« 日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」35回・サンダル | トップページ | 第43回 日本出版美術家連盟展・第38回 東京展 »

2012年8月23日 (木)

アベンジャーズ

20120822223950  映画「アベンジャーズ」Marvel's The Avengersというのを見ました。マーベル・コミックスの人気キャラであるキャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、超人ハルク、アイアンマンなどが集結してチームを作り、世界を守るという趣向。要はむかしよくあった「怪獣総進撃」とか「忠臣蔵」みたいなオールスター映画ですね。本作はすでに「アバター」「タイタニック」に次ぐ記録的な興行収入を得ている大ヒット映画。ですので、普通の私の感覚だと「そんなに流行っているものなら見ない」というところですが、今までに「キャプテン・アメリカ」や「マイティ・ソー」を見ているので、その続きということで見ることにいたしました。
 本作は、直接的には「キャプテン・アメリカ」と「マイティ・ソー」の流れを直に受けている内容になっておりまして、まず、70年前の第2次大戦下。キャプテン・アメリカが戦ったナチスの秘密組織ヒドラは、北欧の遺跡から発掘した未知の宇宙エネルギーを放つ謎の物体「4次元キューブ」を兵器に応用して、世界を征服しようとしました。これはキャプテン・アメリカの活躍で阻止されましたが、その後、4次元キューブは連合軍に回収されました。
 さて一方、異次元宇宙の世界であるアスガルドでは、王位継承をめぐってマイティ・ソーと弟のロキの争いが勃発。紆余曲折の末、ソーが勝利し、ロキはアスガルドを追放されて地球にやってきた、という次第です。
 ここまでは、これまでの映画のお話。それで、本作では秘密組織シールドが4次元キューブの研究を開始。それに目を付けたロキが、これを奪って地球侵略を画策します。4次元キューブを使って異宇宙との通路を開き、強力な軍隊を招き寄せようというわけです。シールド長官ニック・フューリーは世界を守るべく、超人たちを結集してアベンジャーズを編成することを計画。キャプテン・アメリカ、ハルク、アイアンマン、ソーが集まってきますが、個性の強いヒーローたちのことゆえ、チームプレイは苦手でうまくいかない。しかしその間にも、ロキは世界侵略の手を打ってくる。これに対抗するには、なんとしてもみんなが力を合わせないといけない。さて、アベンジャーズはちゃんと始動できるのか・・・。
 というような話ですが、要するに全くの娯楽作品ですので、理屈は無用でしょう。ジョス・ウェイドン監督は本作を作るにあたり、リーダーが個性的な人間を一人一人、集めてチームを作り敵と戦う、という意味で、「七人の侍」とか「特攻大作戦」を参考にしたと言います。なるほど、共通点がありますね。
 オールスター映画なので、各ヒーローは、ある程度均等に見せ場を作らないといけないわけで、バランス感覚が難しいでしょうが、テンポのいい脚本はよく練られていて、うまく考えられた映画です。これまでの作品の脇キャラを全部出すと収拾がつかないため、基本的にあまり出さない方針だったそうですが、アイアンマンからはグウィネス・パルトロウが、マイティ・ソーからはステラン・スカルスガルドが出演しています。
 すでに確立しているキャラで、慣れた役を演じている俳優たちはとても楽しそうです。スカーレット・ヨハンソンは日頃の金髪より、この赤毛の方が似合うのじゃないでしょうか?
 娯楽路線映画の王道で、映像的にも申し分なく、まあとにかく何年も前から伏線を張ってヒーロー映画を計画的に作り続け、ここにまとめあげたという企画力がすごいですね。まず話題ものとして一見の価値がある、と思いました。
 なお、ラストのクレジットの後にオマケ・シーンがある映画ですので、クレジットになっても焦って席を立たれないことをお薦めします。

|

« 日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」35回・サンダル | トップページ | 第43回 日本出版美術家連盟展・第38回 東京展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122224/55492720

この記事へのトラックバック一覧です: アベンジャーズ:

« 日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」35回・サンダル | トップページ | 第43回 日本出版美術家連盟展・第38回 東京展 »