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2014年6月28日 (土)

まん丸三兄弟。

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 いけませんね。またブログやFBの更新が1週間も滞っています。そろそろ何か書かないとまたぞろ、辻元は病気にでもなったのか、という声が届きかねません・・・、それであまり意味もなくまた我が家のぬいぐるみ自慢など。これは我が家の「まん丸三兄弟」です。そのうち二人の「コックさん」は近くのお店で買ったものですが、「船長さん」はシナコバというゴルフウエア・ブランドのオリジナル商品。じつはこれ、人形ではなくてゴルフ用のカバーです。最近はゴルフなど全くやりませんが、新宿伊勢丹メンズ館でこれを見つけて、面白いというだけの理由で購入しました。20140628073702

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2014年6月21日 (土)

日刊ゲンダイ「辻元よしふみ鉄板!おしゃれ道」第27回「サマージャケット」

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 きょう6月21日発売「日刊ゲンダイ」のp12(カラー)下に私、辻元よしふみの連載「鉄板! おしゃれ道」第27回が掲載されました。今回は「サマージャケットの選び方」です。本連載は隔週土曜日掲載で、次回は7月5日(土)発売号の予定です。

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2014年6月20日 (金)

ポンペイ

 

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 ポンペイPOMPEIIという映画を見ました。これは西暦79年、ローマ皇帝ティトゥスの時代にヴェスヴィオ火山の大噴火で壊滅した古代ローマ帝国の都市ポンペイの悲劇を扱う作品です。といえば、ブルワー・リットンの小説「ポンペイ最期の日」だとか、これを原作にしたかつての映画化作品がいくつか思い浮かびますけれど、本作のストーリーはオリジナルで、主人公が剣闘士であるという以外、ブルワー・リットンの作品と重なる点はありません。
 メガホンをとったのは「バイオハザード」シリーズや「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」のポール・W・S・アンダーソン監督です。  
◆  ◆  ◆
 西暦62年、北ブリタニア(現在の英国北部)に侵攻したローマ軍団は、あるケルト人の集落を焼き払い、村人を皆殺しにします。目の前で両親を殺され、ただ一人生き残った少年マイロは、軍団の司令官であるローマ元老院議員コルヴス(キーファー・サザーランド)の顔を目に焼き付けます。
 それから17年の月日がたち、西暦79年。ロンディウム(現代のロンドン)の闘技場で、マイロ(キット・ハリントン)は最強の剣闘士(グラディエーター)として頭角を現しています。その試合ぶりを見た興行主は、マイロをもっと繁華なポンペイの闘技場に移籍させることにします。
 ポンペイに向かう移動のさなか、奴隷戦士の一行は、帝都ローマからポンペイに向かう貴婦人の馬車と出会います。馬車を引く一頭の馬が、けがをして苦しんでいるさまをマイロは目撃。脚を折った馬に助かる道はなく、馬車の主であるカッシア(エミリー・ブラウニング)の頼みで、マイロは苦しむ馬を安楽死させてやります。そのわずかの交わりで、惹かれあうマイロとカッシアですが、高貴な女性と奴隷の身ではどうにもなるものではありません。  カッシアはローマの陰惨な政界や社交界にうんざりしてポンペイの実家に帰り、ポンペイ市の有力者である父セヴェルス(ジャレッド・ハリス)、母アウレリア(キャリー・アン=モス)の元に戻ります。しかしセヴェルスはローマの有力者をポンペイに迎え、数年前の地震で荒廃した市の再建計画に投資させようと画策しており、カッシアは父の方針に疑念を抱きます。
 一方、マイロはポンペイの闘技場で、チャンピオンのアティカス(アドゥエール・アキノエ=アグバ)と知り合います。彼は明日の試合で勝てば、晴れて奴隷の身から自由民となることになっており、最後の一騎打ちの相手をマイロと指定されます。
