたハリーは未亡人ミッシェル(サマンサ・ウーマック)と遺児の元を訪れ、困ったときには連絡するように、と言い置きます。
 そして現在。世界中で要人が何者かに誘拐される事件が続発する中、拉致された地球気候学者アーノルド教授(マーク・ハミル)を救出に向かったランスロットは、両脚の義足に刃を仕込んだ謎の女ガゼル(ソフィア・ブティラ)にあえなく惨殺されてしまいます。そこに現れたのはガゼルの雇い主であり、億万長者にして熱心な環境活動家のヴァレンタイン(ジャクソン)でした。ヴァレンタインはアーノルドに、自分に協力するように求めます・・・。
 ランスロットの突然の殉職に慌てたキングスマンのリーダー、アーサー(ケイン)は、ハリーたち「円卓の騎士」にランスロットの後任となる新人候補を推薦するように求めます。
 その頃、ミッシェルは町のごろつきの親分ディーン(ジョフ・ベル)の愛人という立場に零落しており、成長した遺児エグジー(タロン・エドガートン)も札付きの不良どもにからまれて警察のお世話になるような失意の日々を送っています。その急場を助けたハリーは、エグジーの目の前でディーンの手下たちを鮮やかに倒してのけると、父親の跡を継いでキングスマンの候補生試験を受けないか、とエグジーを勧誘します。
 キングスマン候補生となったエグジーですが、その訓練は命の保証もないほど厳しく、教官のマーリン(ストロング)は血も涙もない命令を次々に強要します。そんな中、心優しい女性候補生ロキシー(ソフィー・クックソン)とは友情を育んでいきますが、名門出身のチャーリー(エドワード・ホルクロフト)とはことごとに対立します。
 一方、ヴァレンタインは世界中の人々にスマートホンやパソコンに搭載するSIMカードを配布し、通話もインターネットも一切、無料でできる、ということで世界に衝撃を与えます。瞬く間に全地球のネット環境を支配した彼には、おそるべき狂気の計画がありました。そして、アメリカ合衆国の大統領や、スウェーデンの首相(ビヨルン・フロベルグ)、王女(ハンナ・アルストロム)と次々に自分に協力してくれそうなVIPに接触、仲間になった者には首筋にチップを埋め込んでもらい、仲間になることを肯定しない者はそのまま監禁していました。
 ハリーは、一度は誘拐されながら、ランスロットの死後、無事に解放されたアーノルド教授に不審を抱き、直接、接触しますが、ハリーの目の前でアーノルドは首筋に埋めたチップが爆発して即死してしまいます。
 ハリーは事件の背後にヴァレンタインがいることを確信して直に接触しますが、かえってヴァレンタインにキングスマンの正体を握られてしまいます。
 同じころ、キングスマンの最終選考まで残ったエグジーは、最後の最後で落ちてしまい、ランスロットの後任にはロキシーが選ばれます。失意のうちに帰宅したエグジーでしたが、ハリーはそんなエグジーを見離しません。ヴァレンタインがアメリカ南部のある狂信的な教会で、何かのテストを試みていると知ったハリーは単身、その教会に乗り込みます。エグジーもハリーが送ってくる映像を見守りましたが、そこでは想像を絶するような惨劇が待ち受けていました・・・。
 ◆ ◆ ◆
 ということで、新感覚とかスタイリッシュとか、超過激といった形容はすでに鬼才ヴォーン監督にとっていつものことなのかもしれませんが、それにしても本作はまことに斬新です。こういうスパイ映画が見たかったんだ、というオールド・ファンを満足させながら、単なる懐古趣味ではなく、今までの常識を吹き飛ばすようなアイデアと仰天のアクション、そして残酷極まりないヴァイオレンスの合体・・・おそらく最初に007映画が登場したときに、当時の観客が感じただろう驚きをほうふつさせる何かが、この映画にはありますね。音楽の使い方も巧みで、印象的なメインテーマと、昔のロックの名曲をちりばめた場面転換が巧妙。特に「教会の惨劇」で流れるレーナード・スキナードの「フリー・バード」は効果満点でした。凄惨そのものの殺戮シーンなのに、奇妙な明るさに満ちて楽しいダンス・シーンのように見えてしまうのはこのBGMのおかげ。それがいかにクレイジーな世界を示しているのか、という表現の仕方がうまいです。
 本当にほとんど新人に近いタロン・エドガートンが、だんだん成長して見事な英国製諜報員、鼻につくようなブリティッシュ・スパイに成長していくのが本当に面白いです。序盤で死んでしまう可哀そうなランスロット役のダベンポートは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズでノリントン代将を演じていた人です。そして、アーノルド教授役が、あの「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード4~6でルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル。ひょっとして「スター・ウォーズ」新作のための肩慣らしとしてこの映画にも出たのでしょうか?
 スウェーデンの首相役と王女役は、実際にスウェーデンの俳優さんたちで、国際作品ではあまり見かけませんが、母国では有名な人たちのようです。
 とにかく人はいっぱい死にますし、非常に不謹慎と言えば不謹慎な映画です。しかし高度に知的で、独特の世界観にはまる人続出なのはうなずけます。英国ファッションが好きな方必見なのは言うまでもありません。コリン・ファースもマイケル・ケインも、最初の方だけのダベンポート、終盤のエドガートンも見事なスーツを着こなしてくれています。確かに大スクリーンで見ておきたい一作です。
 

