« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月29日 (日)

ロンドン五輪、涼しい地での熱戦。

 20120729191826 さて、ロンドン五輪が始まりましたが・・・前回の北京と違い、時差のある大会は、明け方に締め切り時間がある新聞にとってはとてもやりにくいものです。ちょうど一番、決勝などがある時間帯に締めきらなければならないので、大変な修羅場になりがちなわけです。
 それにしても、先日の開会式を観ていて、ロンドンっていうのは涼しいんだな、と思いましたね。実際、今年は例年以上に冷夏ぎみ、22,23度ぐらいしかない、ともいいます。だからスーツにネクタイ姿で平気でいられる。ときにロンドンあたりで「30度の猛暑」とか熱中症で搬送、とかいう話を聞くと、40度近くなることも珍しくない日本人は驚いてしまいますが、まあ本当に基本的に涼しいのですね。ロンドンは北緯51度。日本の札幌市は北緯43度、というわけで、とんでもない北の街なわけです。
 この街で、しかも比較的に寒冷だった19世紀に生まれたのが現代の紳士服。おおむね中世の10~14世紀は比較的に温暖、15~19世紀は寒かった、といわれます。そして20世紀でも温暖期と寒冷期があったようですが、ここ数十年はあきらかに温暖期。
 その温暖期に、夏場は亜熱帯となる日本で、ロンドン発祥の紳士服スタイルが無理だというのも致し方ない話ではあるわけです。彼ら、英国人もいちはやく、20世紀に入ってからは熱帯地用の衣服は別物として考えたわけで、夏の日本も7、8月は熱帯被服でいいのではないか、ということですね。
 それだから、私は単にネクタイを外すたぐいのクールビズ、ってのは今もって中途半端なので好きではありません。やるのなら、やはりアロハとかかりゆしとか、本格的な熱帯地の服装でいいのではないか、と思って、そんな格好をしています。
 まあ、高齢層にアロハシャツにあまりいいイメージがないのは、戦後の一時期、そのような派手シャツはいかがわしい輩の服装、という印象が刷り込まれたからでしょうが、それも今となっては古いような気がしますし。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月25日 (水)

『図説 軍服の歴史5000年』アマゾン軍事部門で1位獲得。

20120725173719 20120725173757  私どもが今年1月末に刊行した『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)ですが、もう半年が経過して動きも一段落かな、と思っていたら、どうしたものかここ数日、アマゾンで急に動きがあり、つい先日、在庫20冊、と表示されていたのに本日になるとたった3冊。そして、7月25日午後5時現在、書籍全体ランクで2250位、軍事入門書部門では2位に返り咲いていることが判明しました。さらに5時半には、なんと軍事部門で第1位、書籍全体で1928位に躍進! これは発売以来の最高位だと思います。夜10時過ぎには、全体順位1755位に、翌26日の午前5時にはさらに1625位まで上昇しています。はて、半年もたった本がなぜここにきて? なにか書評でもどこかに載ったのでしょうか。ご存知の方、ぜひお知らせください。私どもも、ちょっと驚いております。なお、26日の朝以後、アマゾンでは在庫切れとなってしまいました。ご迷惑をおかけしておりますが、同社はけっこう、仕入れに時間がかかるようなので、お急ぎの方は書店や他の書籍販売サイト、版元の彩流社にご注文下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月21日 (土)

日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」33回・半袖

日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第33回が、きょう発売号に掲載されました。20120721191026 今回は「マクドナルドの制服はなぜ半袖なのか?」ということで、長い間、西欧では受け入れられなかった「半袖」の歴史を紹介。この連載は隔週土曜日掲載(次回は8月4日予定)です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月20日 (金)

麻利邑みみ個展「夜のアリス・2」

 銀座1丁目のArt Space銀座ワンで開催されている麻利邑みみ先生の個展「夜のアリス・2」を見て参りました。20120720191034
 昭和の薫り漂うレトロなビルの2階にある画廊で、それだけで雰囲気があります。そこに、麻利邑画伯らしい個性溢れる画風の作品群が、じつによく合うのです。複数の連作を組み合わせることで初めて全貌を表す大作は今回の見所。また、大きなものから小さなものまで、20点ほどが展示されており、一部販売されていますが、7000円で販売されているネコの小さな絵など大人気で売れているようでした。また、絵はがきも人気で、じつは我が家の玲子さんがモデルになったはがきもありまして、玲子さん本人も気恥ずかしがりながら買っておりました。
 本展はあす21日(土)午後5時まで、中央区銀座1-9-8奥野ビル2階の銀座ワン(メルサの近くです)にて開催中。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月17日 (火)

