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2008年1月25日 (金)

ヒトラーの贋札

 ドイツ映画「ヒトラーの贋札」を見てきました。先日、原作者のブルガー氏が来日してけっこうテレビなどにも出ていましたので、話題にはなっているはず、なのに今のところこのあたりじゃ日比谷シャンテ・シネと千葉の京成ローザぐらいでしかやってくれない。相変わらず、ハリウッドじゃない映画は見るのに苦労しますが。
 で、この映画は第二次大戦中、ナチスドイツが秘密裏に、アウシュビッツ等の収容所にいるユダヤ人の中から製版や印刷技術を持った人材を集め、ザクセンハウゼン収容所で偽ポンド札、偽ドル札の偽造をしていた、という実話が元になっております。
 すなわち偽紙幣で連合国の経済を混乱させるのが狙いだったわけ。で、特にポンドの方は実際に大量に印刷され、かなりの効果を上げたそうであります。
 先述のブルガー氏は、実際にこのベルンハルト作戦に従事し、戦後も生き残って貴重な生き証人となった人物であります。
 が、まことに面白いことに、映画の主人公はブルガー氏というわけじゃなくて、贋札作りの事実上の指揮を執った実在のロシア系ユダヤ人、サロモン・スモリアノフをモデルとした人物なんですね。
 映画状の役名はサロモン・ソロヴィッチとなっているのですが、彼はロシア系ユダヤ人であるうえに、贋札作りの名人という犯罪者。つまりナチス帝国ではまさに三重苦というような立場なんです。はっきり言ってアンチ・ヒーロー。悪人です。正義ぶった話は大嫌いで金儲けが大好き。賭け事も名人級。大胆で頭が良くてクールな悪党です。そういう人を主人公に据えた収容所ものというのが異色ですね。
で、彼はぬけぬけと1936年までベルリンで活動、しかしやりすぎて偽ドルを見破られ、あえなく捕まってしまいます。
 そして収容所に送られますが、持ち前の根性でこれまた逞しく生き延び、収容所の将校のご機嫌などとって、得意の肖像画など描いて、実にしぶとく生き残る。
 そこに、かつて彼を逮捕した警察の捜査官、今はその功績で親衛隊少佐に昇進しているヘルツォーク(史実ではSS国家保安本部外国局のベルンハルト・クリューガー少佐)に呼び出されるのであります。
 で、生き残るために精密な贋札を作らねばならない。しかし贋札を作ることはナチスに協力することである。それに贋札作りを条件にほかの収容者とは比較にならない特権待遇を得ているので、後ろめたさもある。
 映画の中ではブルガーという印刷工が、家族の処刑を知ってサボタージュを始めるわけです。これ、原作者ブルガー氏がモデルですが、ご本人は「あんな映画のように公然とした反乱は起こせません、すぐに殺されますから」といっておられるので、このへんは脚色のようです。が、映画中でも描かれるとおり、わざと質の悪い素材を持ち込んだりして、故意に作業を遅らせる者はいたという。
 しかし、作業が遅れると、今度は仲間が殺されるわけですね。「早く贋札を完成させろ」とヘルツォークから矢のような催促があるわけです。
 仲間は裏切れないが、ベストを尽くさないとみんな殺されてしまう。サロモンは悩みに悩むわけであります・・・。
 後は見てのお楽しみですが、一筋縄でいかない収容所映画です。単純に善悪白黒でものを見ることなど出来ない、観念的な正義なんてものがいかに薄っぺらいものか、というのがビターな味わいの一作です。そもそも本質が悪党である主人公が、ナチスという桁外れの巨悪の前に相対化されてしまうんですね、しかし「善良な無実のユダヤ人が悪いナチスにいじめられてかわいそう」という普通の図式に当てはまらないその状況で(というのもサロモンはそもそも犯罪者ですから)、そんな彼がどう振る舞うかという、人間ドラマであります。
 時代考証は良くできております。史実そのままではないが、原作者は何度も駄目出ししたそうで、変な受け狙いのシーンもありません。
 ただまあ、気になったといえば、ヘルツォーク少佐が騎士十字勲章をのど元に下げているのが、ありなのかな、と。どうみても戦功十字章ではなく騎士十字のように見えましたけれど。SS内勤で警察上がりの彼が騎士十字を手に入れる機会があったのかしら、と思いました(これは良くある話。SSも警察もみんなヒムラーの指揮下に入ったので人事異動はあり得るわけです)。もっとも、それでいえば、髑髏部隊から第3SS師団に移って前線勤務でもした、というのも人事異動としてあり得るので、そういう設定なのかもしれませんけれど。ま、こういうのはマニアネタなのでどうでもよろしいことです。
 

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2008年1月18日 (金)

