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2013年11月 3日 (日)

『図説軍服の歴史5000年』と、新しいイラスト本の予定につきまして。

 日本シリーズもクライマックスのようですが、およそスポーツネタの似合わない私としましては、まあ取り上げないこととしまして・・・。
 61bqydmqyml__sl500_aa300_ ちょっと、久々に出版関係のご報告を。まず『図説軍服の歴史5000年』(彩流社)ですが、昨年初めに出してから、もう2年近くが経ったわけで、普通、本の売れ行きなどは2年も経てば完全に忘れ去られるものですが、本作はお陰様でたくさんの皆様のご愛顧をいただきまして、いまだに売れ続けてくれております。本当にありがたいことでございます。
 ところで、本作は私どもとして、通史として勉強する上で絶対に必要なものでしたし、おそらく自分たちにとって基礎の基礎、バックボーンとして一生、大事にしていきたいとおもっている著作です。今後も増刷等のたびに、手を加えて新しい情報をアップデートし育てていきたいと考えています。
 しかし本書の問題として、やはり経費の問題でカラーページが少ない、また図版も後ろ姿や装備のディテールなどがほとんどない・・・これは致し方ありません。あの本だけで200点の図版を描くのに4年以上もかかりましたので、あの時点ではあれが限界でした。またフルカラーとなれば、1冊の単価はどうしても5000円とか6000円とか、あるいはもっと高い1万円前後とか、にするしかなく、それはリーマン・ショック後の厳しい経済状況からみても版元に冒険しろ、というのは酷な話でした。もちろん、私たちがたとえば有名タレントかなにかで、出せば必ず何万冊も売れる、とわかっていれば出来るのですが、初刷り数千冊、というところからフルカラーで挑むのは無理というものでした。
 しかし、あの本を出してから、私どももあまり予想していなかったことに、漫画やイラストの基礎資料として軍服の本が欲しい、という声が多いことがわかってきたのです。
 そこで。実は現在、カラーイラストを大幅に増量し、後ろ姿や、装備品のディテールなどを描き込んだ、図版中心の「漫画家やイラストレーター、ファッションデザイナーの方のための」書籍、というものを計画中で、鋭意、制作進行中です。古代ローマから、中世の騎士や三銃士のいでたち、ベルばら時代の服やナポレオン戦争のきらびやかな服、英国の近衛兵などを中心に分かっている限り精密に詳細に、イラストで見せる本、というわけですが・・・やはりそういうことになると、時代考証にも制作にも時間がかかります。今、着手してから1年弱になりますが・・・しかし、カラー部分はかなり出来てきました。
 ぜひもうしばらく、お時間を頂戴したいと思います。よろしくお願い申し上げます。

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  また、もう一つ。『図説軍服の歴史5000年』の前に、2008年に出しました『スーツ=軍服!? スーツ・ファッションはミリタリー・ファッションの末裔だった!!』(彩流社)につきまして、こちらもありがたいことにロングセラー化しまして、ほとんど在庫がなくなりました。そこで、単なる増刷ではなく、徹底的に書き直した完全改訂版を出そうか、という話になっております。こちらも来年にははっきりしてくると思います。盛り込みたい新しい情報は増えている一方、今までの内容はいろいろ古くなっていますので(たとえば今さら小泉政権のクールビズ批判の内容など、自分から見ても古すぎます)、もうほとんど5割方、原形をとどめないレベルの新しい別の本のように書き直す予定です。

 そのほかにも進行中のお話がいくつかありますが、またそれはおいおい・・・。

 ということで、久しぶりにそれらしいご報告でした。

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