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2008年11月28日 (金)

タキザワシゲル・モデル

 先日ですが、ウチの会社も苦しいながら(いずこも同じです)ボーナスは出るようなので、意を決しまして(?)銀座、虎屋ビルのサローネ・オンダータでタキザワシゲル・モデルのスーツというのを頼みに行きました。 ちょっと別の用事があったので妻も同道いたしましたが、この妻というのがイラストレーターですしいろいろ、軍服姿の男の絵など描いてもらっているので、かなり女性として「目が高い」と思うんですが、積んである生地の山を見て「あれがいい」と選び出したのがヴィンテージの英国製の生地。ハダースフィールドのThornton Johnという会社のものらしい。今時はない感じの渋い雰囲気の生地です。いいねえ、それ、ということで、お店の林さんも「お目が高い」と仰るのでそれで即決。いわゆる「有名ブランド」にまったく興味がない私としては満足です・・・後で調べると確かにソーントン・ジョンという会社がハダースフィールドにあるようですが、もちろんサイトもなく、詳細は不明。おそらく80年代ごろの生地じゃないか、というのですがよく分かりません。とにかく当節のしゃらしゃらした生地とは違う感じです。 

 で、このところメンズEXなどで見かけた新タキザワ・モデルにしてもらうことにいたしました。つまり襟が三角形にとがっていて、ぐっと腰も絞れたなかなかに鋭いシェイプのものです。 ゲージ服を着て測るのですけれど、これがもう徹底的にやってもらいました。なんとまあ、3時間もお邪魔してしまいました、はい。これほど丁寧に測ってもらったのは初めてじゃないかしら。実に嬉しいですね。 

 3週間ほどでできるとのこと。これは楽しみです。

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2008年11月13日 (木)

レッドクリフ partⅠ

 映画「レッドクリフ partⅠ」を見てまいりました。レッドクリフ=赤い崖、すなわちあの「三国志」から赤壁の戦いをテーマにしたジョン・ウー監督の新作です。
 なにしろ三国志が元ネタなうえに、いろいろ脚色はあっても基本は史実なので、なにがどうなってどうなるか、についてはどなたもすぐにわかる話。だから、どのぐらい「あの三国志」を映像化しているか、が問題なわけでした。
 で、どうでしょう。私はディープな三国志ファンではないと思います。どちらかというと日本史と西欧史が得意分野です。あ、なにしろ「戦史・服飾史研究家」という肩書を自称しておりますので。しかし正直、中国についてはやや、弱いです。
 と言いながら、実は私は小学生低学年時代の最大愛読書は三国志演義でした。ほかに愛読してたのは太閤記とか平家物語、あとは吉川英治とか山岡荘八でした。
 私は小学3年生のとき、三国志を読んで、高潔な義兄弟三人ではなく、実は曹操にいちばん惹かれたのです。そして、「権謀術数」という単語を覚えました。目的を達するには、手段を選ばず他人を欺く必要があること、また権力者は利用すべきこと・・・を学んだのです(!)。以後、馬鹿にしていた学校の教師なども徹底的におだてて利用するように考えが変わりました。不良がばかに見えるようになった。刃向うのではなく利用すればいいのに・・・そんな薄笑いを浮かべるいやなガキになりました。それはみんな曹操、あなたのせいです! で、次点が諸葛孔明でした(笑)。
 そんなわけだから、自分の中では温度は低いながら、そこそこ三国志のファンではあると思います。で、その感想としては・・・「よくできている」。そう思います。損なっていない、と思いました。金城武の孔明が非常にいいです。ちょっとユーモラスで大胆不敵な諸葛孔明は、ともするとまじめな秀才になりがちな従来の像より面白い。
 孫権がなかなか魅力的でした。原作よりも魅力的かも。周癒などは原作以上にヒーローになっています。張飛、関羽は出番少なめですが、ちゃんと活躍しています。新野が陥落して趙雲が劉備の子供を取り返す場面から始まりますので彼も大活躍します。配役も適格。戦闘シーンもやりすぎてマンガにならないけれど、英雄豪傑は超人的に強い、という配分をうまくとっていいると思います。ちょうど史実と講談の中間ぐらい、のバランスでしょうか。うまいと思いました。
 曹操は「始皇帝暗殺」のベテランが演じていますですが・・・なんか曹操に影響を受けた私としては(?)もうちょっとスケールの大きい人物に描いてほしいな、と感じたんですが、世間的にはあんなもんでいいのかな、悪役だから。
 いちばん驚いたのは孔明の陣立てを本当に視覚化しているところです。昔から三国志では孔明の戦術がいろいろ描かれますがなんだか本当はわからない。ジョン・ウーはそれを目で見えるようにしてしまいました、すごいです。あれが史実じゃないかもしれないが、三国志のビジュアルイメージがひとつ変わるかもしれません。
 赤壁の戦いは、曹操にとって「関ヶ原の戦い」みたいなもの。天下取りに王手をかけた戦いでした。徳川家康はそこで勝利して天下をとりますが、はて曹操は? 関ヶ原の場合は両軍がほぼ20万の軍勢で互角。曹操と劉備・孫権の連合軍は80万人対5万人と普通に考えて曹操の圧勝が当然。それがさて、どうなりますか・・・。
 続きは来年4月公開のパート2へ。これならぜひそちらも見てみたいです。
 

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2008年11月 7日 (金)

映画館貸し切り。

オバマ大統領の当選でアメリカの新聞が軒並み売り切れ、なんと新聞の増刷というあり得ないことまで起こったとか。なるほど・・・新聞ってのは今や「流れない」媒体の代表ですから。流れ去らないで居てほしいことは新聞で保存したい、のですね。
 ◆  ◆  ◆
 ぜんぜん関係ないですが、日本のウィキペディアの「英国の軍服」という項目で拙著「スーツ=軍服」が参考図書として挙げられていてびっくりしました。いやあ、驚いた。やっぱり日本じゃこういうことを書いている人っていないんですね。どなたか存じませんが取り上げていただいた方、嬉しいです。
 ◆  ◆  ◆
 ぜんぜん関係ないですが、なにかの記事で「入場者が本当に一人もない場合、映画館は上映を中止する」というのを読みました。ただ、自動的にフィルムを管理しているので途中で映写中止とかは出来ない、単にスクリーンを映さないそうですが。
 一度、ある映画で、ある映画館で、私と妻の二人だけ、貸し切り、ということを実際に体験しました。後にも先にもそれ一回きり。十人ぐらい、というのも何回かあります。
要は、そういう映画がすき(つまりマニアック)なんでしょうが。
 ◆  ◆  ◆
 新丸ビルの会員になって約一年、得点をためたタダ券が4000円ほどたまったので、それを握りしめてオーストラリア料理のレストラン「ソルトsalt」に行きました。
 いやあ、最高ですね。ちょっとエスニックなんだけど洋風、というオセアニア調がいいです。いちばんいいのは、真っ先に「なにか苦手なものやアレルギーはありませんか」と向こうから聞いてくれたこと。あれはえらいです。妻が「チョコ・アレルギーです」というと、非常に気の毒がってくださいました。「ほとんどのお菓子に入ってますものね」。
 で、最後のデザート・・・よくあるお皿に色づけで描いてあるソース。チョコかな、と思うとなんと「バルサミコ酢です」とのこと。なるほど。見た目はそっくり・・・ちょっと酸っぱいですが。

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