滝沢滋さんの「サローネ・オンダータ」移転。

 銀座にある滝沢滋さんのテーラー「サローネ・オンダータ」が、入居している「とらやビル」の取り壊しに伴い、移転することになりました。今、同店では壁面に寄せ書きをしておりまして、私も僭越ながら「ありがとう、とらやビル」とメッセージを書いて参りました=写真=。20120717153743
 林倫広店長によれば「salone Ondataならびにsalon de vaguelette両直営店舗は現店舗での営業を8月10日 金曜日にて一旦終了し、8月24日 金曜日に銀座5丁目にリニュアルオープン」するとのことで、現店舗からは歩いて5~6分のところにある「清月堂ビルの最上階」に開店するそうです。新店舗は銀座三越のすぐそばで、とても分かりやすいところ。しかしこれまでの「とらやビル」の、ちょっとわかりにくい隠れ家的な雰囲気も捨てがたいものがありましたね。
 というわけで、新店舗でのますますのご発展をお祈りする次第です。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2012年7月15日 (日)

丸善・丸の内本店で二つの展覧会。

 20120715173708 20120715173745 丸善・丸の内本店の4階で開催されている二つの展覧会を見ました。
 ひとつは「Nature Art動物・植物画展 現代ネイチャーアート&ボタニカルアートの世界」というもので、動植物画を得意とする画家たちの作品60点あまりが展示されています。我が家の玲子が加盟している理科美術協会の会員、佐藤忠雄画伯の作品も展示されています。同展は17日火曜日まで、午前9時~午後9時(最終日は午後5時閉場)。
 もうひとつは「永井伸八朗 江戸の町並みを描く 今よみがえる町のぬくもりと人々の暮らし」で、40年以上にわたって精緻な江戸の町並みを描き続ける永井画伯の画業を紹介しています。私たちが訪れたときには永井先生ご本人がいらっしゃり、いろいろ詳しい解説をして下さいました。さらにご著書にサインまでしていただきました。本当に光栄でした。同展はやはり17日火曜日まで、午前9時~午後9時(最終日は午後5時閉場)。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月12日 (木)

エケコ様来臨。

20120712155847 20120712154734  このたび我が家にエケコ様がやってきました。・・・ってなんのことかしら、という方も多いでしょうから簡単に説明しますと、ペルーやボリビアのお祭りで売られる願かけ人形がエケコなんですね。近年では海外の旅行客向けの土産品として人気が上昇し、本来は祭礼の時だけのものだったのが、通年、いつでも売られるようになったとか。
 日本ではここ数年、いくつかのテレビ番組で放送されて知名度が上がったとかで、通販サイトなどでもかなり売っています。で、我が家でも前から興味はあったのですが、ご近所・葛西のショッピングモールに南米物産店があり、ここでエケコが売っているのを発見した次第です。
 願かけ人形なので、紙幣とか車とか、家のミニチュアを持たせる、ということになっています。豪邸に住みたい人は豪邸のミニチュアを持たせるといいわけで、大学に合格したい人は学位記を持たせたりするわけです。「お友達」のリャマ人形を並べて、我が家にお迎えしたエケコ様、さて御利益はありますでしょうか・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 7日 (土)

日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」スペシャル/第20回テディベア展(国際フォーラム)

