辻元よしふみが翻訳した『第二次世界大戦 運命の決断 あなたの選択で歴史はどう変わるのか』がまもなく刊行されます。原書The Armchair General(2022年)ジョン・バックレー著。10月27日刊行予定。価格等未定。表紙は本邦初公開!よろしくお願いいたします!
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229003/
似たようなタイトルの本がいくつかあるのでご注意ください。これは原書が22年に出たばかりで、古い本の復刊ではありません。全部で8つの章があり、基本的にはイギリス人が英国内向けに書いたものですが、「ミッドウェー海戦」や「原子爆弾」など、日本をテーマにした章もあります。
もしもミッドウェー海戦で、アメリカの爆撃隊が加賀と赤城を発見できなかったら、その後はどういう展開になったか? もしもアメリカが原子爆弾を使わない決定をしたら(あるいは、そもそもマンハッタン計画を始動しなかったら)日本の運命はどうなったか? 他にももしチャーチルが首相にならず、宥和論者のハリファックス卿が首相になっていたら、歴史はどうなったか?
もし独ソ戦の初期にスターリンが失脚していたら? 43年にノルマンディー上陸を敢行したら? マーケットガーデン作戦で、もっと目標に近い地点に着陸し「遠すぎない橋」だったとしたら?
もしもアーサー・ハリスが就任せず、イギリスが無差別爆撃をしなかったら? もしもゴート将軍が戦死せず、モントゴメリーが第8軍の司令官に就任しなかったら? そして、もしニールス・ボーアがハイゼンベルクにヒントを与え、ナチスの原爆開発が進んでしまったら? さまざまな歴史のIFが
語られます。IF戦記の一種で、RPG形式で、読者の選択によっていろいろなエンディングに歴史が分岐します。ただ、よくあるSF的なIF戦記ではありません。著者は英国の大学の歴史学部で戦争学を教えており、この本も講義から生まれました。一味違うアカデミックIF戦記です!
#運命の決断 #第二次世界大戦 #戦記 #日本軍 #ミッドウェー海戦 #原子爆弾 #マーケットガーデン作戦 #ノルマンディー #広島 #長崎 #ニールスボーア #ハイゼンベルク #ナチス #マンハッタン計画 #チャーチル #スターリン #モントゴメリー #ロンメル #パットン #マンシュタイン #ニミッツ #アイゼンハワー #マッカーサー #山本五十六 #阿南惟幾 #遠すぎた橋
最近のコメント