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2015年9月14日 (月)

ムーショップ(東京・東銀座)に行く。

 先日、東京・東銀座のムーショップhttp://www.mushop.info/に伺いました。  こちらは、学研の月刊誌「ムー」の関連グッズを中心に販売する店舗で、特に取材先で入手したものや誌面企画で製作したもの、誌面に登場するその世界の研究家、いわゆる超能力者・・・20150913172457


のグッズなどが大量に並んでいます。誌上のプレゼントや通販企画で扱うには難しい一点ものとか、価格が安すぎるもの、説明が難しいもの、なども多くあるようです。
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そもそもこういう不思議系のもの、たとえばパワーストーンとか、メダイとか、ピラミッドとかがお好きな方にはたまらない空間かと思います。20150913172436



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私どもも、ムーのロゴ入り缶バッジ、非常に美しいチベット・ビーズのブレスレット、それに現地で仕入れてきたというナスカ石(シャーマン=呪術師が現地の石に、有名な地上絵の模様を描き込んだもの)を買ってきました。このナスカ石の図柄は、「手」と呼ばれていますが、本当のところは何を示しているのか分からないようです。20150913202027



 その後、少し新橋寄りに進んで、「三井ガーデンホテル銀座プレミア」に行ってみました。ここは銀座地区では珍しい、フロントが16階にある高層のホテルで、夜景が素晴らしいです。東京タワーがライトアップしていて綺麗でした。20150913183519

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2015年9月11日 (金)

台風被害に心が痛みます・・・。

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 今回の台風17号、18号による猛威で、東海、近畿地方から首都圏、茨城、栃木、さらに宮城県など東北まで大きな被害になりました。
 私にとって、被害のあった愛知県は父親の出身地、茨城県は高校時代を過ごした土地です。特に被害の大きかった常総市は、かつて水海道市(みつかいどう・し)及び石下町(いしげ・まち)と称していたところで、私もよく知っているところです。
 何と言ってよいのか・・・心が痛みます。

 命がけで水害現場に出動した陸上自衛隊のヘリコプター団の皆さんには頭が下がります。非常に危険な任務です。

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2015年9月 6日 (日)

陸上自衛隊中央音楽隊演奏会で陸自の歌姫を聴く。

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 今日は東京・錦糸町の「すみだトリフォニーホール」で、陸上自衛隊中央音楽隊の第146回定期演奏会を聴いてきました。
 いつも素晴らしい演奏を披露してくれる同音楽隊ですが、今回は噂の陸上自衛隊のヴォーカリスト、松永美智子・陸士長の歌声を聞くことが出来ました。昨年、入隊した松永陸士長、海自の先輩である三宅由佳莉・3等海曹が大ブレイクして、今やNHKの歌番組に出るほどの人気者になりましたが、これに続けと「陸自の歌姫」として「売り出し中」です。これから場数を踏んでどんどん活躍しそうですね。

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2015年9月 2日 (水)

アラサーちゃん4(峰なゆか著)、やせる石鹸(歌川たいじ著)

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 今日は当ブログでは珍しく自分以外の書籍の紹介をば。『アラサーちゃん4 無修正』(峰なゆか著、扶桑社 900円税別)と、『やせる石鹸』(歌川たいじ著、角川書店 1500円税別)です。
 この著者のお二人は、全く無関係な方々ですが、共通点もあるように思います。峰なゆかさんは元AV女優で漫画家、エッセイストに転身した方。歌川たいじさんはゲイで、普通のサラリーマンだったのですが漫画家に転身された方。つまり、お二人ともその世界では異端児、といっていい経歴で、いろいろなものをはねのけて、ここまで来た方です。
 稚拙な私の紹介文など意味がありませんので、ちょっと内容から引用を・・・。
 
 まずアラサーちゃんから。アラサーちゃんに「絵うまいんだね! 絵の才能ある人ってうらやましいなー」と声をかけられたある友人がこう答えます。
「絵心ない人ほどそういうこと言うけどさ。私が努力して得た技術を、生まれつき持ってたものみたいに言うのやめてくれない? 私が描けるのは才能があるからじゃなくて、努力したから。アラサーちゃんが描けないのは才能がないからじゃなくて、努力してないから。ていうか本気でやる気もないのに、描けるようになる方法とか聞かないでくれる?」

 次に「やせる石鹸」から。主人公があるダンスの先生に教えを乞いに行ったところ、その先生がこう言うのです。
「あんたのやろうとしていることはね、いまだかつて誰もやったことのない、誰も見たこともないものでしょ。誰も理解しちゃくれないよ、それをわからせていくんだよ。それがどんなにつらいことか、あんたにわかる? わかってないよね、たぶん」

 どちらの作品も、こうしたセリフの端々に、おそらく著者のお二人がこれまで闘ってきた想いを反映しているのではないか、というものが垣間見えるのが興味深いです。そもそも、うちの妻がこのお二人のファンなのですが、私もこの新刊2作を読んでみて、ご紹介したくなりました。

 このところ、順風満帆で、いい家に生まれ、偉い人にかわいがられて、割と安易な方法で挫折知らずに来たけれど、人生をかけた大舞台で、ノーベル賞級の発表とか、五輪のロゴとか、そういうレベルまで来て急速に失速する、という人たちを何人か見ましたが、こう、闘って這い上がってきた人たちと、そういう人たちとはまた、住んでいる世界が違うんだろうな、とも感じないではありません。

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