 そこに到着したローマの有力者。それはあのコルヴス議員でした。コルヴスはローマでカッシアに強引に言い寄っており、セヴェルスの邸に赴くと、ここでも父のポンペイ復興計画に協力する見返りに、自分と結婚するようカッシアに迫ります。カッシアは憤然とコルヴスの求愛を断ります。ちょうどそのとき、カッシアの愛馬が世話をしていた馬丁を振り切り、一頭だけで邸に帰ってきて暴れだします。すでに小さな地震が頻発しており、動物の勘で火山噴火が近いことを知っているのです。たまたま貴婦人たちの夜の慰み者となるべく連れてこられた剣闘士たちの中に、マイロがいました。カッシアは愛馬を落ち着かせるようマイロに頼みます。馬を乗りこなしたマイロは、カッシアに手を差し伸べます。2人で逃げ出そうと・・・。迷うカッシアですが、馬に乗り、しっかりとマイロの背中に抱き着きます。2人は馬で郊外に逃げ出しますが、コルヴスの追手に追いつかれてしまいます。
 マイロはコルヴスの前に引き出され、目の前にいる男が両親の敵であることを悟ります。コルヴスはマイロを処刑しようとしますが、カッシアがそれを押しとどめ、その代わりにコルヴスの求愛を受け入れることを示唆します。
 翌日、闘技場ではコルヴス、カッシアと両親が見守る中、血なまぐさい殺戮ショーが開催されることとなります。予定されていたマイロとアティカスの一騎打ちは中止となり、代わって、コルヴスのブリタニア侵攻を再現する恐ろしい処刑ショーを行うことに。ローマ軍団兵士に扮した剣闘士の群れが、マイロとアティカスに襲い掛かります。絶体絶命のピンチの中、次々と敵を倒す2人。だがそこで、ヴェスヴィオ火山が大きく揺れ、煙を噴き上げます。今まさに、悲劇の幕は切って落とされようとしていました。巨大な災害が襲おうとする中、敵に囲まれてしまったマイロは、そしてカッシアとの愛の行方はどうなるのでしょうか・・・。
 ◆  ◆  ◆
 というわけで、ストーリーを見るとかなり盛りだくさんのようですが、メインのお話はマイロとカッシア、そしてコルヴスがほとんど同時にポンペイにやってきて、翌日には闘技場で試合、そして大噴火ということになりますので、実はほんの丸一日の物語に過ぎません。
 最新のVFXを使った映像は凄いの一言です。本作は史劇+災害映画ですので、その両面で最新の技術がいかんなく活用されています。ポンペイの市街地は発掘調査でかなり明らかになっているのですが、それがこのように映像化されると、そのあまりの素晴らしさに息をのみます。ほんの10年前なら考えられなかったような、まさに悲劇の都ポンペイが蘇ったかのような臨場感はそれだけで一見の価値があります。そして、噴火が始まると、まずは火山礫が降り注ぎ、次に火山弾、それから港では海が後退していき、と思ったら大きな津波が押し寄せてきて、船が町の中まで流されてきます・・・このへんは明らかに日本の大震災をリサーチしたのでしょう。そして止めとして、恐ろしいスピードの火砕流が流れてきて、すべてを呑みこんでしまいます。このへんは科学的知識を盛り込み、また当時の目撃記録である小プリニウスの記録にも基づいて、完全な再現を試みているようです。
 この噴火当時、海軍の司令官だった大プリニウスはポンペイ市民の救出に向かって死亡しており、その甥であり養子でもあった小プリニウスが唯一のポンペイ被災記録を後世に残しています。適当なロマンス史劇という枠ではない出来栄えですので、古代ローマに関心のある人は必見でしょうね。
 剣闘士の描き方も、ポンペイの闘技場では上述のとおり、ちょっとイレギュラーな催しとなってしまうのですが、ロンディニウムでのシーンでは、あの当時の何種類かあった剣闘士のコスチュームを史実通り正確に再現していたようです。なんだか剣闘士というと、ファンタジーになってしまう映画も多いので好感を持ちました。
 余談ですが、主人公マイロ役のキット・ハリントンは、役者としてはまだキャリアは浅いですが、英国では有名な貴族の家柄ハリントン準男爵家の御曹司なんだとか。ヒロインのエミリー・ブラウニングもまだ25歳の新鋭。2人ともこれからの成長が楽しみな人です。キーファー・サザーランドとか、「マトリックス」シリーズのキャリー・アン=モスとかが脇を固めていますが、できればキャスト的にはもう少し重鎮的な人も欲しかったかもしれません。もっとはっきり言えば、アンダーソン監督としては奥様のミラ・ジョボヴィッチを出してほしかったですね。まあ、あんまりいつも出しているとそれはそれで公私混同、といわれるのかもしれませんが、ミラは史劇に似合うと思うのですが。  

