2012年1月26日 (木)

『図説 軍服の歴史5000年』アマゾンなどで販売開始。

 私どもの新刊『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)がアマゾンでも販売解禁となったようですが、なんとしたことか、いきなり「在庫切れ」となっている模様。どうも予約分で同社の在庫がなくなってしまったようです。→その後、すぐに在庫が補充されました。
 たとえば「軍服の歴史5000年」で検索していただくと、版元ドットコム、ビーケーワンなどでも販売しております。宜しくお願い致します。

 まあ、今日が発売日、と一斉に売り出される感じではないのでなんですが、一応、販売開始されたとみなしまして・・・皆様、そういうわけで改めまして、宜しくお願い致します。

 宣伝としまして2枚掲げておきます。これは第二次大戦の米独英ソの女性将校の軍服。20120125012937 下は巻頭を飾る「アステカ王国の戦士」のカラーイラストです。

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2012年1月22日 (日)

『図説 軍服の歴史5000年』ちょっと中身紹介。

 私どもの新刊『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)ですが、アマゾンでは25日に発売ということのようです。また早い書店様でもこのあたりから店頭に並ぶ模様。月内には全国に配本される見込みでございます。そういう時期になりまして、本来、ものすごく面倒くさがりでネットなんかもほったらかし、が普通の私も、いつになく写真までアップして宣伝に努めております(笑)。

 ということで、今日も宣伝させて頂きますが・・・まずは本のサイズについてですが、写真にありますように、けっこう大きいB5判です。メンズクラブ誌と並べてみても、だいたい同じぐらいの大きな本です。また、ソフトカバーですので、やわらかい造本です。

 中身から今日もちょっとだけ紹介しますと・・・このページは、プロシャ、ドイツの軍服の変遷図です。このような各国別の変遷図を、日本、アメリカ、ドイツ、英国、ロシア、オーストリアなど、載せておりまして、そのようなページのイラストは、横置きにしています。この写真では、右からフリードリヒ大王、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世、フォン・ブリュッヘル元帥、ビスマルクの軍装を紹介しています。つまり、18世紀、19世紀初め、19世紀半ば、という流れです。

 雰囲気が分かって頂けましたでしょうか。宜しくお願い申し上げます。20120122111906 20120122112229

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2012年1月21日 (土)

日刊ゲンダイ土日版「辻元よしふみウンチク堂」発売中。

20120121224806  日刊ゲンダイ1月23日号。今回はちょっと写真を載せてみますが・・・まあ、こんな感じですね。それで、掲載の写真はメローラの手袋と、デンツの手袋。いずれも私の私物を提供しました。デンツは高いですね・・・私は某お店の閉店セールで、4割引きというチャンスに手に入れました。それでもいいお値段でしたが、二度となさそうな価格だったので。ということで宜しくお願い申し上げます。

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2012年1月20日 (金)

日刊ゲンダイ第21回明日発売・『軍服の歴史』刷り上がり!

20120121001006 20120120195319  日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第21回が、1月21日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「貴族のプライドを意味した手袋」として、冬場のおしゃれアイテムである手袋、グローブの歴史とお薦めブランドについて紹介しています。
 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。どうぞよろしくお願い致します。
 ◆  ◆  ◆
 ご報告をもう一つ。『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社:予価2500円)が無事に刷り上がり、初刷りが手元に届きました。我ながらなかなかの出来栄え、です。特に印刷会社さんが頑張って下さって、カラーページの発色もすばらしくいいですし、中のページのイラストも見事にシャープに刷れています。これなら、なかなかの迫力かな、と自賛してもいいかと思っております。
 書店には来週いっぱいかけて配本されていく予定。ぜひとも宜しくお願い申し上げます。20120120193625 20120120193625_2

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2012年1月17日 (火)

銀座オーラルクリニックにて。

 今日はちょっと個人的によいことがありました・・・。前々から、歯医者さんに行かなければな、と思っていたのです。というのも、もう7年ほど前に通院して以来、行っていないもんですから。普通、このぐらい放置しておくと、なにか出てくるものです。しかし、なんらのメンテナンスもしなかった訳です。
 ということで、このほど、意を決して久しぶりに歯科医院に行きました。私と妻がお世話になっているのは銀座オーラルクリニックhttp://www.62-oral.com/ というところです。こちらは無痛治療として点滴で意識が遠のいた状態での治療もしてくれます。私も以前、やってもらったことがあります。それ以外にも、基本的にとても患者本位で考えてくれるのが嬉しい歯科医院ですが・・・ではありますが、やはりそれでも緊張しますね。
 で、南雲院長に診ていただいたところ「おお、素晴らしいですね。問題ないじゃないですか」と仰るんですね! これはびっくりです。歯もきれいに磨けているし、とりあえず通院の必要なし、ということです。これは久々に快挙といいますか、嬉しかったです。通院しないでいい、というのが嬉しいだけでなく、日頃のケアも正しい、ということですから。
 一緒に診てもらった妻の方も問題なし。よかったよかった、ということになりました。
 しかし、これからは半年に1回はクリーニングしてもらいに行こうと思いました。悪くなってから、痛くなってからじゃ駄目なんですよね、歯というのは。
 こちらの銀座オーラルクリニックは、南雲先生もスタッフの皆さんも、こちらが一生懸命に口を開けようとすると「そんなに開けなくて大丈夫です。ちょっと開ける程度で十分ですよ」と仰るんです。ここが嬉しい。よその病院では「もっと開けて。もっと大きく開きませんか」なんて怒られたものですが、ここは違うんですよ。そのへん、いろいろトラウマのある方に私はこちらの病院をお薦めします。

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2012年1月15日 (日)

