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2009年7月 3日 (金)

アレッポせっけん、アラン・フィガレ

 『男は、なぜ缶コーヒーが好きなのか?―“違いのわかる女”の男と接する正しい方法』 (リュウ・ブックス アステ新書) (姫野友美著)という本を以前に読みまして、非常に面白かったのですが・・・つまり一般論として「なるほど。なるほど」と思って大いにうなずきながら読んだのですが、これ要するに、男というのは食事とか衣装とか、その他の洗剤やら薬とか、なんによらず「あまりこだわらない」傾向が強くて、一度決めたことをいつも繰り返す・・・たとえば「昼は○○庵のお蕎麦」と決めると、来る日も来る日も、というのが多いのだとか。で、そういう日常の些事は無視して、仕事に邁進するのが典型なんですと。とりあえず「缶コーヒー」ばかり飲むのもそういう行動である、と。

 いうわけですが、私は自分が全く当てはまらないのに気づいて、笑ってしまったのでもあります。まず私はちっとも仕事に邁進しません(笑)。それに私は飲み物でも食べ物でも、次々に替えていかないとダメ。よほどの気に入った処でない限り、同じところにはむしろあまり行かないぐらい。飲み物も缶コーヒーはまず飲まないですが、それ以外でも毎回毎回、違うものをわざわざ探します。

 石鹸とかシャンプーも次々に替えており、石鹸については世界各国いろいろ試しましたが、今のお気に入りは「アレッポせっけん」というシリアから取り寄せている天然石鹸です。こいつはいいですよ。マルセイユ石鹸などと似ているが、もっと純度が高いように思いますが。シャンプーも散々、いろいろなものを試し、実はドイツ製の「サイムスキン・シャンプー」が気に入って、これをメインにするつもりだったのですが、今年3月に日本から撤退してしまった。残念です・・・本当にいいもので、病院にまで持ち込んで、入院中もずっとこれを使っていました。これの弱点は、1本で2万円前後という価格でしたので、ちょっと日本では定着しなかったか。今のところ、次は           WENというブランドのものを使ってみようかと思っております。もっとも、アフリカ・ガーナのシャンプーもなかなか捨てがたい。

 こんな人間ですので、「いつも同じ」なんてこともなければ、「ものにこだわらない」こともないのだが、その一方で、「こだわっていることを知られたくない」とも思う。このへんが天の邪鬼ですかね。よく「自分はこんなにこだわっているんです」と言いたがる人もいるが、あれはまた嫌い。

 先日、あるお店の女性店員さんと会話したときなど、「あら、素敵なカフリンクスですね」といわれ「ああ、これはノミの市で投げ売りだったもので安もんですよ(一応、本当はイタリア憲兵隊の特製カフスなんだが言わない)」「緑のシャツもいい色ですね」「こいつはそこのハロッズで売れ残ってたんですよ、人気がないみたいで(いや、すごく高かったんですけど)」「おしゃれな方はやはり麻のチーフなんですね」「ああ、これはね、朝、これしか見当たらなかっただけ。いつもそのへんにある普通のハンカチを突っ込んでますよ(それは割と本当ですが)」「コンビシューズもいい色ですね」「ああ・・・いやね、白い革が足りなかったんじゃないかな(もう無茶苦茶)」「それに、茶色のスーツがダンディーですね」「いえね、最近、茶色を着る男は仕事が出来ない、とかいう本が出回っているようなので、わざと茶色を作ったんですよ(そんなわけないです、気にもしないですがわざわざは仕立てません)」・・・・みたいな会話をしました。

 丸の内のアラン・フィガレさん、変なことばっかり言ってましたが済みません。本当は見事にこだわってます、いろいろ。しかし「靴の爪先を毎日ポリッシュで磨いてます」みたいなことは決して気取られたくない。それは野暮いです。

 にしても・・・アラン・フィガレ、どれもこれも発色がきれいで、いいですよ。

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