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2011年8月11日 (木)

トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

 公開からすでに日数もたっているので今さらですが、「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」を見ました。これまでのシリーズがなかなか見応えがあったので、これも押さえておこう、ということでしたが。
 結論からいえば、もちろん良く出来た娯楽映画で、映像的には文句なしですが、ちょっと展開が長く感じましたね。
 時は1960年代。月面に異常な衝撃を感知したケネディ大統領は、ソ連よりも先に月に乗り込んで、エイリアンの宇宙船を探索するべく、アポロ計画を推進します。そして1969年、アポロ11号がついに月面到達。秘密の任務を帯びたアームストロング船長は「それ」を目にすることになります。
 それから40年後、前作から数年。大学を出て、サム(ライア・シャブーフ)は就職活動の真っただ中。シリーズの1、2であれほど熱い愛情を誓い合っていたミカエラ(ミーガン・フォックス)とはすでに別れて、新しい彼女カーリー(ロージー・ハンティントン・ホワイトリー)といちゃついているのであります。そのころ、旧ソ連のチェルノブイリで発見された宇宙船の部品を目にして、オートボットの司令官オプティマス・プライムは激怒します。すでにサイバトロンの宇宙船がやってきていたことを、人類は隠し立てしていたのではないか。そこで彼らは月面の裏側にある宇宙船の遺跡に向かうわけです。そして、そこに眠っていた前司令官、センチネル・プライムを復活させるのですが・・・。
 というような感じですが、私としましては、新ヒロインのロージーも魅力的ではありますが、ミーガン・フォックスの降板が残念でした。彼女がシリーズの顔だと思っていましたのでね。脚本上、新しいキャスティングが求められたのなら、いっそミカエラを残して、サムの方を降板させればよかったのに、とすら思います。
 で、展開としては、冒頭のアポロ宇宙船のくだりは面白いんです。しかし現代に来て、サムと新しい彼女の日常を描くあたりからが、なんか私にはまだるっこい。そろそろ早く本題に入らないのかな、という感じです。登場人物が多く、盛り込みたい要素も多く、なにか整理がつかない感じも受けます。無理なギャグ・シーンもいまひとつ盛り上がらず、就職してからのサムのお話もどうも冗長で・・・と、前半をもっとカットして2時間ぐらいにしてくれた方がよかったのでは、と。マイケル・ベイ監督としては、2009年のアメリカ脚本家協会のストライキによって、前作は脚本に十分に時間がとれなかったので、今作は満足いくものになった、というようなコメントをしていますが、私は・・・正直、前作の方が脚本はまとまっていたように思うのですが。
 まあ、シリーズも3作ぐらい作りますと大変です。1作目では、ただ自動車がロボットに変身するだけでお客さんは驚いてくれました。しかしもう3作目ともなると、それは当たり前になっている。その中でいろいろ工夫していることは感じる作品でありました。
 おそらく、3Dのための見せ場、ということに力点を置いた映画だったと思います。それは分かるのですが、個人的な感想としましては、やはり脚本をもっとタイトにした方が、と思わないではありません。

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