20120707162920_4 日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第32回「特別版」が、きょう発売号に掲載されました。今回は「服飾史評論家 辻元よしふみ氏が伝授! 正統派クールビズでキメよう」ということで、いつもより大きくセンター面見開き、写真4点付きで掲載されています。この連載は隔週土曜日掲載(次回は7月21日予定)です。
 ◆  ◆  ◆
 東京国際フォーラムで開催中の「第20回日本テディベアwith Friendsコンベンション」を見てきました。テディベア作家・岡部紀代美様のご招待をいただきました。いつもながらフォーラムの広い会場を埋め尽くす300近い出展作家さん達の熱気に圧倒されますね。あいにくの雨天ながらお客さんもいっぱいでした。私たちも入り口の英国近衛兵クマさんたちと記念撮影してきました。同展はあす8日(開場午前10時、閉場午後4時)まで。20120707161853 20120707161810_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 6日 (金)

長福寿寺の吉ゾウくん。

20120704150919 20120704142337 20120704142414 20120705055104  このところ結構、出無精の私があちこちに出歩いては記事を更新している、と思われるかもしれません。じつはこの一週間ほど、早めの夏休みをとっていました。
 それで、最後に房総の奥、長生郡長南町にあります長福寿寺というお寺にうかがいました。こちらは桓武天皇の勅願で798年に創建したという関東でも屈指の古刹で、室町時代に当時の学頭の夢に現れたゾウが霊験あらたか、ということで本堂の前に大きな白象の像が立っており、「吉ゾウくん(きちぞうくん)」のニックネームで親しまれています。この吉ゾウくんの脚をさすりながら願い事をするとかなう、とのこと。それで、私ども夫婦2人であれこれ思いながら吉ゾウくんにお願いしてきました。
 お土産処では吉ゾウくんグッズがいろいろあり、かわいいぬいぐるみも売っていました。ということで、このところぬいぐるみが増えていた我が家に、吉ゾウくんのぬいぐるみがさらに加わった次第です。
 ◆  ◆  ◆
 あす7月7日発売の日刊ゲンダイに、「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第32回が掲載される予定ですが、今回は特別版として夏のクールビズ・ファッション特集を組み、いつもよりぐんと拡大しての掲載となるはずです。宜しくお願い申し上げます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 4日 (水)

がーんじぃろう、げんき、チーバくん。

 先日、ソラマチに行った際に、栃木県のアンテナショップ「とちまるショップ」を見たのですが、そこで行列ができていたのが南ヶ丘牧場http://www.minamigaoka.co.jp/のソフトクリーム・スタンドでした。この牧場は那須高原にあり、日本では珍しいガーンジィー種の牛の乳によるおいしい牛乳やアイスクリームが有名です。20120703220622
 ところで、そのスタンドに客寄せとして置いてあったウシとヒツジの2体のぬいぐるみ。うちの妻の玲子が「かわいい」と言い出し、ショップの店員さんに聞いたところ、とちまるショップの売り物ではない、あくまでディスプレイとのこと。しかしどうしても手に入れたくなった玲子さんは、南ヶ丘牧場の通販サイトを調べてみて・・・どうも公式には乳製品などしか売っていない。そこで執念深く同牧場に電話し、「どうしてもあのぬいぐるみが欲しいのですが」とお願いしたら、1体980円で通販してくれました。ウシはガーンジィ種の「がーんじぃろう」君、ヒツジは「げんき」君という名前です=写真上=。
 ついでに、先日、ニコラス・ケイジの映画を見に行った幕張では、千葉県の名産品ショップで千葉県のキャラクター「チーバくん」のぬいるぐみを入手しました=写真下=。これは横から見ると千葉県の形をしているというイヌのようなキャラ(ただし説明では不思議な生き物、ということでイヌとは言っていません)です。舌にあたる部分がディズニーランド、浦安市だそうです。
 ということで、ここ数日、新しいぬいぐるみが増えました。20120703220742

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 3日 (火)

表参道ウェンディーズ

20120702150929  表参道に出て、ウェンディーズに行ってきました。3年前の日本撤退を残念に思った一人なのですが、このほどの復活にすぐに行きたいと思いつつ、自分の生活圏では表参道というのはあまり行かないエリアなので、ようやく行くことができました。日本限定のフォアグラ・バーガーというのを試しました。価格も1200円を超え、普通のハンバーガーという次元のものじゃない感じですが、あのロゴマークの復活は懐かしい限りです。
 ついでに表参道ヒルズも見てきましたが、ここは開業当時に行って以来、ご無沙汰していましたけれど、店のラインナップもすっかり変わっているように見受けました。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月 1日 (日)

