« 日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第8回・不整脈のその後 | トップページ | 「東京展」開催中。 »

2011年7月21日 (木)

シルク・ドゥ・ソレイユ ZED

 本日は、ディズニーランドそばにありますシルク・ドゥ・ソレイユ・シアターでZEDという公演を見てきました。世界中にファンのいるシルク・ドゥ・ソレイユは、今や最も有名なサーカスだと思います。そして、ZEDは世界でここだけ、常設劇場で公演されている非常にスペシャルな演目です。もう数年前からやっているわけですが、そして、いつかは見てみたいとずっと思っていたわけですが、意外に同じ市内のもの、と思うと行かないものでして、しかし、今回はついに見ることができた次第です。
 天と地の二つの世界の対立から調和へ、というテーマのもと、タロットカードの世界観を引用しながら大きなスケールで演出されるZED。最初に二人の道化師が会場内に現れ、開演前の客席を回りながら笑いを取るのですが・・・ちゃんとこれが伏線になっていて、彼らが本のカギを開くと、ぱっと世界が広がる。するとステージからバックの施設までを覆っていた巨大な布があっという間に巻き取られて、舞台の奈落から下に吸い込まれていく、というオープニングがドラマチックです。
 そして、次から次に登場する演者たち、バンジー、綱渡り、空中ブランコ、とサーカスの演目としてはおなじみなものですが、とにかく洗練され、計算されつくした緻密な舞台構成の中で流れていくので、サーカスとか曲芸というよりはやはりミュージカル、そしてもう大変なレベルの演技をしているのですが、あまりにも軽々とやるので、本当に簡単なことのようにやるので、なんだか不思議な感じがしてきます。「あれ、これってCGでもなければ映画でもなくて、生身の人間がやっているのだよな、ちゃんと重力のあるところでやっているんだよな」という感覚です。
 音楽も見事で、歌も演奏もすべて生演奏、それが演技とぴったりと合い、これも計算されつくされていて、演者のすべての動きをきっちりフォローしています。すごいですね。高いところから宙づりにされて歌う歌手の人がいるんですが、あれだけですごいな、と。もう普通なら高いところに行くだけで歌えません。世界中の24か国から、そんな70人に及ぶ超人的な演者やミュージシャンが集まって、超人的なパフォーマンスを繰り広げます。1時間半なのですが、いやあ、もっと見たかったですね。というか、またこの同じ演目をこの場所で見てみたい、と思いましたね。なにしろそれが生の力、というものです。
 夏休みに入ったとはいえ、平日昼の公演で客席は大入り。これだけのクオリティーで維持していくのは並大抵のこととは思えず、いやあ、これは一度は見てみないと、と思いましたです。
 ◆  ◆  ◆ ・・・といっていたら、実はちょっと嫌な予感があったから見に行った、のではありますが、このZED公演は年内で打ち切り、ということが25日に発表になりました。やはり見ておいて良かったです。あの演目はこの劇場でないと出来ないものなので、見たい人は今の内にぜひ。 

|

« 日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第8回・不整脈のその後 | トップページ | 「東京展」開催中。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122224/52271921

この記事へのトラックバック一覧です: シルク・ドゥ・ソレイユ ZED:

« 日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第8回・不整脈のその後 | トップページ | 「東京展」開催中。 »