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2007年12月28日 (金)

アイ・アム・レジェンド

ウィル・スミスの新作「アイ・アム・レジェンド」を見てきましたが・・・私は結構、どんな映画で、どういう背景があって、というのを下調べしないと映画館に足を運ばないのですが、今回はなんとなく、ウィル・スミスの年末映画なら娯楽作品なのかな、というようないい加減な予断で見てしまいました。以前、「オペラ座の怪人」をミュージカル映画と知らずに見て「音楽ばかりで詰まらない」などと書いている人を批判しましたが、もう言えませんです。
 まあつまり、娯楽作品であることは確かですが、非常にシリアスなSF映画でありましてまた、ホラー映画、といってもいい面もあります。ついでにいえば、後で知りましたが原作は1950年代の小説で、その後、2回、映画化され、そのうち最初は「地球最後の男」、次のリメイクの一本はチャールトン・ヘストン主演の「オメガマン」という映画、と聞いて納得しました。「オメガマン」はそういえば見たことがありました。はっきりいって陰気くさい映画だな、と思いましたが、そうか、そうなのか、と後で調べて知った次第。すなわち古典作品の三度目のリメイク。もちろんだから、現代的な味付けはあっても、大筋は変更できるわけがなく、やはり陰気な映画、とは言えると思います。
 ということで、まあたとえばメン・イン・ブラックみたいなものを期待して見てしまうといけなかったんですね、これは。
 これは近未来ものでして、がんの特効薬が見つかった、というテレビニュースから始まるのですが、まあ詳しいことはよく分からないのだが、本来、攻撃的なウイルスの遺伝子を変化させてどうのこうの・・・まあ、そのへんはよく分かりません。とにかくそれでバラ色の未来、のはずだったのだが、わずか3年後にはウイルスが暴走して人類はほぼ滅亡。ごくまれにウイルスに免疫のある人がいて、そんな生き残りが・・・おそらくはウィル・スミスただ一人なのだろう、という展開であります。
 ウィルの役所は、ウイルス対策の責任者だった軍医中佐で、強靱な肉体と高い知性を合わせ持つ、一種のスーパーマン。それと、飼い犬のサム。この一人と一匹が、廃墟となりつつある無人のNYの自宅に立てこもり、悪化する環境、襲い来る野生動物と戦いながら、ウイルスを撃退するべく研究に励んでいる・・・しかし徐々に絶望しつつある。そんな日常風景を延々と描くのですが・・・かなりきついです、ずっと見ていると。
 そして後半、この世界の種明かしが進んでくるといろいろとこう・・・残酷なシーンや恐怖シーンも出てきまして、まあそのあたりはネタばれもいいところなので書きません。
 とにかく1時間50分ほどと短いのですが、えらく長く感じました。
 最後はまあ、ハッピーエンドといえなくはないですがしかし、というところです。
 911以後のアメリカあるいはNYの描き方、という面もあるし、いささか独善的な人間の傲慢と、スピリチュアルな視点の交錯も見られます。そういう点では現代的です。
 見るべき点も多いです。廃墟のNYの描写は確かに圧倒されます。
 しかしまあ・・・やはりホラー系が嫌いな人は見ない方が、とだけは申し上げておきますはい。基本的には後半に行くほど、そういう色が強い一本でしょう。
 監督はあの「コンスタンチン」の人と聞いて納得しました。確かに、テイストが似ています。

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