ニコラス・ケイジの「ブレイクアウト」

 つい先日、公開中の「ハングリー・ラビット」を見たばかりですが、実は先月23日よりもう一本、ニコラス・ケイジの新作が公開されています。その名は「ブレイクアウト」Trespassという作品http://breakout-movie.com/。主演がニコラスと、ニコール・キッドマンという2人のオスカー俳優で、監督は90年代のバットマン・シリーズや「オペラ座の怪人」で知られるジョエル・シューマカー。というわけなので、スペック的には堂々たる映画なのに、扱いは「ハングリー・ラビット」よりさらに悪く、全国でたった22館しか公開しない、というありさまでして、ああまたしても、本当にかわいそうニコラス。ここ数年、ニコラスの主演映画はこんな感じで、見るのに苦労しています。
 そんなわけで、私の周辺でも千葉・幕張でしかやっていないため、わざわざ行ってきましたのがシネプレックス幕張。入ってみますと、昼間の回ですが案外にお客さんがいる。この映画はふと思いつきで見るようなものでもないので、わざわざおいでになった方も多いのじゃないでしょうか。パンフレットを買おうとしたら、製作していないという状態。仕方ないのでチラシをもらってきました・・・。
 さてそれで、見てみての感想ですが、さすがにオスカー男優と女優の競演。脚本もよく出来ていてなかなかの秀作サスペンスです。埋もれさせておくのはもったいないですね。
 ダイヤの取引で成功して財をなし、豪邸に住むカイル・ミラー(ケイジ)。美しい妻サラ(キッドマン)と、娘エイヴリーに囲まれて、仕事に明け暮れる日々を送っております。あまりに仕事にのめり込んでいてサラとの間はギクシャクし始めており、エイヴリーも難しい年頃で交友関係に問題がありそう。その夜も、一家でディナーを、という両親に逆らい、エイヴリーは近所の悪ガキたちのパーティーに無断で出かけてしまいます。
 続けてカイルもまたしても仕事で出かけよう、としたそのとき、豪邸の玄関のモニターに警備員の制服を着た男たちの姿が映ります。「特別警戒中です」という言葉に、彼らを中に通すと、この連中は男性3人、女性1人の4人組の強盗でした。たちまち脅されるミラー夫妻。強盗のリーダー格はカイルに金庫を開けるように要求します。ところが「断る」と言い張るカイルに、サラも愕然とします。「殺されるのよ、どうして」どんなに脅されても、決して金庫を開けないカイルにはなんの秘密があるのでしょうか。
 それに、強盗たちの様子も一枚岩ではなく、なんだかおかしい。明らかに一人の男はリーダー格の部下ではなく、お目付役のように振る舞っています。また、一人の若い男は、明らかにサラを庇いだてしており、「俺は君だけは守る」などと言い出します。この男はサラを知っているのでしょうか。サラも覆面をしていても、その男が誰だか思い出します。この豪邸を新築しているとき、警備システムの設定にやってきた若い警備員の男だということに。さて、この男とサラの関係はなんなのでしょうか。
 そんななか、パーティーに幻滅したエイヴリーが家に帰ってきます。さて、カイルは家族を守り抜くことができるのでしょうか・・・。
 ということで、パーティーのシーン以外はほとんどが豪邸内だけに終始する密室劇です。登場人物もほとんど上記の7人で、緊迫したセリフのやり取りだけで見せる手法。ですから派手なVFXなどあるはずがなく、また室内に限られるのでやたら大げさなアクションシーンもないわけで、役者の演技力が問われる内容になっています。金庫になにか秘密を持っているカイル、強盗一味の一人とかかわりがあるらしいサラ、こういう人物の心理描写が非常に重要な作品で、さすがにオスカー俳優2人の表現力は素晴らしく、最後まで引っ張られます。
 大きなスケールの作品ではないですが、秀逸な密室劇だと思います。派手な仕掛けで見せる映画に食傷気味、という方ならぜひご覧になってはいかがでしょうか。なお、この映画の20120701011044 原題のTrespassというのは「侵入」の意味です。それが邦題ではBreakout「脱走」となっていますが、なにか意味があるのでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »