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2012年1月15日 (日)

『図説 軍服の歴史5000年』刊行前の心境・・・。

 入稿をすませた私たちの次回本『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)につきましてですが・・・手を離れたのだから、楽になったのだろう、と思われると存じますが、そうはいきません。出版する、となったら今度はどこに謹呈するか、どこの雑誌の編集部に書評をお願いするか・・・こういったことに頭を悩ませている日々です。お世話になった方々にはやはり一冊ずつ謹呈すべきだし・・・ということで、著者というのは実際には、相当な冊数を買い取らないと本当のところ、あっという間に在庫がなくなってしまいます。本当に出版ってのは苦労多く、しかしもうかる物ではなく、むしろ持ち出しばかり・・・となりがちなものです。それでも出したい、というのはやはり、自分たちがなんといっても充実感があるし達成感がある、それに喜んで下さる方が確かにいらっしゃる・・・それに尽きます。
 とはいえ、この刊行前となると、著者というのはどなたもそうでしょうが、ナーバスな気分にも陥ります。酷評する人や、中には悪質な中傷めいたことをしてくる嫌なヤツだっているかもしれません。読者といってもいろいろ、味方ばかりではない、敵に回る者だって出てくるでしょう。建設的な意見ならいいですが、足を引っ張るような誹謗もあり得ます。
 そんなことを考えると、どんどん暗い気分に落ち込みます。よく、そんなしんどいことが出来るな、と仰る方もいるでしょう・・・まあ、好きだからこそ、少しでも意味があると思っているからできる、としか申せませんですね。
 ところで、本書の単価は結局2500円となりました。250頁ほどの本ですので、ページあたりの単価は10円。どうかご理解いただきたいところです。精いっぱい、版元さんと我々、著者で頑張った価格ですので・・・。
 特にイラスト担当の妻には、本当に感謝しなければならないと思っています。丸4年もかかってイラスト総数約200点。もし外部の画家に頼めば、どんなに安くしてもらったとしても、仮に1枚1万円としても(しかし、実際にはこの値段じゃ引き受けてくれないと思います。簡単なカット画ではないので)200万円はかかってしまいます! カラー画もありますので、まあ最低でも300万円ぐらい請求されるのが順当でしょう。
 話を単純にして、イラスト料金が300万円ちょうどで、初刷り部数が3000部、とした場合、どうでしょう・・・。本の一冊当たり単価は、なんと1000円アップ! 従って2500円のものが3500円になってしまうわけです。本当はそのぐらいの値付けをして妻に報いてもいいような話なわけです・・・。
 家族だからできた企画、というわけなんですね。まあはっきり言って、外部の画家さんなら、料金が300万円でも400万円でも、4年間も拘束されるとしたらなかなか引き受けてくれないと思う次第です・・・。
 そんなわけで、とにかく早いところでは25日ごろにも店頭にお目見えする予定です。もう本当に、楽しみというよりは気がかりですが・・・。

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