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2013年1月29日 (火)

所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!出演記念、近衛兵の話②

今週の金曜日、2月1日午後9時より、テレビ東京系「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」に、わたくし、辻元よしふみが出演することになりました。内容は「英国近衛兵の帽子の謎」について。出演そのものは1分ほどですが、その後の内容も監修させて頂いております。ぜひ、お時間が有ればご覧いただければ、と存じます。
 これにちなみ、今週はちょっと英国近衛兵に関する話題を・・・。今日は、昨日取り上げた近衛擲弾兵連隊に続き、近衛コールドストリーム連隊の制服を紹介します。
 ところで、近衛擲弾兵(このえ・てきだんへい)のうち、近衛というのは、王室を警護する親衛隊の意味ですね。で、擲弾兵というのは、手榴弾(グレネード)を投擲して戦う兵隊、の意味です。敵の間近に接近して、手榴弾を投げつける、というのはとても勇気がいります。なので、擲弾兵というのはエリート部隊とされていました。よって、近衛5個連隊の中でも、この連隊が最も古いと言うだけでなく、いちばん格上なのですね。第二次大戦中のドイツ軍で、総統ヒトラーが歩兵のことを、戦争の後半にパンツァー・グレナディアー(戦車擲弾兵)と改称させたのも、精鋭らしい響きで士気を上げようとしたからでした。
 で、これに次ぐとされるのが、近衛コールドストリーム連隊。この「コールドストリーム」というのは地名です。もともと、清教徒革命の立役者、オリヴァー・クロムウェルが自分の率いるニューモデル軍から、モンク大佐の部隊を分割してスコットランドに派遣したのが始まりです。その後、国王チャールズ1世を処刑して、クロムウェルは事実上の独裁者となりますが、その死後、英国を統治できるほどのカリスマ性がある指導者は見あたらず、ロンドンは混乱します。そこで、モンク大佐は、スコットランドとイングランド国境のツィード川を、コールドストリーム村付近で渡河、ロンドンに赴いて混乱を鎮定し、亡命中のチャールズ皇太子(後のチャールズ2世)が帰国できるように下準備します。この功績により、この連隊はチャールズ2世の近衛連隊に加えられる名誉を得て、彼らにとってのルビコン川を越えた歴史的地名であるコールドストリームを、部隊名に冠したわけです。Coldstream_gaurds_tunic
 この連隊の制服は、二つずつペアの金ボタンを4組で8個、さらにその下に金ボタンが1個で、合計9個付いているのが特徴です。袖には、4個の金ボタンがありますが、二つずつのペアで区切り線が入っています。
 明日は近衛スコッツ連隊をご紹介しましょう。

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