『図説 軍服の歴史5000年』刊行前の心境・・・。

 入稿をすませた私たちの次回本『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)につきましてですが・・・手を離れたのだから、楽になったのだろう、と思われると存じますが、そうはいきません。出版する、となったら今度はどこに謹呈するか、どこの雑誌の編集部に書評をお願いするか・・・こういったことに頭を悩ませている日々です。お世話になった方々にはやはり一冊ずつ謹呈すべきだし・・・ということで、著者というのは実際には、相当な冊数を買い取らないと本当のところ、あっという間に在庫がなくなってしまいます。本当に出版ってのは苦労多く、しかしもうかる物ではなく、むしろ持ち出しばかり・・・となりがちなものです。それでも出したい、というのはやはり、自分たちがなんといっても充実感があるし達成感がある、それに喜んで下さる方が確かにいらっしゃる・・・それに尽きます。
 とはいえ、この刊行前となると、著者というのはどなたもそうでしょうが、ナーバスな気分にも陥ります。酷評する人や、中には悪質な中傷めいたことをしてくる嫌なヤツだっているかもしれません。読者といってもいろいろ、味方ばかりではない、敵に回る者だって出てくるでしょう。建設的な意見ならいいですが、足を引っ張るような誹謗もあり得ます。
 そんなことを考えると、どんどん暗い気分に落ち込みます。よく、そんなしんどいことが出来るな、と仰る方もいるでしょう・・・まあ、好きだからこそ、少しでも意味があると思っているからできる、としか申せませんですね。
 ところで、本書の単価は結局2500円となりました。250頁ほどの本ですので、ページあたりの単価は10円。どうかご理解いただきたいところです。精いっぱい、版元さんと我々、著者で頑張った価格ですので・・・。
 特にイラスト担当の妻には、本当に感謝しなければならないと思っています。丸4年もかかってイラスト総数約200点。もし外部の画家に頼めば、どんなに安くしてもらったとしても、仮に1枚1万円としても(しかし、実際にはこの値段じゃ引き受けてくれないと思います。簡単なカット画ではないので)200万円はかかってしまいます! カラー画もありますので、まあ最低でも300万円ぐらい請求されるのが順当でしょう。
 話を単純にして、イラスト料金が300万円ちょうどで、初刷り部数が3000部、とした場合、どうでしょう・・・。本の一冊当たり単価は、なんと1000円アップ! 従って2500円のものが3500円になってしまうわけです。本当はそのぐらいの値付けをして妻に報いてもいいような話なわけです・・・。
 家族だからできた企画、というわけなんですね。まあはっきり言って、外部の画家さんなら、料金が300万円でも400万円でも、4年間も拘束されるとしたらなかなか引き受けてくれないと思う次第です・・・。
 そんなわけで、とにかく早いところでは25日ごろにも店頭にお目見えする予定です。もう本当に、楽しみというよりは気がかりですが・・・。

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2012年1月12日 (木)

軍事選書堂、訪問

 先日、東京・大井町にある軍事・歴史書籍の専門書店「軍事選書堂」さんに行ってきました。http://www.chickenhead.co.jp/cgi-bin/top.cgi
 年初に、あるイベントでこちらの出展ブースにお邪魔した妻の玲子が、私たちの既刊『スーツ=軍服!?』や、ほかの彩流社の軍事・歴史系の書籍、たとえば山下英一郎さんの『制服の帝国』などを置いてくださっているのを発見し、我々がいま刊行準備中の『図説 軍服の歴史5000年』の宣伝も兼ねて、夫婦そろって大井町まで出かけたわけです。
 さすがに専門書店だけに圧巻の品ぞろえ、ことに洋書がすごいです。日本では絶対に出回らないようなマニアックな本だらけです。有名なオスプレイ・シリーズも、日本でよく見かけるのはごく限られたものですが、ここは珍しいものがいろいろ。というわけで、一挙に30冊近くも買い込んできました。
 こちらの売り上げは、8割がインターネット通販だそうですが、やはり実店舗に赴いて実物に触れ、品ぞろえを確認しながら、というのは醍醐味です。
 ご興味のある方、ぜひ一度、足を運んでいただきたいと思います。

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2012年1月 6日 (金)

日刊ゲンダイ「辻元よしふみウンチク堂」コート・『軍服の歴史』27日にも発売!

 日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第20回、そして2012年の第1回が、1月7日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「コートが広まるきっかけはナポレオン」として、冬場のおしゃれの中心アイテムとも言えるオーバーコートについて、チェスターフィールドコートやトレンチコートなどをまとめています。
 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。どうぞよろしくお願い致します。
 ◆  ◆  ◆
 ご報告をもう一つ。『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社:予価2500円)が無事に印刷会社に入稿されました。今月20日頃までに初刷り、そして早い書店では今月の27日頃から店頭に並ぶ見込みとなりました。
 こちらも宜しくお願い申し上げます。

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2012年1月 5日 (木)

