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2009年12月12日 (土)

ウェンディーズ撤退・水野二郎先生。

Ehon_2960 個人的に衝撃だったニュースですが・・・「デフレ不況が米国発祥のハンバーガーチェーン「ウェンディーズ」を直撃した。米ファストフード3位のウェンディーズ・アービーズ・グループが11日、ゼンショー・グループとのフランチャイズ契約が12月末で切れるのを機に、日本国内の全71店を閉鎖することを決めた」(産経)という、これね。近所にダイエーがない人にはピンとこないと思いますが、ウェンディーズってけっこう好きだったのでショックです。まあ個人的位置づけですが、モスバーガーとマクドナルドの間ぐらい、という感じだった。なんとなく分かって頂けますでしょうか。ちょっと本格的すぎるモス、ちょっと商業的すぎるマックの間、という、ほどほどの手作り感がよかったし、ハンバーガーもほどよく美味しい、と思っておりました。実に残念です。
 なんか不況ってものをじりじり実感できるようになってきました。非常に簡単にいって今まで当たり前にあったサービスが無くなり、商品が無くなる。選択肢が無くなる。気がつくとどれもこれも一つしかなくなる。たとえばハンバーガーならマックだけ、衣料ならユニクロだけ。それでいいじゃないか、と思う人もいるんだろうが、そうなると結局、最後に生き残った企業は独占市場を牛耳るのだから、もはや少し前まで「お客様は神様です」などと言っていたのが掌を返すように、消費者にツケを払わせていく・・・「嫌なら買わなくて結構ですよ、でももう、うちしかこの分野の企業はないんですけどね」。これ、資本主義の自由競争を極限までやると、最後はそうなる、という定説のままになります。
 そうなってしまえば、もはや勝ち組企業の経営者と、その他大勢の貧乏人が残るだけとなるわけです。極論すればそうなる。
 文化ってものもこうして無くなっていくわけです。なんでもITなわけで、なんでも無料コンテンツなわけです。なんでもただはいいのだけど、今の若い人たちはもう、こうなってしまうと音楽をやっても作家になっても金もうけが出来ない。ひたすら仕掛ける側の「無料サービス」を受け取って、それに付随するあれこれの課金をされるだけの存在になっていくわけですが・・・これで世の中シンポした、と思っている人ってどれほどいるのだろうか。
 2012年に世の中パーになる、というお話がありますが、いっそそれでもいいんじゃないか、と近頃、思わないでもありません。
 ◆  ◆  ◆
 児童画界の重鎮で、戦前から活躍されていたイラストレーター水野二郎先生が先日、急逝されました。89歳でいらっしゃいましたが、最後まで締め切りに追われ仕事をしておられました。実は水野先生とお会いしたのは1回だけ、あと妻が電話でお話ししただけですけれど(といってもなんと30分も話して下さったそうです)、「今度、ゆっくりお話ししましょう」とおっしゃっていたそうですが、残念なことになってしまいました。
 いま、手元に先生の描かれた「ぽんたのじどうはんばいき」(ひさかたチャイルド刊=上の写真)があります。もう四半世紀も読み継がれている絵本です。
 こうして素晴らしいお仕事は世の中に残っていくんですね。私どももこんな存在に近づければな、と改めて思いつつ、ご冥福をお祈りいたしております。

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