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2014年6月10日 (火)

旧日産本社ビル(東銀座)解体に着手しました。

 

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 久しぶりに東銀座界隈を歩いてみました。昨年末まで読売新聞東京本社が入っていた旧日産本社ビルは、4月に最後まで残っていた整体院が移転し、今月に入っていよいよ解体作業が始まりました。この姿もまもなく見られなくなるでしょう。それにしても、毎日人が来ている間は不思議に古びなかった建物ですが、読売退去後のわずか半年でこんなに劣化してしまいました。建造物は生き物なんだな、と思いますね。追記:その後、周囲にある囲いに掲示されている文章を見ますと、ひょっとしてこのビル本体は「修復工事」であって、完全に解体するのではないのかもしれませんね。私、別に関係者じゃないのでよく分かりませんが。ただし、この本体と連結している別館は「解体」と書いてあるようでした。よくよく見ると、二つのビルを結ぶ連結通路の中に赤い仕切り壁のようなものがありまして、あるいはその線まで壊して、本体の方は残すのかもしれませんね。20140610163141


また、つい1年前に撤退した松坂屋の跡地は今や、全く何もありません。2020年五輪を見据えて、銀座も新しくなっていくのですが、それ以前を知っている人には寂しい感じもありますね。20140610163649

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2014年6月 8日 (日)

トイザらスのブタさん。

 

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 先日ですが、葛西にありますイトーヨーカドーの食肉売り場で、とてもリアルなのだけれど妙にかわいいブタのぬいぐるみが飾られているのを見まして。で、よく見ると「トイザらス」のタグが付いていました。それで、ひょっとしてトイざらすに行けば、同じものが買えるのかな、と思いまして・・・で、このほど市川市のニッケ・コルトンプラザにあるトイザらスにて、このブタさんを購入いたしました。基本的に非常にリアル路線ですが、背中やおなかの曲線、20140608044310


太り方が実にブタブタしい。そこがかわいい、というものになっております。意外に、リアル路線のブタのぬいぐるみ、というのは珍しいかもしれませんね。20140608044610

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2014年6月 7日 (土)

日刊ゲンダイ「辻元よしふみ・おしゃれ道!」第26回「サムライブルーの由来」・Free&Easy問題のその後。

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  きょう6月7日発売「日刊ゲンダイ」のp12(カラー)に私、辻元よしふみの連載「鉄板! おしゃれ道」第26回が掲載されました。今回はサッカーW杯にちなんで「サムライブルーの由来は?」です。本連載は隔週土曜日掲載で、次回は6月21日(土)発売号の予定です。◆Free&Easy6月号の著名人寄稿の捏造問題、主要新聞各紙が取り上げNHKニュースでも報じたようですね。私が文芸家協会の会報をネット上で紹介したのもいくらか意味があったようです。ひとごとではなく、他山の石にしたいと思います・・・。

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2014年6月 5日 (木)

X-MENフューチャー&パスト

 

