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2013年6月 6日 (木)

オブリビオン

 

20130606032955


 映画「オブリビオンOblivion」を見てきました。トム・クルーズの新作ですが、モーガン・フリーマンとの共演は、これが初めてだとか。Oblivionというのは「記憶をなくす」という意味ですね。
 2077年、地球は荒廃していました。2017年に異星人スカヴが地球侵略開始、月を破壊し、重力バランスが崩れて地震や津波が発生、多くの人類が死に絶えました。人類側も反撃して最終的に勝利しましたが、もはや地球は完全に荒れ果て、人の住めない星となりました。生き残った多くの人類は軌道上の大型宇宙ステーション「テット」に移住し、土星の惑星タイタンへの本格植民を準備しています。地球には、海水をくみ上げてエネルギーに転換するプラントが置かれ、それを管理するための要員2人だけが残留しています。女性通信士のヴィクトリアと、プラントを警備してスカヴの残党を掃討している戦闘ロボット「ドローン」の管理要員ジャックです。ジャックとヴィクトリアは5年前、この地上の任務のために、不必要なそれ以前の記憶を抹消されており、あと2週間でテットに帰還し、タイタンに移住することになっていました。二人は任務外では恋人同士でもあります。
 しかしジャックは最近、おかしな夢に悩まされています。60年以上も昔、戦争前のニューヨーク、エンパイアステートビルの展望台で一人の女性(もちろんヴィクトリアではありません)と出会う、という記憶。まだ自分が生まれる前の話のはずなのに、なぜ? それに「戦前」の記憶が次々と蘇ってきて、彼を不思議な気分にします。消されたはずの記憶、しかし本当のところ自分は一体・・・。
 そんなある日、突然、正体不明の宇宙船が墜落してきます。それは旧式のNASAの宇宙船であり、たった一人の生存者ジュリアを見てジャックは、それが夢の中に出てくる女性であることに気付きます。ジュリアも、意識を取り戻すとなぜかジャックやヴィクトリアのことを知っているようです。宇宙船の墜落現場に戻ってフライトレコーダーを回収しようとしたジャックとジュリアは、罠にかかってスカヴに捕まってしまいます。
 縛られているジャックを尋問するのは・・・案に相違して、異星人などではなく、謎の黒人男性ビーチでした。自分たち以外に地球に人類がいることに驚愕するジャック。しかし事の真相はまだまだこんなものではなく、彼はいかに自分が誤った洗脳を受けていたか思い知ることになります・・・。
 というようなわけで、けっこう、どこかで見聞きしたようなSFものの要素がちりばめられている感じです。まあ、「惑星ソラリス」と「2001年宇宙の旅」と「スターウォーズ」と「トータル・リコール」と「インデペンデンスデイ」と「猿の惑星」を混ぜたような、というところでしょうか。偽りの記憶の背後で驚くべき真相が、というパターンもけっこう、珍しくありません。が、見て見れば分かりますが、その後半のどんでん返し、明らかになる真実は、なかなかスリリングで面白いです。
 しかし、もう一歩踏み込んでの真相、というか、そもそも異星人が侵略してきた理由といったあたりは最後まで不明瞭で、もうちょっと知りたい、という後味がありまして。それから、ジュリアが救出されたあたりからはいい展開なんですが、前半の、ジャックとヴィクトリアだけの生活ぶりというのが長いというか、冗長に感じたのは私だけでしょうか。
 2時間以上の映画で、主要なキャストはほとんど4、5人だけ、ということで、出演者はかなりしんどい映画だったのじゃないでしょうか。ジャック役のクルーズとビーチ役のフリーマンはもちろん、ジュリア役のオルガ・キュリレンコ、ヴィクトリア役のアンドレア・ライズボローも熱演しています。
 それにしても、文明滅亡、荒廃した地球というテーマの映画が増えている気がするのですが、なにかそういう雰囲気なのでしょうか、世の中。

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