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2010年12月 9日 (木)

SPACE BATTLESHIP ヤマト

 先日、「実写版のヤマトってどうなのよ」と書きましたが、結局、百聞は一見に如かずということで見てきました、SPACE BATTLESHIP ヤマト。このプロジェクトが動き出したときに、「え、キムタクが古代進? 年齢があまりにも・・・」など、なんとなくネガティブなとらえ方をした向きは多いようだし、私もその一人なわけですが、見て思いました。決して原作を裏切っていませんね。とてもいい映画化をしたと思います。
 オリジナルをすべて見ている私としては、おおよそどんな展開になるか、どこでどんなセリフが出てくるか、かなり予測がつくのですが、それでも、わかっていてもかなり感涙を禁じえませんでした。やはりオリジナルの持っている強さと、それをうまく実写化した今回のスタッフの熱意の成果でしょう。
 ネタばれになりすぎることは書きませんが、基本的にはオリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」で描かれた、ガミラスの攻撃を受けて瀕死の地球を救うべく、イスカンダルに向けて旅立つヤマトの姿を描いている・・・のではありますが、オリジナルを知る人なら途中で気がつくことですが、後半になるほど一作めの「宇宙戦艦ヤマト」よりも、2作目の劇場版である「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」のエピソードが出てきます。つまり、基本構造としては「ヤマト1+2」という感じです。それが証拠に、「空間騎兵隊の斉藤」が登場しているのですね。これはガミラスとの戦いではなく、彗星帝国との死闘を描いた「さらば宇宙戦艦ヤマト」のキャラ。この人物が出てくる以上、それに絡む名場面も出てくるわけですけれど、それは見てのお楽しみ。その他、オリジナルのファンなら「ここで出てきたか」というシーンが次々に出てきます。
 いちばん改変されているのは森雪ですが、今回はエースパイロットという役柄で、まあオリジナルとは完全に別キャラとみていいでしょう。しかし話としてはまったく違和感はなくて、むしろ戦闘班の上官と部下という関係から、古代との絡み方が分かりやすくなり、よかったのではないでしょうか。
 デスラーは出てきますし、伊武雅刀さんがやっています。アナライザーが出てきますし、緒方賢一さんが声をやっています。スターシャの声は上田みゆきさんで、ナレーションはささきいさおさんです。そんなわけで、オリジナルへのオマージュはたっぷりです。
 それにしても、出演者の中ではキムタクさんと柳場敏郎さん、高島礼子さん、堤真一さんが特にリアルタイム世代でオリジナルのファンなのだそうですね、パンフによると。中でも柳場さんの「真田志郎」は、宣伝番組で見たときにすでに思いましたが、声やしゃべりがシーンによっては、オリジナルの声優・青野武さんの完全コピーのようで驚いてしまいます。これはもうびっくりしますね。で、空間騎兵隊の斉藤と真田さん、とくればあの「さらば宇宙戦艦ヤマト」の名シーンの再現となってきますが・・・いや、本当に似ています。
 木村拓哉さんも、前半はかなりキムタクな感じなのが、後半に行くほど、あの熱い男、古代進に見えてきます。いろいろ言う人もあるに違いないですが、私はよくやっていると思いました。
 まあ、そんなこんなで、私はオリジナルのヤマトに思い入れのある人でも、違いは違いとして、いろいろ楽しめる映画だと思いました。いいのじゃないでしょうか。波動砲とかその他の特撮シーンも、今の日本の技術力でできる最高レベルのことをしていると思います。この点でも、よくやっているな、と素直に感心いたしました。そうそう、音楽も基本的にあのアニメのときのテーマ曲などを使っています。この点もよかった。スティーブン・タイラーの曲はエンディングですので・・・。

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