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 映画「X-MENフューチャー&パスト」X-MEN DAYS OF FUTURE PASTを見ました。ブライアン・シンガー監督がメガホンをとり、ベトナム戦争終結間近の1973年と、近未来である2023年という、ちょうど半世紀へだたった二つの時代を舞台に描く異色の作品です。そのため、同じキャラクターの若い時代と、50年後の老年期を描く必要があり、従来のX-MENシリーズの俳優と、60年代の若き日々を描いた「X-MEN:ファーストジェネレーション」が共演を果たすという夢のような豪華企画になりました。二つの世界をつなぐのが、年老いない超人であるウルヴァリンことヒュー・ジャックマンという設定なわけです。
 ◆  ◆  ◆
 2023年、世界は破滅を迎えようとしていました。アメリカ軍部が開発したミュータントを殲滅するためのロボット兵器「センチネル」が暴走し、ついにミュータントの遺伝子を生み出す人類そのものも抹殺することに。ことにセンチネルはミュータントの能力を取り込んで身に着けてしまうという特性を持ち、どんな攻撃もすぐに記憶して倍返ししてくる始末で、もはやミュータントたちも人類もこれを止めることはできません。生き残った少数の者たちは最後の抵抗をしていました。全滅しかけた彼らは、精神を過去に飛ばして、かつての自分に警告を発することができるキティ・プライド(エレン・ペイジ)の特殊能力により、最悪の結末である歴史を書き換える、ということを繰り返しており、辛くも綱渡り状態で絶望的な戦いを繰り広げています。今回もモスクワの戦いで全滅しかけますが、なんとかしのいで中国の僧院に生き残りメンバーが集まることに成功。かつての仇敵であるプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)も手を組み、なんとか危機を打開する方法を考えます。そしてたどり着いた答えは、すべての破局の始まりとなった50年前の過去、1973年にさかのぼり歴史を完全に書き換えてしまう、という抜本的な解決法でした。事の起こりは、この年にセンチネル計画の指導者だったトラスク博士(ピーター・ディンクレイジ)が、プロフェッサーの妹のように育ったミュータントで、自在に姿を変える特殊能力を持つミスティーク(ジェニファー・ローレンス)の手にかかり暗殺されたことが発端でした。ミスティークはトラスクの暗殺に成功しましたが、軍部に捕獲され、その遺伝子が解析されてセンチネルに無敵の変幻自在に戦う能力を付与する結果となり、今日の状態に至ってしまったのです。そこで、まずはミスティークによるトラスク暗殺を阻止しなければならない、ということになりますが、通常の精神の持ち主では50年ものタイムトリップには耐えられません。しかしただ一人、ウルヴァリン(ジャックマン)の強靭な再生能力があれば、これに耐えられるだろう、ということになります。ウルヴァリンは73年当時の自分の体内に現在の意識を飛ばし、歴史を変えるという難事業に挑みます。
 意識だけ70年代に戻ったウルヴァリンは、まだX-MENのメンバーではなく、拳から飛び出すのも骨であって、超合金アダマンタイトではありません。彼は50年前のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)とビースト(ニコラス・ホルト)に出会いますが、肝心のチャールズはベトナム戦争で多くの仲間を失って失意の日々を送っており、テレパシー能力も喪失しており、役に立ちません。また、ミスティークを止めるにはこの時代のマグニートー(マイケル・ファスベンダー)に協力してもらう必要がありましたが、彼はある事件の犯人として軍部に監禁されており、これを助け出すことも容易ではありません。ウルヴァリンは本来ならまだ出会っていない若き日のクイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)の協力を得てマグニートーを脱獄させますが、チャールズとの確執は深く、ウルヴァリンの語る未来の話を一応は受け入れますが、なかなか結束できません。
 そのころ、パリで開催されるベトナム戦争和平会議の会場に、ミスティークはベトナム軍の将軍に化けて潜入しています。トラスク博士はここに現れて、なかなか理解を得られないセンチネル計画を推進するべく、諸国の軍高官にミュータントを抹殺する計画の必要性を説くことになっていました。ウルヴァリンたちもこの場に駆けつけて、ミスティークによるトラスク殺害を阻止することに成功します。しかし、トラスクの傍らには、若き日のストライカー少佐(ジョシュ・ヘルマン)の姿があり、後に彼に苦しめられることになるウルヴァリンは激しく動揺、未来からの精神の接続が維持できなくなります。その間に、マグニートーは冷酷にもかつての仲間であるミスティークを殺害しようとします。彼女の存在がミュータントの未来を損なうと分かった以上、生かしておけない、というのです。平和会議を放映するために集まっていたテレビカメラが回る中、ミスティークとマグニートー、それにビーストの三つ巴の戦いが繰り広げられ、彼らの異様な姿と驚異的な能力が世界に放送されてしまいます。さらに現場に残されたミスティークの血痕からDNAが解析され、ミュータントの脅威を認識したニクソン大統領は、正式にトラスク博士にセンチネル計画の推進を承認してしまいます。ウルヴァリンは当初の目的は何とか達したものの、かえってますます難しい局面を迎えてしまいました。その間にも、2023年の世界ではセンチネルの大軍が最後に生き残ったX-MENたちを襲撃しようとしており、今度こそ全滅は免れないようです。さて、ウルヴァリンは過去を書き換えて未来の世界を救うことができるでしょうか・・・。
 ◆  ◆  ◆
 なんといってもこのシリーズは、これでスターになった何人ものオスカー俳優や女優を輩出していますが、そんな新旧のメンバーが勢ぞろい、という豪華さと、タイムトリップ物の面白さ、いかにも70年代を思わせる描写、話の展開の妙・・・これまでのシリーズの中でも最高にスケールの大きな作品となったと思います。本作によって歴史は大きく変わってしまう展開になり、いわばリブートすることになるので、今後のシリーズ展開も気になるところ。
 最後の方になりますと、ジーンやサイクロプスなど、すでに今までのシリーズでは死んだことになっていたキャラたちも総登場します。このへんは見ものですよ。それから、エンドクレジットの後に追加シーンがあります。意味深な古代エジプトを思わせるシーンのようです。これはつまり、次回作として予定される「X-MEN:APOCALYPSE」の伏線のようですね。まだまだ続くX-MENワールドはどこまで行くのでしょうか。

