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2010年7月23日 (金)

エアベンダー

 M・ナイト・シャマラン監督の新作「エアベンダー」という映画を見てきました。これはもともとはアメリカのテレビアニメが下敷きで、その原作の方の題名はなんと「アバター」だったらしい。さすがにいまさらこの題名もつけられなかった、ということでしょうか。監督がインド出身ということもあるのか、また元の作品のテイストもおそらくそうなのでしょうが、中国や日本を思わせる東洋的な世界観、なのに演じているのは西欧人やインド人など多国籍の俳優さんたち、使われる言葉は英語、そしてアクションは太極拳かカンフーみたいな感じ・・・とにかく摩訶不思議な作風です。ファンタジーとしてはありがちなのでしょうが、火、気、水、土の4大元素を司る四か国が調和を保っていた世界。それぞれの国には元素を自由に操れるベンダーが存在し(たとえば気のベンダーはエアベンダーな訳です)、その中でも四元素をすべて自在に用いるのがアバターという超人なのだとか。しかもそのアバターは、ダライ・ラマみたいに何度でも転生して再来するのだそうです。
 さてそれで、12歳にして自分がアバターであると告げられたエアベンダーの少年、アンが本作の主人公ですが、その重責に堪えきれず、責任放棄して逃げてしまう。あるところに身を潜めて、冷凍冬眠状態で、なんと100年も眠りについてしまう。そのために、世の中は乱れ、特に好戦的な火の国が世界征服をたくらんで滅茶苦茶になっている、というのが基本の設定です。
 アンを演じる役者さんが見事な武芸の技を見せますが、テコンドーのチャンピオンというすご腕なんだそうです。本物の武芸者なんですね。一方、そのライバルとして出現する火の国の王子役に、「スラムドッグ$ミリオネア」の主役を演じた人が出ていて、こっちもかなり切れのある動きをしますが、実は彼もテコンドーの達人なんですってね。そんなわけでかなり本格的なカンフー・アクション映画のような魅力もあります。さらに特撮で盛り上げる四つの力の絶大な効果・・・見ていて胸がすく感じで爽快です。
 本作は3部作の発端編ですので、まだまだ展開はこれから、という感じなんですが、すでに山場あり、泣かせ場ありで、なかなかスケール感もあって今後が楽しみです・・・問題としては、ちゃんと続編も作ってくれるのだろうか、という点。ときどきありますからね、連作の予定だったとか打ち切りになっちゃう作品が。本作は完全に「つづく」という終わり方なんで、絶対に3部作を完結して欲しいです。
 

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