「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ─太平洋戦争70年目の真実─」

 「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ─太平洋戦争70年目の真実─」という映画を見てまいりました。いうまでもなく、太平洋戦争開戦時の連合艦隊司令長官であり、真珠湾攻撃を成功させた山本五十六大将の伝記──おおむね、米内海相の下で海軍次官を務めた時期から、最後に乗機が撃墜されて戦死するまで、を描いた作品です。
 山本役は、日本を代表する名優・役所広司。年齢的にもいま、役所さんは58歳で、55歳で司令長官になり、59歳で亡くなった山本役にはぴったりなんですね。それから、なんとなくいつまでも青年将校のイメージがしてしまう阿部寛。彼は山口多聞提督の役なんですが、ええ、こんな役を彼がやるの、と一瞬思ったものの、実は彼は現在、47歳。ミッドウエー海戦で戦死した山口少将は49歳だったそうで、じつはこれもぴったり、だということです。
 なんとなく、昔の提督などというと、すごく年上の偉い人のようなイメージがしてしまうのですが、かくいう私だってもうすぐ45歳。ああいう時代に軍人をしていたら、それなりの地位について責任を負っていたかもしれない年齢です。人の生死と、国家の命運を担う重さというものを想像すると、翻って自分のいまやっていることを比較すると、やはりああいう時代の人たちはすごいな、と思ってしまいますね。
 基本的に、山本の郷里・長岡の後輩でもある半藤一利さんの原作をもとに、ほぼ史実に忠実に描いている作品です。ですが、これまでにもいろいろ語られてきた題材だけに、そして日米関係が緊張し、日本がナチス・ドイツに傾斜していく時代を描くというのがなかなか難しいために、ただ史実を描くのではなく、いろいろ工夫もあります。
 それで、現代の総力戦というものをイメージできず、日露戦争の勝利の延長でしか理解できないで、戦争待望論を軽佻に口にする庶民たちを描く居酒屋のシーンとか、ドイツとの同盟を煽りたて、日米開戦をしきりに煽動するけしからん新聞記者、とかが登場します。なかなかそういう描き方が巧みだと思い、脚本は難しかったと思いますが、よく考えられているな、と感心しました。
 で、これは映画の脚本上、いわば「悪役」といえるのが新聞社論説主幹の宗像(香川照之)という人物で、全編を通していちばんけしからん人間というと、どう見ても彼。マスコミがいかに罪が重いか、というのが一本通っているのですが、一応、自分もそういう会社に在籍しているので、すごく重く感じました、そのへん。
 それに、山本の立場を中心に描く以上、仕方ないわけですけれど、基本的に米内光政大将(柄本明)、井上成美少将(柳葉敏郎)、それに予備役の堀梯吉少将(坂東三津五郎)なんかが「善玉」で、軍令部総長の永野修身大将(伊武雅刀)と、南雲忠一中将(中原丈雄)が「悪玉」という感じに受け取れる描き方になるわけです・・・ちょっと見ていて、永野大将は山本を次官に推した人物なわけですし、南雲さんについては描き方としては御気の毒というか、ちょっと彼一人のせいであれもこれも失敗したんだ、という感じに見えなくもないのは、かわいそうな気もしないではありませんでした。
 まあ、開戦までの過程にしても、それに真珠湾やミッドウエーなど個々の戦闘についても実態はいろいろ複雑で、それを分かりやすく映画にして見せるのは難しいわけです。不満を持つ人だって出てくるでしょう。しかし私は、そういう難しいところも、最大限、うまくさばいて脚本にまとめているな、と思いました。いや、史実ものは大変ですよね。
 お芝居である以上、史実そのまま、というわけにはいかないわけです。その一環として、史実での三和義勇参謀にあたる人物として、三宅義勇(吉田栄作)という人が出てきます。微妙に史実通りじゃないんですね、だから名前を変えているんでしょう。
 肝心かなめの役所演じる山本については、彼の器の大きさとか、人間的魅力とかが存分に描かれていましたが、どうも山本本人というのはもうちょっと複雑な人のような印象もあります。もうちょっと癖の強い人だったような感じもあるんですよね、無類のばくち好きで、喜怒哀楽や好き嫌いもかなり激しい人だった、という話も伝わっていますし。
 今までも、たとえば三船敏郎の演じる山本五十六は古武士のような剛毅でカリスマ的な人物像、山村聡の演じた山本五十六は、スマートで英明な知将、という感じが強かったですが、今回の役所版・山本五十六はあくまでも優しい人情家、という描き方だったような感がします。
 戦争映画ですが、意外に戦闘シーンというのが多いわけではありません。前半は戦前ですし、後半も基本は最高指揮官である山本の視点ですから、最前線のシーンは抑え目といえます。が、出てくる戦艦や空母とか戦闘機、攻撃機とかは、模型とCG、セットを駆使しているわけですが、日米共によく描けているように感じました。零戦は実物大を製作したようですが、なかなかの出来栄えです・・・ただ、風防が妙に揺れて見えるのが難でしょうか。
 劇中、何度か山本のセリフとして「それで、その根拠は?」というのが出てきます。海軍の官僚的な幕僚や新聞記者の楽観論に対して、繰り出されるのですが、これはいまの日本でも、官僚やマスコミの煽りたてる、もろもろの事があるわけです・・・最近でいえば「原子力発電所は絶対に安全だから事故はありえない」とか「津波など来るはずがない」とかいうようなものです。日本をリードする人たちが何故か陥りやすいのが、この「根拠のない楽観論」で、しかもこれに反対することは難しい、というのは「庶民」というのが見事にこういう楽観論の洗脳に乗っかって、迎合していくからで、あの時代でいえば「早くドイツと同盟を結べ」「バスに乗り遅れるな」「アメリカと開戦しろ」という声ですね。
 日本人の体質というのはあまり変わっていない、そして山本のような立場を貫くのは難しい、というのが本作の大きなテーマで、しかも、その開戦反対派筆頭であった彼が、結果的に流れを変えることができないばかりか、逆に戦争の指揮をとらされることになった、という歴史の皮肉が、大いに考えさせられます。
 いま、日本という国はあの時代と似ており、閉塞的で難しい局面にありますが・・・そしてそういうときに、妙に勇ましい声、妙に楽観的な意見というのが耳に心地よかったりしますが、そこで「根拠は?」という発想ができるのか、今の我々にも問われている問題だと思います。そんなことを考えた一作でした。
 
 
 
  
 

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2012年1月 1日 (日)

2012年、いよいよ『軍服の歴史5000年』校了!

 明けましておめでとうございます。2012年も宜しくお願い申し上げます。

 さて、冒頭から御報告があります。このところ、記事を更新するたびに書いていました出版準備中の新刊書『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社、予価2500円)の校正作業がすべて完了いたしました。さきほど、最後の最後の直しを確認し、校了としました。長らくお待たせしていた皆様、また「そろそろ出ないのか」というお問い合わせが版元にも寄せられていたようですが、今月末には店頭に並ぶ、ということになりました。
 何度も書いておりますが、まるまる4年間、いや、年が変わりましたので足掛け5年ということになってしまいます、これだけの時間をかけてようやくまとまりました。もちろん、不備な点は多々あると思いますが、とにかく自分たちなりに精いっぱいやった、という感慨はございます。
 どうぞご覧になって、ご高評をたまわれれば、と思います。

 この本の刊行で、またたくさんの方と御縁が結べれば、と念じております。何卒よろしくお願い申し上げます。

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2011年12月31日 (土)

2011年も大晦日。

 さて、2011年も残すところあと一日、大晦日となりました。
 なんといっても今年は大震災の年で、私のいます千葉県浦安市も被災地となりまして、今でも埋め立て地区の住宅街を見ますと、傾いていたり、門や生け垣が壊れていたり、中にはすっかり取り壊して建て直し中、というお宅があったりと、あちこちに傷痕があります。
 個人的には・・・本当は年内に新刊を出したかったのですが、1月に発刊となりました『図説 軍服の歴史5000年』の準備に追われた1年でした。もうほとんど丸々1年の間、この本のための最終準備にかかりました。最初の原稿に着手したのが2008年の春ですから、4年がかり。とにかくこの本にかかりきりの一年でした。
 またさらに我が家の話題としまして・・・私も妻も新年早々、インフルエンザに倒れて始まった2011年でした。そして3月には、私は尿管結石になりました。心臓に不整脈も見つかり精密検査を受けました。妻のほうは夏に副鼻腔炎と診断され、前から持っている持病の緑内障、食道炎と合わせて、なんだか病院ばかり行っていた一年でもありました。
 そんなわけで、個人的にもあまり「いい年」だったとは言えない感じがします。
 たくさんの方も亡くなりましたが、個人的には2月に急逝したギタリストのゲイリー・ムーアさん、6月に亡くなった声優の川上とも子さん、10月に亡くなった画家・梶田達二先生、11月に亡くなった、かつて私がお世話になった詩人の村田正夫さん──これらの方のご逝去は、印象深いものがありました。
 ということで、来年は早々に新刊をお届けできれば、と思っております。宜しくお願い申し上げます。今年もありがとうございました。皆様、よいお年をお迎え下さいませ。

