« パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 | トップページ | 北野武監督がフランスからもらう勲章。 »

2010年3月 8日 (月)

私どもの本と、ヒロ・ヤナギマチ、タキザワシゲル。

 先日ですが、ヒロ・ヤナギマチ・ワークショップhttp://www.hiroyanagimachi.com/に行きまして2回目のフィッティングをしました。おお! かなりイメージが出来てきました。なるほどなるほど。そして前回に是正すべきだとされた、かかとの当たりや小指の当たりが見事に解消されています。微妙に革をわん曲させて足のラインに合わせていくんですね。それも、親指が太くて小指側は低い・・・まあ、私の場合がそうなんですが、こういう場合にはさらに、アッパーの革を曲げてフィットさせていく。本当に背広の仮縫いと同じように、徹底的に足に沿わせていくのですね。よーく分かりました。同じように「高級靴」などといいますけれど、しょせんいくら高かろうがいい革を使っていようが、既製品は普及品に過ぎず、「履いている内に自然になじむ」というような、ほとんど昔の陸軍の靴と同じ世界でなんですね。「足に靴を合わせるのでなく、靴に足を合わせろ、ばか者! 天皇陛下から賜った軍靴をなんと心得る!」(笑)
 足に吸い付くようなかかとのカップがどうとか、アーチがどうとか、ビスポーク同然の作りとか、手作業でうんぬんとか・・・いろいろいうけど、結局ビスポークかそうでないかの二種類しかないんですね。体験してよくよく理解できました。
 スーツなんかもそうですけどね。どんなに高級とかブランドとかいっても、結局、注文服と既製しかなくて、「注文服同然のレベルの既製」というのは、それは商売上のコピーとしては成り立っても、まあはっきりいって方便のたぐいである、と。
 けっきょく、2回目でも、私は満足したのに柳町弘之さんが職人として納得せず、「もう一回やらせてください」とおっしゃいます。けっこう私の足は難しいそうです。心意気ですねえこのへん。クラフトマンシップに心打たれました。
 ◆  ◆  ◆
 ところで、ある柳町さんのお客さんが、お店の本棚を見ていて「お、いい本を持っているね」と仰ったのだそうです。「最近は大きな本屋さんでもなかなか見かけなくなってきたけど、これはいい本なんだよ、詳しくディテールが書いてあって」というその本は、なんと私たちの2008年3月の著作「スーツ=軍服!?」(彩流社)だったんですって。で、柳町さんが「これは、じつは私の学生時代のバイト仲間だった人が書いた本で・・・」というと驚いておられたそうです。
 ヒロ・ヤナギマチでオーダーされるお客様が、私の本の読者様でもあるなんて実に光栄なことです。もう刊行から2年ですので、都内の大型書店などでしか売っていないかも知れませんが、ネット通販ではまだまだ売っておりますので、どうかよろしく・・・。
 ◆  ◆  ◆
 それでなんですが、これも先日、銀座のサローネ・オンダータhttp://www.style-creations.jp/にうかがいましたら、滝沢滋社長と邂逅。それでいろいろお話しする中で、この「スーツ=軍服!?」と、それから今準備中の「軍服の歴史5000年」(ほぼこのタイトルで決まり!)を同店で置いて頂けることになりましてございます。滝沢社長に厚く御礼申し上げます。ご興味のあるタキザワシゲルのお客様は、こちらもよろしかったら・・・。後者には滝沢社長の激励というか、推薦の言葉も掲載の予定です。
 オンダータではまもなく馬具の販売を開始されるそうで、ドイツの名門ブーツ・メーカーと契約されたそうです。ここは昔の王様や貴族も注文した老舗で、おそらくはかつてのドイツ軍の将軍や士官も注文したと思いますよ。だから、軍服のコスプレ・ファンなんて方も本格的にやりたいなら、サローネ・オンダータで注文するといいですよ。
 ◆  ◆  ◆
 ・・・ひとつ愚痴。本を出すって本当に大変です。個人で勝負して出版するのはじつに大変なこと。やった人なら誰でも分かります。どんなジャンルでも、一冊を世に出すのに本当にすごい労力がいります。
 一方。新聞社で「記者」とか名乗って、専門家でもない者が偉そうに知ったかぶりを書くのは、まあ仕方がないけれど、それでも最低限の努力はしてもらいたい。しょせん物書きではなく、ただのサラリーマンのくせに、とは私など思うけれど、最低のことはやれよ、おまえら、と思うようなことが最近ありまして・・・そういうヤツの職務怠慢で、私のように紙面の製作に関与している者も連帯責任というか、連座で怒られたりします。
 無責任なヤツは記者なんて名乗るな、記事なんて書くな、文句があるなら個人で勝負して自力で本でも出してみろ。そういいたいです。そういうヤツにかぎって、会社の肩書をはずしたらなんにもないくせに。
 あ、ちょっとすっきりしました。
 ◆  ◆  ◆
 もう一つご報告。私の今抱えている原稿「勲章で読む世界史」(仮)の欧州の原稿がほぼ完成しました! 2年近くかかっています。400字の原稿用紙ですでに、1800枚ぐらいのボリュームになっております・・・。とにかくほっとしました。欧州の文化ですからね勲章は。

|

« パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 | トップページ | 北野武監督がフランスからもらう勲章。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/122224/47761142

この記事へのトラックバック一覧です: 私どもの本と、ヒロ・ヤナギマチ、タキザワシゲル。:

« パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 | トップページ | 北野武監督がフランスからもらう勲章。 »