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2011年8月15日 (月)

ニコラス・ケイジ ドライブ・アングリー3D

 うちの会社にはお盆休み、というのはありません。通常通りに営業です。が、昨日はお休みでしたので・・・またまた見てきたんですね、ニコラス・ケイジ。先日の「デビルクエスト」に続いてニコラスが主演した最新作「ドライブ・アングリー3D」http://www.da3d.jp/という映画です。
 こちらは「デビルクエスト」よりは扱いが良くて、全国東宝系で30館ぐらい、関東近辺でも10館ほどで公開しています。とはいえ、やはりマイナー扱いは否めません。かわいそう、ニコラス。それで私たちは有楽町マリオンのTOHOシネマズ日劇に行ってきました。しかしここは、一日一回、午後7時からの回しかないんですね。まあ、やっぱりマイナー扱いといいますか・・・。
 しかし、見てみてこれがですね、面白いんですよ、映画として。テンポが良くて痛快で。ちょっとおどろおどろしい、バイオレンスな面も多々あるんですが、しかし全体としては爽快な作品です。個人的には先日の「トランスフォーマー」よりこっちの方が上、という感じもありますが。
 コロラド州の片田舎。車に乗って逃げる3人組を追う謎の男ミルトン(ケイジ)が登場して、次々に殺していき、最後の一人の命は助けて言います。「連中に伝えろ。俺が必ず連れ戻しに行く、と」。彼はカルト教団の教祖に娘を殺され、孫娘の赤ちゃんをいけにえの儀式に捧げられようとしています。怒りに燃えたミルトンは収監されていた監獄を脱獄、復讐の鬼となって娑婆に舞い戻ってきたのです・・・。
 通りすがりのレストランのウェイトレス、パイパー(アンバー・ハード)に、ふとしたことから車に乗せてもらい、そしてそのあとの行きがかり上、一緒に孫娘を取り戻すことになりますが、ミルトンが探し求めるまでもなく、教祖ジョナ・キング(ビリー・バーク)の手がミルトンたちに迫っていました。一方、同じころ、ミルトンを追いかける謎の「監察官」で、FBI捜査官と名乗る男(ウィリアム・フィクトナー)が現れ、執拗な追跡を開始。さて、この三つ巴の争いはどんな決着になるのでしょうか・・・。
 というような展開なんですが、基本的に70年代によくあったカーアクションものの映画を意識した作品、だそうでして、上の三者が車を駆って追いつ追われつ、派手なカーチェイスを繰り広げます。そしてまあ、撃つは殺すは、たくさんの登場人物が命を落とすこと。そういう意味で全く娯楽優先の、まあ不謹慎な作品なんですが、これが面白い! 今作の日本でのキャッチフレーズは「撃たれても撃たれても撃たれても飛び出すケイジ!」というんですが、これは本当で、ミルトンは何度も銃弾を食らうのですが、死なない、倒れない。一体なんなのでしょう。ひょっとしてターミネーターなのか(ちょっとパロディーっぽいシーンもあります)。それから謎の監察官もあやしすぎる人物で、どこからどう見てもまともじゃない。本当にこの人、FBIなのか? こういった伏線も、最後の方まで行くといろいろ分かってきまして、実はそういうわけだったのか、ということで、決して単純なアクション作品で終わっていません。
 影のある謎めいた、哀愁漂う殺し屋、という設定にニコラス・ケイジははまり役で、なんでオスカー俳優がこういうB級映画に出るのか、と陰口をたたかれているようですが、しかし今作の場合は、彼じゃないと成り立たない企画だと思いますね。そのへんの俳優じゃ説得力が出ない、かなり荒唐無稽な話でもありますから。謎の男を演じるウィリアム・フィクトナーも楽しそうです。とにかく、とことんあやしい人物ですのでやりがいがあったでしょうね。それに、最近、伸び盛りだというアンバー・ハードが魅力的です。とにかく美人でセクシーだけど、なんといっても男に負けていない、大の男に素手で殴りかかる、蹴りつける、とんでもないじゃじゃ馬っぷりがいいです。この人も注目株じゃないでしょうか。
 ということで、これまたどこでもやっている、という映画じゃないのですが、お薦め。難しく考えるような映画じゃありません。ちょっとB級な感じがかえって、いい味になっていて、はまります。

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