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2011年12月29日 (木)

迎春体制。

 新刊『軍服の歴史5000年』のゲラチェックも最終段階に入っております。本当にもう一息です。ようやくここまで来たか、という感でいっぱいでございます。
 なんかこの年末は、ゲラ読み一色になってしまいました。かなりきつい日々でした。しかしまあ、それでも玄関には門松を設置しまして、一応、我が家も迎春体制をとりました。
 今年もあと3日、でも最後までのんびりできそうにありません・・・。
 

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2011年12月25日 (日)

図説 にほんのかたちをよむ事典

 いよいよクリスマスで年末モード、の方も多いと思いますがいかがお過ごしでしょうか。ところでこのほど、『図説 にほんのかたちをよむ事典』(形の文化会編、工作舎、3800円+税 ISBN978-4-87502-441-5)http://www.kousakusha.co.jp/NEWS/weekly20111220.htmlという本が出版されました。これは一種の事典でありまして、日本の「かたち」を読み解くキーワードを解説する、というものです。私、辻元も「たたかう」だとか「武器」だとか、いくつかの項目を執筆しております。
 この本ですが、1992年に結成された形の文化学会という会の本として企画され、私も今から十数年前、まだコンピューターでなくワープロで記事を入稿した記憶があります。だからまあ、12、3年はかかって出た本だと思います。私どもの次の新刊『図説 軍服の歴史5000年』は4年で出るのですから、まあこれよりはずっと早い、といえそうです。

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2011年12月23日 (金)

年末年始。

 今日から3連休という方が多いと思います・・・あるいは、早々とこのへんから来年まで冬休み、というような方もいらっしゃるかも知れません。
 それで私は、といいますと・・・この年末年始は、休みといえば1月2日だけ。あとは全部、出勤だったりします。
 まあ警察や消防関係の方、デパートやスーパー、その他の小売店の方、公共交通機関の方やその他のサービス業の方・・・ご同様に、年末も年始もまったく関係なし、という方もまたたくさん、いらっしゃると思いますが。
 そういう皆様、お疲れさまです。ご一緒に頑張りましょう。

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2011年12月20日 (火)

タキザワシゲルのフルハンドメイド・スーツ完成。

 今日は滝沢滋さん率いる銀座のサルト、サローネ・オンダータに伺いました。といいますのはですね、フルオーダー、フルハンドメイドのスーツが完成したのであります。型紙は滝沢さんが手がけ、滝沢さんの今や一番弟子、柳下望都さんが手縫いで仕上げたという、渾身の作品であります。
 いやもう、今時ほんとうに100%の手縫いですから。すごいのでありますよ。
 なんとなく、こちらの林店長に「型紙からフルオーダーというのは、こちらではやらないんですか?」と聞いてみたのが1年半ほど前。製作に掛かってからでも1年とちょっと、という時間が掛かりました。いや、そのぐらいかかるのは当然です。こういうレベルになると工芸品とか芸術品とかに近いですね。
 グレーのチョークストライプという、重厚そのものの生地を用いまして、なんというかすごい存在感。とはいえ、滝沢さんの持ち味ともいえる知的な服ですから、無意味に力んだような威圧的な感じもなく、肩はあくまで自然に、非常に洒脱というか、詩的な印象すら受けます。裾は乗馬ジャケットのような独特の意匠。あちこち何気ないところに、さりげない配慮を感じます。
 着てみますと、それはもう私の身体を前提に作り上げられているので、寸分の無駄もありませんが、それでいて柔らかく、ぴったりと抱擁される感覚は、やはりこういうあつらえをしてみないと分からないものなんでしょうね。
 柳下さんは、手塩に掛けた子どもを嫁入りに出す親の心境だそうで、昨夜から緊張してよく眠れなかったとか。
 これは大事にしないと罰が当たりますね。といって、お蔵に入れていてもいけない。きれいに、大切に着させていただきたいと思います。滝沢さん、柳下さん、それに林さん、本当にありがとうございました。
 ◆  ◆  ◆
 話のついでに、来月には刊行が予定される私たち夫婦の新著『図説 軍服の歴史5000年』についても話題になりました。といいますか、この本の巻頭には滝沢滋さんからいただいた推薦文を掲載させていただいております。私が「今、最終のゲラチェックで読み直してみて、内容も絵も、すごいへヴィというか、濃い感じになったな、と思っております」と申しましたら、滝沢さんは「事前に読ませていただいた原稿は、私は面白くて一息で読んでしまいましたよ」とおっしゃるので、嬉しくなりました。私たち以外では、滝沢さんがこの本の最初の読者だったことになります。
 もうお一人、本書の巻末には、玲子が指導を賜った、歴史考証復元画家の故・中西立太先生から生前にいただいた感想文も掲載いたします。
 年内いっぱい、最終のチェックにかけたいと思っております。滝沢さんの力強い推薦文も併せて、もうしばらくお待ち下さいませ。
 

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2011年12月19日 (月)

金正日氏死去。

 北朝鮮の金正日氏の急逝には驚きましたね。実際、発表によれば移動中に急逝、という状態だったようで。なにかずっとあの指導体制が続いているような気がしますが、実は金日成氏が亡くなってから、金正日時代は13年間だったと。意外に短いような気もします。それで次はあの金正恩という人が後継者になるわけでしょうが、まあどうなるでしょうね。これまでにもあったように、ミサイルを撃ったり、ロケット弾を撃ち込んできたりと、また訳の分からない示威行為に出たりしないでしょうか、心配です。
 ◆  ◆  ◆
 このところ毎度、毎度で恐縮ですが・・・自分の本の宣伝ですから、自分でするしかないもので、すみません。それでその『図説 軍服の歴史5000年』(彩流社)ですが、ほぼ1月末に刊行、でいけそうな感じになっています。定価は2500円になりそうですが、このへんも確定したらまたお知らせします。
 目下、後は脚注の校正をすれば大体、作業も終了、というところまで来ています。それにしても、見直しても見直しても、きりがありません。次から次に気になる箇所が出てきますもので、まあ適当なところで切り上げるしかないですね。どれだけ見直しても世の中に完全と言うことはあり得ないわけですが。
 ということで、2011年の暮れ、我が家はひたすらゲラ読みで終わりそうです・・・。