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2014年6月 4日 (水)

「Free&Easy」6月号が赤瀬川原平氏らの文章を「ねつ造」した問題について

 

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 私が所属している日本文藝家協会から「文藝家協会ニュース」最新号が届きました。その6~7ページには、「著作権管理部より・先月の相談から」というコーナーがあり、同協会が対応した5件の著作権侵害事件の実例が掲載されています。
 その5件目、「相談5」というものを見て驚きました。
 タイトルは「勝手に執筆原稿を創作して掲載・・・。とんでもない事件発生」とあります。
 以下、本文を長いですがそのまま引用します。
◆ ◆ ◆
 相談5:執筆した覚えもなく、インタビューも受けていないのに、自分の名前の文章が雑誌に掲載されていた、というとんでもない事件が発生しました。
 男性向けのファッション誌「Free & Easy」6月号に赤瀬川原平さんのコラムがあります。安西水丸さんの追悼特集ですが、追悼にはふさわしくなく、赤瀬川さんの書きぶりでもない不思議な文章です。
 奥様から「主人は入院中なので、書いてもいないし、インタビューも受けていない。編集部に確認したが、誠意のある対応ではなかったので、協会からも何事が起きたのか調べてほしい」とご連絡がありました。
 事務局:編集部に電話すると、奥様がおっしゃるように「担当者が不在でわかりません。連絡しますのでお電話番号を」という頼りない対応です。メールアドレスを伝えたところ、2日後に「説明したい」というメールが届き、ほどなく電話がありました。結論は、過去に2度、インタビューした編集者が、勝手に書いた文章でした。
 編集長と2人でお詫びに行くと言われたが、謝られてもしょうがないので、店頭からの回収とバックナンバーの販売をやめてくれるように伝える、と赤瀬川夫人。
 角田光代さんの文章が次のページだったので、確認したところ、「『週刊朝日』に以前に書かれたものを無断で話し言葉に書き直しました。申し訳ありません。店頭からは回収しました」という手紙が編集部から届いた、とのことです。
 各社の雑誌編集部は、真剣に懸命に仕事をしているのに、この件は、著作者のみならず、雑誌編集者たちを貶める重大な事件です。
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◆ ◆ ◆
 そして協会ニュースの編集後記では、この件を受けて「相談5のような言語道断の商業誌がまかり通っている」と糾弾しております。
 私は「フリー&イージーFree & Easy」誌は、ほぼ毎号、読んでおり、問題の安西水丸さんの追悼特集も読んでいたので、協会ニュースの記事が事実であるなら、まったく架空の文章を本人になりすましてねつ造して載せたことになり、それは本当に残念なことだと思いました。
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 問題の赤瀬川さんが書いた、ということになっていた文章の末尾はこんな感じです。「当時、スロンという言葉がありました。『ガロ』のなかで川崎ゆきおが使っていた表現ですが、この言葉と水丸さんが重なるんです。(中略)彼はスロンと生き、スロンと去って行った。誰の目にも触れず、誰にも迷惑をかけずにね」・・・というのですが、確かにこれは追悼文の結末としてはずいぶんとぞんざいで、変な気がいたします。
 繰り返しになりますが、事実とするなら残念なことです。
◆追記:その後、5日に共同通信が以下のような記事を配信しました。「出版社のイースト・コミュニケーションズが発行する雑誌「Free&Easy」が6月号で、作家で美術家の赤瀬川原平さんらが書いたかのように記事を捏造し、掲載していたことが5日、分かった。同社は7月号で「未許諾および不適切な引用」があったとして謝罪している。関係者によると、捏造したのは、3月に死去したイラストレーター安西水丸さんの追悼特集として掲載された記事。赤瀬川さんのほか、イラストレーター南伸坊さんの記事も同じように捏造されていた。過去のインタビューなどをもとに、安西さんについて思い出を語るエッセー風の記事に仕立てていた」。さらに6日の産経新聞では「問題があったのは、3月に死去したイラストレーター、安西水丸さんの追悼として組まれた記事。赤瀬川さんのほか、イラストレーターの南伸坊さんの記事も同じように、実際には直接会っていないのに、過去の記事などをもとに思い出を語る談話形式に仕立てていた。作家の角田光代さんの記事は、「週刊朝日」4月18日号の記事と酷似していた。担当者は「時間がなくネット上の記事などを参考にして作った」と話している。赤瀬川さんの家族が知人からの連絡で気づき、編集部に問い合わせたことで発覚した」という記事も。このように一般の通信社や新聞社も取り上げるようになりました。どうも南伸坊さんのエッセイもねつ造であったようですね。20140606024159