コア・リズム

 近頃は「いつまでもデブと思うなよ」なんて本が話題になります。私は岡田斗司夫さんほどじゃないですが、やはり最大で83キロほどになり、身長160センチですのでそりゃもう危険水域、健康診断の結果も以上をあらわすマークでいっぱい、医師からも警告されました。健康面もそうだし、岡田さんとか、あるいは卓球の四元選手もいうことですが、明らかに現世に置いてはルックスは大事、であります。自分の身体とかビジュアルイメージをないがしろにするようでは、どんなに頭でいいことを考えていてもダメである、というのはまことに同感であります。
 そんなことで、私自身もその最大体重から、いろいろ苦心して減らしました。今では68~70キロぐらいです。まだまだ身長から言うと多いのかもしれませんが、体型ということもあるので、まあここから先はそう簡単に減らないようです。
 ではここまではどうして減ったか、というと、最初は「ハリウッド・ダイエット」というダイエット・ジュースです。これで78キロぐらいまで減りました。その後は「シアーズ・チョコバー」で75,6キロまで。「ジョーバ」で73キロまで。これは体重も減りましたが、腹筋や足の筋肉がつき、その後のエクササイズの基礎となりました。
 で、昨年の「ビリーズ・ブートキャンプ」で70キロになった次第です。
 が、ビリーの愛用者なら誰しも思うように、さすがに半年もやると飽きてきます。身体もなれてきて、けっこう、効き目が薄くなってくる気がする。維持は出来るのだけど、一層の絞り込みは難しい。
 やはりちょっと違う角度のものが欲しくなる。
 で、ショップ・ジャパンさんが最近、力をいれているのが「コア・リズム」という製品ですね。ラテンダンスのチャンピオンが開発した、ダンスの基礎的な動きを使ったエクササイズです。
 私もこれ、買って見ました、はい。
 で、最初の「入門編」をやってみましたけど・・・きついです。これはきつい。ビリーのおかげで相当に体力もできて腹筋もできているのですが、それでもこの動きはきつい。特に第二ステージの動きの速さはついていくのが大変。それに40分以上、休みなく踊るのも実に厳しいです。ちょっと見のイメージとは違いますね、これは。いきなり全く運動していない人がやったらついてこられないのでは?
 おそらく、ビリーなどをやってかなり基礎体力が付いた人がやってみる、という自分のようなパターンがいちばんよいのじゃないでしょうか。
 私は、腕の筋肉はビリーバンドで、腹筋はしばらくこっちで鍛えようかと思っております。

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2008年1月 5日 (土)

おめでとうございます。

 少し遅ればせですが、明けましておめでとうございます。2008年もよろしくお願い申し上げます。
 大晦日は結局、会社で年を越すことになりました。が、宿直ではなかったので、電車も動いているので元日の早々に帰宅いたしました。柿安に頼んでおいたおせちというのがあったので、味見・・・と思う間もなく夫婦で完食。というわけで、1月1日の日の出を迎える前にわが家のおせちは消滅いたしました・・・。
 で、近所の神社に行って初詣で、ということでしたが、私は結構、月に一度は参拝しているので特に初詣でだからどうこうとも思わず、そもそも、初詣でというのは、その年の最初の参拝、その一回きりで、次は来年ね、というのでは初詣でではないですね。年一詣でといったものでしょう。
 で、翌日は東京表まで出まして、昨年末までに銀座に立ったという3大ブランドの本拠地、アルマーニタワー、ブルガリタワー、ダンヒル本店、を覗いてみました。
 が、正直の所、そんなに感銘を覚えず、まあそもそも買う気もない冷やかしなのでそれも当然か、ただしダンヒルのものはいいですねえ確かに。
 それから丸の内を通過しまして、しかし丸ビルや新丸ビルはほとんど毎日、通過しているのでパスしまして(そういえばバタクのスーツを頼んでいましたが、もうすぐ出来るのだっけ)、大丸へ。
 昨年に新装なった大丸東京店も今や立派な新名所の一つですが、まあ、本日は福袋が目当てだからこういう百貨店らしいところがいいかな、と。
 で、妻がトレンチコートがほしいというので、トレンチも入った5点セットだかの福袋を、私は下着が5枚入ったのを買いまして・・・と思えば、前からちょっと欲しかった茶色のダレスバッグ(DAKS製)を発見、3万円の福袋扱いでして、おそらく定価は5~6万円のもの、なかなか感じもいいので買いましたです。
 で、上階のポール・ボキューズへ行きまして食事。正月はコースしかないのですがなかなかお安くてよろしい。なんかほかのお店に妙に列をなして群がっている人も多かったが、はて、フレンチは高いという先入観でもお持ちの方もいるのかも、と思いましたが。こっちは待たせることもなく、非常によい感じでありました。
 と言う具合で、正月も瞬く間に過ぎ去りまして、もう仕事しております。
 要するに、休みは3日あったわけですが、うち2日はそもそも公休の曜日なので正月は無関係。いやあ、世間じゃ9連休なんて人もいるようですが、いいですなあ。
 ということで。とにかく本年もいろいろ考えておりますが、なんだかさほど正月らしくもなかったのですが、よろしくお願いいたします。
 

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