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2011年8月 5日 (金)

ニコラス・ケイジの「デビルクエスト」

 今、夏休み映画と言うことで、なんといっても「ハリー・ポッター」最終章ですし、話題作といえば「コクリコ坂」でしょうし・・・なのですが。うちの妻が実はニコラス・ケイジの大ファンでして。それで、ニコラス・ケイジ主演の「デビルクエスト 原題Season of the Witchhttp://devilquest.jp/という映画を見てきましたのですが・・・しかし、仮にもニコラス・ケイジです。そして共演もロン・パールマンに、御大クリストファー・リーまで出ています。監督は「60セカンズ」のドミニク・セナです。つまり一応、それなりのスペックを備えたちゃんとした映画なんですけれど。しかし扱いがひどくて、関東周辺では有楽町のビックカメラ8階の角川シネマ有楽町でしかやっていない! 全国公開中、といっておりますが、北海道と名古屋と大阪、福岡と・・・それぞれの1館だけで、全部で5館でしかやっていない、というマイナー扱い。
 そんなわけで、我々もわざわざ有楽町まで行ってきたんですが、まあその、客の入りも平日の午後4時の回だからあまり入るわけはありませんが、まあ20人ぐらい、という感じでありまして。かわいそう、ニコラス。ちゃんとした映画なのに。
 実際、見てみた感じですが、ちゃんとした映画なんですよ、もったいない。14世紀の十字軍の時代、最強の戦士として活躍するベイメン(ケイジ)とフェルソン(パールマン)のコンビ。彼らは10年にわたり異教徒を倒しに倒していくんですが、ついに女性や子どもまで虐殺するような命令を受けて疑問を抱くのですね。「こんな教会とは縁切りだ」。つまり脱走兵になる。そしてとある町を訪れるのですが、そこはペストが蔓延していて崩壊寸前の状態である。そこで2人は逃亡兵として捕まってしまいますが、本人もペストで瀕死となっているダンブロワーズ枢機卿(リー)から特命を受けます。すなわちペストの原因と思われる一人の魔女を、山奥の修道院に護送して欲しい。そこには悪魔の力を封じる秘密の祈祷書があり、その力を用いれば疫病も終焉するはずだ・・・と。で、この2人と、ほかにも詐欺師の道案内、ちょっと狂信的な神父、家族を疫病で失い心に空しさのある騎士、枢機卿に仕える騎士見習いの少年、といった一行が、魔女(クレア・フォイ)を連れて困難な道のりを踏破していくわけですが、はたしてこの女は本当に魔女なのか、そして魔女の陥穽であるのか徐々にお互いの心が離反していく一行・・・といった展開をたどります。苦難の末、たどり着いた修道院で彼らが見たものは・・・。
 というわけで、非常に本格的な騎士ものの時代劇+エクソシストみたいなホラー、というテイストの映画でして、なかなかの出来なんです。まあちょっとスケール的には大きくないかも知れませんが。ニコラス・ケイジとロン・パールマンは男の魅力に満ちていて、なかなかの見物ですよ。特にニコラスは時代劇のほうが似合うと私は思いますね。
 リー様はちょっと出番は少ないので、もっと出て欲しかったですが。まあ病気の役なので仕方ないですが。それから話のキーを握る魔女役のクレア・フォイという女優さんですが、エミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、最近、注目の新鋭らしいです。この人の演技が目を引きました。これからぐっと出てくるかも、ですね。
 ということで、あまりあちこちでやっていないけれど、見てみたらけっこう拾い物だと思いますよ。

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