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2011年12月16日 (金)

日刊ゲンダイ・辻元よしふみウンチク堂「フォーマル衣装」

 日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第19回が、12月17日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「朝に着るからモーニング」として、年末のパーティー・シーズンにちなみ、燕尾服やタキシード、モーニングなどフォーマル衣装の歴史について紹介しております。 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。年内は今回が最後で、続きは新年に・・・。

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2011年12月14日 (水)

日本理科美術協会に入会。

 今年の重大ニュース、とはいえないけれど、非常にインパクトがあった8月の「落とし穴事故」ですが、読売新聞によれば「石川県かほく市の海岸で8月、金沢市の会社員出村 裕樹 ( ひろき ) さん(当時23歳)夫婦が落とし穴に落ちて窒息死した事故で、津幡署は13日、穴を掘った友人の男女6人と、死亡した妻(当時23歳)を重過失致死と海岸法違反の疑いで金沢地検に書類送検した。発表によると、妻と友人らは8月27日午後2~7時頃、軟弱な砂浜で土砂が崩れる危険がある中、注意義務を怠り、知事の許可を得ずに深さ約2・3メートル、直径約1・8メートルの落とし穴を掘って出村さんを転落させ、窒息死させた疑い。捜査関係者によると、落とし穴は9月1日に誕生日を迎える出村さんを驚かせようと、妻が発案したという」とのことで、死亡した奥さんを含めて、過失致死で書類送検となったそうです。あれから4か月、いろいろ取り調べも続いていたんでしょうが、まあこのへんで決着、ということらしい。いや、どうなったのかな、と気になっていましたので。
 今年の重大ニュースといえば、1位はまあどこへ行っても大震災に決まっていますが、2位は台風でしょうか、それとも「なでしこジャパン」でしょうか。内閣の交代も上位でしょうね。とにかくそろそろ、1年の締めくくりであります。
 が、このところ毎度、毎度繰り返しておりますが、我が家は出版準備が終わらないと、締めくくりという気分になりません。一応、本文のゲラチェックは一度、済みました。しかしその他のページもまだまだあります。最後にもうひと山、というところです。
 そういう次第で、もうしばらく頑張ります。
 ◆  ◆  ◆
 ご報告ですが、辻元玲子さんがこのたび、日本理科美術協会http://www.rikabi.jp/に入会を許され会員となりました。こちらは図鑑のイラストや科学イラストを描く画家などの団体で、精密画を描く技量が求められます。そういう技術レベルに達したのか、と身内ながら感心しております。

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2011年12月 8日 (木)

『図説 軍服の歴史5000年』奮闘中!

 今日は真珠湾攻撃の日で、ジョン・レノンの命日。以前は、若い者は後者しか知らないのでけしからん、という声がベテラン世代からあったものですが、今となっては、本当に最近の少年少女からすれば、ビートルズだって歴史上の偉人、でしょうね。
 ◆  ◆  ◆
 ここ数日ですが・・・新年刊行予定の『図説 軍服の歴史5000年』のゲラがどっと出てきて、大わらわの状態です。もう大変です。最後の土壇場になって、どうしてもスペースが埋まらないのでイラストを2点、追加で緊急に描くことになって、うちの玲子画伯もげんなりしています・・・。なんとか間に合いそうですが。2日で描き上げたのは立派。
 ここに来て新たに間違いを見つけたり、イラストとの整合性がなかったり・・・本当にこの本は苦労が多いです。前にも書きましたが、本書がこんな大変なものになるとは、企画が始まった4年前には思いもしませんでした。
 しかし、関係者がみな総力を挙げておりますので、いましばらく御辛抱を。

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2011年12月 2日 (金)

日刊ゲンダイ 辻元よしふみウンチク堂18回「冬物生地」

 日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第18回が、12月3日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「最高級生地はストール1枚で100万円?」として、ビキューナやカシミア、ツィード、コーデュロイなど冬物の生地素材について紹介します。
 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。どうぞよろしくお願い致します。
 

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2011年11月29日 (火)

いよいよ師走ですが。

 いよいよ11月も終わりで師走ですね。年の瀬ってやつですね。いやあ、今年は我が家的には、次に出す本(『図説 軍服の歴史5000年』 彩流社)の最終作業に追われて、夏場からずっとこう、緊張感が続いております・・・なんか時間のたつのが長いような、短いような感じであります。
 とにかく早く楽になりたい、というような・・・まあ、もう一息なんですが、なかなか。
 私も今まで、共著とか雑誌や新聞に執筆でなく、個人の本としては10冊ぐらい、出版してきましたが、今回が今まででいちばん難航していますね。
 早く皆様にお目に掛けたい気持ちで一杯なのですが、もうしばらくお待ちを・・・。

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2011年11月23日 (水)

何歳まで働きたいですか?

 こんな記事を見かけました。「転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスは、25歳〜39歳のビジネスパーソン1,000人を対象にアンケート調査を実施した。調査ではまず、正社員として働いているビジネスパーソンに、「何歳まで働きたいか」を質問。すると、男性の93%、女性の73%と、大半の人が「60歳以上」まで働きたいと考えていることがわかった・・・理由としては「年金制度があてにならないため」という声が多く見られた。年金に頼らず、自力で老後の生活費を稼ごうと考える人が多いようだ。もし経済的に余裕があった場合には、何歳まで働きたいと考える人が多いのだろうか。その結果、「60歳以上」と答えたのは男性41%、女性36%だった。・・・また、「経済的に働く必要がなければ、今すぐ仕事を辞めたい」と回答した人は全体の2割未満と少なく、多くの人は働く理由がお金のためだけでないことがうかがえる結果となった」(ナリナリドットコム)ということです。そうなんですか、世間の人々は、お金が十分あっても労働したいものなんですかねえ。私は「全体の2割未満」に完全に入りますね。いまここで大金が突然、手に入ったらそりゃまあ・・・。
 というかね、私の場合、いわゆる会社での労働、ならあまりしたくない。もっと自分がしたいことに力を注ぎたいですね。それはあまりお金に結びつかないジャンルかもしれない、でもそういうことなら死ぬまでやっていたい、という。
 つまり歴史とか服飾史関係の本を書くことなら、身体が動く限りやると思う。そうありたいな、と思っておりますが。
 ◆  ◆  ◆
 ということですが、とりあえず今、全力を挙げている「図説 軍服の歴史5000年」のゲラチェックを進めております。何しろ4年の歳月をかけてきた一冊です。なんとしても早く日の目を見せたい、という一念でやっております・・・。 

