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2009年12月10日 (木)

オンダータのオーダー手袋ほかの話題。

 先日ちょっと書いた、「英国のマルセスフィールドでネクタイが生まれた」うんぬんという記述について、私は「マックルズフィールド」ではないのか、と書きましたけれど、もうひとつこれについて出てきました。
 これは、ファッション、服飾好きな人なら、すでにおなじみの一冊であるAllan Flusserの名著「Dressing The Man」の147ページから。The Macclesfield necktie,a silk group of patterns mede from small weaves of diamonds,squares,and circles,became espacially fashionable among well-dressed British men in the 1920s.
 というわけで、アラン・フラッサー氏も「マックルズフィールド」と書いている。そのマックルズフィールド・ネクタイというのが1920年代に流行ったというんですね、英国で。それはいわゆる小紋柄のシルク・ネクタイであった、と。ということで、私はやっぱりこれは、今言うところの小紋柄のネクタイは、英国最大のシルクの産地、マックルズフィールドで発祥しました、という話が正解だと思います。
 広い意味での今のフォー・イン・ハンド・タイがいつどこから発祥したか、というのはロンドンのフォー・イン・ハンド・クラブで、おそらく1850~60年代ぐらいに、としかいえないのでありましょう。
 ◆  ◆  ◆
 ところでサローネ・オンダータで頼んでいた追加注文のグローブができた、という御連絡を早々にいただいたので、さっそく受け取りに行きました。すばらしいですね、今回も。ぴたっと吸いつきます。
 前にある百貨店で、若い紳士が店員さんに「手袋って、もっとぴたっとしないもんですかね」と不満を言っているのを聞いたことがあります。外国の映画で出てくるような、手の形にぴったりのグローブが欲しかったのに、合わないからがっかりしたのでしょう。やはりそれはオーダーで作るのが一番であります。オンダータさんならイタリア・マゾリーニ社の商品が3万円台で、高いので有名なベッカリーでも5万円ほどで出来てしまいます。
 しかも今回の私など、ダークブルーに、指の脇の部分は水色という、まず世間様では売っていない仕様。滝沢滋さん御本人のアイデアでそんなようにしていただきましたが、まことに正解。やっぱりどうせなら、そのへんで売っていないものがいいですね。
 そうそう。先日、私は近所のスーパーへ行って、寒かったのでこちらのグローブをしたままレジ袋に商品を詰め、さらにレジ袋の上部を手袋したまま結ぶことができました! ちゃんとチョウ結びです。よほどフィットしてないとできません。
 とにかくカッコイイ手袋が欲しい、という方は迷わずこちらで、とお勧めいたします、はい。
 恥ずかしながら、青い手袋が手に入り、前には青いベルト、それから青い帽子も手に入れまして、青いマフラーも買いましたので、・・・そりゃこうなれば青いスーツもなければ、ということで、オンダータさんで青いスーツもひとつ、注文いたしました。すごいぬめっとした感触で、日本の生地なんですが、それが最高で、和服の縞の紬みたいな色柄に感触なんですね。日に当たると不思議な青みがかかって、てらてらと光る。やれどこそこの有名ミルだとか舶来マーチャントだとかいっても、実は大手量販店のスーツでちゃっかりすごいブランドのが使われていたりします(ある紳士服量販店のモクソンとか、アーサー・ハリソンのスーツを私は持っています。仕立てはともかく生地がいいので今でもたまに着ている)。数の力があるので、どこの名門であっても日本の量販店には喜んで卸してくれるんですね。最近じゃビキューナの生地を使ったものまであるといいます。
 そんなわけで、単に有名ブランド、というだけでは驚くには足らず、それよりなにより物の良さ、であります。
 ◆  ◆  ◆
 先日、日本出版美術家連盟の忘年会が新宿のハワイアン・ダイニングTIKITIKIでありまして、私も参加いたしましたが・・・近頃はすっかり人ゴミと煙草の煙に弱くなりまして、残念ながら前半だけで退席いたしました。本当にいい会だったんですがね。
 特に入院してからは、酒、煙草のないクリーンな生活に慣れすぎてしまいまして。いいことなんでしょうが。
 それはともかく、妻も私も小松崎茂一門の先生方と親しくお話しできて感激でした。
 
 

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