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2009年2月 7日 (土)

御縁。

にわかにネット上のこういう書き込みも、ちゃんとした内容でないといけない、という流れになってきました。いいかげんな思い付きや伝聞の垂れ流しはダメ、ということです。たとえば自分が個人的に気に入らなかった店、気に入らなかった商品、嫌いな人間・・・なんてことを安易に書き込むのはダメ、そのものを批判するなら相当の裏付けが必要である、ということですが、まあそもそも当然なのでしょう。
 私もかつてはかなりいい加減に個人的好き嫌いを書きましたが、さいきんは書きません。書くにしてもぼかしたり、一般論にしたり。特定の誰それのことは書かないことにしています。それにそもそも私は匿名を使いません。ハンドルネームすら使わない。匿名でなければ言えないことは言わない。人の一生でちゃんとつきあえる人数なんてせいぜい数百人じゃないでしょうか、立場、職業で違いますが。その出会いを大切にすべきで、広く薄く、透明人間みたいな匿名の知り合いなど何万人いても、いざというときにはどうせ何もなるまい、というような考えが昔からあるからです。
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 ハロッズ丸の内店で数年、お世話になったSさんが栄転されると聞いて、お店にうかがいました。で、すごく安くなっていたグレーのベスト・・・裏地が素晴らしいボルドー色でいいんです、それと絹の入ったいい光り方のシャツを買いました。で、妻が来店者名簿に書き込んでいると、「おお、私と誕生日が同じですね!」と大声を上げるSさん。妻と同じ誕生日だったんですね。まあ単に偶然・・・といっても、不思議と御縁のある人というのは限られたものだな、と思うことが多いこの頃です。

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2009年2月 6日 (金)

早乙女貢先生お別れの会

ちょっとご無沙汰してしまいました。なにかこう、いろいろある1月でしたが・・・まあその、一連のいろいろの最後というのか、先日、早乙女貢先生の「お別れの会」に参列させていただきました。実は生前、先生からいただいたお便りに「美人の奥さんも連れてペンクラブの総会においでください」などとありまして、そんなこともあるので妻も参列いたしました。ああ、「美人の」うんぬんはお世辞というものでしょうが、しかし先生のお便りにそう書かれていたのは事実です(!)。
 こういう会で「盛会」という言い方はないのでしょうが、もうそういうしかないほどの参列者で、東京会館のいちばん広い会場が人でいっぱい、大変な状況になりました。いかに先生が慕われていたか、よく分かります。本当に号泣しておられる方もいました。
 しかし、会に参加して、先生に近い所におられた人の話によりますと、先生は昨年夏に奥様を亡くされ、ほかにはご家族というものはなく、親族もまったく付き合いがない、ということだったそうで、亡くなった後の密葬も、編集者など近しい人たちがなさったそうであります。そういう自分の身辺のことはあまり言わない方だった、とのこと。もちろん私のような末輩は知る由もありませんでした。
 阿刀田孝先生と、伊藤桂一先生が心のこもったお別れの言葉を述べられました。伊藤先生が「あなたは自分は人に頼らず、常に人を助ける人だった。本当に立派な人生を生きられました。偉い人だった、と思います」と仰いましたが、心を打たれました。
 早乙女先生の名は畢生の大作「会津士魂」とともに不朽と思います。まったく末席も末席の私ですが、ご縁がありましたこと、本当に光栄でした。
 

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