  7月号を見ますと、お詫び文が1ページ、あまり目立たない中ほどに掲載されており、厳正な社内処分をする、とは書かれているようですが、一方でこのページの見開きは「スタッフ募集」記事でどうも不謹慎な感じは否めず、バックナンバー通販のページでは6月号はSOLD OUTと書かれていますが、上記のような事情で回収したのなら「売り切れ」ではなくて「絶版」と明記するべきでしょうし、20140606024342


また読者のファンレター紹介コーナーでは「安西水丸さんの追悼特集がよかった」などというものを載せてしまっており(ねつ造だらけと知っていたら、これは載せられないでしょうし、読者の方にも失礼です)何やらかなり慌ててお詫びだけ、間に合わせに掲載した感じです。7月号のタイトルは「本物には理由がある」というものですが、どうも皮肉なものに感じられます・・・。新聞社やテレビ局はこの種の問題が発覚したら外部委員会を設置して調査し、社内での懲罰や懲戒解雇、減俸などの処置を公表し、特別番組や特別紙面で「どうしてこのような間違いを犯したか自己検証します」というようなことをやります。ファッション誌といえども、次号以降でそのぐらいはやらなければ、けじめはつかなのではないでしょうか。
 
 

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2014年6月 2日 (月)

月刊ムー編集部より飛鳥昭雄先生の直筆サイン届く。

 スペイン国王が突然の退位、などと世の中はいろいろあるようですが、私の方も最近、突然のサプライズが。というのも、我が家が愛読している学研の「月刊ムー」で健筆をふるわれている漫画家・飛鳥昭雄先生のサインが、突如、我が家に送られてきたのです。これはこの春のムー創刊400号記念プレゼントに応募したためですが、それにしても生サインは数が少ないはずで、よくまあ、我が家にいただけたものです。20140530002327



 色紙には飛鳥先生のお名前と、漫画に登場するキャラクター「ミスター加藤」の顔が描かれています。飛鳥先生と、ムー編集部に厚く御礼申し上げる次第です。

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