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2010年3月 4日 (木)

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

 ヒットメーカーであるクリス・コロンバス監督の新作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」を見てきました。ずばり一言、面白いです。快作!
 アメリカでは「ハリー・ポッター」を抜いて児童書第一位になった原作は、日本の本屋さんでもけっこうよく見かけます。全5冊シリーズだそうですが・・・。
 話の要点としては、アメリカの現代の高校生パーシー・ジャクソンはどちらかというと落ちこぼれの駄目な若者で、母親の再婚相手である呑んだくれの義父ともうまくいかず、屈折した日々を送っていた・・・のだけど、ある日を境に彼の人生は一変するのです。つまり彼は、あの古代ギリシャの海の神ポセイドンの息子で、ヘラクレスのような半神、デミゴッドなのだというんです。ゼウスをはじめとする神々は実在しており、今も世界を見えないところで支配しており、神の子であるデミゴッドたちも世界中にいて、その中にはホワイトハウスにいるような人物もいる、のだそうです。
 そして、ポセイドンの息子であるパーシー・ジャクソンは、大神ゼウス(この手の映画では今や常連のショーン・ビ-ン)の雷を盗んだ疑いをかけられ、大騒ぎに・・・。今まで単なる親友だと思っていたが、じつはパーシーを見守る守護者だったグローバー、先生だと思っていたがじつはケンタウロスだったブルナー先生(なんとこれを演じるのは元007のピアース・ブロスナン)、それにやはり女神アテナの娘だという少女アナベルと共に、世界の危機に立ち向かう・・・と。というのも、ゼウスとポセイドンの戦いは世界を滅ぼす大戦争に発展するのだというのです。
 ・・・ということで。設定としてはハリー・ポッターにちょっと似ているわけです。屈折した日常を送っていた少年が、じつは大変な潜在能力を持っていて、という筋書き。それでこちらはギリシャ神話のモチーフが巧みに取りこまれているわけ。たとえばギリシャ神話ではいつももめ事のもとになるヘルメスとか、冥界の王ハデス、その奥さんのペルセポネとかですね。それにパーシーの先輩に当たるペルセウスが戦ったメデューサも登場します。なぜか現代アメリカの片田舎で彼女は復活しているのですが、これを演じるのがユマ・サーマンだったりして、配役もなかなかによく出来ています。
 なにせヒット職人といえるクリス・コロンバスですので、変な破綻もなくさくさくと話が進み、原作もよく出来ているのでしょうが、これをきっちり面白くまとめあげています。エンターテイメントとして言うことなし、安心して見ていられます。
 パーシー役とアナベル役はまだまだ無名に近い子役出身の若手ですが、きっとここから飛躍していくことでしょう。けっこう、人気シリーズの映画化、といっておいて、いつのまにか立ち消えになるものもありますが、これは続編も見てみたいです。

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» 映画「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」子供向けながら結構楽しめる [soramove]
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」★★★ ローガン・ラーマン、ユマ・サーマン、ピアース・ブロスナン、ショーン・ビーン主演 クリス・コロンバス 監督、121分 、 2010年2月26日公開、2010,アメリカ,FOX (原題:PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「現代にもギ... [続きを読む]

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