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2011年11月19日 (土)

日刊ゲンダイ「ウンチク堂」靴/カスタンジア社提携お披露目

 日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第17回が、きょう11月19日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「改まった場にはひも付きの靴がベター」としまして、靴の歴史の後編を掲載します。
 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。どうぞよろしくお願い致します。
 ◆  ◆  ◆
 滝沢滋さん率いるスタイル・クリエーションズ社の「CASTANGIA dal 1850」お披露目会というものが、18日に中央区築地のS'apposentu di Aki(サポセントゥ・ディ・アキ)で開かれまして、不肖・私も招待されましたので伺いました。
 カスタンジアというのは、知る人ぞ知るイタリアはサルディニア島にある名門サルトでして、紳士服の世界では「イタリアで現存する最古の歴史を持つサルト」と言われています。実際、1850年創業と言うことは、まだイタリア王国が統一される前、ということになります。歴史に詳しい方ならご承知のように、サルディニア王国こそが、イタリア半島の統一戦争の主力となり、後のイタリア王家になっていくわけでして、実は本流中の本流ということになります。
 で、そのカスタンジア社の最高レベルの製品を、スタイル・クリエーションズ社で取り扱うことになる、その他いろいろ業務提携する、ということだそうです。私もそのカスタンジアの服を見せてもらいましたが、一見すると、結構タキザワシゲル・モデルと似ているような感じがします。非常にスマートでクラシックにして洗練されている、まあ印象から言うと知的な服です。そのへんが滝沢さんと一脈通じるところがあったのじゃないかと推察しましたがどうでしょうか。
 一方、氏の率いるオンダータの基本モデルもモデルチェンジして、お披露目されました。こちらは従来からさらにクラシック色を強めたもののように拝見しました。
 ということで、今まで日本では本当に知る人ぞ知る、という感じの扱われ方だったカスタンジアの紳士服が紹介される、というのは嬉しいことです。
 ちなみに、会場となったサポセントゥ・ディ・アキはサルディニアで修業したオーナー・シェフによる、結構日本でも珍しいサルディニア料理の人気店。滝沢滋さんが最近、個人的に御贔屓のお店と聞きました。私も会社が近いので、これから行ってみようかな、と。
 そうそう。MEN'S EXの松尾健太郎編集長のお姿も見えました。これはぜひ誌面で取り上げて欲しいところです。

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2011年11月18日 (金)

インモータルズ 神々の戦い

 「インモータルズ 神々の戦い」という映画を見てきました。「インモータル」とは不死の者、つまり神々を指します。ギリシャ神話の世界観に基づくファンタジー、ということですが、あの「300」のスタッフが関与しているということで、雰囲気も非常に「300」風、といいますかあれ以上にバイオレンス、率直に言いまして相当に陰惨、人がたくさん死ぬ映画でありました・・・。なお、本作ではテセウスという主人公が活躍します。神話ではミノタウロス退治で有名で、映画の中でもそのようなシーンが出てきますが、しかし神話のテセウスと本作の主人公はあまりつながりはないようです。
 神々とタイタンとの激戦から数百年、タルタロスの地下牢にタイタンたちは幽閉され、復讐の時を待っています。その戦いのときに失われたエピロスの弓は現在、地上にあり、この弓だけがタイタンを解き放つことができる。さて、地上ではイラクリオンの暴君ハイペリオンが、ギリシャ全土を侵略し、さらにエピロスの弓を奪取してタイタンを解き放つことで、天界の神々をも滅ぼそうと企みます。神々の王であるゼウスの切り札は、農夫の青年テセウス。ゼウスは幼少のころから老人に変身して、テセウスを薫陶してきたのです。弓のありかを知っているとして、ハイペリオンから追われる身となった巫女パイドラと共に逃亡することになったテセウスは、母親を殺した仇でもあるハイペリオンを倒そうと誓うのでありました。さて、その顛末は・・・。
 というような流れで、とにかくアクションに次ぐアクション、凄まじい戦闘シーンが続きますが、血しぶきが飛ぶこと飛ぶこと。それに、ハイペリオンというのが残忍すぎ。拷問シーンがまた多いこと。ということで、結構、見終わるとげんなりします。15歳以下は指定付きなのですが、それも納得。
 で、なんといっても存在感を放つのが、暴君ハイペリオンを演じたミッキー・ローク。とにかくまがまがしくてはまり役でしょう。それから巫女のパイドラ役にフリーダ・ピント。まだ上映している「猿の惑星」でも目立っていた彼女ですが、ここにきてぐっとブレイクの予感。主演テセウス役はヘンリー・カヴィル。「スターダスト」のチョイ役などを経験して主演を張れるまで成長してきましたが、まだまだこれから、という新鋭。実は2013年公開の新スーパーマン・シリーズでスーパーマンを演じることになっているそうで、これから有名になること確実の人です。それと、ゼウス役に、こちらも公開中の「三銃士」でアラミス役だったルーク・エヴァンス。ゼウスが化けている老人の役にはベテランのジョン・ハート。と、ミッキー・ローク以外、あまり超有名なスターは出ていず、むしろこれから期待される人たち、という布陣ですが、これはターセム・シン監督の意図したところだそうです。
 今作で目を引くのが衣装、特に神々の衣装が素晴らしい存在感ですが、日本が誇る石岡瑛子さんが担当しています。なんかちょっと、欧米人のデザインと違う感じがしますね、やはり。神様のマントの柄がなんか和風に見えたり。
 ということで、とにかく見終わった印象は「たくさん死んだなあ」というもの。疲労します。ですから鬱気味の人は避けた方がいいかも(?)。

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2011年11月14日 (月)

ゲラが出ました!

