« 新装・銀座三越を見る。 | トップページ | いっぺんに年末モード。 »

2010年9月24日 (金)

学生服=軍服!?

 いいですねえ・・・めっきり秋の空気となりました。しかしつい2、3日前までは真夏の猛暑が残っていたので、この急転ぶりには驚かされます。そんなわけで、私も今年は、もう真夏の感じの服装は打ち止めとして、例え今後、少し暑いのがぶり返すことがあっても、もはや真っ白の上下とか麦わらの帽子とかいうのは使わないつもりです。とりあえず今のところは、夏物のスーツなんかで、ニットタイじゃなくてシルクのネクタイに替え、徐々に秋物に替えていきます、はい。
 そういえば、先日(8月30日放映)の名古屋テレビでの番組「キングコングのあることないこと」というのですが、そこで私が「戦史・服飾史研究家の辻元よしふみさん」として2、3度、登場いたしましたけれど、これを岐阜県在住で録画してくださった方がおられまして、それを贈って下さったため、私どもも拝見することができました。いやあ、ほんのちょっとではありますが、自分の名前が読み上げられるとビビリますね。その内容は学生服のあれこれの蘊蓄について、あること、ないことを闘わせるというような趣向ですが・・・そこで取り上げていたボンタンについて一言。学生ズボンの変型ものとして有名なボンタンですけれど、いくつか説はあるのですね。①ズボン・パンタロンの略②果物のボンタンの砂糖漬けから──なんてところが有力説。私はここでは②を挙げておきましたが・・・というのは、土管からとったドカンなんて変型ズボンもあり、まあ形から付ける名称だろうということです。が、まあ本当のところはっきりはしない、というのが真相でしょうね。
 左胸のポケットはなんなのか・・・というのも話題になりました。あれはもともとスーツの左胸にもあるポケットですが、本来はあの位置は軍服の勲章が着く位置、その代わりとしてポケットチーフを挿すようになったわけで、そもそもは装飾用、ということです。古い時代の軍服には胸ポケットなんてないんですね。だから、あれは19世紀末ごろに現れた勲章のリボンの代用品、というわけです。
 そんなこんなでしたが、まあ学生服自体については私はそんなに詳しいわけじゃないのでタイしたことは言えなかったのですが、そもそもナポレオン三世時代のフランス式の軍服が原形だろうというのはひとつの定説ですね。初期の日本陸軍の軍服もそうだし、まあああいう暗い色の詰め襟服というのは19世紀の軍服発祥だというのは間違いないところです。

|

« 新装・銀座三越を見る。 | トップページ | いっぺんに年末モード。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122224/49550299

この記事へのトラックバック一覧です: 学生服=軍服!?:

« 新装・銀座三越を見る。 | トップページ | いっぺんに年末モード。 »