 先日、いま進行中の『図説 軍服の歴史5000年』の第3章、第4章のゲラが手元に届きました。だんだん紙面が組み上がってくると、実感が湧いてきてうれしいものです。しかしゲラが出たら出たで、最終チェック・・・これがしんどいですね。ここまで来ても気になるところは次々に出てきます。やれるだけのことはしたい、と思いますから。ということでもう少し、お待ちくださいませ。
 ◆  ◆  ◆
 ほお・・・なにやら面白いことになってきたな、と。ま、これはつぶやきみたいなものです。

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2011年11月10日 (木)

TPPってどうなんですか?

 TPPについてどう思いますか、なんて話題はこのブログでは避けております。面倒くさいですからね。しかしまあ・・・妙に、これさえやればバラ色の未来、とかバスに乗り遅れるな、みたいなことを言う人たちは信用できない、とだけは言っておこうかと。なにかと農業のことばかり言っているようだが、実はいろいろな分野にわたっている、ということはようやく知られるようになってきたかもしれません。
 後でとんでもないことだった、という話になりかねない気もしますが、さて。
 私はね、アメリカって国がどうしても信用できないんです。
 ◆  ◆  ◆
 お待たせしております『図説 軍服の歴史5000年』ですが、いま、懸命に最終作業中です・・・とにかくイラストの多さに手こずっていますが、目標は年内、遅くとも新年早々に刊行、ということで鋭意、やっております。
 最後の最後まで気になるところは出てくるのですが、まあ、きりがありませんので。もうしばらくお待ち願えれば、と存じます。

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2011年11月 4日 (金)

日刊ゲンダイ連載「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」革靴

 日刊ゲンダイに連載中の「辻元よしふみ おしゃれウンチク堂」第16回が、11月5
日(土)発売の紙面(土日版で定価150円)に掲載されます。今回のテーマは「革靴にかかとがついたのは17世紀」としまして、靴の歴史の前篇を掲載します。
 今後も、隔週土曜日に、男の服飾史がらみの記事を載せていくことになっております。どうぞよろしくお願い致します。

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2011年11月 3日 (木)

三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

 「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」というのを見てきました。これはもう全くの娯楽大作。なんで今さら三銃士、少し前にも映画があったじゃないか、と思うところですが、21世紀的な三銃士で楽しめる作品だと思いましたね。
 それにしても、私は小学生時代に最初にアレクサンドル・デュマの「三銃士」を読んだ時に、なんで題名が三銃士なのか理解できなかったですね。主人公はダルタニヤンという少年で三銃士はわき役じゃないか、と。それに「銃士」Musketeersというのも、つまり原語としては「マスケット銃兵」であって、チャンバラをやる剣士じゃないはずなのに、お話の中ではもっぱらチャンチャン、バラバラ。なにか違和感がありました。
 しかしこの映画だと、もうマスケット銃どころか大砲がどっかん、どっかん。飛行船が宮崎アニメのように出てきて・・・おまけに主人公も三銃士でもなければダルタニヤンですらない! どう見てもこの映画の中心人物はミレディー役のミラ・ジョボヴィッチ。ほとんど彼女の映画のように思えましたし。
 1600年代に飛行船が出てきていいのか、といえば、もちろん史実的には200年以上もずれがあって、この時代にあるわけがない。しかし、物語の冒頭で、三銃士はイタリアはヴェネチアのダ・ヴィンチの秘密の地下室に潜入、レオナルド・ダ・ヴィンチが書き残した飛行船の設計図を手に入れる、というところから始まります・・・いうまでもなく、原作にはないシーンです。しかし、三銃士は首尾よく設計図を手に入れたものの、悪女ミレディーと英国宰相バッキンガム公に横取りされてしまう。
 それから1年後、ガスコーニュの田舎を一人の少年が旅立ちます。彼の名はダルタニヤンといい、父親は国王の元銃士。このころフランスは、若きルイ13世が即位したばかりで、側近の宰相リシュリュー枢機卿は国の実権を手に入れようとしきりに暗躍中。パリに出たダルタニヤンは、三銃士と知り合い、リシュリユー配下でロシュフォール隊長が率いる衛士隊と対立しつつ、ルイ13世の知遇を得て仕えることになります。
 さてリシュリューは、新たな悪だくみとして、国王がアンヌ王妃に贈った首飾りをミレディーに命じて奪取させ、英国のバッキンガム公の手元に密かに忍びこませるようにします。こうして王妃がバッキンガムと通じていることにし、英仏を開戦させ、戦争のどさくさにまぎれて国の権力を奪おう、という魂胆です。5日後の舞踏会で、王妃は首飾りを身に着けないといけません。ここで首飾りがなければ国王は激怒し、開戦となります。さて、ダリタニヤンと三銃士は英国に行き、首飾りをミレディーから奪おうとするのですが、さて・・・。
 という具合で、まあ大筋では意外に原作に近い線で進みます。人間関係はかなり省略していますが。娯楽作品的にはこのぐらいの軽さでちょうどいいかも。
 なんといっても目立つのは悪女ミレディーのジョボヴィッチ。華麗なドレス姿でアクションをこなす彼女は17世紀の秘密諜報員で、なんといってもカッコいい。なにしろポール・アンダーソン監督の奥さんですから、ついつい奥さん中心に撮るのは当然ですね。
 それからなかなかのはまり役は、バッキンガム公を演じるオーランド・ブルーム。この人は現代劇はいまひとつですが、時代劇はなんでもOK。そして初めての悪役もそつなくこなしています。いいんじゃないですか、悪役。似合っていますよ。
 もうひとり挙げれば、「イングロリアス・バスターズ」のナチスSS大佐役で名を上げたクリストフ・ヴァルツのリシュリュー。この人も相変わらずの見事な悪人ぶり。得意のフランス語なんか聞いてみたかったですが、そういうシーンはなかった。
 で、肝心のダルタニヤンは、「パーシー・ジャクソン」で有名になったローガン・ラーマンという人。撮影時は18歳で原作通りとか。熱演ぶりでよかったと思います・・・しかしあれです、やはり今回の映画では三銃士とダルタニヤンはむしろわき役な感じ。上に挙げたような悪役3人組のほうが目立っていました。

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2011年11月 1日 (火)

70億人の憂鬱。

 11月となりましたが・・・私は軽い鬱っぽい気分ですね。まあ、なんというか、先日の世界人口が70億人突破、なんてのも私は喜ばしいニュースとは思えませんでしたし。どうなんでしょうか。自分の人生、自分の会社や業界の先行き、日本のこれから、そして大きな所では人類文明の今後。ここ10年、20年というごく近未来にいろいろ出てくるような気がしてならない。いつかは、いつかは、とずっと言ってきたような問題が、ここにきて現実的な問題になってくるのでは、と。
 ◆  ◆  ◆
 靴の専門誌LASTがいつの間にか復刊して驚きました・・・どうもかつてのメンバーが別の版元から出している、ということのようですが。このご時世に復刊はなかなかないことで、これは立派だと思いました。

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2011年10月28日 (金)

キャプテン・アメリカ/カウボーイ&エイリアン

映画を2本立てで見てきました。ひとつは「キャプテン・アメリカ」。もうひとつは「カウボーイ&エイリアン」。どちらも娯楽作品ですね。そしていずれもSFファンタジーなんですが、また時代劇でもある、という異色作品です。前者は第二次大戦下、1940年代のアメリカが舞台。後者は、南北戦争終了直後の1870年代の米西部が舞台、というわけです。
 「キャプテン・アメリカ」はマーベル・コミックのシリーズ作品の中では最も古いヒーローであるキャプテン・アメリカの誕生話から戦時中の活躍を描いた作品。そもそもこのヒーローは大戦中に戦意高揚として生まれたわけです。で、本作でも軍のキャンペーンでショーをやらされて、大いに士気高揚を手伝わされるシーンが出てきますが・・・しかし、実際に見てみると、そんなアメリカ礼賛色みたいな変な色合いはない映画です。実は、見る前にはそのへんに危惧があったのですが、まったくそんな映画ではなかったです。
 愛国心に燃えながら、生来の虚弱体質で5回も志願兵検査に落ちたスティーブ・ロジャーズ。しかし彼の正義感あふれるまっすぐな性格と勇敢さに興味を持ったアースキン博士は、彼を陸軍の戦略科学予備軍に採用します。博士は、特殊な血清を用いて人体を改造した兵士で結成するスーパーソルジャー計画の責任者。かつてはドイツ人で、ナチスの特殊兵器開発部門ヒドラの長官シュミットに血清を打ったことがある。その結果、シュミットは邪悪な化け物になってしまったわけですが、アメリカに亡命したアースキン博士は、心に邪悪なもののない青年を探し求めていたのでした。そして結局、スティーブは超人になるための血清を打たれて人体改造に成功。その直後に、博士はヒドラの送りこんだスパイに暗殺されてしまい、スーパーソルジャー計画は中止となり、スティーブはただ一人の超人として、軍のキャンペーンを担当するキャプテン・アメリカ(アメリカ大尉)になるのですが・・・しかし、前線を慰問した際、自分の無力さを痛感。そこで、戦略科学予備軍の女性将校ペギーから示唆を受けて、ヒドラに捕えられた親友を救助するべく、ヒドラの秘密基地に乗り込むことになるわけです。かくて、ヒドラとキャプテン・アメリカの戦いの日々が幕を開けるのです・・・。
 ということで、キャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスが好演。虚弱な体格の時代の方がおそらくCG処理で、筋肉隆々の変身後が本当の彼なんでしょうが、好青年ぶりがよかったですね。かれの上官のフィリップス大佐にトミー・リー・ジョーンズ。渋い演技でした。ヒドラ長官シュミットにヒューゴ・ウィーヴィング。これも見事な怪演ぶり。それからペギー役のヘイリー・アトウェルが軍服姿もりりしくて魅力的。この人、良かったですね。かっこいいヒロインでした。
 後味もよく、いい映画ですが・・・最後はちょっと、あれではかわいそうでしたね。あと敵役はナチスの一部門なんですけど、服装はオリジナル。で、本物のナチスとしてSSの将校が3人ほど出てくるんですが、ちょっと服装はいい加減。グレーの制服で赤腕章とかはいただけません。一方、米軍の方はかなり時代考証的にちゃんとした軍服のようです。
 ◆  ◆  ◆
 もう一本の「カウボーイ&エイリアン」はさらに異色。要するに、殺伐とした西部劇が基盤にあって、これがかなり本格テイストなわけです。ところがそこへ持ってきて、1870年代に地球に飛来したエイリアン軍団・・・ここらは「プレデター」みたいな感じですね。それがなかなか、面白いブレンドになっている映画ですね。
 1873年、サンタフェに近い西部の荒野で、一人の男が目を覚まします。なにも記憶がない。そして腕には謎めいたごついブレスレットがはまっています。彼は、通りすがりの荒くれ者3人を瞬時に片付けて馬と服、銃を奪い、近くの裏さびれた街へ。この街は南北戦争で名を上げたダラーハイド大佐とその息子が牛耳っていて、街の人に無理無体を押し付けている状況でした。当然、そこにこういう名前も分からないよそ者が乗り込めばひと悶着あるのが西部劇の王道。男は保安官に逮捕され、自分がお尋ね者の悪党ジェイク・ロネガンであることを知らされます。たまたま一緒に逮捕された大佐のバカ息子と共に、サンタフェに護送されそうになったそのとき、ダラーハイド一味が現れて、息子と、それから恨みのあるロネガンを引き渡せと保安官に強要します。さて、ここで普通の西部劇なら一色即発、撃ち合いになるんですが・・・なんとここに、突如なんの前触れもなく謎のエイリアンのUFOが飛来して、街を破壊し尽くし、人々を誘拐し始める。大混乱の中、ロネガンの腕にはめたブレスレットが光り、武器として作動します。そしてUFO一機を撃墜。人々が驚く中、ダラーハイド達はエイリアンに浚われた息子たちを取り戻すため、撃墜したUFOから逃走したエイリアンを追跡することになります。どうも何か事情を知っていそうな謎の美女エラも現れ、さてお話はどうなっていくのでしょうか・・・。
 さて、ロネガンを演じるのはボンド役者のダニエル・クレイグ。ダラーハイド大佐にはハリソン・フォード。二大スターの競演で、もうその存在感だけでこの映画は決まり、なんですが、実際、いい味を出していますね。西部劇のパートの、いかにも西部劇的な展開と、SFになってくる後半とが不思議な持ち味になっていて、まあなんとも奇妙な映画なんですがそれで思ったほど違和感もない。エイリアンは爬虫類系なんでしょうか、なんとも気味の悪い、あまり知性を感じない連中。だけど高度な技術は持っており、まあプレデターっぽいですかね。
 この不思議感は、見てみないと分からないかもしれません。まあ、結構、陰惨な映画でもあり、これもエンディングはちょっと物悲しいですが、見て損はないと思います。 

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